【お酒】734.如空 本醸造 180ml

(同日追記;記事のリンクに誤りがありましたので、訂正しました。) 八戸酒類株式会社五戸工場 青森県三戸郡五戸町字川原町12 アルコール分 15度以上16度未満 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)醸造アルコール 精米歩合 65% 容量180ml (以上、ラベルより転記) 八戸酒類さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。 621.如空 金撰酒 お燗瓶(五戸工場) 622.八鶴 金撰 ツルカップ(八鶴工場) 628.八鶴 純米カップ(八鶴工場) 629.八鶴 純米吟醸カップ(八鶴工場) 717.如空 銀撰酒 お燗瓶(五戸工場) 728.八鶴 吟醸カップ(八鶴工場) 今日いただくこのお酒は、五戸工場で造られた本醸造です。 この瓶は、他社でも使われているのをときどき見ます。 これは私の意見ですが、おみやげ物向けのお酒に多いような気がします。 どうやら、このメーカーさんの製品のようです。 本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。 うまみはちょっと濃いかなといった程度ですが、けっこうしっかりしています。 やわらかいうまみで、酒臭さはほとんどないみたいです。 苦みや雑味はないみたいです。 酸味ははっきりしています。 角のないすっぱさがけっこう豊かです。 ほんのわずかにピリッと感じます。 甘みはひかえめですが、その存在はわかります。 …

続きを読む

【お酒】733.東北泉 本醸造 300ml

合資会社高橋酒造店 山形県飽海郡遊佐町吹浦字一本木57 アルコール分15.0度以上16.0度未満 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 精米歩合 70% 300ml詰 (以上、瓶の印刷事項より転記) 昨日は東北泉の純米吟醸生詰をいただきましたが、今日は本醸造をいただきます。 しかし、今日いただくこのお酒は、かつていただいた東北泉の本醸造カップとたぶん同じ中身だと思います。 ということは、当然ながら、感想もカップ酒と同じになるはずです。 美味しいお酒ですので、さっそくいただいてみたいと思います。 本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、ほんの少し着いているのがわかる程度です。 うまみはやや濃いめで、しっかりしています。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)とともに、やわらかさも感じます。 それでいて、苦みや雑味は全くありません。 酸味はけっこうはっきりしています。 角のないすっぱさとともに、深みを感じる酸味です。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはややひかえめです。 わずかにあって、お酒の味にコクを添えています。 角のない酸味に深みを感じる、やや濃醇で旨やや辛口のおいしいお酒でした。 これは酸味を味わうお酒でしょう。 私としては、純米吟醸よりもこっちのほうが好きですね。 あれ?、本醸造カップと味の感想が微妙にちがうな・・・・。 (オマエの…

続きを読む

【お酒】732.東北泉 純米吟醸 生詰 300ml

合資会社高橋酒造店 山形県飽海郡遊佐町吹浦字一本木57 アルコール分15度以上16度未満 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合 50% 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 遊佐で酒集めをした際に入手したお酒です。 高橋酒造店さんの東北泉は、かつて本醸造のカップ酒をいただいております。 今日いただくこのお酒は、遊佐駅近くのスーパーで入手した純米吟醸酒です。 このお酒は生詰のようですが、要冷蔵と表示されています。 生詰については、こちらをお読みください。 一方で、蔵元さんのWebsiteを読むと、「唯一の通年生酒商品です。美山錦の50%精米ですから、特別純米と同じスペックですが、±0にあわせて上槽するため、一仕込まるまるこの生酒に使用しています。(以下略)」と紹介されておりました。 もしかして、生詰と表示してあるのは、生酒であるという意味なのでしょうか? そのために、生酒である場合のルールとして、要冷蔵の表示がなされているのでしょうか? まあでも、生詰であろうが生酒であろうが、おいしければそれでよいのです。 おいしいお酒であろうと期待しつつ、そろそろいただいてみたいと思います。 純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、ほとんどわかりませんでした。 吟醸香は、ほとんどわからないくらいかすかなものでした。 一方で、フレッシュな風味をちょっと感じました。 …

続きを読む

【お酒】731.あさ開 南部流寒造り 純米吟醸 180ml

株式会社あさ開 岩手県盛岡市大慈寺町10番34号 精米歩合 55% 原材料名 米(国産)・米麹(国産米) アルコール分15度以上16度未満 日本酒度+1 180ml詰 (以上、ラベルより転記) あさ開さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。 80.あさ開 アルミカップ アサビラキ 293.あさ開 本醸造生貯蔵酒 生缶(2回目はこちら) 409.あさ開 サケカップ(紙カップ) 412.あさ開 純米辛口 男の純米DRY 565.あさ開 本醸造 昭和旭蔵 300ml 今日いただくこのお酒は、純米吟醸酒です。 このお酒は、“南部流寒造り”と名付けられています。 ということは、このブログとしては、南部流、すなわち南部杜氏の酒造りについて調べて紹介すべきところでしょう。 大変申し訳ございません。 今回は封を開けた後で酒銘に気づきましたので、全く調べておりません。 次に“南部流”あるいは“南部杜氏”に関するお酒をいただく際の課題とさせてください。 言い訳はこのくらいにして、そろそろいただいてみたいと思います。 純米吟醸酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、ほんのわずかに着いているのがわかる程度でした。 吟醸香は、ほんの少し感じる程度です。 うまみはやや濃いめで、しっかりしています。 やわらかいうまみとともに、熟成感をややはっきりと感じます。 吟醸酒らしい苦みも、ほんのち…

続きを読む

【お酒】730.南部美人 上撰 カップ

株式会社南部美人 岩手県二戸市福岡字上町13番地 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール アルコール分 15度以上16度未満 180ml詰 (以上、フタより転記) 南部美人という名前のお酒です。 このお方が南部美人なのでしょうか。 カップには、オリが沈殿していることがある旨が表示されています。 でも、このカップ酒には、オリはないみたいです。 ネタがないことをごまかしたところで、そろそろいただいてみたいと思います。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、ちょっとわかるくらいです。 うまみはちょっと濃いめな感じです。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)とともに、熟成感をちょっと感じます。 ですが、キレがかなりよく、スッと引いていきます。 ほんのわずかですが、苦みもあるみたいです。 酸味ははっきりしています。 すっぱさはそれほどなく、むしろスーッとしたさわやかさを感じます。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはひかえめですが、その存在はわかります。 ほんのわずかにあって、お酒の味にコクを添えています。 キレがとてもよい、爽快スッキリ旨やや辛口のお酒でした。 酸味のさわやかさも、スッキリ感を助長しているようでした。 私としては、普通酒のうまみにこのスッキリ感はどうなのかなと思いました。 きっと吟醸酒であれば、きれいな味わいに仕上がっ…

続きを読む

【お酒】729.岩手誉 翔 カップ

岩手銘醸株式会社 岩手県奥州市前沢区字新町13番地 原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール、糖類 アルコール分 15.0度以上16.0度未満 180ml詰 (以上、カップの印刷事項より転記) 岩手銘醸さんについて、ある文献では以下のように紹介されておりました。 「岩手銘醸は、昭和三十年、町内にあった「大桜」の蔵元・吉田酒造と「陸奥の友」の蔵元・及川酒造が共同で設立した。(中略)そもそもは藩制時代に創業した蔵元であったというから、酒造りの歴史は古い。」(※1) そんな歴史があるらしい蔵元さんが造ったこのお酒ですが、残念ながら糖類添加の三増酒でした。 しかし、酸味料は添加されていないみたいです。 なお、いまさらではありますが、三増酒についてはかつてこちらでまとめております。 はい、それではいただいてみたいと思います。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、ほんのわずかにわかる程度でした。 うまみは淡めです。 クセのないやわらかいうまみですが、酒臭さ(←ほめ言葉です)もごくわずかに感じます。 それに、苦みが少しあるみたいです。 酸味はけっこうはっきりしています。 すっぱさがかなり強めです。 でも、刺激やピリピリ感はありません。 甘みはややはっきりしています。 でも、糖添三増酒にしては、それほど甘くはありません。 それに、糖添にありがちな、とろみのような舌触りも…

続きを読む

【お酒】728.八鶴 吟醸カップ

八戸酒類株式会社八鶴工場 青森県八戸市八日町一番地 アルコール分15度以上16度未満 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)醸造アルコール 精米歩合 40% 180ml (以上、ラベルより転記) 八戸酒類さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。 621.如空 金撰酒 お燗瓶(五戸工場) 622.八鶴 金撰 ツルカップ(八鶴工場) 628.八鶴 純米カップ(八鶴工場) 629.八鶴 純米吟醸カップ(八鶴工場) 717.如空 銀撰酒 お燗瓶(五戸工場) 今日いただくこのお酒は、醸造アルコールが添加されている吟醸酒です。 純米吟醸カップの精米歩合は50%でしたが、こちらは40%とより高精白のようです。 醸造アルコールを添加したお酒を敬遠なさる御仁は少なくないと思います。 それは、醸造アルコールの添加(アル添)は、元々は戦前に開発された増量策であったことから、アル添酒を本物のお酒ではないとご判断なさっているからではないかと推察いたします。 しかし、これは私の意見ですが、公式ルールによって添加量が制限されている今日では、アル添は決して有効な増量策ではなく、むしろ酒造りの一技法として確立しているのではないかと思います。 このことは、かつてこちらでまとめておりますので、興味がおありでしたらお読み下さい。 特に吟醸酒においては、アル添によって、酒粕に付着してしまう吟醸香をお酒のほうへ戻す効果を期待することができると言わ…

続きを読む

愛媛県東部での酒集め

「八幡学園で長く居るつもりで居たんだけれども もっといい所が有ると思って よくを出してあした出かけて行こうと思って 日記がすんでから出かける支度をして いつもより早く起きて 皆に見つからないように出かけて行く 出かけて行った日は五月九日の日でした」 (山下清『裸の大将放浪記 第二巻』p.402(1979.10第二刷 ノーベル書房)) ぼくも四国へ行けばもっといい酒があると思ってよくを出して、いつもより早く起きて出かけてしまったんだな。 今回は、成田空港からJetstar★に乗ります。 私にとっては15年ぶりの飛行機で、私的な旅では初めてです。 西へ行く飛行機で、進行方向右側の窓側席を取りました。 これはひとつ、富士山でも撮ってやろうかと狙っていましたよ、最初は。 ですが、飛び立ったとたんから、外はずっとこの有様。 自分が今、どこを飛んでいるのかもわからないくらいだったんだな。 雲ばかり見ていたら、冷蔵庫の裏を久しぶりに掃除したときに出てくるホコリに見えてきたんだな。 ようやく晴れたと思ったら、「当機はまもなく着陸態勢に入ります」だとさ。 着いたのは、松山空港。 松山空港には、みかんジュースタワーがあったんだな。 どうやら本当に出ているみたいなんだな。 松山空港からは、リムジンバスに乗って市内を目指します。 着いたのは、伊予鉄道の松山市駅。 松山市駅からは、Yahoo地図で見つけた…

続きを読む

【お酒】727.秩父錦 カップ 200ml

株式会社矢尾本店 埼玉県秩父市別所字久保ノ入1432番地 原材料名:米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類 アルコール分:14度以上15度未満 200ml詰 (以上、カップの印刷事項より転記) 矢尾本店さんのお酒は、かつて秩父錦の特別純米酒アルミ缶と、糖類添加の秩父錦金印カップとをいただいております。 今日いただくこのお酒もまた、残念ながら糖類添加(酸味料添加なし)の三増酒でした。 前回頂いた金印カップと比べると、こちらのほうがアルコール度数を低く設定しているみたいです。 ということは、こちらのほうが金印カップよりも薄い加水量が多いのではないかと推測し得ると思います。 こちらが200ml詰なのは、そのせいでしょうか。 となると、金印カップの味を参考にすれば、どんな味かはだいたい予想がつきます。 それでもおいしいお酒であってほしいとの一縷の望みを抱きつつ、そろそろいただいてみたいと思います。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、金印カップと同じくらいでした。 ああ。 やっぱり甘みがはっきりしています。 ですが、糖添酒にありがちなとろみのような舌触りはそれほどでもないみたいです。 うまみは淡めです。 酒臭さはなく、むしろ苦みがはっきりしています。 酸味ははっきりしています。 スースーした感じと、すっぱさとがあります。 淡麗苦甘口のお酒でした。 以上です、…

続きを読む

【お酒】726.菊駒 カップ

株式会社菊駒酒造 青森県三戸郡五戸町字上新井田前1番地14 アルコール分15度以上16度未満 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール 180ml詰 (以上、カップの印刷事項より転記) 菊駒酒造さんはもともと明治43年(1910年)に会社を設立なさったようですが、戦時中に八戸酒類へ統合されていたそうです。 それが平成20年(2008年)に再び独立し、かつてのブランドであった菊駒を造り始めたとのこと。 蔵元さんのWebsiteに掲載されているパンフレットによれば、菊駒という酒銘について、「菊作りの名人でもあった四代目久次郎(幼名・治郎八)により、昭和初期に菊と五戸名産の馬(駒)を組み合わせた「菊駒」に改められました。」と紹介されていました。 今日はこの菊駒をいただきます。 品質表示から判断するに普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、ほとんど目立ちませんでした。 うまみは淡めです。 香ばしさと苦みとがややはっきりしていますが、醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみもわずかに感じます。 酸味ははっきりしています。 少しピリッと感じます。 すっぱさも少しあるみたいです。 甘みはややはっきりしています。 とてもさらりとしています。 全体的に淡めではあるものの、淡いなりにしっかりした味わいの、淡麗旨ピリ辛口のおいしいお酒でした。 甘みがあるおかげでコクが出て、ただ…

続きを読む