【お酒】1429.東薫 金紋あやめカップ〔再〕

東薫酒造株式会社 千葉県香取市佐原イ627 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 内容量 180ml アルコール分 15度 (以上、ラベルより転記) 東薫酒造さんのお酒は、かつて東薫の金紋あやめカップと、東薫の純米吟醸酒300mlとをいただいております。 今日いただくこの金紋あやめカップはかつて一度いただいておりますが、今回はあえて別カウントとして扱うことにいたしました。 なぜならば、かつていただいた際にあった“糖類”の文字が、原材料名から消えていたからです。 金紋あやめカップ三年半ほど前にいただいて以来ですが、その間に蔵元さんは糖類の添加を廃止なさったのでしょうね。 なお、当方が独自に定めたルールによれば、たとえ同一の銘柄であっても品質表示にちがいがあれば別のお酒として扱うことにしております。 (どうでもいいわ!) 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色はかすかに茶色がかった金色でしたが、透き通った感じが少しだけありました。 うまみはやや濃いめです。 熟成感が豊かですね。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)はかすかに感じる程度です。 苦みや雑味はありません。 キレはよく、透明感を少しだけ感じます。 酸味はややひかえめです。 すっぱさをちょっと感じる程度です。 それよりも、アルコール由来と思われるさわやかさのほうがはっきりしています。 刺激やピリピリ感はありません。…

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《焼酎》86.花しらなみ 300ml

薩摩酒造株式会社 鹿児島県枕崎市立神本町26 本格焼酎 アルコール分12度 内容量300ml 原材料名 さつまいも(鹿児島県産)米こうじ(国内産米) (以上、瓶の印刷事項より転記) さつま白波でおなじみの薩摩酒造さんの焼酎は、かつてさつま白波 200mlと、黒白波 200mlとをいただいております。 今日いただくこの焼酎は、アルコール度数12度のいわゆる“前割り焼酎”でした。 “冷やしてそのままお召しあがりください。”と書かれておりますね。 鹿児島県内にあったスーパーでは、この花しらなみの紙パック(1.8l詰)が販売されておりました。 その紙パックには、“冷用”と表示されておりましたよ。 表示どおり、冷蔵庫でひやしたものをそのままいただきます。 口当たりは軽めですね。 水の風味も感じますよ。 それでも、軽めな口当たりの中に芋のどっしりとした重さを感じます。 華やかさもかすかにあるみたいです。 あまみもほんのりと感じますよ。 一方で苦みや雑味はまったくなく、ピリピリ感もありません。 軽くてさわやかなのに風味をしっかりと感じる、おいしい芋焼酎でした。 角がなくて飲みやすく、スイスイと行けてしまいます。 それでいて、さつま白波らしい風味がちゃんと残っておりました。 これいいね! 枕崎でかつおの刺身と一緒にいただいた、さつま白波の水割りの味を思い出しましたよ。 この角のないまろやかさ…

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【お酒】1428.天の戸 あやめ娘 純米生貯蔵酒 300ml

浅舞酒造株式会社 秋田県横手市平鹿町浅舞388 アルコール分14度以上15度未満 原材料名 米(秋田県産)米麹(秋田県産米) 精米歩合65% 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 浅舞酒造さんのお酒は、かつてて天の戸の純米酒カップと(二回目はこちら)、同じく純米酒の天の戸のんびりカップ、そして醇辛天の戸 純米酒 300mlをいただいております。 今日いただくこのお酒は、純米の生貯蔵酒なのだとか。 かつて四季桜の純米生貯蔵酒をいただいた際にも書きましたが、「醸造アルコールを添加しないために米の旨みが生かされた濃醇タイプのものが多いとされる。また、酸度は比較的高いものの、まろやかな風味を持っている。つまり、濃厚でこくのある酒ということだが、どちらかというと香りよりも味を重視して造られる酒」(※1)である純米酒と、「生酒の特徴であるフレッシュな香りやフレッシュな飲み口をできるだけ残し、広く流通させることを目的にした酒」(※2)である生貯蔵酒とでは、目標とする味わいの方向がまるで逆ではないかと思うのです。 それをこのお酒は、いったいどのようにうまくまとめているのでしょうか? それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。 生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。 フレッシュな風味がありますね。 でもそれほど強くはないみたいです。…

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【お酒】1427.山内杜氏 特別本醸造 180ml

備前酒造本店 備前雄一 秋田県横手市大森町大森169 アルコール分/15度 原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)醸造アルコール 精米歩合60% 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 備前酒造本店さんのお酒は、かつて大納川(だいながわ)の精撰カップ(普通酒)と、大納川 あきた酒こまちで造った純米酒カップとをいただいております。 今日いただくこのお酒は、“山内杜氏”という酒銘の特別本醸造でした。 ところで、かつてこちらで触れてはおりますが、ここでもう一度“杜氏”という言葉の意味を確認しておきたいと思います。 “杜氏”(とうじ/とじ)という言葉は、単独で用いる場合と、前に地名をつける場合とで意味が異なります。 単独で用いる場合には「酒造工の長として杜氏補佐以下を総括、蔵内の管理全般」(※1)を職務とする人、すなわち酒造りのリーダーのことを指します。 しかし一方で、「その出身地別に出身地名を冠して、杜氏個人またはその集団を「〇〇杜氏」とも呼ぶ。」(※2)とのこと。 すなわち、“山内杜氏”は後者の意味で、秋田県の旧山内村(現;横手市山内)を拠点とする杜氏と、その杜氏によって統率された酒造りの集団のことを指すわけです。 「 古くから優れた杜氏を輩出した秋田県の山内村は、岩手県との県境にある豪雪地帯の山村である。」(※3)で、しかも「山内村は総面積の九〇パーセントが山林原野、田畑がわずか四パーセントという谷間の…

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《焼酎》85.ひむか寿 赤芋仕込み

寿海酒造株式会社 宮崎県串間市北方1295 原材料/甘藷・米こうじ(タイ産米) アルコール分/20度 内容量/200ml (以上、ラベルより転記) 今日はね、赤芋で造られた焼酎をいただきますよ。 赤芋(紅芋)で造られた焼酎はこれまでに赤利右衛門や赤飫肥杉をいただいておりますが、いずれもさっぱりした味わいの焼酎でした。 ということは、この焼酎もさっぱりした味わいなのでしょうか? 麹米にはタイ産米が使用されておりました。 タイ米が焼酎の麹造りに適していることはかつてこちらで紹介しておりますので、適宜ご参照ください。 20度の焼酎ですが、今日は半分だけいただきます。 残りは明日、別の飲み方で試してみたいと思います。 いつもならばまずは生(き)でちょっとだけいただくところですが、今日はいきなりロックでいただきますよ。 こう暑いと、焼酎も冷たいものをいただきたくなるものですからね。 ああ! これはいいね!! たしかに口当たりは軽めで、さっぱりしておりますね。 でもね、後味がしっかりしていて、芋のふんわり感とともにかすかな重さを感じますよ。 甘みもややひかえめながらにあって、ほんのりと感じます。 それにこの芋焼酎、ロックで感じがちな苦みがまったく出ませんね。 それどころか、トロッとした口当たりすら感じますよ。 華やかさはないみたいです。 この赤芋仕込みの芋焼酎、かなりうまいんじゃないの…

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【お酒】1426.美酒爛漫 まるごと秋田 純米酒 まなぐ凧 180ml

秋田銘醸株式会社 秋田県湯沢市大工町四番二十三号 原材料名 米(国産)・米麹(国産米) 精米歩合 麹米65% 掛米70% アルコール分 14度以上15度未満/180ml詰 (以上、ラベルより転記) 昨日に引き続き、今日も秋田銘醸さんのお酒をいただきます。 秋田銘醸さんの“美酒爛漫”シリーズは、これまでに以下のものをいただいております。 298.純米原酒ふなおろし 200ml缶 348.らんまんカップ(糖類・酸味料添加) 355.生貯カップ(糖類添加・酸味料添加なし) 408.本醸造 飛切カップ 416.美酒爛漫 本醸造原酒 熟成酒 200ml缶 1393.美酒爛漫 普通酒 お燗瓶 180ml 1425.美酒爛漫 本醸造 美酒探求七〇一 180ml 今日いただくこのお酒は、秋田県産米を100%使用した純米酒なのだとか。 蔵元さんのWebsiteでは「秋田県JAこまち契約栽培米「あきたこまち」100%使用。」と紹介されておりましたよ。 “まなぐ凧”ってのは、どうやら秋田県湯沢市に古くから伝わる“湯沢凧”の中の一種のようですね。 純米酒ですのでいつもならばぬる燗でいただくところですけれど、蔵元さんのwebsiteでは“・冷や・室温・ぬる燗”でいただくのがおいしい飲み方と紹介されておりました。 そこで今日は、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただいてみたいと思います。 お酒の色は、ほぼ透明でした。 香…

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