【お酒】293.あさ開 本醸造生貯蔵酒 生缶

株式会社あさ開 岩手県盛岡市大慈寺町10-34 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール アルコール分14度以上15度未満 精米歩合65% 180ml詰 (以上、缶の印刷事項より転記) あさ開は、かつて普通酒のアルミカップ アサビラキをいただいております。 今日いただくのは、本醸造の生貯蔵酒です。 生貯蔵酒の意味については、こちらをご覧ください。 生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 一口含むと、生貯蔵酒らしいフレッシュな風味を感じます。 うまみはやや淡めですが、かなりしっかりしています。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみですが、冷たいせいか、あるいは蔵元さんの造りの成果でしょうか、それほど気にはなりません。 少しだけ香ばしさを感じます。 酸味は弱めです。 ほんの少し、スッキリさを感じる程度です。 甘みはかなりひかえめで、いわゆる甘ダレはしていないようです。 フレッシュな風味と、しっかりしたうまみとの、やや淡麗でやや辛口のおいしいお酒でした。 酸味の刺激がなく、甘みのクドさもないので、味がしっかりしているにもかかわらずスイスイと行けてしまいます。 甘くないので、料理にも合わせやすいでしょう。 蔵元さんのWebsiteによれば、「蔵の貯蔵庫で厳重に0℃に温度管理され、フレッシュな風味のままで瓶詰めされた本醸造酒生貯蔵酒。」と紹介されています。 この生貯蔵酒のおかげで、0…

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【お酒】292.能鷹 金印 200カップ

田中酒造株式会社 新潟県上越市長浜129-1 原材料名 米(新潟県産)・米こうじ(新潟県産米)・醸造アルコール アルコール分15.0度以上16.0度未満 200ml (以上、ラベルより転記) 先日の旅行で、夜行バスを降りてから、早朝に新潟駅周辺のコンビニを物色していた際に見つけたお酒です。 10軒以上回りましたが、そのうちローソンは、ワンカップ大関や月桂冠とともに、新潟県産のカップ酒を数種類並べていました。 いつかまた新潟駅周辺へ行く機会があれば、今度はもっと遅い時間に行って、スーパーや酒屋さんを回ってみたいものです。 このお酒の“能鷹”という名前は、「屋号の能登屋から「能」の一字を取り、ことわざ「能ある鷹は爪を隠す」の「鷹」と合わせて能鷹とした」(※1)とのこと。 実力者でありながらそれをむやみにひけらかさないという奥ゆかしい名前のこのお酒を、能なし甲斐性なしの私がいただいて、はたしてその味を理解することができますでしょうか。 いささか不安ではありますが、今日もぬる感でいただきます。 アルコールの香りがはっきりしているように思います。 うまみはかなり淡めです。 そのせいでしょうか、酒臭さはひかえめです。 もちろん、クドさは感じません。 その一方で、わずかに苦味を感じます。 酸味は弱めですが、しっかりしています。 弱いすっぱさと、スッキリさとを感じます。 甘みはかなりひかえめです。 ほんのわずかに感じる程度…

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【お酒】291.西の関 純米だるまカップ

萱島酒造有限会社 大分県国東市国東町綱井392-1 原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合60% アルコール分15度 180ml詰 (以上、フタより転記) 今年は今日が土用の丑の日とのことで、とあるデパ地下で見つけたこのお酒を選びました。 といのも、このお酒は、日本名門酒会という、地方のお酒を流通させる組織が選定した、“プロが選んだうなぎに合う酒”において、9年連続で第一位となっているお酒なのだそうです。 このお酒がはたして本当にうなぎに合うのかどうかは、実際に試してみないとわかりません。 しかしねぇ、昨今では、国産うなぎの蒲焼はもはや高級品じゃないですか。 負け組の私にとっては、到底手を出せない代物となってしまいました。 そりゃ、スーパーで売っている中国産うなぎだったら、私でもなんとか手を出せますよ。 でもね、いったい何を食べさせられて育てられたのかもわかりゃしないようなものを口にするのはイヤですよ。 そこで、うなぎの蒲焼とは似て非なるものではありますが、一応天然ものであるこちらを、うなぎの代わりにいただくことにしましたよ。 うん、臭みはそんなに強くはないし、焼き目の香ばしさがかすかにあって、これはこれでおいしいです。 といことで、こいつを肴に、今日もぬる燗でいただきます。 甘みがはっきりしています。 でも、クドさのない、自然な甘みです。 酸味もしっかりしています。 ほんの少しだけ…

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【お酒】290.いづみ橋 特別純米酒 プレミアムカップ

泉橋酒造株式会社 神奈川県海老名市下今泉5-5-1 使用米 海老名産山田錦100% 原材料名 米・米麹 アルコール分15度以上16度未満 精米歩合 麹)50% 掛)70% 日本酒度+5 酸度1.4 (以上、ラベルより転記) 泉橋酒造さんは、そのWebsiteで、「「酒造りは米作りから」の信念のもと、全国でも珍しい「栽培醸造蔵」として海老名市をはじめ近隣地区で酒米栽培から精米・醸造まで一貫して行っています。 」と自社の酒造りについて紹介なさっています。 ということは、このお酒の原料米が“海老名産山田錦100%”と表示されているのは、単に海老名市で栽培されたお米をかき集めたというわけではなくて、きっと、泉橋酒造さんが近隣の農家と協力して酒造りに必要な山田錦を栽培なさっているということを意味しているのでしょう。 その品質表示には、日本酒度や酸度などもこまかく表示してあります。 それに日付についても、製造年月と蔵出年月とを分けて表示し、かつ出荷までの管理も徹底している旨をアピールなさっています。 そんなこだわりのお酒を、今日もぬる燗でいただきます。 うまみが濃くて、しっかりしています。 酒臭さ(←ほめ言葉です)がかなり強めです。 でも、後味はスッキリしています。 それに、ほんのわずかに香ばしさを感じます。 酸味はやや強めです。 かなりスッキリしていて、さわやかな酸味です。 でも、刺激やピリピリ感はありません。 …

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出かけていました

私は、ときどき出かけないと、お尻がムズムズしてしまう性分のようです。 ということで、とりあえず夜行バスに乗ることにしました。 着いたのは、新潟駅 まだ朝の6時半ですが、ものすごく暑い。 ここから鉄道に乗るのですが、出発時刻まで2時間ほどあります。 そこで、駅前のコンビニを数件うろついて、カップ酒を集めました。 駅に戻って、乗ったのは、新潟駅8:43発、快速べにばな号 普段は、羽越本線の坂町から米坂線を通って米沢まで行くのですが、この日のべにばな号は小国止まり (逆光で見えにくくてすみません。) 米坂線は7月の台風で線路が崩れてしまい、小国-羽前椿間が不通(バスによる代行輸送)となっているのです。 実は私は、米坂線に乗ったら、ぜひ見ておきたいところがありました。 それがここ。 なにもない場所なのに、線路が曲がっています。 ここは、玉川口駅の廃駅跡です。 それがどうしたんだって? ハイ、ただそれだけです。 小国駅が見えてきました。 普段は本線へ入るはずですが、この先のバス代行が続く間は、側線へ入るようです。 これも普段では見られません。 小国駅では、熊が出迎えてくれました。 駅前には、べにばな号に接続する代行バスが待っていました。 こちらは途中駅に停車しない直行便 そしてこちらが各駅停車 べにばな号の乗客のほとんどは直行便へ乗車し、各駅停車に乗ったの…

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【お酒】289.刈穂 吟醸カップ

秋田清酒株式会社 秋田県大仙市戸地谷字天ヶ沢83-1 (以上、フタより転記) アルコール分 15度 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール 精米歩合 57% 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 秋田清酒さんのお酒は、かつて出羽鶴吟生缶と、刈穂の本醸造カップとをいただいております。 今日いただくのは、生ではない(火入れした)吟醸酒のカップ酒です。 このお酒のラベルには、英語での表示が併記されています。 もしかして、外国のお客さんにお土産として持って帰ってもらうことを狙っているのでしょうか。 もしそうであれば、外国の方々にも受け入れてもらえるように、おいしいお酒が入っていなければなりません。 さぞやおいしいお酒であろうと期待しつつ、さっそくいただいてみたいと思います。 吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 アルコールの香りが強めです。 一方、吟醸香は感じませんでした。 うまみは淡めです。 吟醸酒らしい、やわらかいうまみです。 酒臭さは感じません。 わずかに苦味があるようです。 酸味は弱めですが、はっきりしています。 これはうまみが淡いせいでしょうか。 刺激やピリピリ感はありません。 すっぱさも感じません。 甘みはほとんど感じません。 そのせいでしょうか、口当たりがドライなようです。 淡めのうまみと、弱めの酸味との、淡麗辛口のお酒でした。 キレイな味わいで、スイス…

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【お酒】288.高清水 精撰芳醇佳醸 CUP200

秋田酒類製造株式会社 秋田市川元むつみ町4番12号 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール アルコール分15度 精米歩合 麹米60% 掛米65% 200ml詰 (以上、ラベルとフタとから転記) 高清水は、かなり前に上撰本醸造のカップ酒をいただいております。 今日いただくこのお酒は普通酒です。 このお酒は普通酒ですが、ラベルの品質表示は上撰本醸造と同じ内容です。 ということは、上撰本醸造とのちがいは、普通酒のほうが醸造アルコールの添加量が多いのかもしれません。 あるいは、普通酒には一部くず米が使われているとか、麹の使用量が少ないといったこともあり得ますね。 でも、必ずしも本醸造のほうが普通酒よりもおいしいとは限りません。 「お酒の味は、実際にそれをいただいて見なければわからない」ということは、このブログでも何度も経験しております。 おいしいお酒が入っていることを期待しつつ、今日もぬる燗でいただきます。 うまみはやや淡めです。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみですが、淡いせいか、それほどはっきりはしていません。 酸味はややしっかりしています。 スッキリしていて、少しすっぱさを感じます。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはしっかりしています。 ベトつかない自然な甘さです。 お酒の味にコクを出しています。 淡めのうまみに、酸味のスッキリさと甘みのコクとがよく合っている、やや淡麗でやや甘…

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【お酒】287.仁勇 山廃純米 カップ

鍋店株式会社 本社 千葉県成田市本町338 神崎酒造蔵 千葉県香取郡神崎町神崎本宿1916 原材料名/米・米こうじ 精米歩合65% アルコール分15度以上16度未満 180ml詰 (以上、ラベルより転記) このお酒は、千葉市内のイオンで入手しました。 ラベルには「濃醇なコクと酸味の調和」と書いてあります。 コクは純米の、そして酸味は山廃酛の由来でしょうか。 何の由来であっても、おいしければそれでよいのです。 今日はあれこれと考えずに、今日もぬる燗でいただきます。 (ただ書くネタがないだけだろ!) うまみはやや濃い目で、しっかりしています。 醸し出された、酒臭い(←ほめ言葉です)うまみです。 少し香ばしさを感じます。 酸味は強めです。 スーッとしていて、少しピリッとします。 山廃酛の影響でしょうか、少しすっぱさも感じます。 甘みはかなりひかえめです。 しっかりしたうまみと、強めの酸味との、やや濃醇で辛口のお酒でした。 うまみは濃いめですが、コクというか、深みはそれほど感じられませんでした。 そのせいか、うまみが酸味に負けてしまっているように思いました。

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【お酒】286.沢の鶴 樽酒(酒道粋人)300ml

沢の鶴株式会社 神戸市灘区新在家南町五丁目1番2号 原材料名/米(日本産)・米麹(日本産米)・醸造アルコール アルコール分14.5度 300ml (以上、ラベルより転記) このお酒ですが、蔵元さんのWebsiteでは紹介されていませんでした どこかの卸売業者が企画して生産させたものかとも思いましたが、もしそうならば、製造者とは別に販売者の表示がなされるはずです。 どのような経緯で世に出されたのかは、私にはわかりませんでした。 不可解なのは、出自だけではありません。 ラベル正面の“樽酒”の表示の脇に、“酒道粋人”という印影が小さく表示されています。 これはこのお酒の名前なのでしょうか。 それとも、名前ではなくて、なにか他に意味がある言葉なのでしょうか。 わからないことばかりのお酒ですが、普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 口に含むと、樽酒特有の木香を感じます。 実にさわやかです。 甘みがはっきりしています。 べとつかない、さらっとした甘みです。 うまみはやや淡めです。 酒臭さはひかえめで、むしろやわらかいうまみです。 酸味は少し強めです。 ほんの少しピリッとしますが、気にはなりません。 すっぱさも少しあるようです。 ほんのり香る木香のうちに、甘みとやわらかいうまみとを酸味が引き締める、やや淡麗でやや甘口のおいしいお酒でした。 やや強めの酸味が、甘みとよく合っていると思いました。

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【お酒】285.八海山 特別純米原酒 生詰 300ml

八海醸造株式会社 新潟県南魚沼市長森1051 原材料名/米(国産)・米麹(国産米) 精米歩合/55% アルコール分/17.5度 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 八海山は、かつて本醸造と普通酒とを飲み比べております。 今日いただくのは、特別純米酒で、かつ原酒で、しかも生詰のお酒です。 蔵元さんによれば、このお酒は夏季限定のものなのだそうです。 そして、「召し上がる1時間ほど前に冷蔵庫へ移し、キンキンに冷やして飲むのがおすすめです。」(※1)とのこと。 でしたら、ご指示どおりにさせていただきましょう。 ついてにグラスも冷凍庫でキンキンに冷やしてしまいましょう。 ほんのかすかに、吟醸香のような香りを感じます。 これは、八海山お得意の低温長期発酵の成せる技でしょうか。 一口いただくと、酸味とうまみとを感じます。 酸味は強くはないですが、かなりはっきりしています。 スッキリしていて、さわやかな酸味です。 刺激やピリピリ感はありません。 うまみは濃くはないですが、かなりしっかりしています。 これはお米本来のうまみですね。 まろやかで、ふくらみのあるうまみです。 吟醸酒のような苦味を少し感じますが、それ以外には雑味を感じません。 甘みはひかえめです。 でも、わずかにあって、お酒の味にコクを出しています。 スッキリさわやかな酸味と、お米のうまみとを感じる、やや淡麗でやや辛口のおいしいお酒でした。 …

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