【お酒】204.純米吟醸 日光誉 カップ

株式会社渡辺佐平商店 栃木県日光市今市450 アルコール分15度以上16度未満 原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合 麹米50%・掛米60% 180ml詰 酒米生産者(栃木県日光市)4名の氏名の記載あり (以上、ラベルより転記) 昨日、おとといと、とても理屈っぽくて読みにくい記事を書いてしまい、いささか自己嫌悪に陥っております。 どうも私は、酔っ払って記事を書くと、理屈っぽくなってしまうようです。 今日はサラッと読んでいただけるような記事を書くようにいたします。 このカップ酒ですが、日光の酒屋さんで、400円以上も出して購入しました。 400円超のカップ酒は、かつて神亀や柏盛などをいただきました、 しかし、カップ酒で400円超のお金を払うのは、ちょっと痛いところです。 さぞかしおいしいお酒が入っているであろうと期待しつつ、この高価なカップ酒をいただきます。 純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 いわゆる吟醸香は感じません。 一口いただくと、うまみがしっかりしていることがわかります。 そんなに濃厚ではありませんが、とてもはっきりしたうまみです。 やや酒臭くて(←ほめ言葉です)、それでいてお米の味のまろやかさも感じることができるようです。 酸味は弱めですが、これもはっきりとしています。 スッキリしていて、少し苦味があります。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはひかえめです…

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【お酒】203.キンシ正宗 銀閣 辛口 荒武者 300ml

キンシ正宗株式会社 京都市伏見区新町11丁目337-1 アルコール分15度以上16度未満 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 京都伏見の蔵元さんのお酒です。 キンシ正宗さんは、“液化仕込み”を導入していることを公言なさっているようです。 ある文献によれば、「同社はこの最新の酒造り一貫システムを平成7年に導入し、質のよい酒を年間通じて造り続けている。」と紹介しています(※1)。 液化仕込みとは、お米を蒸さずに、「白米を、あらかじめ液化酵素によって液体(融米)化してから発酵タンクに仕込み、そこに麹と酵母とを加えて通常通りに発酵させる方法」とのことです(※2)。 液化してから仕込むことで、「もろみの初期から物料の流動性が高いため、もろみ管理が容易であり、酒化率(出来た酒の使用原料に対する割合)が高いなどのメリットがあるため、比較的廉価な日本酒製造で普及し始めている。」そうです(※3)。 このような近代的なシステムで仕込んでいることを公言するということは、逆に、伝統的な酒造りを放棄していると思われて、消費者に対してマイナスイメージを抱かせてしまう可能性もあると思います。 実際に、大手蔵のほとんどが液化仕込みのような近代的なシステムを導入しているはずなのに、それを宣伝文句に使っているところはありません(かつてはいくつかありました)。 それでも公言するということは、キンシ正宗さんは、自社のシステムと…

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【お酒】202.純米酒 七冠馬 カップ

簸上清酒合名会社 島根県仁多郡奥出雲町横田1222 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米) 100%島根県産酒造好適米使用 精米歩合65% アルコール分15度以上16度未満 日本酒度+5 内容量180ml詰 (以上、ラベルより転記) 簸上(ひかみ)清酒さんのwebsiteによれば、“七冠馬”というこのお酒の名前は、シンボリルドルフという競走馬からとったようです。 この馬が、シンボリルドルフなのでしょうか。 なんでも、「社長の妹さんがシンボリ牧場に嫁いだご縁で誕生」したのだとか(※1)。 私は競馬のことはよくわかりませんので、この点についての言及はこれだけにとどめておきます。 それよりも、簸上清酒さんは、日本のお酒の醸造史に残る大発見をした蔵元さんだったのです。 それは、簸上清酒さんこそが、“泡なし酵母発祥の蔵”だったのです。 文献によれば、「1962年。発酵が進んでいるのに泡があまり出ない酵母が、この蔵で発見された。泡が少ないとタンクの管理がしやすいという利点があるので、今では全国各地の酒蔵でこの泡無酵母が使われている。」とありました(※2)。 このことは、簸上清酒さんのwebsiteでも紹介されています。 なお、酵母と泡との関係については、この記事の最後にまとめておきましたので、ご参照ください。 そんな泡なし酵母発祥蔵の純米酒を、今日もぬる燗でいただきます。 アルコールの香りとともに、少し強めの酸味を感じます…

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【お酒】201.力士 本醸造 カップ

株式会社釜屋 埼玉県加須市騎西1162 アルコール分14度 原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)醸造アルコール 精米歩合68% 200ml (以上、ラベルとフタとより転記) 昭和のころに関東地方でお過ごしなさった方には、「り、き、し~♪」(←音が出ます)のCMでおなじみかと思います。 そのカップ酒を、大宮駅構内の売店で見つけました。 今日もぬる燗でいただきます。 一口いただくと、アルコールの香りとともに、酸味とうまみとを感じます。 酸味は少し強めです。 刺激やピリピリ感はありませんが、ややすっぱさと、そしてわずかな苦味とがあるようです。 うまみはやや淡めですが、しっかりしています。 醸し出された、酒臭い(←ほめ言葉です。)うまみです。 甘みはひかえめですが、これもしっかりしています。 お酒の味にコクを出しています。 少し強めの酸味と、淡いがしっかりしたうまみとの、やや淡麗でやや辛口のお酒でした。 ☆★☆★☆★☆★☆★ 2018/02/21 また飲んでみました。

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【お酒】200.松乃井 吟醸なま 300ml

株式会社松乃井酒造場 新潟県十日町市上野甲50-1 アルコール分15度以上16度未満 原材料名/米(国産)米こうじ(国産米)醸造アルコール 精米歩合50% (以上、ラベルより転記) 松乃井さんのお酒は、かつて普通酒のカップ・マツノヰをいただいております。 今日は吟醸の生酒をいただきます。 このお酒ですが、精米歩合50%ですので、大吟醸を名乗ることもできるはずです。 しかし、大吟醸を名乗らずに吟醸としているところに、蔵元さんの矜持を感じます。 きっと、松乃井さんの大吟醸は、とてもおいしいことでしょう。 そんな奥ゆかしい生吟醸酒をいただきます。 生酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。   生酒らしい、フレッシュな風味がします。 フルーティーな吟醸香もしますが、これはひかえめです。 食事に合わせるにはちょうどよい感じです。 酸味はかなりひかえめです。 わずかにすっぱさを感じる程度です。 甘みもひかえめです。 生酒や生貯蔵酒は甘みの強いものが多いように思いますが、このお酒はまったくそんなことはありません。 この点については、この記事の最後で少し触れておきます。 うまみや酸味、甘みがひかえめである分、生酒のフレッシュさや吟醸香が際立っている、淡麗やや辛口のおいしいお酒でした。 今日は、スーパーで谷中生姜を見つけて、買ってしまいました。 葉っぱを切り落として、たわしで洗います。 そして、先…

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【お酒】199.富翁 上撰 カップトミオー

株式会社北川本家M 京都市伏見区山崎町364 アルコール分15度 原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 200ml詰 (以上、ラベルより転記) 北川本家さんは、銘醸地の一つである京都伏見の蔵元さんです。 このお酒は、その伏見へ行った際に、コンビニで入手しました。 このお酒の“富翁”という名前は「心の豊かな人は晩年幸せになる。」という意味なのだそうです(※1)。 ということは、心も懐も豊かではない私なんかは、晩年は決して幸せになれないということでしょうか。 せめてこのお酒をいただいている間だけでも幸せな気分になれることを願いつつ、今日もぬる燗でいただきます。 うまみがやや濃いめですね。 しかし、クドさはなくて、むしろスッキリした感じがします。 酒臭さは弱めで、どちらかというとまろやかなうまみに思います。 酸味はやや強めです。 少しピリッとしていて、それがお酒の味を引き締めています。 ですが、うまみとちょうどよく合っているようです。 甘みは弱めですが、はっきりとわかります。 甘すぎず、ベトついた感じのない、やわらかい甘みです。 これがお酒の味にコクを出しているようです。 やや濃いめのうまみと、キリッとした酸味、そしてやわらかい甘みとがバランスよく調和した、やや濃醇で旨辛口のおいしいお酒でした。 特によい香りがするわけでもなく、また米の味が豊かというわけでもありませんでした。 しかし、毎日いた…

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【お酒】198.仙醸 カップ200

株式会社仙醸 長野県伊那市高遠町上山田2432 原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール アルコール分 15度 原料米:すべて国産 200ml 今日は紙カップ入りの普通酒をいただきます。 このお酒のカップには、お酒(じゃなくて、カクテルか?)を飲んでいる女の人の絵が描かれています。 この女の人の胸や腕のあたりの模様って、金さんの遠山桜のように見えませんでしょうか。 (そう見えるのはオマエだけだよ!) そんな紙カップ入りのこのお酒を、今日もぬる燗でいただきます。 一口いただくと、アルコールの香りとともに、強めの酸味を感じました。 ピリッとしていて、少しすっぱさもあるようです。 うまみは淡めです。 うまみ自体にはクセはないように思いますが、少し苦味を伴っているようです。 甘みはひかえめですが、少しクドさもあるような気がします。 強めの酸味が特徴の、淡麗辛口のお酒でした。 もう少し酸味が抑えられていれば、その分、うまみや甘みが際立つのではないかと思いました。 もしかしたら、燗よりも、ひや(常温)でいただいたほうがよかったのかもしれません。

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【お酒】197.若戎 純米吟醸 義左衛門 カップ

若戎酒造株式会社 三重県伊賀市阿保1317 原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合/60% アルコール分/15度 内容量/180ml (以上、缶の印刷事項より転記) 若戎酒造さんのお酒は、おとといに、吟醸酒のわかえびすカップをいただいております。 今日いただくこのお酒は、純米吟醸酒です。 吟醸酒と純米吟醸酒との違いは、お酒を搾る前に、醪タンクの中へ醸造アルコールを添加するかしないかにあります。 醸造アルコールの添加については、この記事の最後にまとめてありますので、ご覧下さい。 純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしてからいただきます。 口に含むと、吟醸香を感じます。 そんなにクドくはなくて、ちょうどよい感じです。 うまみはやや濃いめです。 お米本来の味でしょうか、吟醸酒らしい、やわらかいうまみがします。 そして、わずかに苦味を感じます。 酸味は弱めですが、はっきりしています。 スッキリしたさわやかな酸味です。 刺激やピリピリ感はまったくありません。 甘みはひかえめです。 その分、酸味のスッキリ感が際立っています。 やわらかいうまみと、さわやかな酸味とが特徴の、やや濃醇で辛口のおいしいお酒でした。 ☆★醸造アルコールの添加について☆★ (1)醸造アルコールとは 醸造アルコールとは、「でんぷん質を糖化したものや、廃糖蜜(サトウキビやテンサイなどの糖蜜から砂糖を結晶させた…

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【お酒】196.鯨波 純米 カップ

恵那醸造株式会社 岐阜県中津川市福岡2992-1 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合 60% アルコール分 15度 容量 180ml (以上、裏のラベルより転記) このお酒は、浅草をぶらついていたときに見つけました。 このブログをはじめてから今日まで、出かけた先で酒屋やスーパーに出くわすと必ず入って物色する癖がすっかりついてしまいました。 そこで珍しいカップ酒や3デシ瓶を見つけたら、そりゃ買って帰るわけです。 そのため、手ぶらで出かけることができなくなってしまい、つねにリュックを背負って出かけています。 皆さんが、街中でリュックを背負って酒屋やスーパーを物色している中年男性を見つけても、いじめたりしないで、どうか温かい目で見守ってやってください。 そんなふうにして見つけたこのお酒を、今日もぬる燗でいただきます。 酸味がきいています。 すこしだけピリッとしていますが、気にはなりません。 むしろそれがスッキリとさわやかな風味を出しているようです。 うまみは濃いめですが、スッキリしています。 酒臭さは弱めで、むしろまろやかな感じのするうまみです。 このうまみが口の中で広がったあとで、スーッと引いていきます。 少し香ばしいような風味も感じます。 甘みも少しあるようです。 お酒の味にコクを出しています。 スッキリさわやかな酸味と、濃いめのうまみとがよく合っている、濃醇やや辛口のおいしいお酒でした。

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【お酒】195.若戎 吟醸酒 わかえびす カップ

若戎酒造株式会社 三重県伊賀市阿保1317 原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 精米歩合/60% アルコール分/15度 内容量/180ml (以上、カップの印刷事項より転記) このお酒は、宇治山田駅の近くのコンビニで入手しました。 そのコンビニには、三重のカップ酒が数種類置いてありました。 場所柄、観光客がものめずらしさに買っていくことを目当てにしているのでしょう。 (オマエなんか観光しないくせに買ってんじゃねぇか。) 狙いがどうであれ、地元のカップ酒を並べているコンビニが近くにあるのはうらやましいことです。 その点、私の近所のコンビニときたら、ありきたりな大手のカップ酒ばかり。 ワンカップ大関の上撰(←これはけっこうおいしい。)はともかく、あとはただ安いだけがとりえのお酒がならんでいるだけ。 でも、住宅地のコンビニじゃ、地元のカップ酒を置いても、あまり売れないでしょうね。 (どうせ買うのはオマエだけだろ。) 今日は、コンビニで入手したこの吟醸酒をいただきます。 吟醸酒ですので、あらかじめ冷蔵庫で冷やしておきました。 吟醸香は、かすかに感じるか感じないかくらいです。 (どっちなんだよ!) このくらいのほうが、食事とあわせるにはよいと思います。 最初に甘みを感じました。 そんなに強くはなく、そして決して甘ったるくはありませんが、はっきりしてます。 うまみは淡くて、スッキリしています。 …

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