《焼酎》29.麦焼酎 ひむかのくろうま 25%【追記あり】

神楽酒造株式会社KK 宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸144-1 本格焼酎 原材料:麦、麦こうじ 国産大麦100%使用 アルコール分:25% 内容量:200ml (以上、ラベルより転記) “ひむかのくろうま”と聞くと、あたしゃ子どものころに、はじめ人間ギャートルズを用いたコマーシャルがテレビで放映されていたことを思い出しますよ。 そのひむかのくろうまは、国産大麦を100%使用した麦焼酎でした。 国産大麦100%使用を強調しているのは、もしかしたらオーストラリア産大麦を主原料としているいいちことの差別化を図るためでしょうか? 華やかで、それにやたらとチョウチョがひらひらと飛んでいるなと思ったら、ハナエモリデザインのラベルでした。 25度の麦焼酎ですので、今日は半分だけいただきます。 残りは明日、別の飲み方で試すことにいたします。 (その感想は、明日この記事に追記します。) まずは、生(き)、すなわちストレートで少しだけ。 これは風味がいいですね。 穀物っぽい香ばしさを、弱めながらもふわっと感じます。 それに、甘みも少し感じますよ。 酸味はなく、苦みや雑味もありませんね。 ですが25度、やっぱりピリッと感じます。 次に、お湯割りで。 お湯割りにすると、香りが出ますね。 まるで芋焼酎の白霧島で感じたような、華やかな香りを少し感じます。 また、酸味が少し出るようです。 さわやかさが豊…

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【お酒】1304.福寿 純米酒 180ml

株式会社神戸酒心館 神戸市東灘区御影塚町一丁目8番17号 原材料名 米(兵庫県産)・米麹(兵庫県産米) 精米歩合70% アルコール分15度 180ml (以上、瓶の印刷事項より転記) 灘五郷は御影郷に蔵を置く神戸酒心館さんのお酒は、いずれもこのブログの草創期に普通酒の福寿神戸カップと、福寿純米酒180mlとをいただいております。 今日いただくこのお酒もかつていただいた福寿純米酒と同じお酒でしょうけれど、ラベルが紙から直接印刷へと変わっておりましたので再度購入し、かつて定めたルールに基づいて別カウントとさせていただくことにいたしました。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、ほぼ無色透明でした。 燗をつけると、香りがふわっと漂ってまいりましたよ。 フルーティーではなくて、お酒っぽい香りです。 (お酒っぽいってどんなんだよ。) うまみはやや淡めです。 かもし出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをほんのりと感じます。 熟成感もかすかにあるみたいです。 軽い苦みもほんのかすかにあるみたいですが、ほとんど気にはなりません。 純米酒ですがキレはよく、スッと引いていきます。 酸味ははっきりしています。 すっぱさが少し強めで、鋭さを感じます。 それに、かすかにピリッとくるみたいです。 甘みはひかえめです。 ほとんど感じないくらいです。 香りが豊かで酸味の効いた、やや淡麗でちょい…

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【お酒】1303.上撰 ワンカップ大関 千葉仕立て

大関株式会社 兵庫県西宮市今津出在家町4-9 原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール アルコール分:15度以上16度未満 180ml (以上、ラベルより転記) 大関さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。 266.オダキュー 天下の険 上撰 カップ 386.大関 超特撰 大坂屋長兵衛 大吟醸 180ml 695.本醸造 上撰 辛丹波 300ml 1000.ワンカップ大関 上撰 1013.Vセレクト 淡麗辛口 灘の鬼ころし カップ 今日いただくこのワンカップ大関上撰ですが、“千葉仕立て”なんだってさ。 でも造られた場所は千葉ではなくて、灘五郷は今津郷の大関さんだってさ。 なんでも、“千葉の海鮮にあう、旨味のある辛口”なんだってさ。 (なんか今日はなおざりだな。) じゃ、千葉の海鮮にあわせてみましょうか。 ハイ、このお酒と同じスーパーで見つけたこれ。 (オマエまた仕事サボってスーパーを物色していたんだな。) 耐熱容器に玉ねぎのスライスを敷いて、 その上にオイルサーディンを乗せて缶に残ったオイルを半分くらいかけ、すりごまと黒こしょうとをふりかけてフタをして(フタをしないと爆発して飛び散りますよ!←経験済)、電子レンジで3分間(500W)チン。 風が語りかけます。 うまい!、うますぎる!! (それ千葉じゃなくて埼玉だろ。) 普通酒…

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【お酒】1302.薩州正宗 純米酒 300ml

薩摩金山蔵株式会社 鹿児島県いちき串木野市野下13665 原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合/70% アルコール分/15度 内容量/300ml (以上、ラベルより転記) 14年前に発売された書籍では、「芋焼酎の本場である鹿児島県は、全国で唯一清酒製造場のない県となっていますが、以前は県の酒造研究所で清酒製造が行われていた時期もありました。焼酎のほか昔から造られているこの県特産の「地酒(じしゅ)」がありますが、これは熊本の「赤酒」同様に草木灰を加えた「灰持ち酒」の一種で、清酒とは全く異なる赤みを帯びた色合いの濃厚で甘い酒です。」(※1)と紹介されている鹿児島県。 なんでも、「明治中期頃までの鹿児島地方では焼酎と同じ程度に清酒も造られていた。ただし、鹿児島地方の気温や湿度の高さ、当時の醸造技術から推察して、その清酒はとても美味とは言えなかったであろう。」(※2)とのこと。 そのせいか、「鹿児島の地を訪れてまず驚くことは「さけ」とは焼酎のことだと知ることである。他の地域では「さけを下さい」とは清酒の注文にほかならない。鹿児島では居酒屋であれ酒屋であれ、焼酎が「さけ」であり、清酒が置いてあってもそれは特別な客のためとか、特別の銘柄の清酒販売を店の特色として使う場合に限られている。」(※2)と書かれているとおり、鹿児島には清酒を飲む文化自体がなくなってしまっていたそうです。 ところが、近年になって鹿児島での清酒造りが復活したのだ…

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《焼酎》28.いいちこ 日田全麹 225ml

三和酒類株式会社 大分県宇佐市山本2231-1 本格焼酎 原材料名 大麦麹 アルコール分 25度 225ml (以上、ラベルより転記) 三和酒類さんのお酒や焼酎は、これまでに以下のものをいただいております。 本醸造 わかぼたん ぼたんカップ (2回目はこちら) いいちこ 25度 200ml 西の星 200ml わかぼたん 福貴野 300ml 今日いただくこの大分麦焼酎は、原材料の全てが大麦麹という“全麹(ぜんぎく/ぜんきく)仕込”なのだとか。 原材料名を見ても、表示されているのは“大麦麹”だけでした。 全麹仕込について、いいちこを題材とした書籍では以下のように紹介されておりました。 「一次仕込みはこの麹を使い、二次仕込みで麦を投入する。一次もろみでできている麹が麦を糖化しながら、発酵を強力に続ける。全麹づくりというのはこうして得られた麹だけを一次、二次と分けて使い、糖化の精度を上げることで発酵の効率をより上げる工夫である。」(※1) 「全部麦麹にすることで糖化力が強くなり、麹由来のうま味も出てくる。」(※2) ちょっとだけ補足させていただくと、通常は、焼酎のもろみは、 (1):水に麹と酵母とを合わせて、数日かけて糖化酵素と酵母とを増殖させて(一次仕込)、 (2):(1)に麦や米、芋などの主原料を添加して、1~2週間かけてアルコール発酵を促す(二次仕込) という手法で仕込まれるのだとか。 しかし、 今日いた…

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【お酒】1301.淡路人形浄瑠璃 平敦盛 カップ

都美人酒造株式会社 兵庫県南あわじ市榎列西川247 アルコール分 16度 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 内容量 180ml (以上、ラベルより転記) 今日は、淡路島にある蔵元さんが造った普通酒カップ酒をいただきます。 特にネタがないことですので、さっそく今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、少し茶色がかっていて、少し透きとおっておりました。 うまみはやや濃いめです。 熟成感を最初に感じます。 苦みがちょっとあって、鋭さを少し感じます。 かもし出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみも感じます。 それでいてキレがよく、透明感を少し感じます。 酸味はややひかえめです。 すっぱさは弱めではあるものの、弱いながらも鋭さをわずかに感じます。 アルコール由来と思われるさわやかさもちょっと感じます。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはややひかえめです。 かなりさらっとした甘みをかすかに感じます。 やや濃醇でちょい苦やや辛口のおいしいお酒でした。 熟成感と苦みとが少し突出しているようでしたが、嫌味はありませんでした。 それでいて、酸味や甘みはひかえめながらもほどよく効いているように感じました。 キレがよいのは多めのアル添の効果かと思いますが、物足りなさや薄っぺらさは感じませんでした。 普通酒でこれだけ楽しめるのであれば、十分ではないでしょうか。

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【お酒】1300.わかぼたん 福貴野 300ml

三和酒類株式会社 大分県宇佐市山本2231-1 原材料名 米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール アルコール分15度以上16度未満 300ml (以上、ラベルより転記) 三和酒類さんのお酒や焼酎は、以下のものをいただいております。 本醸造 わかぼたん ぼたんカップ (2回目はこちら) いいちこ 25度 200ml 西の星 200ml 今日いただくこのお酒は、“福貴野(ふきの)”と銘打たれた普通酒です。 なお、“わかぼたん”については、かつてこちらで触れております。 上記のラベルには「高い香りを生む酵母で丹念に醸成した、華やかでさらりと旨い清酒です。」とありました。 そこで、香りがあることを予想して、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。 香りありますね。 フルーティーな風味がほんのりと広がります。 クドさがなくていい感じです。 うまみはやや濃いめです。 米のうまみがしっかりしていて、厚みを感じます。 わかぼたんカップで感じたような苦みもあるみたいですが、こちらは軽めです。 それにキレがよく、スッと引きます。 酸味はややはっきりしています。 すっぱさは強くはないものの、鋭さを少し感じます。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはややはっきりしています。 さらっとしてはいるものの、厚みを感じます。 香りがあ…

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【お酒】1299.菊盛 純米酒 カップ

木内酒造合資会社 茨城県那珂市鴻巣1257 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合 65% アルコール分 15度 180ml (以上、ラベルより転記) 木内酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。 菊盛 純米樽酒 180ml 菊盛 山廃原酒 180ml 菊盛 純米吟醸 純米吟造り 180ml 今日いただくこのお酒は、純米酒のカップ酒です。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は・・・、 わかるわけないか。 少し茶色がかっているようでした。 うま味は濃いめです。 かもし出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみとともに、熟成感を感じます。 軽い苦味がほんの少しあるみたいです。 純米酒ですがキレはよく、スッと引きます。 酸味ははっきりしています。 すっぱさが鋭くて、少し強めですが、深みもあるみたいです。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはややひかえめです。 ゼロではないものの、かなり弱めです。 濃醇すっぱやや辛口のおいしいお酒でした。 濃いめで深いのにキレがよく、しかも酸味が効いていて引き締まっておりました。 そのせいか、飲みにくさはありませんでした。 なかなか面白い味わいだなと感じましたとさ。

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【お酒】1298.賀茂泉 純米吟醸 ひとくち銘醸蔵 カップ

賀茂泉酒造株式会社 広島県東広島市西条上市町2-4 原材料名:米・米こうじ(国産米100%使用) アルコール度数:15度 精米歩合:60% 容量130ml (以上、フタに貼られたラベルより転記) 賀茂泉酒造さんのお酒は、かつて普通酒の賀茂泉 朱泉 イズミカップをいただいております。 今日いただくこのお酒は、精米歩合60%の純米吟醸酒でした。 このカップには、かつて梅錦の純米大吟醸カップをいただいた際に出会っております。 純米吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、きれいな金色をしておりました。 蔵元さんのWebsiteを参照したところ、どうやら無濾過のようでした。 吟醸香は感じませんでした。 うまみは濃いめです。 熟成感と酒臭さ(←ほめ言葉です)がはっきりしていて、深みを感じます。 軽い苦味が少し合って、少し重めです。 キレはよいみたいです。 酸味はややはっきりしています。 すっぱさは強くはないものの、鋭さを少し感じます。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはひかえめです。 ほとんど感じないくらいです。 うまみしっかりでキリッと引き締まった、濃醇ちょい苦旨辛口のおいしいお酒でした。 吟醸造りのお酒にしては苦味と酸味とがはっきりしているものの、それがいい具合に味を引き締めているようでした。 甘味が少なくてドライな口当たりであることも、よりいっそう…

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《焼酎》27.なしか! 20度 200ml

八鹿酒造株式会社 大分県玖珠郡九重町大字右田3364番地 本格焼酎 アルコール分:20度 容量:200ml 原料名:麦・麦麹 (以上、ラベルより転記) 八鹿酒造さんのお酒は、かつて八鹿(やつしか) 生貯蔵酒 300mlをいただいております。 今日は、“なしか!”なる大分麦焼酎をいただきます。 蔵元さんのWebsiteによれば、“なしか!”は、大分の言葉で“何故か!”という意味なのだとか。 でも、“第3の麦”の意味はわかりませんでした。 というか、そもそも第1、第2も知らないけれどね。 20度ですからね、全部飲んじまいましょう! まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 これはかなりさっぱりしているな。 まず、アルコールの香りが強めであることがわかります。 うまみは薄めで、穀物っぽいふっくらした風味をほんのりと感じる程度です。 軽い苦味が少しだけあって、それにピリッと感じます。 次に、お湯割で。 これは風味が薄くなりましたよ。 ピリピリ感と苦味とは消えて、甘みと酸味とがちょっと出てくるようです。 最後は、ロックで。 ふっくらした風味はこれが一番わかるようですが、それでも薄めです。 ピリピリや酸味は引っ込むみたいです。 一方で、軽い苦味と甘味とをほんのかすかに感じます。 かなりさっぱりした口当たりの焼酎でした。 私としては、弱めながら…

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