【お酒】1425.美酒爛漫 本醸造 美酒探求七〇一 180ml

秋田銘醸株式会社 秋田県湯沢市大工町四番二十三号 アルコール分 15度以上16度未満/180ml詰 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)醸造アルコール 精米歩合 麹米65% 掛米70% (以上、ラベルより転記) 大正時代中期に、秋田県の酒造家各氏の出資により、大蔵省の技師であった花岡正庸氏を中心として設立されて、秋田の酒を東京へ進出させるためのタスクフォースとしての役割を担った秋田銘醸さん その“美酒爛漫”シリーズは、これまでに以下のものをいただいております。 298.純米原酒ふなおろし 200ml缶 348.らんまんカップ(糖類・酸味料添加) 355.生貯カップ(糖類添加・酸味料添加なし) 408.本醸造 飛切カップ 416.美酒爛漫 本醸造原酒 熟成酒 200ml缶 1393.美酒爛漫 普通酒 お燗瓶 180ml 今日いただくこのお酒は、“美酒探求七〇一”なる本醸造でした。 “美酒探求”はともかく、“七〇一”っていったいどういう意味なのでしょうね? これについて蔵元さんのwebsiteをあたってみたのですが、わかりませんでした。 そこで、以下はあくまでもわたくしの推測です。 “七〇一”ってのは酵母の名前、すなわち“きょうかい701号酵母”を使用していることを示しているのではないでしょうか? かつて一度触れておりますが、酵母の中には、発酵時に泡が出ない“泡なし酵母"というものがあるそうです。 そしてそ…

続きを読む

【お酒】1424.千代緑 まほろば唐松 カップ

奥田酒造店 秋田県大仙市協和境字境113 アルコール分15度以上16度未満 原材料名/米(国産)・米麹(国産米)醸造アルコール・糖類 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 「千代緑は延宝年間(1675年頃、江戸時代初期)の創業で、初代重右衛門が京都からこの北の地に、酒造りに適した水と米を求めて移り住み、酒を醸し始めた。」(※1)という奥田酒造店さん。 その酒銘である“千代緑”については「記録は残されていないが、初代奥田重右ヱ門が、酒銘をつけるのに思案していた時、窓から春の緑美しい山々をみて突然ひらめき、「若葉萌ゆる四方の山々千代緑」と詠みあげた。その中の言葉が酒銘となったといわれている。」(※2)のだとか。 またこのカップ酒の銘である“まほろば唐松”は、秋田県大仙市にある唐松城跡に設置されている観光施設のようですね。 そんな初代が詠んだ名句や地元の観光施設からその名をいただくこのカップ酒ですが、まことに残念ながら糖類添加の三増酒でした。 三増酒であろうがなかろうが、銘に負けないほどおいしければよいのですよ。 おいしいお酒であることを期待しつつ、普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。 うまみは淡めです。 淡いというか、これは薄めでしょう。 うまみらしいものは私にはよくわからず、かろうじて熟成感をかすかに感じます。 苦みや雑味はゼロですね。…

続きを読む

【お酒】1423.精撰 日の丸 300ml

日の丸醸造株式会社J 秋田県横手市増田町増田字七日町114の2 アルコール分 15度 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 「日の丸醸造は1689年の創業、蔵名の「日の丸」は秋田藩主佐竹公の紋処が「五本骨の扇に日の丸」だったことに由来すると伝えられており、明治40年商標登録済の日本で唯一無二の酒銘である。」(※1) という日の丸醸造さん。 これまでに、まんさくの花&真人(まなびと) 飲み比べ、日の丸 秋田まつりカップ、そしてまんさくの花 特別純米酒 カップ《再》をいただいております。 今日いただくこのお酒ですが、ラベルには“日の丸”としかありませんでしたが、購入時のレシートに精撰である旨が表示されていたことから、"精撰”の小印(かつての級別制度下における二級酒相当か?)が付けられたお酒として紹介させていただきます。 フタはまんさくの花と共通のもののようでした。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。 うまみはやや淡めです。 米のうまみが淡めなりにひろがります。 酒臭さ(←ほめ言葉です)はかすかに感じる程度です。 苦みや雑味はなく、キレがよいですね。 酸味ははっきりしています。 すっぱさが強めで、鋭さを感じます。 それにちょっとピリッとくるようです。 甘みはやや…

続きを読む

薩摩国での焼酎集め(酒集め)&聖地巡礼

鹿児島県の本土、 薩摩半島があるほうが、旧薩摩国に相当する薩摩地方です。 下記地図の↓赤いほうですよ。 今回は、この旧薩摩国に該当する地域を徘徊してみましたよ。 鹿児島県には清酒蔵が一軒しかございませんので、収集の主たる対象はもちろん焼酎、それも芋焼酎です。 でもね、清酒も大手蔵の地方向け商品をちょっとだけ入手いたしました。 また今回は、芋焼酎のことを学ぼうとする者としてはぜひとも参拝しておきたい聖地への巡礼もしてまっせ。 でもでもでも! 毎度毎度のことながら、またしても今回も、出発日の2日前となった時点で天気予報がいきなり雨マークを出しやがんの!!. 昨日までずっと晴れていたのに、こっちは2ヶ月以上も前から計画しているのに、オイラが出かけるときだけ雨なんておかしいだろ!!! しかも、台風が鹿児島県の近くまできてやがるんだってさ。 これは絶対に誰かのいやがらせだろうよ! (いやがらせをされるようなことをしてきたのかよ!) たとえ雨が降ったり台風が来やがったりしても、そんなことじゃワタクシの徘徊癖はけっしておさまりませんぞ! とはいえ、いったいどうなることやら。 それではどうぞご覧ください。 ☆★2018/7/21(土)☆★ まずは成田空港第3ターミナルから。 8:20発のJetstar★鹿児島行GK621便に乗りましたよ。 搭乗口上のディスプレイはなぜか案内が表示されておりませんでしたので、撮影することが…

続きを読む

《焼酎》84.ぶんご太郎 めじろんカップ 20度 200ml

ぶんご銘醸株式会社 大分県佐伯市直川大字横川字亀の甲789-4 本格焼酎 原材料/麦・麦麹 アルコール分/20度 内容量/200ml詰 (以上、ラベルより転記) ぶんご銘醸さんの焼酎は、かつてぶんご太郎 20度 200mlをいただいております。 今日いただくこの焼酎は、大分県の応援団“鳥”である”めじろん”をラベルにいただく麦焼酎です。 品質表示から判断するに、きっと中身はぶんご太郎 20度 200mlとまったく同じでしょう。 ということで、味の感想はぶんご太郎 20度 200mlをご参照下さいな。 事情により、今日はこれにして失礼。 ごきげんよう!

続きを読む

《焼酎》83.さつま五代 25度 100ml

山元酒造株式会社 鹿児島県薩摩川内市五代町2725番地 本格焼酎 原材料/さつま芋(鹿児島県産)・米麹(国産米) アルコール分25度 内容量100ml (以上、ラベルより転記) 先週末は、出かけておりました。 いつもお読みいただいている皆様におかれましては、「どうせまた酒を買いながら徘徊していたんだろ。」とお思いかもしれません。 それはあながちまちがいではないのですが、でも今回はそれのみならず、このブログをこれからもずっと書き続けるからにはどうしても参拝しておきたい場所で祈りを捧げておりましたよ。 その報告は、まとめることができ次第公開させていただきます。 今日は、“さつま五代”なる芋焼酎をいただきます。 このブログでは、初見のお酒をいただく際には蔵元さんの歴史や酒銘の由来などを紹介させていただくのが通例です。 しかし今日は旅の報告をまとめる作業を優先すべく、それらを一切省略していきなり飲ませていただきたいと思います。 なお、さつま五代は手元に数種類の在庫がございますので、またの機会にウンチクをたれさせていただくかもしれません。 今日はいつもと異なって、全量を水割りでいただきたいと思います。 なにせ先週末の徘徊時に、焼酎の水割りのおいしさを知ってしまったものですから。 ありゃ? 薄っ! 焼酎7:水3で割ってみたのですが、焼酎の風味はかなり薄めですね。 芋の風味も重さも、かなり弱くなってお…

続きを読む

今年も土用の丑の日がやってまいりましたが・・・、

平賀源内さんが活躍なさっていた頃にはどうだったのかは知りませんが、うなぎ、特に国産ものは貧乏人のワタクシにとってはもはや高嶺の花ですわ。 (酒やら徘徊やらを止めれば買えるだろ。) それ故、貧窮極まりない拙宅では、昨年に引き続き今年の土用の丑の日もこれのお世話になりますよ。  要するに、うなぎの蒲焼風味のかまぼこといったところでしょうか。 電子レンジで1分間加熱し、お皿に取り出してみましたよ。 多少の雑さは否めませんが、見た目はうなぎの蒲焼に似ていますね。 表よりも、裏の皮目のほうがうなぎっぽいかも。 身はホロホロでふわふわ。 すり身なのに弾力はなくて、箸で簡単に崩すことができました。 これは関東風のうなぎ(蒸してから焼くやつ)に似ていますね。 たれの味も、うなぎの蒲焼そのものでした。 しかしこのうな次郎、風味が決定的にちがいますよ。 これはうなぎではなくて、鱈のような海の白身魚の風味ですね。 でもね、そういう風味の食べ物なのだとわかっていただけば、けっしてまずくはないと思います。 私は魚のすり身が好きなので、おいしくいただくことができましたよ。 いつかまた、本物のうなぎも食べたいなぁ。

続きを読む

【お酒】1422.春霞 燗上り 180ml

合名会社栗林酒造店 秋田県仙北郡美郷町六郷字米町56番地 原材料名 米(国産)・米麹(国産米) 精米歩合60% アルコール分15.5度 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 栗林酒造店さんのお酒は、かなり前に春霞のカップ酒(普通酒)をいただいております。 今日いただくこのお酒は“燗上り”、すなわち「燗をつけることによってよりおいしく感じられること」(※1)を意味するお酒なのだとか。 どうやらアル添なしのようですが、純米酒である旨の表示はどこにもありませんでした。 “純米酒”の特定名称を名乗るためには、純米酒である旨の表示がなければなりません(※2)。 逆に、たとえ純米酒の基準に該当しても、純米酒を名乗るかどうか(純米酒である旨を表示するかどうか)はあくまでも任意です。 純米酒であろうがなかろうが、おいしいお酒であればよいのです。 ”燗上り”ですからね、もちろん今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、少し茶色がかっているようでした。 燗をつけると、酒臭い(←ほめ言葉です)香りがふわっと漂ってまいりましたよ。 うまみは、これは濃いめでしょう。 酒臭い(←あくまでもほめ言葉です)うまみがしっかりしておりますよ。 熟成感はあるものの、かなりひかえめです。 苦みや雑味はまったくなく、しかもアル添なしなのにキレがよいですね。 酸味ははっきりしています。 すっぱさが強めで鋭さを感じますが、そのすっぱさに…

続きを読む

《焼酎》82.喜界島 20度 200ml【追記あり】

喜界島酒造株式会社 鹿児島県大島郡喜界島町赤連2966-12 本格焼酎 原材料 黒糖・米麹(タイ産米) 内容量 200ml アルコール分 20度 (以上、ラベルより転記) 今日は、鹿児島県は奄美群島の喜界島で造られた黒糖焼酎をいただきます。 黒糖焼酎についてはかつてこちらでまとめておりますので、適宜ご参照下さい。 また、タイ米が麹造りに適していることについてはこちらで触れておりますので、これも適宜ご参照下さい。 今日は半分(100ml)だけいただきます。 残りは明日、別の飲み方でいただいて、その感想はこの記事に追記します。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 あーピリピリだね。 風味は弱めで、黒糖由来と思われる香ばしさをほんのりと感じるとともに、華やかさもかすかにわかる程度です。 甘みはややはっきりで、苦みもちょっとだけ感じます。 一方で、しつこさや重さはまったくありません。 次に、お湯割りで。 ピリピリ感は引きますね。 風味は生(き)よりもわかりやすいかもしれません。 ただ、苦みがちょっと目立ってくるようです。 酸味も少し鋭いみたいです。 甘みはやや薄まるものの、その存在はよくわかります。 翌日。 残ったものを、ロックでいただきますよ。 ロックで出がちな苦みはありますが、軽めで気にはなりません。 ピリピリ感は引きますね…

続きを読む

【お酒】1421.東の麓 本醸造酒 生貯蔵 生涼 300ml

東の麓酒造有限会社 山形県南陽市宮内2557番地 アルコール分14度 原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 精米歩合60% 内容量300ml詰 (以上、ラベルより転記) 東の麓酒造さんのお酒は、かつて東の麓のカップ酒(普通酒)をいただいております。 今日いただくこのお酒は、本醸造の生貯蔵酒でした。 生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。 生貯蔵酒らしいフレッシュな風味がしっかりしておりますね。 吟醸香はないみたいです。 うまみは淡めです。 米のうまみをうっすらと感じる程度です。 でもこのお酒、苦みが強くはないもののはっきりしていて、鋭さを感じます。 キレはよいみたいです。 酸味はややひかえめです。 すっぱさをちょっとだけ感じる程度です。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはややひかえめです。 ゼロではなく、弱めではあるものの、弱いなりに厚みを感じます。 淡麗爽快苦やや辛口のお酒でした。 これはあくまでも私の感想ですが、苦みが強くはないものの、淡めであるが故に目立ってしまっているのではないかと感じました。 それ故に、飲みにくさを感じてしまいましたとさ。

続きを読む