【お酒】1018.酒銘不詳(長岡?) カップ

長谷川酒造株式会社 新潟県長岡市摂田屋2-7-28 原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール アルコール分15度 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 新潟県長岡市は、花火大会で有名な街ですね。 その様子は、山下清が描いた絵でも広く知られています。 今日は、その花火とともに駅名標のようなデザインが施されたラベルのお酒をいただきます。 ですがこのラベルには、酒銘らしき表示は見当たりませんでした。 今年の花火大会は、8月1日から3日にかけて開催されたのだとか。 このお酒は8月下旬に長岡市内のスーパーで入手しましたが、花火大会が終わったためか、値下げして販売されておりました。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、すこしはっきりしておりました。 燗をつけると、お酒の甘い香りが漂ってきました。 また一口含むと、アルコールの香りがはっきりしていることがわかります。 うまみはやや濃いめで、しっかりしています。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみがはっきりしています。 熟成感が少しあって、また軽い苦みもちょっとあるみたいです。 それでいてキレがよく、スッと引いていきます。 酸味はややひかえめです。 さわやかさとすっぱさとを少し感じる程度です。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはややひかえめです。 それでもべとつかない甘みを少し感じま…

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【お酒】1017.あたごのまつ(愛宕の松) 純米吟醸 300ml

株式会社新澤酒造店K 宮城県大崎市三本木字北町63番地 アルコール分/16度 原材料/米(国産)・米麹(国産米) 精米歩合/55% 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 新澤酒造店さんのお酒は、これまでに愛宕の松の本醸造カップと、愛宕の松の特別純米酒むすび丸カップとをいただいております。 今日いただくこのお酒は、純米吟醸酒です。 純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、透明でした。 吟醸香がありますね。 フルーティーというよりも、花のような風味です。 大きく広がることはないものの、鼻腔を突いてくるようです。 それにちょっとだけですが、生貯蔵酒みたいなフレッシュな風味があるみたいです。 一口含むと、酸味がしっかりしていることがわかります。 すっぱさは決して強くはないものの、鋭さを感じます。 刺激やピリピリ感はありません。 うまみはやや淡めです。 米のうまみが、広がらないものの、鋭さがあって舌を突いてきます。 苦みや雑味はありません。 甘みはややひかえめです。 ややドライな感じですが、ゼロではないみたいです。 弱めではあるものの鋭い酸味と、舌を突く米のうまみとの、やや淡麗でやや辛口のおいしいお酒でした。 酸味が程よく効いていますね。 それに、米のうまみに鋭さがあって、スッキリしています。 もしかしたら、美山錦を使用しているのでしょうか? 私としては吟…

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【お酒】1016.東一(あづまいち) 山田錦純米酒 300ml

五町田酒造株式会社 佐賀県嬉野市塩田町五町田甲2081 アルコール分 15度 原材料 米(国産)・米麹(国産米) 原料米 山田錦100%使用 精米歩合64% 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 東一(あづまいち)という酒銘について、以下のような記述が文献にありました。 「 五町田酒造は1922年、瀬頭本家から分家して創業。「日本一」という銘柄でしたが、その後東洋で一番になるという意味で「東一」を追加しました。」(※1) この“瀬頭本家”というのは、もしかして“東長”の瀬頭酒造さんのことでしょうか? ところで、五町田酒造さんの酒造りについて、上記と同じ文献にはこのような記述がありました。 「 「米から育てる酒造りがモットー。」味のある米の旨みがのった酒を目指しています。「東一」が全国的に知られる五町田酒造の社長瀬頭一平さん。「米と酵母の相性が一番大事」と言います。本物の酒は良質の米から生まれるとして酒米の最高峰とされる山田錦を蔵周辺の田んぼで“自家栽培”するこだわりよう。」(※2) 今日いただくこのお酒は山田錦を使用した純米酒ですが、その産地については表示されておりませんでした。 もしかしたら、蔵元さんが自家栽培なさった山田錦も使われているかもしれませんね。 なお、山田錦については、簡単にではありますがかつてこちらで触れておりますので、ご参照下さい。 このお酒ですが、ラベルには冷でもぬる燗でもOKと書いて…

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【お酒】1015.雪鶴 精撰カップ

田原酒造株式会社 新潟県糸魚川市押上1-1-25 原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)醸造アルコール アルコール分/15度以上16度未満 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 田原酒造さんの酒は、これまでに雪鶴の純米吟醸カップと、雪鶴のお燗純米酒180mlとをいただいております。 今日いただくこのお酒は、普通酒です。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。 一口含むと、酸味がはっきりしていることがわかります。 すっぱさは強くはないものの、鋭いですね。 さわやかさも少しあるみたいです。 それに、ちょっとピリッときますね。 うまみはやや淡めです。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です。)うまみを淡いなりに感じます。 それに、軽い渋みを少し感じます。 甘みはややひかえめです。 べとつかない甘みを少しだけ感じます。 酸味と軽い渋みとが効いた、ちょいピリちょい渋すっぱ口のお酒でした。 これはきっと、地元の食べ物と合わせてこそのお酒だと思います。 糸魚川のお酒ですから、海のものでしょう。

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【お酒】1014.竹の園 上撰 カップ

矢野酒造株式会社 佐賀県鹿島市大字高津原3903-1 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類 アルコール分15.0度以上16.0度未満 200ml詰 (以上、フタより転記) 佐賀県鹿島市の街中に蔵を置く蔵元さんのお酒です。 上撰の小印が付けられておりますが、残念ながら糖類添加の三増酒でした。 ただし、酸味料は添加されていないみたいです。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。 うまみはやや濃いめです。 ウィスキーみたいな風味を少し感じます。 それに渋みも少しありますね。 それでもキレがややよいことが、クドさを回避してくれているみたいです。 酸味はややひかえめです。 すっぱさをちょっとだけ感じます。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはやっぱりはっきりしています。 糖添三増酒にありがちなとろみのような舌触りもありますし、ちょっとべとついた感じもします。 やや濃醇でちょい渋甘口のお酒でした。 この風味は、かつて扶桑鶴の佳撰カップで感じたことがありました。 酸味料由来の風味ではないと思いますが(酸味料の表示がないのでそう信じたい!)、ちょっとクセのようにも感じました。 でも、キレがよいことで、クドさは回避できていると思います。

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【お酒】1013.Vセレクト 淡麗辛口 灘の鬼ころし カップ

販売者:株式会社バロー 岐阜県多治見市大針町661-1 製造者:大関株式会社 兵庫県西宮市今津出在家町4-9 原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール アルコール分13度以上14度未満 200ml (以上、ラベルより転記) このお酒ですが、岐阜県多治見市に本店を置くスーパーが企画し、兵庫県は灘五郷のうち今津郷にある大関さんが造ったお酒のようです。 そういえば以前、広島県福山市に本店を置くスーパーが企画して、灘五郷のうち魚崎郷に蔵を置く櫻正宗さんが造ったカップ酒をいただいたことがありました。 なお、大関さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。 266.オダキュー 天下の険 上撰 カップ 386.大関 超特撰 大坂屋長兵衛 大吟醸 180ml 695.本醸造 上撰 辛丹波 300ml 1000.ワンカップ大関 上撰 “鬼ころし”という酒銘が付けられております。 その意味については、かつてこちらでまとめておりますので、ご参照下さい。 またこのカップ酒ですが、フタには“金鹿”という銘が記載されておりました。 金鹿(きんしか)は、かつて大関さんと同じく灘五郷の今津郷にあった灘酒造さんが使用していた酒銘です。 〔『灘の酒博物館』巻末折込図より(1983.10 講談社)〕 文献や確定的な情報に当たったわけではないので正確に記述することはできませんが、この灘酒造さんは21世紀…

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【お酒】1012.妙高山 本醸造 カップ

妙高酒造株式会社 新潟県上越市南本町2-7-47 アルコール分15度以上16度未満 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 精米歩合65% 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 妙高酒造さんのお酒は、かつて普通酒の妙高山カップをいただいております。 今日いただくこのお酒は、本醸造のカップ酒です。 本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、わずかに着いていることがわかる程度でした。 アルコールの香りがややはっきりしているようです。 うまみは淡めです。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみを淡いなりに感じます。 苦みや雑味はなく、それにキレもよいようです。 酸味はややはっきりしています。 やや鋭さのあるすっぱさを少し感じます。 それに、ちょっとピリッときますね。 甘みはややはっきりしています。 さらっとした甘みを少し感じます。 淡麗ちょいピリやや甘口のお酒でした。 普通酒のときもそうでしたが、やはりピリピリ感が目立ちますね。 これはあくまでも私の感想ですが、せっかくきれいな味わいなのに、ちょっともったいないように思いました。

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【お酒】1011.天吹 上撰 カップ

天吹酒造合資会社 佐賀県三養基郡みやき町大字東尾2894 アルコール分15.0度以上16.0度未満 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール・糖類 200ml (以上、ラベルより転記) 花酵母の利用に熱心に取り組んでいらっしゃる天吹酒造さんのお酒は、かつて天吹の超辛口特別純米酒と吟乃紅衣との飲み比べと、三社祭の御神酒である“浅草三社権現社 御神酒300ml”とをいただいております。 今日いただくこのお酒ですが、上撰の小印が付けられているにもかかわらず、誠に残念ながら糖類添加の三増酒でした。 ただし、酸味料は添加されていないみたいです。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、けっこうはっきりしておりました。 うまみは濃いめです。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみも一応感じます。 クドさはないものの、このお酒、渋みがかなり強めです。 それに、キレのよさはないみたいです。 酸味ははっきりしています。 すっぱさに鋭さを感じます。 それに、ちょっとピリッと感じます。 甘みはややはっきりしています。 とろみのような舌触りはわずかに感じる程度ですが、ちょっとべとつくようです。 濃醇渋すっぱやや甘口のお酒でした。 かなりクセのある個性的な味わいのお酒でした。 これなぁ、かなり濃い味の料理や、磯の香が高い海産物などでないと、合わせるのが難しいんじゃないでし…

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【お酒】1010.澤乃泉 本醸造 300ml

石越醸造株式会社 宮城県登米市石越町北郷字中沢108の1 アルコール分 15.0度以上16.0度未満 原材料名 米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール 精米歩合65% 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 昨日は澤乃泉本醸造の生貯蔵酒をいただきましたが、今日は貯蔵前と瓶詰め前と2回火入れされた本醸造をいただきます。 なお、石越醸造さんのお酒は、これらのほかに澤乃泉の上撰カップ伊豆沼白鳥(糖類添加)と、澤乃泉の特別純米酒カップとをこれまでにいただいております。 本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、ほぼ透明でした。 うまみはやや淡めです。 お米のうまみをほんのりと感じます。 また、軽い苦みがちょっとだけあるみたいです。 酸味はややはっきりしています。 すっぱさは、強くはないものの少し際立っていて、ちょっとだけ鋭さを感じます。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはややはっきりしています。 かなりさらっとした甘みをほんのりと感じます。 やや淡麗でちょいすっぱやや甘口のおいしいお酒でした。 酸味と軽い苦みとがあることで味が引き締まって、食事と合わせやすくなっているのではないかと感じました。 私としては、生貯蔵酒よりもこちらのほうがおいしいと思います。 というか、糖添三増酒なんかよりも、これをカップ酒にしていただきたいところです。

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【お酒】1009.澤乃泉 本醸造 生貯蔵酒 300ml

石越醸造株式会社 宮城県登米市石越町北郷字中沢108の1 アルコール分 15.0度以上16.0度未満 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 精米歩合 65% 内容量 300ml (以上、瓶の印刷事項より転記) 石越醸造さんのお酒は、これまでに澤乃泉の上撰カップ伊豆沼白鳥(糖類添加)と、澤乃泉の特別純米酒カップとをいただいております。 今日いただくこのお酒は、本醸造の生貯蔵酒です。 生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、ほぼ無色でした。 生貯蔵酒らしいフレッシュな風味を感じます。 ちょっとはっきりしていますね。 うまみはやや淡めです。 お米のうまみを感じます。 苦みもちょっとあるみたいですが、強くはなく、しかも軽い苦みです。 キレはそれほどでもないみたいです。 酸味はややひかえめです。 すっぱさは弱めですが、弱いなりに鋭さを感じます。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはややはっきりしています。 べとつかない、さらっとした甘みです。 軽い苦みと酸味、それに甘みのバランスがよい、やや淡麗でやや甘口のお酒でした。 苦みはあるものの、嫌味がなくて落ち着いていると思います。 その一方で、フレッシュさがちょっと目立つかもしれません。 まあでも、クドくはなくて飲みやすいでしょう。

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