【お酒】1483.長壽金亀 純米大吟醸 カップ

株式会社岡村本家 滋賀県犬上郡豊郷町吉田100番地 (以上、ラベルより転記) (品質表示なし) 岡村本家さんのお酒は、このブログの初期に以下のものをいただいております。 129.金亀 本醸造 カップ 142.金亀 純米吟醸酒 カップ 179.黒松金亀 キンカップ 今日いただくこのお酒は、“全量木艚袋搾り”の純米大吟醸なのだとか 「な~んだ、斗瓶囲いじゃないんだ!」な~んて野暮なことはいいませんよ。 (言うてるやんけ。) そんな純米大吟醸ですが、なんとこのお酒、品質表示が一切記載されておりませんでしたよ! これはもう、完全にアウトでしょうよ。 金亀本醸造カップもそうでしたが、この蔵元さんは遵法意識が希薄なのかな。 (品質表示はないものの)純米大吟醸だそうですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は深い金色で、少し濁った感じでした。 吟醸香ありますね。 花っぽい香りですがしつこさはなく、むしろひかえめで奥ゆかしい香りですよ。 うまみはやや濃いめです。 熟成感が最初に来ますね。 深みをしっかりと感じますが、全然しつこくはないですね。 米のうまみもじんわりと感じます。 軽い苦みがちょっとだけあるみたいですが、まったく気にはなりません。 また純米ですが、キレはよいですね。 酸味はややひかえめです。 すっぱさは鋭さをわずかに感じるものの、弱めです。 さわやかさも少しだけある…

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【お酒】1482.般若湯 カップ

初桜酒造株式会社 和歌山県伊都郡かつらぎ町中飯降85 アルコール分15度以上16度未満 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール 内容量 ???(フタには180mlとあり) (以上、ラベルより転記) 昨日いただいた初桜 上撰 SAKURA ハンディカップに引きつづき、今日も初桜酒造さんのお酒をいただきます。 今日いただくこのお酒は、“般若湯(はんにゃとう)”という名のカップ酒です。 般若湯ってのは、言わずと知れた仏教界の業界用語(お酒の隠語)ですよね。 初桜酒造さんは高野山に程近い蔵元さんですから、もしかしたら金剛峯寺へ般若湯を納めていたのかもしれませんね。 ラベルには、般若心経がびっしりと書かれておりましたよ。 そんな般若湯ですが、普通酒でした。 品質表示から判断するに、もしかしたら昨日いただいた初桜 上撰 SAKURA ハンディカップと同じ中身でしょうか? 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、昨日と同じ金色で、透き通った感じがいたしました。 というかたった今わかったのですが、この般若湯のカップって、初桜で用いられていた桜柄カップの上から般若湯のラベルを貼ったものでしたよ。 ああ、これは同じ中身だわ。 熟成感しっかりなのに、キレがよくてすっきりしておりますよ。 甘みもほんのりと感じます。 初桜 上撰 SAKURA ハンディカップと同じ、やや濃醇でスッキリ…

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【お酒】1481.初桜 上撰 SAKURA ハンディカップ

初桜酒造株式会社 和歌山県伊都郡かつらぎ町中飯降85 アルコール分15度以上16度未満 原材料名 米(国産)・米麹(国産米) 醸造アルコール 内容量 180ml (以上、フタより転記) 今日はね、JR和歌山線中飯降駅の近くに蔵を構える初桜酒造さんのカップ酒をいただきますよ。 上撰の小印が付けられた普通酒でした。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は金色でしたが、透き通った感じがありました。 うまみはやや濃いめです。 熟成感がしっかりしておりますね。 熱いうちは苦みを感じないものの、冷めるにつれて角のない苦みがわずかに出てくるみたいです。 酒臭さ(←ほめ言葉です)は少しだけです。 キレはよく、透明感を感じます。 酸味はややひかえめです。 すっぱさは、苦みと同じく最初は感じないものの、冷めるにつれてかなり弱めながらに出てくるみたいです。 さわやかさ(スースー感)はちょっとだけですね。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みは、どちらかというとややはっきりかな。 ぼんやりとした感じの甘みをほんのりと感じる程度です。 (ぼんやりとかほんのりとかわかりづらいな!) 熟成感しっかりで透明感のある、、やや濃醇でスッキリやや甘口のお酒でした。 こういう熟成感しっかりの普通酒って、クセ、すなわちクドさや重さ、それに鋭い苦みなどがあって飲みにくいものが少なからずあるようですが、こ…

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【お酒】1480.長久 金印 カップ

中野BC株式会社 和歌山県海南市藤白758-45 アルコール分 15度 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 中野BCさんのお酒は、かつて長久の上撰カップと大樽上撰カップ、それに吟醸「文」180mlをいただいております。 今日いただくこのカップ酒は普通酒ですから、‟金印(きんじるし)”という小印(こじるし)から推察するに、おそらく佳撰クラス(かつての級別制度下における二級酒相当)のお酒ではないでしょうか。 なお、中野BCさんの“BC”は、Biochemical Creationなんだってさ。 (このことは、かつて長久上撰カップをいただいた際に触れております。) 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。 その普通酒を、焼かなすのごま酢和えとともにいただきますよ。 うまみはやや淡めです。 酒臭さ(←ほめ言葉です)を少し感じる程度ですが、その少しの酒臭さに厚みを感じます。 軽い苦みがごくかすかにあるみたいですが、ほとんど気にはなりません。 キレはよく、透明感を少し感じます。 酸味はややひかえめです。 すっぱさはあるものの、弱めです。 さわやかさ(スースー感)もちょっとだけです。 ただ、ちょいピリですね。 甘みはややはっきりしています。 クドさやべとついた感じは…

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【お酒】1479.名倉山 純米酒 180ml

名倉山酒造株式会社 福島県会津若松市千石町2番46号 アルコール分15度 原材料名 米(国産)・米麹(国産米) 精米歩合65% 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 名倉山酒造さんのお酒は、これまでに名倉山 大吟醸 唎(きく) 180mと、普通酒(糖類酸味料添加)の名倉山カップ、そして名倉山 原蔵(げんくら) にごり酒 カップとをいただいております。 今日いただくこのお酒は、純米酒です。 品質表示とともに、酒銘の由来が表示されておりましたよ。 補足すると、なんでも「初代善六が取引先への道中、猪苗代湖岸で眺めていた「名倉山」を蔵の名にした。」(※1)のだとか。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は薄めでしたが、わずかに茶色がかっているようでした。 燗をつけると、お酒の甘い香りがわずかながらに漂ってまいりました。 うまみは濃くはないですね。 やわらかいうまみをふんわりと感じる程度です。 また、熟成感もごくかすかに感じます。 苦みや雑味はなく、キレもそこそこよいみたいです。 酸味ははっきりしています。 すっぱさが少し強めで、しかもけっこう鋭いですね。 それに、ピリピリ感が強めですね。 甘みはややはっきりしています。 べとついた感じはないものの、厚みを感じる甘みです。 やわらかいうまみを酸味が引き締めて、甘みがそれを和らげる、ちょいすっぱピリ旨やや甘口のおいしいお酒で…

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【お酒】1478.三諸杉 辛口純米酒 切辛(せっから)300ml

今西酒造株式会社 奈良県桜井市大字三輪510 ■原材料名/米(国産)・米麹(国産米) ■アルコール分/15度 ■精米歩合/65% 内容量 300ml (以上、ラベルより転記) 日本最古の神社にして、酒造りの神様でもある大神神社(おおみわじんじゃ)。 この三輪山が、大神神社の御神体なのです。 今日は、その大神神社の門前に蔵を置き、三諸杉(みむろすぎ)を造る今西酒造さんのお酒をいただきます。 なお、今西酒造さんのお酒は、これまでに三諸杉のカップ酒(普通酒)と、三諸杉の菩提酛純米酒300ml、そして三諸杉 180ml(普通酒)とをいただいております。 切辛(せっから)という名の辛口純米酒なのだとか。 まずは冷や(常温)でいただいてみます。 香りはないみたいです。 うまみはやや濃いめです。 米のうまみが厚めですね。 でも、酒臭さや熟成感はまったく感じませんよ。 軽い苦みをかすかに感じますが、ほとんど気にはなりません。 キレはそこそこいい感じです。 酸味はややはっきりしています。 すっぱさが少し強めで、鋭さも少し感じます。 それに、酸味自体に深みを少し感じますよ。 ただ、ちょっとだけピリッとくるみたいです。 甘みは、意外にもややはっきりですわ。 けっしてべとつかず、しかもかなりさらっとしているものの、後味のように感じる甘みをほんのりと感じますよ。 米の…

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《焼酎》111.伊佐錦 200ml

大口酒造株式会社 鹿児島県伊佐市大口原田643 本格焼酎 原材料/さつまいも・米麹(白麹・国産米) アルコール分/25度 容量/200ml (以上、ラベルより転記) 大口酒造さんの芋焼酎は、これまでに黒伊佐錦 200mlと、伊佐錦 100mlとをいただいております。 今日いただくこの伊佐錦は白麹を用いて造られた芋焼酎ですから、かつていただいた伊佐錦 100mlと同じ中身でしょう。 ということで、前回とはちがう飲み方でいただいてみたいと思います。 まずは、水割りで。 近所にあるイオンで買ってきた水で割ってみます。 弱めながらにも、芋の風味をふんわりと感じますよ。 重さもかすかにあって、ちょうどいい感じです。 それに、伊佐錦 100mlをお湯割りでいただいたときに感じたようなしょっぱさを、この200mlでもちょっとだけ感じます。 また、苦みが弱めながらにもあって、鋭さを少しだけ感じます。 次に、ロックで。 これは苦みが目立つね。 強めで、鋭いですよ。 それに重さも目立ってくるようです。 それでも嫌味はないみたいです。 水割りのほうが、味わいが和らいでおいしいのではないかと感じました。 というか、これはあくまでも私の好みですが、伊佐錦シリーズは白麹仕込のものよりも、黒麹仕込のほう(黒伊佐錦)がまろやかでおいしいのではないでしょうか。 (友情出演)

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《焼酎》110.白露(しらつゆ) 180ml

白露酒造株式会社 鹿児島県指宿市山川大山987 本格焼酎 原材料名/さつまいも・米こうじ(白麹) アルコール分/25度 内容量/180ml (以上、ラベルより転記) 今日は、白露(しらつゆ)なる芋焼酎をいただきます。 ラベルには、白麹が使われている旨が表示されておりました。 文献には「山川産の上質な黄金千貫と、開聞山麓に湧出するミネラルバランスに優れた地下水を使用している。舌になじむマイルドな飲みごこち。」(※1)とありましたが、これ以上のネタを持ち合わせておりませんので、さっそくいただてみたいと思います。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 一口含むと、芋のふっくらした風味が口の中に広がりますよ。 それに甘みも豊かですね。 また、軽い香ばしさもかすかに感じます。 苦みは雑味はなく、しかも生なのにピリピリ感がまったくないですね。 次に、お湯割りで。 軽い苦みが少し目立ちます。 それに酸味が出て、少し鋭いようです。 ふっくら感と甘みとは残るものの、苦みと酸味とはそれらを覆い隠しているように感じます。 最後はロックにしようかとも思ったのですが、これまでにいただいた芋焼酎のロックでは苦みが出ることが少なからずございました。 そこで今日は、水割りにしてみましたよ。 軽い苦みと重さとがちょっとだけ出るみたいです。 でも、ふっくら感のほうが勝っておりますね。 それに…

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【お酒】1477.琵琶の長寿 純米酒 180ml

池本酒造有限会社 滋賀県高島市今津町今津221 原材料名 米(国産)米麹(国産米) アルコール分 15% 精米歩合 70% 内容量 180ml (以上、ラベルより転記) 昨日いただいた琵琶の長寿 上撰 180ml(普通酒)に引き続き、今日も池本酒造さんのお酒をいただきます。 今日いただくこのお酒は、純米酒です。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、上撰よりも茶色がかっているようでした。 燗をつけて鼻を近づけると、酒臭い(←ほめ言葉です)香りが少し上立つことがわかります。 うまみは濃いめです。 酒臭さ(←あくまでもほめ言葉です)とともに熟成感が豊かであることがわかりますが、角はなくて深みを感じます。 軽い苦みがごくわずかにあるみたいです。 また純米酒ですが、キレはよいですね。 酸味はややはっきりしています。 すっぱさが少し強めですが、鋭さはなくて深みを感じます。 さわやかさ(スースー感)はなく、刺激やピリピリ感もありません。 甘みはひかえめです。 ゼロではないものの、かなり弱めです。 濃醇深旨辛口のおいしいお酒でした。 熟成感と酸味とに深みを感じました。 また苦みやすっぱさはあったものの、味わいに角を感じることはありませんでした。 これは上撰(普通酒)よりも味わい深く、しかも飲みやすいのではないでしょうか。 上撰をいただいた昨日の記事では“アル添がうまく…

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【お酒】1476.琵琶の長寿 上撰 180ml

池本酒造有限会社 滋賀県高島市今津町今津221 原材料名 米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール アルコール分 15% 内容量 180ml (以上、ラベルより転記) 今日は、JR湖西線近江今津駅の近くに蔵を置く蔵元さんのお酒をいただきます。 披露できるようなネタがございませんので、さっそくいただいてみたいと思います。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、深い黄色でした。 うまみはやや濃いめです。 酒臭い(←ほめ言葉です)うまみが程よく効いていて、熟成感に由来すると思われる深みも穏やかに効いています。 軽い苦みが少しあって、燗が冷めるにつれて重さが出てくるようです。 キレはよく、透明感も少し感じます。 酸味ははっきりしています。 すっぱさは、最初はほとんどわからなかったものの、冷めるにつれて目立ってきて鋭さを感じるようになるみたいです。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはひかえめです。 ゼロではないものの、かなり弱めです。 やや濃醇でちょい苦ちょいすっぱ辛口のお酒でした。 すっぱさと苦みとが冷めるにつれて目立ってきましたが、しつこさがありませんでした。 また酒臭くて(←あくまでもほめ言葉です)やや濃いめであったものの、キレがよくて重さを感じませんでした。 この味わいは、もしかしたらアル添がうまく作用しているパターンのやつではないでしょうか? ただ、これは私の…

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