【お酒】1510.肘折温泉 カップ

株式会社小屋酒造 山形県最上郡大蔵村大字清水2591番地 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール アルコール分 15.0度以上16.0度未満 180ml詰 (以上、ラベルより転記) このカップ酒は、花羽陽 ひじおりの灯 カップとともに肘折温泉にあったとある土産物店にて入手した小屋酒造さんのお酒です。 ひじおりの灯カップもそうでしたが、このカップ酒もこのラベルの他に2種類、別のデザインが施されたラベルのものがございました。 ただね、同じ中身とわかっていて何個も買うのは芸がないと思い、これだけを選んできた次第でした。 ただ、お店の方のお話では、ひじおりの灯カップの中身は上撰クラスのお酒であるのに対して、こちらに詰められているお酒は佳撰クラスなのだとか。 ということは、かつていただいた精選最上川と同じ中身でしょうか? なお、肘折温泉ではこれらのほかに別のお店で肘折温泉カップを入手していただいておりますが、これも小屋酒造さんのお酒でした。 肘折温泉がある山形県の最上地方にある蔵元さんは小屋酒造さんだけですので、しかたがないことでしょう。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。 肘折温泉カップとほぼ同じのようですね。 ああ、やっぱり肘折温泉カップ同じだこりゃ。 かなり淡めというか薄めで、苦みが少しあって、すっきりしています。 甘みはひかえ…

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【お酒】1509.琵琶湖あぢかまの里 塩津海道 カップ

(撮影を忘れて飲み干してしまったことをお詫び申し上げます。) 〈販売元〉 有限会社 西浅井総合サービス 滋賀県長浜市西浅井町大浦1098-4 〈製造元〉 滋賀酒造株式会社 滋賀県甲賀市水口町三大寺39 アルコール分15.0度以上16.0度未満 原材料名 米・米麹 国産米100%使用 内容量180ml (以上、ラベルより転記) おとといいただいた丸子船カップ、そして昨日いただいた塩津山 深坂地蔵カップにひきつづき、今日も道の駅塩津海道あぢかまの里で3個セットで販売されていたカップ酒の中から一つをいただきます。 最後にいただくこのカップ酒は、まさに道の駅と同じく、“琵琶湖あぢかまの里 塩津海道”と銘打たれておりましたよ。 またこのカップ酒にも、万葉集の一首が記載されておりました。 品質表示が他の2種と同じですから、このお酒もきっと同じ中身なのでしょう。 同じ中身と推測し得る以上、ここは飲み方を変えて冷や(常温)でいただこうかと思っておりました。 ところが、日ごろの惰性でついうっかり燗にしてしまいましたよ。 それにカップの撮影を忘れて飲んじまうし、今日はどうかしているぜ。 お酒の色は、他の2種とおなじ深い金色でした。 (お酒の色だけは、これも燗にする前の惰性であらかじめ撮影しておりました。) ああ、これは同じお酒ですわ。 熟成感そのものの、濃醇ズッシリスッキリ旨辛口のおいしいお酒で…

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【お酒】1508.塩津山 深坂地蔵 カップ

(写真を撮影する前に誤ってフタを開けてしまいましたことをお詫び申し上げます。) 〈販売元〉 有限会社 西浅井総合サービス 滋賀県長浜市西浅井町大浦1098-4 〈製造元〉 滋賀酒造株式会社 滋賀県甲賀市水口町三大寺39 アルコール分15.0度以上16.0度未満 原材料名 米・米麹 国産米100%使用 内容量180ml (以上、ラベルより転記) 昨日いただいた丸子船カップにひきつづき、今日も道の駅塩津海道あぢかまの里(滋賀県長浜市西浅井町)で三個セットで販売されていたカップ酒の中から一つを選んでいただいてみたいと思います。 このカップ酒も、ラベルに万葉集の一首が記載されておりましたよ。 品質表示は丸子船カップと同じでした。 ということは、もしかしたら同じ中身なのでしょうか? 昨日と同じく、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、やはり深い金色でした。 ああ、これはきっと同じ中身でしょうよ。 うまみは熟成感そのもの。 濃くて深くて重みがあるものの、キレがよくてくどくはないですね。 濃醇ズッシリスッキリ旨辛口のおいしいお酒でした。 ただね、すっぱさと渋みとは、こっちのほうがはっきりしているかな。 (気のせいだろ。) ★☆★☆★☆★☆★☆★☆ きょうの料理に出ていた人に「おまえつぶやきシローそっくりやんけ!」ってつっこんでみたものの、実は本当にこちらひさび…

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【お酒】1507.丸子船 カップ

〈販売元〉 有限会社 西浅井総合サービス 滋賀県長浜市西浅井町大浦1098-4 〈製造元〉 滋賀酒造株式会社 滋賀県甲賀市水口町三大寺39 アルコール分15.0度以上16.0度未満 原材料名 米・米麹 国産米100%使用 内容量180ml (以上、ラベルより転記) 今日は、道の駅塩津海道あぢかまの里(滋賀県長浜市西浅井町)で販売されていた三個セットのカップ酒の中から一つをいただいてみたいと思います。 販売元である有限会社西浅井総合サービスってのは、どうやら道の駅塩津街道あぢかまの里を運営している会社のようですね。 ということは、このカップ酒はこの道の駅だけで販売されている限定品のカップ酒でしょうか? なお、滋賀酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。 貴生娘(きぶむすめ) 手造りにごり酒 カップ 琵琶湖八景 カップ 貴生娘 大吟醸 生酒 カップ 貴生娘 純米吟醸 生酒 カップ ラベルには、万葉集の一首が記載されておりましたよ。 ところでこのお酒には、どうやら醸造アルコールが添加されていないみたいでした。 それ故に純米酒かとも思ったのですが、純米である旨の表示はどこにもなく、また精米歩合も表示されておりませんでした。 でも、これはこれでありでしょうね。 公式のルールでは「特定名称を表示する清酒については、原材料名の表示の近接する場所に精米歩合を併せて表示するこ…

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【お酒】1506.六歌仙 五段仕込 超旨口 純米にごり酒 300ml

製造元 株式会社六歌仙 山形県東根市温泉町三丁目17番7号 醸造元 六歌仙酒造協業組合 山形県村山市楯岡新町三丁目1番5号 原材料名 米(国産) 米麹(国産米) 精米歩合70% アルコール分15度 内容量 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 六歌仙さんのお酒は、かつて六歌仙 辛口 300mlと、六歌仙 田舎親父カップ、そして六歌仙 大吟醸 手間暇 180mlをいただいております。 今日いただくこのお酒は、“五段仕込”の純米にごり酒でした。 五段仕込ということは、かなり甘いのではないでしょうか? 日本のお酒では、「酵母の増殖やもろみの温度管理をやりやすくするための知恵」として(※1)、麹と酛(酵母の培養液)、そして掛米とを4日間かけて3回に分けて仕込んだのちに発酵の過程に移行するという“三段仕込”が広く採用されておりますね。 その一方で、甘口のお酒を造るための技法として、発酵が終了した時点でもち米などをもう一段仕込むことで、高濃度のアルコールの中では酵母が活動できないことからアルコール発酵は起こらないものの、麹に由来する糖化酵素は生きていることから糖化は進んで甘くなるという“四段仕込”が存在するわけですよ。 これらのことを踏まえると、五段仕込ってのは四段仕込の最後の一段に追加してさらにもう一段掛けているということではないかと推測し得るわけですよ。 ということは、五段仕込によれば、でんぷん質が過剰に供給され、それが糖化酵…

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【お酒】1505.初桜 上撰 300ml

初桜酒造株式会社 和歌山県伊都郡かつらぎ町中飯降85 アルコール分 15度以上16度未満 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール 内容量 300ml (以上、ラベルより転記) 初桜酒造さんのお酒は、これまでに初桜 上撰 SAKURA ハンディカップと、般若湯カップとをいただいております。 今日いただくこのお酒は、上撰の小印が付けられた普通酒でした。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。 うまみはやや濃いめです。 米のうまみがじんわりとあって、熟成感もかすかに感じます。 また、酒臭さというか、ウィスキーのような風味が少しあって、重さを感じますね。 苦みや雑味はなく、キレはよいですね。 酸味はややひかえめです。 すっぱさはわずかで、さわやかさを少し感じる程度です。 ただ、少しピリッときますね。 甘みはややはっきりしています。 べとついた感じはないものの、厚みを感じる甘みです。 やや濃醇でちょい重ちょいピリやや甘口のお酒でした。 風味がやや重めでしたが、クセや雑味は感じませんでした。 また甘みが厚めでしたが、しつこくは感じませんでした。 ちょいピリが気になるとことでしたけれど、これも合わせる食べ物によってはうまく働いてくれるのではないでしょうか。 たまにはこういうお酒もいいかも。 ただ、毎日となるとちょっ…

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【お酒】1504.白老 特別純米酒 カップ

澤田酒造株式会社 愛知県常滑市古場町4-10 アルコール分 15度以上16度未満 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合 6560% 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 愛知県は知多半島。 江戸末期から明治初期にかけては“中国酒”(江戸と上方との中間で造られる酒)の産地として江戸東京での取扱量第二位(一位はもちろん灘)を誇った銘醸地でした。 その知多半島は常滑(セントレアがある海域の近く)で嘉永元年(1848年)からお酒を造っていらっしゃるという澤田酒造さんのお酒は、かつて白老上撰カップ(普通酒)と、白老本醸造からからカップ、そして白老本醸造生原酒 蔵人だけしか飲めぬ酒 200mlをいただいております。 今日いただくこのお酒は、特別純米酒のカップ酒でした。 この特別純米酒ですが、“若水100%使用”なんだってさ。 若水(わかみず)ってのは、どうやら愛知県で1983年に育成された酒造好適米で、「五百万石の耐倒伏性が強化された品種。」(※1)なのだとか。 ただ「短強稈であるものの、いもち病に弱く、」(※2)とあるように、「耐倒伏性、耐冷性は強いが耐病性は弱い。」(※1)んだってさ。 とまあ、手元の文献にはこんな記述がありましたよ。 ちょっと前までのワタクシであれば論文を取り寄せて米の素性を徹底的に調べ上げたことでしょうけれど、最近じゃその気力も失せてしまいましたよ。 ところでこのお酒ですが、精米歩合の表…

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【お酒】1503.玉櫻 純米 とろとろ にごり酒 カップ

玉櫻酒造有限会社 島根県邑智郡邑南町原村148 原材料/米(国産)米麹(国産米) 精米歩合/70% アルコール分/14度 容量/180ml (以上、ラベルより転記) 玉櫻酒造さんのお酒は、かつて玉櫻カップ(普通酒)と、玉櫻の純米酒カップとをいただいております。 こちら久々の玉櫻ですが、今日いただくこのお酒は純米のにごり酒でした。 にごり酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 滓の量は、4割程度でしょうか。 “とろとろ”と銘打たれておりましたが、見た目にはそれほどとろみを感じませんでした。 とろみはありますが、ちょっとだけです。 滓もわずかです。 うまみは濃いめです。 米のうまみに厚みを感じますよ。 軽い苦みをごくかすかに感じますが、気にはなりません。 雑味はなく、しつこさもくどさも感じません。 しかも純米のにごり酒にしてはキレがよいみたいです。 酸味はややはっきりしています。 すっぱさが少し強めで鋭さも少しあるみたいですが、さわやかさも感じます。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みは、にごり酒にしてはややひかえめでしょうか。 その存在ははっきりしていますが、べとついた感じはしませんよ。 濃醇爽快旨口のおいしいお酒でした。 しっかりしているのにクドさや嫌味をまったく感じませんでした。 酸味が効いておりましたが、ちょうどよい程度で、しかもさわやかでした。 甘…

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【お酒】1502.出世男 にごり酒 カップ

河合酒造株式会社 奈良県橿原市今井町1の7の8 アルコール分 15度 原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール 180ml (以上、ラベルより転記) 昨日いただいた出世男カップに引き続き、今日も河合酒造さんのお酒をいただきます。 今日いただくこのカップ酒も普通酒ですが、こちらはにごり酒でした。 なお、河合酒造さんのお酒はこのほかに純米吟醸 大和百景 180mlと、本醸造 出世男 300mlとをこれまでにいただいております。 滓の量は、全体の1~2割程度といったところでしょうか。 にごり酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 滓のざらつきはわずかですね。 とろみもほとんど感じません。 うまみはやや濃いめでしょうか。 米のうまみを感じるものの、にごり酒にありがちがな濃厚さは感じません。 苦みがあって、弱めではあるものの苦み自体に重さを少し感じます。 キレはよいみたいです。 酸味はややはっきりしています。 すっぱさは少し強めですが、鋭さはないみたいです。 ただ、意外にもちょいピリです。 甘みは、これも意外にもややひかえめですよ。 ゼロではないものの、かなり弱めです。 ちょい苦ちょいピリやや辛口のお酒でした。 滓が少なめなためか、味わいに重さがなく、にごり酒にしてはさっぱりした口当たりでした。 それ故に滓の風味よりも酒らしさが前に出て、きのういただいた出世男カッ…

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【お酒】1501.出世男 カップ

河合酒造株式会社 奈良県橿原市今井町1-7-8 アルコール分 15度 原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 河合酒造さんのお酒はこれまでに純米吟醸 大和百景 180mlと、本醸造 出世男 300mlとをいただいております。 今日いただくこのカップ酒は、普通酒でした。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は濃くはないものの、きれいな金色でした。 うまみは濃くはないものの、かなりしっかりしています。 酒臭さ(←ほめ言葉です)をじんわりと感じ、熟成感もじんわりと来るようです。 苦みがちょっとあって少しはっきりしているものの、鋭さは感じません。 キレはよく、透明感を少し感じます。 酸味はややはっきりしています。 すっぱさは弱めであるものの、弱めなりに鋭さをはっきりと感じます。 それにちょいピリですね。 甘みはややはっきりしています。 どちらかというと弱めですが、べとついた感じが少しあるみたいです。 しっかりしているもののキレのよい、ちょい苦ちょいピリやや甘口のお酒でした。 味の基本はかなりしっかりしているみたいでした。 でもアル添が効いているようで、重さや角を和らげてくれているようでした。 ただ透明感を少し感じたことから、もしかしたらアル添量が多めなのかのしれません。 これは魚料理に合うのではないでしょうか。 それ…

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