【お酒】375.賀茂泉 朱泉 イズミカップ

賀茂泉酒造株式会社 広島県東広島市西条上市町2-4 原材料名 米・米こうじ(国産米100%)・醸造アルコール アルコール分 15度 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 賀茂泉酒造さんは、純米酒の製造に力を入れているそうです。 そのことについて、ある文献では以下のように紹介しています。 「銘柄を代表する「本仕込」は、一度口にすると忘れ難い。ほんのりとした山吹色、そして独特のコク。純米酒の持ち味を、100%出しているのが特徴だ。それは炭素濾過をしないことによる。」 「社長は「スミは悪いものを取るが、いい色や味も取ってしまう」。純米酒の個性を殺さないために、あえて濾過をしない。」 「個性を「日本酒本来の純米」に求め、試験醸造に着手したのは昭和四十年。まだ三増酒が当たり前の時代、他メーカーに先駆けてである。」(※1) 一方、今日いただくこのお酒は純米酒ではなくて、醸造アルコールを添加してある普通酒です。 はたしてこの普通酒には、賀茂泉酒造さんの純米酒製造に対する考え方がどれほど反映されているのでしょうか。 このお酒ですが、色はけっこうはっきりしています。 純米酒と同じように、もしかしてこのお酒もろ過をしていないのでしょうか。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 燗にすると、お酒の香りがフヮーッと漂ってきます。 うまみは濃いめで、かなりしっかりしています。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみが口…

続きを読む

【お酒】374.男山 生酛純米酒 180ml

男山株式会社 北海道旭川市永山二条七丁目1番33号 180ml詰 原材料名 米(国産) 米麹(国産米) 精米歩合 60% アルコール分 15度 (以上、ラベルより転記) 日本全国に存在する“男山”の中でも最も嫡流に近いといわれている、北海道の男山さんのお酒は、かつて特別純米カップをいただいております。 今日いただくこのお酒は、生酛造りの純米酒です。 ですが、品質表示を読んだだけでは、特別純米カップとのちがいがはっきりしません。 それに、今日いただくこのお酒も精米歩合が60%ですので、特別純米酒を名乗ることはできるのですが、このお酒はそれを名乗っておりません。 その一方で、このお酒は生酛造りであることをラベルに表示しています。 ということは、もしかして生酛造りの特徴を感じ取ることができるお酒なのでしょうか。 私の舌でも、その特徴を感じ取ることができればよいのですが。 (オマエの舌じゃムリだな。) お酒の色は、それほど濃くはないみたいです。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 うまみはやや濃いめで、しっかりしています。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみです。 それに、香ばしさと深みとを感じます。 酸味はやっぱりしっかりしています。 すっぱさがはっきりしていて、これにも深みを感じます。 ピリッと感じますが、深みがあるので気にはなりませんでした。 甘みはひかえめです。 深…

続きを読む

【お酒】373.由利正宗 カップ

株式会社齋彌酒造店 秋田県由利本荘市石脇字石脇53 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール アルコール分15度 200ml詰 (以上、ラベルより転記) 齋彌酒造店さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。 183.雪の茅舎 山廃純米 180ml 224.雪の茅舎 秘伝山廃 山廃純米吟醸 180ml 325.雪の茅舎 奥伝山廃 生貯蔵酒 300ml 358.雪の茅舎 純米吟醸 180ml 364.雪の茅舎 純米吟醸 純米蔵 300ml 今日いただくこのお酒は、雪の茅舎シリーズではない、普通酒です。 ラベルに赤で印刷された“糖類無添加”の文字は、普通酒でも決して手を抜かずに造ってありますよというアピールなのでしょうか。 雪の茅舎シリーズは、みなとてもおいしいお酒でした。 しかし、高いお酒がおいしいのはあたりまえのことです。 高いお酒だけではなくて、庶民向けの普通酒もまたおいしければうれしいのですが… (庶民向けのお酒はあっても、オマエみたいな大貧民向けの酒は造っていないよ、きっと。) はたして齋彌酒造店さんはどうでしょうか。 おいしいお酒であることを願いつつ、今日もぬる燗でいただきます。 その前に、このお酒は色が少し付いています。 雪の茅舎シリーズは濾過をしないお酒ですが、このお酒もそうなのでしょうか。 うまみはややはっきりしていますが、濃くは感じませんでした。 醸し出された酒臭い(←…

続きを読む

【お酒】372.栄光出羽の冨士 カップ200

株式会社佐藤酒造店 秋田県由利本荘市矢島町七日町26 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール・糖類 アルコール分15.0度以上16.0度未満 200ml詰 (以上、フタとカップの印刷事項とより転記) 昨日いただいた“鳥海山”の蔵元さんもそうでしたが、このお酒の蔵元さんも、鳥海山の秋田県側のふもと、由利本荘市矢島町にあるようです。 蔵元さんのWebsiteによれば、このお酒の名前である“出羽の冨士”とは、鳥海山の別称なのだとか。 昨日いただいた“鳥海山”はきれいな味わいのお酒でしたが、果たして同じ鳥海山の名前をいただくこのお酒はどんな味でしょうか。 残念ながら、このお酒は糖類添加の三増酒でした。 しかし、糖添であってもおいしいお酒はたしかにありました。 このお酒もおいしい酒であることを願いつつ、今日もぬる燗でいただきます。 酸味料が添加されていない糖添だけあって、うまみは淡めです。 でも、やわらかいうまみをほんのりと感じます。 それに、雑味や苦みは感じません。 酸味は少し強めです。 ちょっとピリッと感じました。 でも、すっぱさはそれほど感じません。 甘みはやや強めで、はっきりしています。 でも、クドさはなくて、さらっとした感じです。 酸味と甘みとのバランスがよい、淡麗甘辛口のおいしいお酒でした。 うまみが淡くて雑味や苦みを感じないので、きれいな味わいになっていると思います。 甘みはや…

続きを読む

【お酒】371.清澄辛口本醸造 鳥海山 300ml【追記あり】

天寿酒造株式会社 秋田県由利本荘市矢島町城内字八森下117 アルコール分/14度 原材料/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 精米歩合70% 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 天寿酒造さんのお酒は、かつて天壽精撰カップをいただいております。 今日いただくこのお酒は本醸造のようです。 このお酒のラベルには、“瓶火入冷温貯蔵”と書いてあります。 この言葉のうち、“瓶火入れ”という部分は、二回目の火入れを瓶燗(お酒の「品質を損なわないために、瓶詰めしてから加温する方法」(※1))でやっているという意味でしょう。 そして後半は、瓶燗した後で、瓶詰のまま冷温で貯蔵したお酒という意味でしょう。 (追記:蔵元さんにお伺いしたところ、これで合っていると解答をいただきました。) (追記2:火入れについては、かつてこちらで触れていますので、ご覧ください。) ☆★☆★【2016/10/23追記】☆★☆★ この記事を書いた後で、火入れを一回だけとして二回目の火入れを省略する手法があることを、以下の文献の記述から知ることができました。 「また、最近では「瓶貯1回火入れ」の商品も増加しています。瓶貯とは瓶詰め貯蔵のことで、できあがった日本酒を火入れしてからすぐ瓶に詰め、その後瓶のまま貯蔵します。瓶貯1回火入れは、先に瓶詰めすることで殺菌のために行う2度目の火入れを省略でき、吟醸酒などで行う冷蔵貯蔵がしやすいというメリットがありま…

続きを読む

【お酒】370.末廣 純米吟醸 300ml

末廣酒造株式会社T 福島県会津若松市日新町12-38 アルコール分/15度以上16度未満 原材料名/米(国産)、米こうじ(国産米) 精米歩合/58% 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 先日、あるスーパーを覗いた際に見つけたお酒です。 会津のお酒をいただくのは久しぶりです。 末廣酒造さんのお酒は、かつて普通酒の生酒と、純米吟醸八重さんカップ、アル添吟醸酒、そして普通酒のDr.野口カップをいただいております。 今日いただくこのお酒は純米吟醸酒です。 品質表示を見ると、八重さんカップのそれとほぼ同じです。 もしかしたら、同じお酒なのかもしれません。 ですが、八重さんカップをいただいたのは一年以上前のことですので、味のちがいを見極めることは難しいと思います。 まあ、いろいろと考えながらいただいていたのでは、おいしいお酒もまずくなってしまいます。 純粋にこのお酒の味を味わうべく、純米吟醸酒ですので冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 (うまく逃げたな。) ほんのりと、フルーティーな吟醸香がします。 うまみは濃いめで、しっかりしています。 お米のうまみが凝縮されているようです。 ほんの少しだけ、酒臭さ(←ほめ言葉です)を感じます。 でも、苦みや雑味はまったくありません。 酸味はひかえめです。 ほんの少しすっぱさを感じる程度です。 刺激やピリピリ感はまったくありません。 甘みはひかえめですが、その存在はわかり…

続きを読む

【お酒】369.千福 上撰 純米Vパック

株式会社三宅本店 広島県呉市本通七丁目9番10号 日本酒度/+5 仕込水/灰ヶ峰伏流水 アルコール分/15.5度 原材料名/米・米こうじ 国内産米100%使用 精米歩合/65% 180ml (以上、カップの印刷事項より転記) 三宅本店さんの千福は、かつて糖類・酸味料添加の精撰Vパック 赤、そして糖添でない普通酒の上撰Vパック 青をいただいております。 今日いただくこのお酒は純米酒です。 純米酒だからなのでしょうか、普通酒よりも品質表示が詳しくなっています。 しかし、これを読んだだけでは、お酒の味はわかりません。 おいしいお酒であることを願いつつ、今日もぬる燗でいただきます。 うまみはやや淡めです。 酒臭さはひかえめで、むしろやわらかいうまみです。 ほんのわずかに苦みを感じます。 酸味は強めで、はっきりしています。 ちょっとピリッと感じます すっぱさは、かなり豊かです。 甘みはひかえめです。 すっぱさが豊かな、やや淡麗で辛口のお酒でした。 うまみは普通酒の上撰Vパック 青とそれほど変わらないと思います。 しかし、すっぱさが豊かで、しかも甘みがひかえめなので、上撰Vパック 青よりも辛口に感じると思います。 飲み比べてみたほうがよかったかもしれません。 私は、上撰Vパック 青のほうがおいしいように思いました。

続きを読む

【お酒】368.谷川岳 超辛純米酒 180ml

永井酒造株式会社 群馬県利根郡川場村大字門前713 原材料名 米(国産)・米麹(国産米) 精米歩合 60% アルコール度 15% 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 永井酒造さんのお酒は、かつて普通酒の谷川岳 源水仕込 心をいただいております。 今日いただくこのお酒は純米酒です。 このお酒は“超辛純米酒”という名前ですが、果たしてどれほど辛口なのでしょうか。 おとといいただいた普通酒は酸味の強い辛口でしたが、このお酒はもっと酸味が強いのでしょうか。 あるいは、“辛口=甘くない”という意味で、ドライな味わいに仕上がっているのでしょうか。 いろいろと考えてみても仕方がありません。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 燗をつけると、酒臭い(←ほめ言葉です)香りが少しします。 これは期待が持てそうです。 うまみはかなり淡めです。 ですが、醸し出された酒臭い(←あくまでもほめ言葉です。)うまみです。 それに、雑味や苦みをまったく感じません。 酸味はやっぱり少し強めです。 スーッとしていて、すっぱさがはっきりした酸味です。 でも、刺激やピリピリ感はありません。 甘みはひかえめで、ほとんど感じません。 強めの酸味に淡いうまみの、淡麗辛口のおいしいお酒でした。 うまみが淡く、しかも雑味や苦み、刺激を感じないので、きれいな味わいに仕上がっています。 これって、本当に純米酒なのかと思うくらいです。 そ…

続きを読む

【お酒】367.千福 上撰Vパック青

株式会社三宅本店 広島県呉市本通七丁目9番10号 アルコール分15.5度 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 180ml (以上、カップの印刷事項より転記) 三宅本店さんの千福は、かつて精撰Vパック 赤をいただいております。 精撰Vパック 赤は、糖類・酸味料添加の三増酒でした。 一方、今日いただくこのお酒は、上撰(かつての一級酒相当か)を名乗るだけあって、糖類や酸味料を添加せずに造ってあるようです。 このことが、はたしてお酒の味にどのように影響するのでしょうか。 今日もぬる燗でいただきます。 うまみは淡めですが、はっきりしています。 やわらかいうまみですが、わずかに酒臭さ(←ほめ言葉です)を感じます。 少し苦みを感じますが、それがうまみと合っているようです。 酸味は少し強めで、これもはっきりしています。 少しピリッと感じます すっぱさも感じます。 甘みはややはっきりしています。 べとつかないさらっとしたうまみで、クドさを感じません。 強めの酸味と甘みとがよく合っていて、しかもうまみも感じとることができる、やや淡麗で甘辛口のおいしいお酒でした。 うまみは、精撰Vパック 赤よりもはっきりしていると感じました。 これは、糖類を使わずにお米で造ってあるからでしょうか。 酸味については、精撰Vパック赤よりも強めで、少しピリッとしていました。 酸味の出かたについて、かつて私は、“液化仕込…

続きを読む

【お酒】366.谷川岳 源水仕込 心 180ml

永井酒造株式会社 群馬県利根郡川場村大字門前713 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール アルコール度 15% 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 永井酒造さんは、群馬県北部の川場村にあります。 この川場村ですが、どうやら東京都の世田谷区と“縁組協定”なるものを結んでいて、かなり親密な関係にあるようです。 かつては「世田谷区と合併してしまえ」という声が村民の中から出たくらいだそうですから。 川場村では「昭和50年以降より農業の従事者の高齢化が進行」し、「遊休農地が増える傾向にあり、田園風景の荒廃が懸念されていた。この状況の打開策として、(中略)農業と結びついた観光路線「田園休暇村事業」によりを村の活性化を求めようとしていた。」そうです。 一方、世田谷区では、昭和54年に「山村自治体との連携をもとに、区民がふるさと感を味わい健康的な余暇時間を過ごせる大規模レク施設を設定」するという「区民健康村づくり計画」が策定されていたそうです(※1)。 そのレク施設の候補地として複数の自治体が挙げられたものの、最終的に川場村が選ばれました。 川場村と世田谷区とのそれぞれの思いがうまく合ったというわけですね。 そして、昭和56年に川場村と世田谷区との間で「区民健康村相互協力に関する協定(縁組協定)」が締結され、両自治体のおつきあいが始まったようです。 この協定に基づいて、世田谷区は川場村に「世田谷区民健康村」を開設し、区民の利用に供しま…

続きを読む