【お酒】630.純米吟醸 白神ロマンの宴 カップ

株式会社丸竹酒造店 青森県弘前市大字国吉字坂本49 アルコール分15度以上16度未満 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 精米歩合55% 180ml (以上、ラベルより転記) このお酒のラベルを見た当初、私は、このお酒の名前を“白神◎マンの宴”だと思いましたよ。 その際、“白神◎マン”って、いったいどういう意味なのかさっぱりわかりませんでした。 白神山地の森を守っている山男たちのことなのでしょうか? あるいは、ご当地ヒーローなのかとも思いましたよ。 しかし、蔵元さんのWebsiteを確認したところ、これは“白神◎マンの宴”ではなくて、“白神ロマンの宴”だったのです。 それにしても、“白神ロマン”って、いったいどんなロマンなのでしょうか? 地下鉄をどこから入れるのかという問題と同じで、これ以上考えていると眠れなくなってしまいそうですので、そろそろいただいてみたいと思います。 (古っ!) 純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 このお酒ですが、なかなかおいしそうな色をしています。 吟醸香は感じませんでした。 うまみはやや濃いめで、しっかりしています。 お米のうまみに、醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみもちょっと感じました。 それに、深みというか、熟成感もあるようです。 また、ごくわずかではありますが、吟醸酒らしい苦みを感じました。 酸味はや…

続きを読む

【お酒】629.八鶴 純米吟醸カップ

八戸酒類株式会社八鶴工場 青森県八戸市八日町一番地 アルコール分15度以上16度未満 原材料名 米(国産)、米麹(国産米) 精米歩合 50% 180ml (以上、ラベルより転記) 八戸酒類さんのお酒は、かつて五戸工場で造られた普通酒の如空金撰酒お燗瓶と、八鶴工場で造られた普通酒の八鶴金撰ツルカップ、そして同じく八鶴工場で造られた純米カップをいただいております。 今日いただくこのお酒は、八鶴工場で造られた純米吟醸酒です。 品質表示上は、純米カップとのちがいは精米歩合のみです。 しかし、このお酒は単なる純米酒ではなくて、純米“吟醸”酒です。 おそらく、蔵元さんはこのお酒を十分に吟味して製造なさったのでしょう。 なお、かつて、吟醸酒の意味について自分なりに考えたことをまとめたことがありました。 正確な考察かどうかはわかりませんが、興味がおありの方はご一読下さい。 というわけで、そろそろいただいてみたいと思います。 純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、これまでにいただいた八戸酒類さんのお酒と同様に、ややわかる程度でしょうか。 一口含むと、ほんのわずかではありますが、吟醸香を感じました。 うまみは濃くはないですが、少ししっかりしています。 酒臭さはなくて、やわらかいうまみを感じます。 かすかにではありますが、苦みがあるようです。 酸味は少しはっきりしています…

続きを読む

【お酒】628.八鶴 純米カップ

八戸酒類株式会社八鶴工場 青森県八戸市八日町一番地 アルコール分15度以上16度未満 原材料名 米(国産)、米麹(国産米) 精米歩合 60% 180ml (以上、ラベルより転記) 八戸酒類さんのお酒は、かつて五戸工場で造られた普通酒の如空金撰酒お燗瓶と、八鶴工場で造られた普通酒の八鶴金撰ツルカップとをいただいております。 今日いただくこのお酒は、八鶴工場で造られた純米酒です。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、ほとんどわからないくらいでした。 純米ですが、うまみはやや淡めです。 やわらかいうまみとともに、苦みをけっこうはっきりと感じました。 酸味はひかえめで、ほとんど感じませんでしたね。 当然ながら、刺激もピリピリもありません。 甘みはほんの少しあるみたいです。 さらっとしていて、ベトつかない甘みです。 やわらかいうまみを苦みが引き締める、やや淡麗のお酒でした。 苦みにはクセをちょっと感じるものの、決していやな苦みではないと思います。 純米で、しかもアルコール度数が15度台で加水も少ないであろうと思われるものの、それでもやや淡めの味わいでした。 これにアル添をすると、普通酒の金撰ツルカップのような味わいになるのでしょうか?

続きを読む

【お酒】627.鳩正宗 八甲田カップ

鳩正宗株式会社 青森県十和田市大字三本木字稲吉176-2 アルコール分 15度 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール・糖類 180ml詰 昨日いただいた大吟醸八甲田おろしカップに引き続き、今日も鳩正宗さんのお酒をいただきます。 このお酒ですが、残念ながら糖類添加の三増酒でした。 糖添三増酒であってもおいしければよいのですが、はたしてどうでしょうか。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、少しはっきりしているようです。 あーやっぱり。 甘みがかなりはっきりしています。 糖添酒にありがちな、とろみのような舌触りも感じました。 うまみはやや淡めでしょうか。 醸し出された酒臭いうまみ(←ほめ言葉です)は少し感じるのですが、それ以上に苦みがはっきりしていました。 酸味もけっこうはっきりしています。 この酸味は、メントールのようにスーッとする感じでした。 苦甘いお酒でした。 大吟醸はうまかったのになぁ・・・。

続きを読む

【お酒】626.大吟醸 八甲田おろし カップ

鳩正宗株式会社 青森県十和田市大字三本木字稲吉176-2 アルコール分15度 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 精米歩合50% 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 鳩正宗さんのお酒をいただくのは今回が初めてです。 初めていただくこのお酒は、カップに入った大吟醸酒でした。 ここで、大吟醸の定義を確認しておきたいと思います。 大吟醸は「精米歩合60%以下の白米、米こうじ及び水、又はこれらと醸造アルコールを原料とし、吟味して製造した清酒で、固有の香味及び色沢が良好なもの」、すなわち吟醸酒のうち、「精米歩合50%以下の白米を原料として製造し、固有の香味及び色沢が特に良好なもの」を指します(※1)。 大吟醸を名乗る場合にクリアすべき条件はこれら以外にもありますが、私はこの定義のうち、「吟味して製造した清酒で」あって「固有の香味及び色沢が特に良好なもの」という部分を満たすことこそが、大吟醸の大吟醸たる所以であると思います。 もっとも、どうすれば“吟味して製造”(「低温でゆっくり発酵させ、かす歩合を高くしたもの等いわゆる吟醸造りにより製造」という解釈通達はありますが(※2)。)したと言え、またどういう味であれば“固有の香味及び色沢が特に良好”であると評価されるにふさわしいのかについては、各蔵元さんの矜持に任されているのではないかと思います。 はたして今日いただくこの大吟醸は、吟味して製造されて、固有の香…

続きを読む

【お酒】625.幻の瀧 タプロース樽熟成 限定純米吟醸原酒 300ml

皇国晴酒造株式会社 富山県黒部市生地296 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米) 精米歩合60% アルコール分 18度 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 折原商店で一杯やっていた際に見つけたお酒です。 皇国晴酒造さんのお酒は、かつて疑惑の豪華生一本カップ(生一本なのに普通酒)をいただいております。 今日いただくこのお酒は、ウィスキーの樽で熟成された純米吟醸酒とのこと。 それにしてもこのお酒、ラベルが能書きだらけですよ。 いただく前から能書きだらけでは、お酒の味を素直に味わえなくなってしまいそうですわ。 (オマエのブログのほうがもっと能書きだらけじゃないか!) ウィスキーの知識もないことですし、能書きにひととおり目を通したところで、さっそくいただいてみたいと思います。 純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、ちょっと着いているくらいです。 もっと濃いのかと思ったのですが、意外でした。 たしかにウィスキーのような香りはします。 ですが、それほどはっきりはしておらず、かすかに感じるくらいです。 うまみはけっこう淡めです。 お米のうまみを感じます。 それとともに、香ばしさを感じます。 苦みや雑味はないですね。 酸味はややひかえめです。 すっぱさを少し感じる程度です。 甘みはひかえめですが、少し感じます。 淡め…

続きを読む

【お酒】624.松緑 辛口 300ml

株式会社斎藤酒造店 青森県弘前市駒越町58 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール 精米歩合70% アルコール分15度以上16度未満 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 弘前で入手したお酒です。 URLから判断するに、松緑と書いて“まつみどり”と読むのでしょう。 そういえば、同じ“まつみどり”という名のお酒を、かつて神奈川県の松田で入手したことがありました。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、ほとんどわかりませんね。 一口目で、酸味がかなりはっきりしていることがわかりました。 すっぱさがとても豊かで、少し深みを感じます。 刺激やピリピリ感はありません。 うまみはやや淡めですが、しっかりしています。 やわらかいうまみで、酒臭さはほとんどないみたいです。 それに、苦みや雑味は感じませんでした。 甘みはひかえめです。 でも、ドライな感じはしませんね。 酸味が豊かな、辛口のおいしいお酒でした。 たしかに酸味が豊かですが、決して角がある感じではないですね。 それどころか、少し深みも感じました。 海のものや味の濃い食べ物に合うと思います。 私はこいつと合わせましたが、なかなかいけると思いましたよ。

続きを読む

【お酒】623.北鹿 純米吟醸 雪の十和田 180ml

株式会社北鹿 秋田県大館市有浦二丁目2-3 アルコール分 17度以上18度未満 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合 50% 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 今日は散々な日でした。 職場のエアコンが壊れてしまったのです。 窓が開かない部屋でエアコンが壊れると、そりゃもう灼熱地獄ですわ。 そんなわけで、今日は燗酒をいただく気には到底なれず、冷蔵庫で冷やしてあったこのお酒を選びました。 北鹿さんのお酒は、かつて北鹿の普通酒と、本醸造の生貯蔵酒雪オーロラとをいただいております。 今日いただくこのお酒は、純米吟醸酒です・。 このお酒の瓶ですが、変わったかたちをしています。 ですがこの瓶はどうやら既製のものらしく、他の蔵元さんのお酒でもこの瓶に詰められたものを時々見かけます。 そういえば、私がかつて働いていた職場のトイレには、この瓶に活けられた花が飾ってありましたよ。   ・   ・   ・ ああ、いやなことを思い出してしまいました。 このお酒ですが、アルコール度数が17~18度と高めです。 アル添なしの純米吟醸酒でこの度数ということは、もしかして原酒でしょうか。 ということは、純米吟醸酒ながらも飲みごたえがあるお酒なのでしょうか。 それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。 もちろん、冷蔵庫で冷やしたものをいただきますよ。 お酒の色は、ちょっとだけ着いている感じ…

続きを読む

【お酒】622.八鶴 金撰 ツルカップ

八戸酒類株式会社(い) 青森県八戸市八日町一番地 アルコール分 15度以上16度未満 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 昨日いただいた如空の金撰酒お燗瓶は、八戸酒類さんの五戸工場で造られたものでした。 今日いただくこのお酒も普通酒ですが、こちらはラベルに“〇い”と書かれています。 所在地から判断するに、この“〇い”は、八鶴工場を示す記号のようです。 また、このラベルは、鶴をデザインしたもののようです。 同じ蔵元さんでも工場がちがうと、お酒の味も変わるのでしょうか? それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、ほとんどわからないくらいです。 うまみは淡めです。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみとともに、やわらかさも感じます。 ですがこのお酒、苦みが少しあるようです。 酸味ははっきりしています。 さわやかさがあって、すっぱさをわずかに感じます。 それにちょっとピリッと感じました。 甘みはひかえめですが、その存在はひかえめなりにわかります。 淡めのうまみに、酸味と苦みとが効いている、淡麗辛口のおいしいお酒でした。 昨日の如空も淡麗な味わいでしたが、こちらには酒臭さ(←あくまでもほめ言葉です)がありました。 それに、こちらは酸味と苦みとが…

続きを読む

【お酒】621.如空 金撰酒 お燗瓶

八戸酒類株式会社 五戸工場 青森県三戸郡五戸町字川原町12 アルコール分 15.0度以上16.0度未満 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 180ml詰 (以上、瓶の印刷事項より転記) この蔵元さんのことは全く知りませんでした。 青森県内に工場を二箇所持っているようです。 根拠となる文献がないのでたしかなことは言えないのですが、もしかして戦時統合で成立した蔵元さんでしょうか? はじめていただくお酒ですので、十分に味わってみたいと思います。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、無色透明ですね。 うまみは淡めです。 酒臭さはほとんどなく、やわらかいうまみです。 一方で、苦みや雑味はないみたいです。 酸味はけっこうはっきりしています。 さわやかさが豊かで、すっぱさをわずかに感じるような酸味です。 それに、ちょっとだけピリッと感じました。 甘みはひかえめで、ほとんど感じません。 淡めでやわらかいうまみに、酸味が効いている、淡麗辛口のおいしいお酒でした。 甘みが少なく、しかも酸味が効いているので、キリッと引き締まっています。 しかし、クセや雑味がないので、比較的飲みやすのではないかと思います。

続きを読む