【お酒】458.黒帯 悠々 特別純米 300ml

株式会社福光屋 金沢市石引二丁目8-3 原材料名/米、米麹 精米歩合/68% アルコール分/15度 純米大吟醸混和(精米歩合50%二割五分混和) 全量契約栽培米・特別栽培米使用 原料米/山田錦五割五分(兵庫県多可町中区産)金紋錦四割五分(長野県下高井郡木島平産) (国産米100%使用) 飲み方/冷やす◎ 常温〇 お燗◎ 日本酒度プラス12 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 福光屋さんのお酒は、かつて加賀鳶の純米酒と純米吟醸酒との飲み比べ、福正宗の純米黒ラベルフクカップ、そして加賀鳶の山廃純米超辛口をいただいております。 今日いただくこのお酒は、特別純米酒です。 黒帯という名のこのお酒は、福光屋さんではどうやら加賀鳶の上位シリーズのようです。 ということは、加賀鳶よりもおいしいお酒なのでしょうか? ところで、このお酒には、純米大吟醸酒が25%混和してあるそうです。 純米大吟醸を混和すると、お酒の味はどうなるのでしょうか? やはり吟醸香を発するようになるのでしょうか。 それとも、まろやかな味わいになるのでしょうか。 そんなことを考えつつも、さっさといただいてみたいと思います。 特別純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 その前に、このお酒ですが、ちょっとだけ色がついています。 やっぱり吟醸香をほんのりと感じます。 そんなに強くはなくて、ちょうどよい感じです。 うまみはやや濃い…

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【お酒】457.菊正宗 上撰 本醸造 お燗瓶 180ml

菊正宗酒造株式会社 神戸市東灘区御影本町1-7-15 原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール 国産米100%使用 精米歩合70% アルコール分15% 180ml詰 (以上、王冠と瓶とから転記) このブログをやっていると、一つだけ残念なことがあるんです。 それは、自分が飲みたいお酒を飲み続けることができないということです。 まあ、しかしこれも修行の道ですから、仕方がありません。 (イヤならやめりゃいいじゃないか!) ですが、今日いただくこのお酒に出会ったことで、はからずも大好きなキクマサをいただく機会にありつくことができました。 菊正宗酒造さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。 菊正宗 生貯蔵酒 300ml(普通酒) 菊正宗 上撰 生酛・本醸造 ハイグラス 菊正宗 特別純米酒 超特撰嘉宝蔵 雅(みやび) 菊正宗 生酛純米酒 特撰 嘉宝蔵 灘の生一本 菊正宗 超特撰 嘉宝蔵 生酛吟醸 菊正宗 超特撰 生酛大吟醸 300ml 菊正宗 樽酒 純金箔入カップ 今日いただくこのお酒は、かつていただいた生酛本醸造ハイグラスと同じものだと思います。 しかし、このお酒は、菊正宗さんのWebsiteでは紹介されておりません。 これは推測ですが、このお酒は、おそらく小売用ではなくて、飲食店向けの業務用商品だからだと思います。 そのためか、飲食店へお酒を卸している酒屋さんや量販店の店先で、このお酒の余ったもの(?)が…

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【お酒】456.羽陽男山 純米酒 180ml

男山酒造株式会社 山形県山形市八日町2-4-13 アルコール分/16度以上17度未満 原材料/米(国産)・米麹(国産米) 美山錦100%使用 精米歩合/55% 容量/180ml (以上、ラベルより転記) 男山酒造さんのお酒は、かつて羽陽男山の精撰紅花カップと、上撰オトコヤマカップとをいただいております。 今日いただくこの羽陽男山は、純米酒です。 このお酒のラベルをみると、アルコール度数が16度以上17度未満と表記されています。 もしかして、このお酒は原酒なのでしょうか? アル添の原酒であれば、アルコール度数は20度近くになると思います。 一方、雪の茅舎や東光、それに美酒爛漫や福乃友などがそうであったように、純米の原酒のアルコール度数は、16度前後のものがいくつかありました。 しかし、このお酒のラベルには原酒である旨が表示されておりませんので、実際のところはわかりません。 (たとえ実際に原酒であったとしても、原酒である旨を表示することは任意ですので(※1)、ルール違反ではありません。) はたして私の貧乏舌で、原酒かどうかを利き分けることができるのでしょうか。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 その前に、このお酒ですが、なかなかおいしそうな色をしています。 うまみは濃いめで、しっかりしています。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみです。 それに、もしかして熟成させてあるからでしょうか、…

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【お酒】455.上撰 白鹿 アルミカン

辰馬本家酒造株式会社 兵庫県西宮市建石町2番10号 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール アルコール分 15度以上16度未満 180ml詰 (以上、缶の印刷事項より転記) 辰馬本家酒造さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。 139.特撰 黒松白鹿 黒松 純米 もち四段仕込 300ml 145.上撰 黒松白鹿 クラシックス 本醸造生酒 300ml 174.超特撰 黒松白鹿 特別純米 山田錦 180ml いずれも長い名前のお酒ばかりでしたが、今日いただくこのお酒は、短い名前の普通酒です。 このお酒は、アルミ缶に詰められています。 これまでにも、アルミ缶に詰められたお酒はいくつかいただいたことがありました。 しかし、それらはみな、ふつうの缶詰のようにパカッと開くものばかりでした。 ところが、今日いただくこのお酒は、プルタブになっています。 これだったら、缶に口をつけて飲んでも、唇を切る心配はないですね。 それに、この缶の大きさや色でしたら、飲みながら街中を歩いていても、リアルゴールドか缶コーヒーでも飲んでいるようにしか見えませんね。 もしかして、仕事中に飲んでも酒だってバレないかも♪ (バカじゃないの!) いかんいかん。 そんな不謹慎なことを考えていては、蔵元さんに対して失礼です。 だってね、この白鹿を造っていらっしゃる辰馬本家酒造さんは、西宮の発展に貢献した名家中の名家なんですか…

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【お酒】454.極聖(きわみひじり) 純米吟醸 雄町米 カップ

宮下酒造株式会社 岡山市中区西川原184番地 アルコール分/15.0度~16.0度 原材料名/米(岡山県産)・米こうじ(岡山県産米) 原材料の品種名/雄町米(岡山県産)100% 精米歩合/60% 日本酒度/+3 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 今日は、岡山県産雄町100%使用の純米吟醸酒をいただきます。 雄町発見の経緯については、簡単にではありますがかつてこちらで触れておりますので、ご覧下さい。 また、雄町と似て非なるものに広島雄町という酒米があることについては、こちらでまとめておりますので、ご覧下さい。 このお酒のラベルにも、雄町を紹介する記述が印刷されています。 え!、そうだったのか!! “雄町”という名前は、地名に由来するものだったのですね。 手元にある文献を確認したところ、「「雄町」系のルーツは、岡山県高島村雄町(現在の岡山市)の民間育種家岸本甚造(1789~1866)が育成したものが、「備前雄町」として広島県内へ伝播した。」との記述がたしかにありました(※1)。 私はこの記述を完全に見落としておりました。 自分の調査のいいかげんさを、お酒に教えられました。 お酒に対する感謝の気持ちと、勉強不足についての自戒の念とを込めて、このお酒をいただきたいと思います。 (だったら、酒を飲まないで勉強すればいいじゃないか!) 純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 うまみは濃いめで、…

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【お酒】453.上撰 五十鈴川 カップ

元坂酒造株式会社 三重県多気郡大台町柳原346ノ2 アルコール分15度以上16度未満 原材料名 米・米麹・醸造アルコール 180ml詰 (以上、ラベルより転記) (米の産地表示なし) 今日いただくこのお酒は、白鷹の神宮御料酒カップと共に入手したお酒です。 伊勢神宮内宮の近くに、“おはらい町”という、おみやげ屋などが立ち並ぶ商店街があります。 そこに白鷹の特約店があって、神宮御料酒などを販売しているのです。 それ故、ここへ行けばきっと御料酒のカップ酒を入手することができるだろうと思い、近鉄電車に乗って最寄りの五十鈴川駅まで行ったのでした。 ところが、行った日が悪かった。 その日は正月一日でした。 そんな日に伊勢神宮へ行ったら、初詣客で大混雑なのはアタリマエのことです罠。 当然ながら、五十鈴川駅の駅前は、神宮へ向かうバスを待つ人で長蛇の列でした。 人ごみが大嫌いな私は、その列を見ただけで辟易し、おはらい町へ行く気が失せてしまいました。 ですが、ここまで来て、このまま引き下がるわけにはいきません。 実は、五十鈴川駅の近くにはイオンがあることを調査済みだったわけです。 それ故、おはらい町へと向かう善男善女たちをかき分けて、罰当たりな私はただ一人イオンへと向かったのです。 イオンに着いて酒売り場を物色したところ、なんと、ここにもお目当ての神宮御料酒カップが鎮座ましましているではありませんか! あきらめかけたお酒に、はからずも出会…

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【お酒】452.ねのひ 尾張男山 大吟醸 300ml

盛田株式会社OT 名古屋市中区栄一丁目7番34号 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール 精米歩合50% アルコール分14度以上15度未満 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 今日は、300mlで500円台という、とても安価な大吟醸をいただきます。 盛田さんは、もともとは寛文5年(1665年)に愛知県常滑市で創業した、中国酒の流れを汲む蔵元さんです。 中国酒の意味については、かつてこちらで紹介しておりますので、ご覧ください。 中国酒は明治以降衰退しますが、この常滑の盛田さんと、半田の中埜さん(国盛)とは、清酒以外の事業にも広く手を伸ばして多角経営に移行した結果、今日まで一大企業として事業を継続なさっているようです。 これについて文献では、以下のように紹介されておりました。 「小鈴谷村(現常滑市内で主産地からは外れている)の盛田久左衛門は(中略)文化五年に肥料・穀物を商う店方を独立させた。嘉永三年には味噌店を独立させ、さらに油店も開設した。明治初期には味噌店の方が酒造方の数倍の利益を上げていた。」(※1) 「一族の協力体制と新部門への積極的な投資による多角化が、激しい経済変動の波を乗り切る力になった。現在この両家系列の酒造会社が知多酒造業界の両雄となり、他社の低迷を他所に成長を続けている。」(※2) また、盛田さんは、ソニーの共同創始者の一人である盛田昭夫氏の生家でもあります。 中国酒が衰退してい…

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【お酒】451.極上吉乃川 特別純米 300ml

吉乃川株式会社 新潟県長岡市摂田屋4丁目8番12号 原材料名/米(新潟県産)・米こうじ(新潟県産米) 契約栽培米五百万石100%使用 精米歩合/60% アルコール分/15度 日本酒度+2 酸度1.3 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 吉乃川さんのお酒は、かつて普通酒のおけさカップ、普通酒の越後カップ200、そしてこれも普通酒の芳醇吉乃川をいただいております。 今日いただくこのお酒は特別純米酒です。 裏のラベルには、このお酒の特徴が表示されています。 五百万石の特徴については、簡単ではありますがかつてこちらでまとめております。 特別純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 その前に、このお酒ですが、色はほぼ透明です。 うまみは淡めです。 お米のうまみが出ています。 それに、吟醸酒によくある苦味がややはっきりしています。 酸味は少しはっきりしています。 すっぱさを感じる酸味です。 ほんのわずかにピリッと感じますが、気にはなりません。 甘みはひかえめですが、その存在はわかります。 お米のうまみを、苦みと酸味とがキリッと引き締める、淡麗やや辛口のお酒でした。 熟成感はないですね。 お米のうまみを味わうお酒だと思います。 いわゆる新潟淡麗の味わいでした。

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【お酒】450.白老 本醸造 からから カップ

澤田酒造株式会社 愛知県常滑市古場町四丁目10番地 アルコール分15度以上16度未満 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 精米歩合 65% 日本酒度+10度 酸度1.4 (以上、ラベルより転記) 澤田酒造さんのお酒は、かつて普通酒の上撰白老カップをいただいております。 今日いただくこのお酒は、「辛口通のための超辛口本醸造酒」なのだとか。 お酒における“辛口”という言葉は、私は“甘くない”という意味が本義だと思っております。 菊正宗がよい例ですね。 しかし、中には、酸味が強くてピリピリする、本当に“辛い”お酒もありました。 もし後者を燗し過ぎると、酸味が立ってきて余計辛くなってしまいます。 今日いただくこのお酒が標榜する“超辛口”がどちらの意味なのかは、私にはわかりません。 もし後者だと大変ですので、今日はいつもよりもぬるめのぬる燗でいただきます。 たしかに酸味がはっきりしています。 少しピリッと感じます。 すっぱさはひかえめです。 うまみは淡めです。 でも、醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみを感じます。 香ばしさも少しあるみたいです。 超辛口とは言え、甘みは弱めですがはっきりとわかります。 ちょいピリの酸味に、淡いがしっかりしたうまみ、それに甘みがコクを添える、淡麗甘辛口のおいしいお酒でした。 淡麗なのにうまみがしっかりしているので、飲み応えがあります。 …

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【お酒】449.神渡(みわたり) レッツカップ

株式会社豊島屋 長野県岡谷市本町三丁目9-1 原材料名:米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール アルコール分:15度 180ml (以上、カップの印刷事項より転記) 凍結した湖の表面に亀裂が走る現象を神様の足跡にたとえる諏訪湖の“御神渡り(おみわたり)”をその名にいただくお酒です。 このことについて、ある文献では以下のように紹介していました。 「全面結氷した諏訪湖に、さらに厳しい寒気が襲う明け方、轟音とともに氷が盛り上がり、湖上を鋸状の亀裂が走る。「御神渡り」と呼ばれるこの自然現象は、諏訪神社上社の男神が下社の女神のもとに渡った恋の道とも伝えられる。」 「「神渡」の酒名には、厳しい自然が生み出す清冽さと、古から語られる甘いロマンが揺れている。」 また、同じ文献では、豊島屋さんのお酒について「いい酒を醸すだめ、一〇〇パーセント自家醸造。全商品、糖類や酸味料を使わない無添加にこだわる。」と紹介しています(以上、※1)。 今日いただくこのお酒は普通酒ですが、品質表示を見ると、たしかに上記の文献が示すとおり糖類や酸味料が添加されていないことがわかります。 糖類酸味料の無添加には大賛成です。 さぞやおいしいお酒であろうと期待しつつ、普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 うまみはやや淡めですが、けっこうしっかりしています。 酒臭さはなくて、むしろやわらかいうまみです。 苦みや雑味は全くありません。 酸味は…

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