【お酒】1241.越後鶴亀 新潟しゅぽっぽ 純米吟醸 180ml

株式会社越後鶴亀 新潟県新潟市西蒲区竹野町2575-2 アルコール分 15度 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米) 精米歩合 58% 五百万石100%使用(JR新潟ファーム栽培) 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 越後鶴亀さんのお酒は、かつて越後鶴亀の純米酒カップをいただいております。 今日いただくこのお酒は、新潟県が誇る酒造好適米五百万石を100%使用したという純米吟醸酒です。 どうやらこのお酒は、企画のみならず、使用されている五百万石の栽培にもJR東日本が絡んでいるみたいですね。 純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。 吟醸香ありますね。 フルーティーな風味を感じますが、それほど強くはありません。 うまみは濃いめですぞ。 米のうまみが広がらずに舌をピンとつく感じがします。 それに、醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみも少しあるみたいです。 一方、香ばしさや、吟醸酒らしいかるい苦みも少し感じます。 キレはそれほどでもないみたいです。 酸味ははっきりしています。 すっぱさが少し強めで、しかも鋭さを感じます。 でも、酸味自体に深みを感じます。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはひかえめです。 ほとんど感じないくらいです。 鋭くて香ばしいうまみに深みのある酸味の、濃醇旨ちょいすっ…

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【お酒】1240.杉勇(すぎいさみ) 300ml

合資会社杉勇蕨岡酒造場 山形県飽海郡遊佐町上蕨岡字御備田47の1 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)醸造アルコール アルコール分 15.0度以上16.0度未満 内容量 300ml詰 (以上、瓶の印刷事項より転記) 「 蕨岡での酒造りは、上寺の宿坊が賑わいをみせていた時代にさかのぼります。この頃、敷地内の井戸より良い水が湧いたと伝わる松尾坊(松ノ坊)で、「松の露(つゆ)」と呼ばれたそのお酒は造られていました。  社名、杉勇蕨岡酒造場は、大正12年に当時酒田の下中町で「杉勇」という銘柄で酒を造っていた杉山家と、先述の松尾坊松本家、そして元々青塚の網元で、漁業王・青山留吉の青山家とならび北海道祝津(しゅくつ)にも漁場を有した茨木家が合資して、「杉勇」の蕨岡分工場として創業されたことが由来です。」(※1)という杉勇蕨岡酒造場さん。 そんな僧坊酒のような由来を持つ杉勇蕨岡酒造場さんのお酒は、これまでに杉勇のカップ酒(普通酒)と、杉勇 純米酒 出羽の里 300ml、そして杉勇 本醸造 出羽きらり 300mlとをいただいております。 今日いただくこのお酒は普通酒ですから、中身は杉勇のカップ酒と同じでしょう。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、無色透明でした。 まず最初に、酸味を感じます。 すっぱさがやや強めで、けっこうはっきりしています。 そのすっぱさに鋭さを感じますが、深みも少しあるみたいです。 …

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【お酒】1239.萬年亀 純米冷酒 300ml

萬年亀酒造株式会社 福岡県久留米市三潴町草場68-4 原材料/米(福岡県産)・米こうじ(福岡県産米) 精米歩合/68% アルコール分/14度以上15度未満 300ml (以上、ラベルより転記) 萬年亀(まんねんかめ)という酒銘のお酒です。 「マンネンガメではなく。マンネンカメとにごらない。もちろん“不老長寿”をひっかけている。もともとは「萬亀」(よろずかめ)といっていたそうだ。」(※1)という記述が、手元の文献にありました。 このお酒は、福岡県産のお米を使用して造られた、純米の冷酒なのだとか。 冷酒と銘打たれておりますので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、少し着いていることがわかりました。 フレッシュな風味が少しだけあるみたいです。 まったくしつこくないですね。 うまみは淡めですが、淡いなりにしっかりしています。 米のうまみがフワッとひろがります。 苦みや雑味はまったくなく、しかもキレもよいみたいです。 酸味ははっきりしています。 鋭さが少しあるものの、酸味自体に深みを感じます。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはややひかえめです。 ゼロではなくてちょっとあるみたいですが、前に出て来ず、しかもさらっとしています。 淡いけれども米のうまみと酸味の深みとを味わうことができる、淡麗ちょいすっぱ旨やや甘口のおいしいお酒でした。 フレッシュな風味があるものの、し…

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【お酒】1238.羽前桜川 めざみの里20周年記念 激辛 また、めざみの里さござっとごぇな~ +20

野沢酒造店 野沢重徳 山形県小国町小国小坂町213 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール アルコール分15度 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 野沢酒造店(野沢酒造場?)さんのお酒は、かつて羽前桜川のカップ酒(精撰か?)と、羽前桜川の上撰300mlとをいただいたことがありました。 いずれも普通酒で、かつ糖類酸味料添加の三増酒でした。 今日いただくこのお酒は“激辛”と称された普通酒ですが、糖類や酸味料は添加されていないみたいでした。 激辛ではあるものの、なんばん(とうがらし)は入っていないそうです。 でも、とうがらしは清酒の原料として使用することが認められておりませんので(酒税法3条7号イロハ)、そりゃあたりまえでしょう。 このお酒は、めざみの里の20周年を記念した商品なのだとか。 めざみの里ってのは、道の駅いいでにある観光物産館のことでしょう。 このお酒もそこで入手したものでした。 日本酒度+20の超辛口ではありますが、普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。 一口含むと、アルコールの香りがはっきりしていることがわかります。 うまみはほとんど感じないくらいです。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)がごくかすかにあるみたいです。 それよりも、苦みが強くて、しかも苦み自体に鋭さを感じます…

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【お酒】1237.菊乃井 上撰カップ

株式会社鳴海醸造店 青森県黒石市大字中町1番地1号 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール・糖類・酸味料 アルコール分 15.0度以上16.0度未満 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 「 二代目文四郎が愛した菊の芳香を酒に取り入れたいと槽口に菊の枝を置き、それが成功した事から名付けられたという【菊乃井】。」(※1) そんな逸話を持つこのお酒ですが、まことに残念ながら糖類酸味料フル添加の三増酒でした。 フタの品質表示には酸味料の表示はありませんでしたが、ここではカップの印刷事項に従っておこうと思います。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、透き通った感じがあるものの、きれいな金色をしておりました。 紹介した逸話にあったような菊の香りはしませんでした。 うまみはやや濃いめです。 添加されたようなクドさを少し感じますが、醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみもありますね。 熟成感も少しあるみたいです。 苦みや雑味はありません。 キレはよく、透明感をちょっとだけ感じます。 酸味はややはっきりしています。 すっぱさがあって、鋭さを少し感じます。 また、かすかにピリッと感じます。 甘みはややはっきりしています。 とろみのような舌触りをちょっと感じますが、べとついた感じはしませんね。 やや濃醇でちょいすっぱやや甘口のお酒でした。 添加…

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【お酒】1236.真稜 カップ

逸見酒造株式会社 新潟県佐渡市長石84の甲 原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール アルコール分/15度 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 佐渡のお酒です。 特に披露に値するようなネタを持ち合わせておりませんので、さっさといただきたいと思います。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、かすかに茶色がかっているものの、透き通った感じでした。 うまみは濃くはないですね。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをちょっとと、米の味をちょっとだけ感じます。 それらよりも、苦みが少しはっきりしているようです。 キレはよく、透明感すら感じます。 酸味はややはっきりしています。 すっぱさは弱めですが、アルコール由来と思われるさわやかさを感じます。 刺激がピリピリ感はありません。 甘みはややはっきりしています。 さらっとした甘みをちょっと感じます。 ちょい苦やや甘口のお酒でした。 淡麗ではなく、苦みや酸味、甘みを感じますが、うまみは薄めでした。 これはあくまでも私の予想ですが、アルコールの添加量と加水量とが多めのように感じました。 以上です、編集長!

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【お酒】1235.純米吟醸 鯨えびす カップ

尾﨑酒造株式会社 和歌山県新宮市船町三丁目2-3 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合 50% アルコール分15度 内容量 180ml (以上、ラベルより転記) これも有楽町の交通会館にある和歌山県のアンテナショップで入手したお酒です。 ラベルには、酒銘の由来が書いてありました。 純米吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。 吟醸香は感じませんでした。 うまみは淡めですが、淡いなりにしっかりしています。 米のうまみがじんわりと広がる感じがします。 苦みや雑味はまったくなく、キレもよいみたいです。 酸味はややはっきりしています。 すっぱさは弱めではあるものの、鋭さを少し感じます。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはひかえめです。 ほとんど感じないくらいです。 淡めのうまみに酸味が効いている、淡麗爽快辛口のおいしいお酒でした。 酸味がうまく効いていて、さわやかな口当たりに仕上がっておりました。 香りがひかえめで、しかも辛口でさっぱりしているので、食事ともあわせやすいと思います。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 今日は、土用の丑の日なんですってね。 カタギに暮らしていらっしゃる皆様は、きっと国産うなぎのおいしいところをお楽しみになられたのではないでしょうか? …

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【お酒】1234.天長 上撰 高野山 カップ

天長島村酒造株式会社 和歌山市本町7-4 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール アルコール分15.0度以上16.0度未満 容量 180ml詰 (以上、フタに貼られたラベルより転記) ラベルが破れてしまいました。 このカップ酒は冷やして販売されていたのですが、冷蔵ケースから取り出すと結露が着くんですよね。 その結露でラベルが濡れて、他のお酒のカップと擦れて破れてしまうのです。 直接印刷であれば問題がないのですが、紙のラベルはこういう問題があることから、冷えたお酒を買うときは運ぶ際に注意を要するのです。 まあでも、ラベが破れたからといって、お酒の味が変わるわけではありません。 ネタがないことをごまかしたところで、そろそろいただいてみたいと思います。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。 一口含むと、アルコール香がちょっとはっきりしていることがわかります。 うまみは濃くはないものの、しっかりしています。 香ばしさと渋みとがわかります。 酒臭いうまみもかすかに感じます。 それでいて透明感があり、キレもよいようです。 酸味はややひかえめです。 すっぱさはちょっとだけ。 さわやかさを少し感じますが、これはアルコール由来でしょうか。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはややはっきりしています。 糖類は添加されていない…

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【お酒】1233.越乃寒梅 普通酒 白ラベル 300ml

石本酒造株式会社 新潟市江南区北山847番地1 アルコール分15度 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 300ml (以上、ラベルより転記) 「新潟県亀田町の地酒が「越乃寒梅」。 蔵元である石本酒造の所在地は新潟市であるが、亀田町に隣接している。 (中略) この亀田郷は、戦前、梅の木が多く、梅干しの産地であったため、銘柄を越後の梅の「越乃寒梅」と名付けられた。」(※1) という越乃寒梅をいただきます。 酒銘の由来はともかく、このお酒の存在は、酒好きの方々のみならず日本のお酒をあまりお召し上がりにはならない方々でもご存知なのではないでしょうか? それもそのはず。 「昭和40年代、甘口酒が全盛の時代に水のようにきれいな飲み口で“幻の酒”と謳われた「越乃寒梅」から始まったともいわれている地酒ブーム。」(※2)や、あるいは「昭和40年代、糖類を添加した甘口の酒が全盛の時代にも、良質の原料米を使い、高精白の切れ味のいい酒を造り続けたことで地酒ブームの発端ともなった蔵元。」(※3)という記述にあるとおり、新潟の酒のみならず、全国各地の地酒の代表格として有名なお酒だからでしょう。 たとえ地酒ブームの牽引役になったからといっても、それは決して、蔵元さんが“それ、うまいからじゃんじゃん飲んでくれ”といって仕掛けたものではありません。 それ故、急激に増えた需要に応えるために直ちに増産するなんてことは、地方の一蔵元として…

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【お酒】1232.松嶺の富士 精撰 本醸造 300ml

松山酒造株式会社 山形県酒田市字荒町17番地 アルコール分 15.0度以上16.0度未満 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 精米歩合 60% 正300ml詰 (以上、瓶の印刷事項より天気) 昨日いただいた松嶺の富士 カップ(純米)に引き続き、今日も松山酒造さんのお酒をいただきます。 今日いただくこのお酒は、精撰の小印が付けられた本醸造です。 精撰という小印は、佳撰クラス(かつての二級酒相当)に付されていることが多いように思います。 その二級酒相当のこのお酒ですが、なんと本醸造の特定名称が付されているのですよ。 一方、昨日いただいたカップ酒(アル添なしだが純米酒である旨の表示なし)には、小印が付されておりませんでした。 ということは、昨日いただいたカップ酒は上撰相当で、かつ純米酒の規格に適合したものだったのでしょうか? いろいろと考えていても、お酒の味はわかりません。 美味しいお酒であることを願いつつ、そろそろいただいてみたいと思います。 本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。 うまみはやや濃いめです。 米のうまみがしっかりしていて、幅はないものの口の中で平らにパッと広がります。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみも少し感じます。 苦みや雑味はまったくなく、しかもキレがよくてスッと引きます。 酸味はややはっきりして…

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