【お酒】1167.十一正宗 純米酒 天然吟香 【つつじ】酵母仕込み 300ml

森戸酒造株式会社 栃木県矢板市東泉645 原材料/米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合/70% アルコール分/14度 内容量 300ml (以上、ラベルより転記) 森戸酒造さんのお酒は、かつて十一正宗のカップ酒(普通酒)と、十一正宗 特醸酒 尚仁沢 にごり酒 180mlを、そして昨日、十一正宗 純米酒 天然吟香 【りんご】酵母仕込み 300mlをいただいております。 今日いただくこのお酒は、つつじの花から採取された酵母を用いて造られた純米酒です。 なぜ、つつじから採取したのでしょうか? 蔵元さんが蔵を置く栃木県矢板市の“市の花”が、レンゲツツジだからでしょうか? なお、花酵母についてはかつてこちらでまとめておりますので、適宜ご参照下さい。 純米酒ですが、花酵母の香りを楽しむべく、燗にせずに冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。 【りんご】よりも薄めですね。 やはり香りがありますね。 フルーティーというよりも、むしろ花の香りっぽいものがフワッときます。 でも、強くはないですし、パッと広がった後で残らずにスッと消えていくみたいです。 うまみは淡めです。 米のうまみが舌の上にうっすらと広がる感じです。 香ばしさと苦みともかすかに感じます。 純米酒ですが、キレはよいみたいです。 酸味はややひかえめです。 すっぱさに鋭さはあるもの、弱…

続きを読む

【お酒】1166.十一正宗 純米酒 天然吟香 【りんご】酵母仕込み 300ml

森戸酒造株式会社 栃木県矢板市東泉645 原材料/米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合/70% アルコール分/14度 内容量 300ml (以上、ラベルより転記) 森戸酒造さんのお酒は、かつて十一正宗のカップ酒(普通酒)と、十一正宗 特醸酒 尚仁沢 にごり酒 180mlとをいただいております。 今日いただくこのお酒は純米酒ですが、りんごの花から採取された酵母を用いて造られているのだとか。 このラベルで紹介されている中田先生の文献は、かつて花酵母についてまとめた際に引用させていただいたことがありましたよ。 純米酒ですが、花酵母を香りを楽しむべく、燗にせずに冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、少し着いていることがわかりましたよ。 やっぱり香りがはっきりしておりました。 一口含むと、フルーティーで甘い香りが口から鼻へと抜けていきます。 うまみはやや淡めです。 米のうまみが舌の上に薄く広がる感じがします。 また、香ばしさと、吟醸酒みたいな軽い苦みとがほんのかすかにあるみたいです。 純米酒ですが、キレはよいみたいです。 酸味はややひかえめです。 すっぱさは弱めですが、弱いなりに鋭さをちょっと感じます。 でも、鋭いだけではなく、深みも少しあるみたいです。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはややはっきりしています。 けっしてべとつかない、さらっとした甘みをほんのりと感じます。 …

続きを読む

【お酒】1165.帝松 逸品 お燗瓶 御神酒

松岡醸造株式会社 埼玉県比企郡小川町下古寺7-2 正180ml詰 (ここまで、瓶の印刷事項より転記) 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール アルコール分15.0度 (以上、王冠より転記) 昨日いただいた帝松のカップ酒に引き続き、今日も松岡醸造さんのお酒をいただきます。 今日いただくこのお酒ですが、御神酒と書かれた箱に入れて販売されておりました。 品質表示の一部は王冠に記載されておりました。 それによれば、特定名称も精米歩合の表示もなかったことら、このお酒もカップ酒と同じく普通酒ということでしょう。 しかし、こちらには糖類は添加されていないみたいです。 昨日いただいたカップ酒とは、果たしてどのようなちがいがあるのでしょうか? それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、カップ酒と異なってほぼ透明でした。 こっちのうまみは淡めですね。 やわらかいうまみをかすかに感じる程度です。 軽い苦みはありますが、香ばしさはないみたいです。 酸味はややひかえめです。 ひかえめながらも、すっぱさに鋭さがありますね。 それにちょっとピリッと感じます。 あまみはややはっきりしています。 でも、こっちには、とろみのような舌触りはないみたいです。 淡麗ちょいピリやや甘口のお酒でした。 カップ酒よりも淡くて、…

続きを読む

【お酒】1164.帝松 カップ

松岡醸造株式会社 埼玉県比企郡小川町下古寺7-2 原材料 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類 精米歩合 70% アルコール分 15% 容量180ml (以上、ラベルより転記) 晴雲や武蔵鶴と同じく、この蔵元さんも埼玉県の小川町に蔵を構えていらっしゃいます。 ただしこの松岡醸造さんは、小川町の市街地からはちょっと離れておりました。 残念ながらこのお酒、糖類添加の三増酒でした。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、ややはっきりしておりました。 燗をつけたせいかもしれませんが、アルコールの香りがちょっとはっきりしておりました。 うまみはやや淡めです。 やわらかいうまみでしたが、ほんのりと感じる程度です。 軽い苦みと香ばしさとをも、かすかに感じます。 酸味はややはっきりしています。 すっぱさは弱めですが、弱いなりに鋭さを感じます。 また、アルコール由来と思われるさわやかさがあって、それにちょいピリも感じます。 甘みはややはっきりしています。 とろみのような舌触りを少し感じます。 うまみや酸味、甘みがあるものの、全体的に淡めな、やや淡麗でやや甘口のお酒でした。 糖添三増酒らしいとろみのような舌触りはありましたが、それほどクドくはありませんでした。 また、味わいはしっかりしてしかも角がないものの、淡さというか薄さを感じました。 これ…

続きを読む

【お酒】1163.赤城山 からくち 180ml

近藤酒造株式会社 群馬県みどり市大間々町大間々1002 アルコール分 15度以上16度未満 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール 精米歩合 60% 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 近藤酒造さんのお酒は、かつて赤城山のカップ酒をいただいております。 今日いただくこのお酒は精米歩合60%と比較的高精白でしたが、特定名称の表示がなかったことから普通酒なのでしょう。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、ほぼ透明でした。 うまみはやや淡めです。 ですが、やわらかいうまみが淡いなりにしっかりしています。 それに、軽い苦みがいい具合に効いています。 酸味ははっきりしています。 すっぱさが強くはないものの、鋭さがありますね。 それに、けっこうピリッときます。 甘みは意外にもややはっきりしています。 かなりさらっとした甘みですが、甘みに厚みを感じます。 やわらかいうまみ、軽い苦みと酸味とが引き締めて、甘みがコクを添える、やや淡麗でピリやや甘口のおいしいお酒でした。 “からくち”と銘打たれておりましたが、甘みはたしかにありましたよ。 むしろこのお酒は、ピリ辛口といったところでしょうか。 けっこうピリッときましたが、そのピリもつまみと合わせるといい感じでした。

続きを読む

【お酒】1162.武蔵鶴 ツルカップ

武蔵鶴酒造株式会社 埼玉県比企郡小川町大塚243 アルコール分 15度以上16度未満 原材料名 米(国産) 米麹(国産米) 醸造アルコール 内容量 180ml (以上、カップの印刷事項より転記) 今日は、JR八高線・東武東上線小川町駅の駅前に蔵を構える蔵元さんのお酒をいただきます。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は少し着いていることがわかる程度でしたが、透明感がありました。 うまみは濃くはないですね。 淡くもないみたいですが、少し薄っぺらさがありますね。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをかすかに感じますが、それよりも渋みと香ばしさとが少しはっきりしています。 キレはよく、味わいにも透明感を感じます。 酸味はややひかえめです。 すっぱさはほとんどなく、アルコール由来と思われるさわやかさを少し感じる程度です。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはややはっきりしています。 べとついた感じはなく、かなりさらっとしています。 やや渋やや甘口のお酒でした。 これはあくまでも私の個人的な感想ですが、こういう味わいのお酒って、雑味の出た醪を多めのアルコールでのばしているのではないでしょうか。 しかし、かつてこういう味わいのお酒にはいくつか出会いましたが、その中でもこのお酒は比較的穏やかなほうではないでしょうか。

続きを読む

【お酒】1161.國光(コクコー) 無沪過純米大吟醸50 中汲み 180ml

小原酒造株式会社 福島県喜多方市字南町2846 アルコール分 15度 精米歩合50% 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米) 180ml (以上、ラベルより転記) お酒にモーツァルトの曲を聴かせながら仕込んでいるという小原酒造さんのお酒は、かつて特別純米酒の蔵粋(クラシック)カップをいただいております。 今日いただくこのお酒は純米大吟醸でしたが、このお酒もモーツァルトの曲を聴かせて仕込んである旨が添付の書面で紹介されておりました。 私は、お酒に音楽を聴かせながら仕込むことの効果や当否について論じることができるだけの知識を持ち合わせておりませんので、この件についてはこれ以上は触れません。 このお酒ですが、ラベルには“無沪過”で、かつ“中汲み”である旨が表示されておりました。 このうち、“無沪過”については、かつてこちらで賛成反対双方の意見を紹介しておりますので、ご参照下さい。 では、“中汲み”とは、いったいどういう意味を示す言葉なのでしょうか? この“中汲み”は、醪を搾る(酒粕を分離する)際に出てくるお酒のうち、搾り作業の中盤段階で出てくるお酒のことを示す言葉でしょう。 (なお、“中汲み”という言葉は、にごり酒、すなわち「清酒と滓の中間の濁った部分」(※1)という意味でも使用されるようですが、添付の書面にあるように、このお酒については前者の意味で用いられているものと推察いたします。) すなわち、「しぼりたてのお酒…

続きを読む

【お酒】1160.池錦 星の花 純米生貯蔵 300ml

池島酒造株式会社 栃木県大田原市下石上1227 アルコール分15度 原材料名/米(国産)米こうじ(国産米) 精米歩合/65% 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 池島酒造さんのお酒は、これまでに池錦 特別純米酒 那須乙女 300mlと、池錦 本醸造 生原酒 180mlとをいただいております。 今日いただくこのお酒は、純米の生貯蔵酒です。 生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。 一口含むと、フレッシュな風味がはっきりしていることがわかります。 うまみは濃くはないですね。 米のうまみちょっと、醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみちょっとといったところでしょうか。 それよりも、苦みがやや強めで、角が少しあります。 また、キレはそれほどでもないみたいです。 酸味はややはっきりしています。 すっぱさがちょっと強めで、鋭さを少し感じます。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みははっきりしています。 べとつかず、さらっとしていますが、それでも強めです。 ちょい苦ちょいすっぱやや甘口のお酒でした。 これはあくまでも私の感想ですが、重さはないものの、フレッシュさが少しクドめで、苦みと酸味とが目立ち過ぎていると感じました。 そう感じたのは、それらを支えるだけのうまみがないからかもしれません。 もしアル添だったら味わいがどう変わ…

続きを読む

【お酒】1159.天鷹 辛口 特別本醸造 生酒 300ml

天鷹酒造株式会社 栃木県大田原市蛭畑2166 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 精米歩合 60% アルコール分 15度 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 天鷹酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。 161.青松天鷹 カップテンタカ 182.天鷹 辛口純米酒 瑞穂の郷 アロマぼとる 180ml 476.旨辛天鷹 180ml 759.辛口特別純米酒 天鷹スパークリング生 300ml 800.旨辛天鷹 カップ 1101.純米大吟醸 天鷹心(てんたかこころ) 300ml 今日いただくこのお酒は、特別本醸造の生酒です。 このお酒ですが、ラベルにいろいろと能書が表示されておりました。 生酒ですし、冷やかロックで飲めと書かれておりますので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、かすかに茶色がかっておりました。 一口含むと、生酒のフレッシュな風味が豊かであることがすぐにわかります。 うまみはやや濃いめです。 米のうまみをはっきりと感じますし、醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)もちょっと感じます。 また、香ばしさと軽い苦みとも少しあるみたいです。 それでいてキレがよく、スッと引きます。 酸味はややはっきりしています。 強くはないものの、針のように舌をピンと突くような酸味です。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはややひかえ…

続きを読む

【お酒】1158.聖徳 別撰 ホーオーセイトク カップ

聖徳銘醸株式会社 群馬県甘楽郡甘楽町大字白倉686-1 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール アルコール分15度 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 群馬県酒造組合のWebsiteでは、このお酒の酒銘について以下のように紹介されておりました。 「昭和34年、西上州の蔵元四社が合併して創業。社名・製品名の「聖徳」(せいとく)は聖徳太子の「以和為貴」(和を以って貴しと為す)の教えにあやかり、富岡・貫前神社の宮司によって名付けられました。「企業の発展には人の和が大切」と酒造りにかける新たな思いが込められ、今もその伝統を引き継いでいます。」 あー耳が痛い耳が痛い! あたしゃ何事も、一人でやりたい性質(タチ)なもので。 酒だってさ、大勢で騒ぎながら飲むよりも、一人で静かにいただいたほうが絶対にうまいと思っているものでしてね。 私の趣味趣向なんて、どうでもいいことです。 ネタがないことをごまかしたところで、そろそろいただいてみたいと思います。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。 一口含むと、アルコールの香りが強めであることがわかります。 うまみはやや濃いめです。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)はしっかりしています。 また、一応軽めではあるものの、苦みがはっきりしています。 ですが、キレはよいみたいです。 酸味はややひ…

続きを読む