【お酒】540.本醸造 清水港次郎長 カップ

牧野酒造合資会社 静岡県富士宮市下条1037 アルコール分15度 精米歩合70% 原材料名 米・米こうじ(国産米100%使用)醸造アルコール 180ml (以上、ラベルより転記) 牧野酒造さんのお酒は、おととい、本醸造の富士山カップをいただいております。 今日いただくこのお酒も、同じく本醸造です。 静岡の英雄の名前をいただくこのお酒ですが、品質表示の内容は富士山カップと全く同じです。 もしかして、中身は同じお酒なのでしょうか。 というか、同じお酒かどうかを、私の舌でききわけることができるのでしょうか。 (ムリだな。) 本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。 うまみはかなり淡めです。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをほんのかすかに感じるように思いますが、ほとんどわかりません。 また、わずかに苦みを感じます。 酸味は少しはっきりしています。 スーッとさわやかな酸味です。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはかなりひかえめです。 ですが、ほんのわずかにあるように思います。 淡めのうまみにさわやかな酸味の、淡麗辛口のお酒でした。 あくまでも私の感想ですが、富士山カップよりもさらに味が淡く、甘みも少ないように思いました。 でも、もしかしたら、同じお酒なのかも…。 今日は自信がありません。 (いつもだろ!)

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【お酒】539.櫻正宗 特別純米酒 宮水の華 300ml【追記あり】

櫻正宗株式会社 神戸市東灘区魚崎南町五丁目10番1号 原材料名/米(国産)、米こうじ(国産米) 使用米/兵庫県産山田錦100%使用 精米歩合/65% アルコール度数/15度以上16度未満 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 灘五郷は魚崎郷に位置し、日本全国に存在する“〇〇正宗”の元祖である櫻正宗さんのお酒は、かつて上撰のお燗瓶と、大吟醸カップに特撰吟醸、そして上撰本醸造のクールチェリーをいただいております。 今日いただくこのお酒は、“宮水”を使用した特別純米酒です。 特別純米酒の意味については、かつてこちらでまとめておりますので、ご覧ください。 今日いただくこのお酒の名前には、“宮水”の名が使われています。 この“宮水”の意味について、ある文献では以下のように紹介されています。 「「宮水(みやみず)」とは、兵庫県西宮市の海岸近くの特定の地下から汲み上げられている地下水のことで、灘酒の名声を全国に広めた第一の要因といわれる。この水が醸造用水として非常に優れた水であることが発見されたのは、天保十一年(1840)のことである。」(※1) 西宮の一部の地域には、この宮水を汲み上げるための井戸が存在しています。 これは、櫻正宗さんが所有している宮水の井戸です。 そして、一般的には、この宮水を最初に発見したのが、櫻正宗の六代目ご当主である山邑太左衛門(やまむらたざえもん)さんであると言われているようです。 今日い…

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【お酒】538.本醸造 富士山 カップ

牧野酒造合資会社 静岡県富士宮市下条1037 アルコール分15度 精米歩合70% 原材料名 米・米こうじ(国産米100%使用)醸造アルコール 180ml (以上、ラベルより転記) 牧野酒造さんは、「1886年(慶応二年)創業。富士の湧水の自噴して来る水を暗渠にして引いている。」そうです(※1)。 一方、別の文献では、「白糸の滝の南。富士山の溶岩層をくぐった伏流水が、いたるところに湧き上がるこの一帯は古くから酒造業が盛んで、この蔵も寛保三年(1734)創業の老舗。」とのこと(※2)。 創業時期に食いちがいがありますが(蔵元さんのWebsiteでは後者と紹介されています。)、富士山からの伏流水を使用してお酒を造っていらっしゃることについてはまちがいないみたいです。 富士山の長い歴史と比べれば、創業年月に関するこの程度の食いちがいは、大して問題ではないことでしょう。 というわけで、富士山の恵みの水を使って造られているこのお酒をいただきます。 本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。 アルコールの香りを少し強めに感じました。 うまみは淡めです。 やわらかいうまみがピンと突いてくるように感じます。 少し苦みもあるようです。 酸味はひかえめです。 少しさわやかさを感じる程度です。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはひかえめですが、その存在はわかります。 さらりとした甘みです。 これはコクに影響してい…

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【お酒】537.香住鶴 但馬の自信カップ

香住鶴株式会社 兵庫県美方郡香美町香住区小原600の2 アルコール分15度 原材料名 米(日本産)・米こうじ(日本産米)・醸造アルコール 容量180ml詰 (以上、ラベルより転記) 香住鶴さんのお酒は、かつて普通酒の但馬の誇りカップをいただいております。 今日いただくこのお酒も普通酒ですが、スーパーでは但馬の誇りカップよりも少しだけ(20円程度)安く販売されておりました。 ということは、このお酒はいわゆる佳撰クラス(旧二級酒相当)であろうと推測することができると思います。 但馬の誇りカップと同様に、このお酒も山廃造りなのだとか。 山廃仕込の意味については、こちらの最後にまとめてありますので、ご覧ください。 では、そろそろいただいてみたいと思います。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 一口目で、酸味がはっきりしていることがわかりました。 すっぱさが豊かですが、これは山廃酛に由来するものでしょうか? それに、さわやかさを少しだけ伴っているようです。 刺激やピリピリ感はありません。 うまみはやや濃いめで、しっかりしています。 酒臭さはひかえめで、クドさがなくてさらっとした感じがします。 甘みはけっこうはっきりしています。 かなり豊かですが、べとついた感じはしませんね。 豊かな酸味に、さらっとした感じのうまみ、そして豊かな甘みがコクを添える、やや濃醇で甘口のおいしいお酒でした。 甘み…

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古川-仙台-寒河江での酒集め

そろそろお尻がむずがゆくなって来ましたので、出かけることにしました。 まずは、東京駅から東北新幹線やまびこに乗りました。 途中、福島駅の直前で、吾妻小富士の雪うさぎを見ることができましたよ。 そして着いたのは、古川駅 駅周辺を2時間半ほどぶらついて、これだけ集めました。 それにしても、8個中5個が糖類添加の三増酒という、驚きの糖添率でした。 途中、こんなところがありました。 どうやら、橋平酒造店さんという蔵元さんの敷地のようです。 カップ酒はなかったのですが、300ml瓶を1本だけ入手しましたよ。 古川ではこのくらいにして、次なる場所へ新幹線やまびこで移動です。 一駅だけ乗って、着いたのは仙台駅。 そろそろ、燃料(揮発性)を補給しなければならない時刻となってまいりました。 この日は夜に楽しみがあるので、昼はこの程度で済ませることにしました。 仙台駅では、駅内外の売店をおみまいしてやりましたよ。 店をまわっていて気づいたのですが、古川駅周辺で入手したものはすべて仙台駅周辺の店にもありましたよ。 古川駅で過ごした2時間半は、完全にムダでした。 仙台駅からは、仙山線に乗車しました。 途中、山寺が見えましたよ。 そして着いたのが、山形駅。 山形は、ちょうど八重桜が満開でした。 今日のお楽しみへと移ります。 …

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【お酒】536.榮川 純米酒 にごり アルミ缶

榮川酒造株式会社 福島県耶麻郡磐梯町大字更科字中曽根平6841-11 原材料/米(国産)・米麹(国産米) 精米歩合70% アルコール分/15度以上16度未満 内容量/180ml (以上、ラベルより転記) 榮川酒造さんのお酒は、かつて特醸酒(といっても普通酒)のエイセンカップをいただいております。 今日いただくこのお酒は、純米酒のにごり酒です。 ガラスのカップに入っていればオリの量がわかるのですが、アルミカップではわかりません。 コップに移してみましたが、濁ってしまってわかりませんね。 冷やして飲めとのことですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 うまみは濃くは感じませんが、しっかりしています。 お米のうまみとともに、フレッシュな風味を感じます。 オリのざらつきはそれほど感じません。 ほんのわずかですが、苦みを感じます。 酸味はひかえめです。 少しすっぱさを感じる程度です。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みは感じますが、意外にもひかえめでした。 ベトつかない、さらっとした感じの甘みです。 さわやかな風味の、爽快旨口のおいしいお酒でした。 にごり酒にしては、オリのざらつきなどのクセがそれほどなく、しかも甘みが強くはないので、飲みやすいと思います。 食事にもあわせやすいと思います。 2021/06/04 また飲んでみました。

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【お酒】535.太冠 カップ

太冠酒造株式会社 南アルプス市上宮地57 原材料 米・米麹・醸造アルコール アルコール度 15度以上、16度未満 180ml詰 (以上、カップの印刷事項より転記) 蔵元さんのWebsiteによれば、この酒銘は、「出世した武官が前途を祝うときにかむられたという「太冠」から命名されている。祝い事に合う様にとそのように名づけられた酒、太冠。」とのこと。 出世しないことが確定したこの私には、決してふさわしくはないお酒だと思います。 しかし、せめてこのお酒をいただいている間だけは、出世した気分になれることを期待して、早速いただいてみたいと思います。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 色はほとんど目立ちません。 口に含むと、お酒の甘い香りが鼻に抜けていきます。 吟醸香ではなくて、お酒らしい香りです。 甘みがややはっきりしています。 でも、さらっとしていて、自然な感じの甘みです。 うまみは淡めです。 酒臭さはひかえめで、むしろやわらかいうまみを感じます。 それに、苦みが少しはっきりしているようです。 酸味はひかえめです。 すっぱさをほんの少し感じる程度です。 刺激やピリピリ感はありません。 柔らかくて淡いうまみに、さらりとした甘さ、そして苦みが味を引き締める、淡麗でやや甘口のおいしいお酒でした。 やや淡めですが、お酒の香りがあるせいか、物足りなさはないですね。 クセがないので、きっと冷や(常…

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【お酒】534.水戸酒 みとちゃんと酒一品 カップ

吉久保酒造株式会社 水戸市本町三丁目9-5 アルコール分 15度 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 180ml (以上、フタより転記) このゆるキャラは、水戸市のマスコットキャラクター“みとちゃん”なのだとか。 納豆と水戸黄門と女の子とを無理矢理くっつけたようなうまく結びつけたキャラクターですね。 このカップ酒は、水戸駅のコンコースにあった土産物店で見つけました。 ですがこのお酒、普通酒なのに、なんと一個355円もしたのですよ。 普通酒のカップ酒でしたら、200円台前半が大方の相場でしょう。 その差額は、いったいどこの誰の懐に入っているのでしょうか? (文句があるなら買わなきゃいいだろ!) しかも、もっと腹立たしいのは、このカップ酒を購入してコンコースをはさんで反対側にあった輸入食品をメインに扱うお店を覗いたところ、何とこのカップ酒が300円で販売されているじゃありませんか! この値段の差は、いったい何に起因しているのでしょうか? 355円もする普通酒カップ酒なのですから、さぞやおいしいお酒が詰められていることでしょうな。 おもいっきり期待しつつ、今日もぬる燗でいただきます。 色はちょっと着いている程度でしょうか。 一口目で、甘みとうまみとを感じました。 甘みはかなりはっきりしています。 糖類添加の表示はありませんが、それでもけっこうベトつく感じでした。 うまみ…

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【お酒】533.英君 フラワーカップ

英君酒造株式会社 静岡県清水区由比入山2152 原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール 国産米100% アルコール分15.0度以上16.0度未満 180ml詰 (以上、フタより転記) 今日は、「徳川の英明な君主にあやかった酒銘」(※1)というこのお酒を選びました。 特に披露できるようなネタもないことですので、さっさといただきます。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、あまりはっきりしてはいないみたいです。 うまみは淡めです。 酒臭さはなくて、やわらかいうまみをほんのりと感じます。 ほんのわずかに苦みを感じますが、ほとんど気にはならないくらいです。 酸味はややはっきりしています。 少しさわやかで、わずかにピリッと感じます。 すっぱさはそれほど感じませんでした。 甘みは少しはっきりしています。 さらっとした、ベトつかない甘みです。 さらっとした甘みに、淡いうまみとさわやかな酸味との、淡麗やや甘口のお酒でした。 もしかしたら、冷や(常温)であれば、酸味のピリは出なかったかもしれません。 この味わいは、栃木の十一正宗のそれに似ているように思いました。 (※1)高橋清隆『新・静岡県の地酒 名酒蔵めぐり』p.84(1996.7 静岡新聞社)

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【お酒】532.純米酒 雪彦山(せっぴこさん) 220ml

壺坂酒造株式会社 兵庫県姫路市夢前町前之庄1418-1 原材料 米(国産)・米麹(国産米) アルコール度数 15度 精米歩合 70% 容量 220ml (以上、ラベルより転記) 播磨の霊峰、雪彦山(せっぴこさん)をその名にいただくこのお酒ですが、ラベルにはおもいっきり姫路城を使っています。 このお酒ですが、山田錦全量使用なのだとか。 特に表記はありませんが、おそらく地元兵庫県産のものなのでしょう。 ラベルには、“キャップがコップに…!”と書かれています。 このキャップで、どうやってコップにせよということなのでしょうか? いやいや、こっちのほうでしょう。 (アタリマエだろ!) そういえば、これと同じボトルとキャップとは、かつて黒部の銀盤(スマートボトル)をいただいた際に出会っています。 というわけで、そろそろいただいてみたいと思います。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 今日はコップ酒でいただきましょう。 色はほんのりと着いている程度でしょうか。 うまみは濃くはないですが、かなりしっかりしています。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみです。 それでいて、キレがよくて、後味はスッキリしています。 苦みや雑味は全くありません。 酸味は少しはっきりしています。 すっぱさがメインの酸味ですが、おだやかな感じがします。 刺激やピリピリ感はありません。…

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