群馬県南東部での酒集め

2019年3月30日(土)に、青春18きっぷを使用して、群馬県の南東部で両毛線を使って日帰りで酒集めをしてみましたよ。 まずは東京駅から。 5:53発の高崎線(上野東京ライン)高崎行普通1820Eに乗車。 1820Eに終点まで乗って、高崎駅からは小山行普通437Mに乗り換え。 新前橋駅まで上越線を走り、そこから両毛線へ乗り入れる列車です。 高崎駅から437Mに30分弱乗って、両毛線の伊勢崎駅(群馬県伊勢崎市)にて下車。 ここ伊勢崎駅からは、東武鉄道の伊勢崎線に乗り換え。 東京の浅草駅から100km以上続く東武伊勢崎線の終着駅です。 こちらひさびさの8000系(ワンマン改造により800系化)! 私鉄の103系とも評されたほどの大所帯でしたが、今となっては支線やローカル運用で出会える程度にまで減少してしまったみたいですね。 線路脇に立ち並ぶ鋼製の架線柱から、私鉄らしさをなんとなく感じるのは私だけでしょうか? 伊勢崎駅から15分ほど乗って、着いたのは世良田駅(群馬県太田市)。 なんでもここ世良田駅の周辺には、徳川氏発祥の地があるんだってさ。 三河じゃなかったのね。 いまにも降りだしそうな曇天模様の下を歩いて行きます。 でもね、晴れよりもこういう雨が降るか降らないかのぎりぎりの天候のほうが涼しくて、あたしゃむしろ快適に徘徊できるんですけれどね。 うわ!、狭! 歩行者…

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【お酒】1548.越乃景虎 本醸造 なまざけ 200ml

諸橋酒造株式会社 新潟県長岡市北荷頃408 要冷蔵 アルコール分15.0度以上16.0度未満 原材料 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール 精米歩合65% 200ml詰 (以上、缶の印刷事項より転記) 諸橋酒造さんのお酒は、かなり前に普通酒の越乃景虎 龍 カップをいただいております。 今日いただくこのお酒は、本醸造の生酒でした。 「ふねから流れ出たそのままのお酒が缶詰されます。」と書かれておりますね。 要するに、いわゆる‟しぼりたて”、すなわち槽(ふね)で搾ったあと、貯蔵による熟成の行程を経ることなくそのまま缶詰されているということでしょうね。 ということは、生酒のフレッシュな風味を味わうことができるのでしょうか? でも、どうやらこの個体は、製造年月(「当該清酒を販売する目的をもって容器に充てんし密封した時期」(※1))から1年、そして蔵出年月(出荷された月か?)から5か月を経過しておりました。 これではいくらしぼりたてでも、缶の中で熟成されてしまっているのでしょうか? それでも能書きには「詰めたのち時が経つにつれ四季おりおりの味と香りがお試し頂けると思います。」とありましたから、きっとおいしくいただけるのでしょう。 冷やして飲めと書かれておりましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。 フレッシュな風味はあるものの、かなり弱めで…

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お休み

いいちこシルエットを飲んでいます。 今日はこの後、どうしてもやっておかなければいけないことがあるのです。 それ故、記事としてまとめるために必要な時間の余裕がございません。 この焼酎の感想は再び出会った際にあらためて。 でも、軽くて香りが特徴かな。

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【お酒】1547.金冠黒松 純米60 180ml

村重酒造株式会社 山口県岩国市御庄五丁目101番地の1 [原材料名]米(国産)・米こうじ(国産米) [アルコール分]15度 [精米歩合]60% 内容量 180ml (以上、ラベルより転記) 村重酒造さんのお酒は、かつて金冠黒松カップ(普通酒:糖添)をいただいております。 今日いただくこのお酒は、“純米60”なる精米歩合60%の純米酒でした。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、やや茶色がかっておりました。 燗をつけると、さわやかな香りがふわっと漂ってまいりましたよ! フルーティーではなく、花っぽくもなく、爽快な香りです。 うまみは濃くはないものの、しっかりしています。 米のうまみがじんわりと広がります。 熟成感がややはっきりしていますが、角や重さはまったく感じません。 ただ軽い苦みがちょっとだけあるみたいです。 それに純米酒ですが、キレはよいですね。 酸味はややはっきりしています。 爽やかさがとても豊かです。 すっぱさは強くはないものの、鋭さを感じます。 ピリピリ感はありません 甘みはひかえめです。 ほとんど感じないくらいです。 爽快軽快ちょいすっぱ辛口のおいしいお酒でした 酸味がとてもさわやかで、それが香り(吟醸香とは異なった、爽快な香り)にも現れているようでした。 また熟成感があるものの、角や重さがなくてかなり穏やかでした。 さらに純米酒なのにキレ…

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《焼酎》128.薩州麦 12度 200ml

若松酒造株式会社A 鹿児島県いちき串木野市湊町一丁目182 本格焼酎 原材料/麦、麦麹 アルコール分/12度 内容量/200ml (以上、ラベルより転記) 今日は、芋焼酎の本場である鹿児島県薩摩地方で造られた“薩州麦”なる麦焼酎をいただきます。 麦麹を使用しているということは、伝統的に米麹を使用する壱岐焼酎の製法ではなくて、戦後に開花した大分麦焼酎のそれに依拠した造りなのでしょうね。 アルコール度数は12度でした。 ということは、いわゆる前割り焼酎ってやつでしょうね。 さらにこの麦焼酎、黒麹仕込みなのだとか。 麦焼酎、それも大多数を占める減圧蒸留で造られた麦焼酎の風味ってのはふんわりとした香ばしさにあると思うのですが、これを黒麹で仕込むとなると黒麹のどっしりとした香ばしさに負けてしまうのではないでしょうか? 話のネタを無理やりいろいろと引き出し尽くしたところで、そろそろいただいてみたいと思います。 今日は冷たいやつをいただきたい気分ですので、冷蔵庫で冷やしたものをキャベツのサラダをかじりながらいただきます。 一口目で、黒麹のどっしりとした香ばしさが来ますね。 苦みをかすかに感じるものの重さはなく、そしてスッと引いていきます。 麦の香ばしさはやはり黒麹のそれに隠れているみたいですが、味覚を研ぎ澄ませてじっくりと味わうとその存在はわかります。 というか、大分麦焼酎の風味って、もともとそんな程…

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【お酒】1546.白老 特別純米酒 春うらら カップ

澤田酒造株式会社 愛知県常滑市古場町四丁目10番地 アルコール分15%以上16%未満 原材料名/米(国産)、米こうじ(国産米) 原料米/若水100%使用 精米歩合60% 内容量 180ml (以上、ラベルより転記) 愛知県は知多半島。 江戸末期から明治初期にかけては“中国酒”(江戸と上方との中間で造られる酒)の産地として江戸東京での取扱量第二位(一位はもちろん灘)を誇った銘醸地でした。 その知多半島は常滑(セントレアがある海域の近く)で嘉永元年(1848年)からお酒を造っていらっしゃるという澤田酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。 白老上撰カップ(普通酒) 白老本醸造からからカップ 白老本醸造生原酒 蔵人だけしか飲めぬ酒 200mlをいただいております。 白老 特別純米酒 カップ この特別純米酒は、愛知県で育成された酒造好適米“若水”を100%使用しているのだとか。 そう言えば、かつていただいた白老 特別純米酒 カップも若水100%でしたが、果たして同じ中身なのでしょうか? 特別純米酒には香りを特徴とするものもございましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は濃くはないものの、少し茶色がかっておりました。 香りはありますね。 フルーティーな香りをちょっとだけ感じます。 うまみはやや濃いめでしょうか。 熟成感が少しあって、木香(様臭?)もちょっと感じるみ…

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【お酒】1545.大番 本醸造 上撰 300ml

西本酒造株式会社 愛媛県宇和島市三間町宮野下855 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米、)醸造アルコール アルコール分15度以上16度未満 精米歩合 58% 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 今日は、宇和島の街中にあった“道の駅きさいや広場”にて入手した“大番”なるお酒をいただきます。 上撰の小印が付された本醸造でした。 本日のつまみ。 菜の花は、そろそろ終わりのようですね。 大根の酢漬け(山椒粉かけ)は、合わせ酢に電子レンジで火を入れてから漬けてみたところ、角のないまろやかな味わいになりましたとさ。 そしてメインは、冷蔵庫の残り物で作った炒飯。 ひたぶるに、うら悲し。 本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、わずかに黄色がかっているようでした。 おお! これはすっぱいね。 最初に酸味をはっきりと感じます。 すっぱさが強めで、鋭さを感じます。 でもそのすっぱさの中に、酸味の深みもしっかりと感じますよ。 それにかすかにピリッと感じます。 うまみは、たぶんやや濃いめでしょう。 米のうまみに、じんわりとした幅を感じます。 酒臭さはわずかでしょう。 苦みや雑味はまったくなく、熟成感も感じません。 キレはとてもよく、スッと引きます。 甘みはややひかえめかな。 弱めですが幅があって、わずかにべとつくかな。 …

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【お酒】1544.特別本醸造 樺山 生 300ml

株式会社井上清吉商店 栃木県宇都宮市白沢町1901-1 要冷蔵 栃木県産五百万石100%使用 原材料名/米・米こうじ・醸造アルコール 精米歩合/60% アルコール分/15.0度以上160度未満 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 道の駅きつれがわで入手した“樺山”なるお酒をいただきます。 造っているのは、宇都宮市内に蔵を置く井上清吉商店さんでした。 井上清吉商店さんのお酒は、かつて澤姫サワヒメカップと、澤姫 特別本醸造 アロマぼとる 180ml、そして澤姫 特別本醸造 生酒 300mlをいただいております。 今日いただくこのお酒は栃木県産の五百万石を100%使用したという特別本醸造の生酒ですから、もしかしたら澤姫 特別本醸造 生酒 300mlと同じ中身かもしれませんね。 今日はちょっと趣向を変えて、お酒のつまみを紹介します。 これはこんにゃくを煮〆たもの。 こんにゃくを煮る際のポイントは、だしをしっかりとることとともに、塩を使わずに濃口のしょうゆで味をバッチリとつけることだと、あたしゃそう思いますよ。 そしてこれは、びんちょう鮪のりゅうきゅう風。 大分県の郷土料理である“りゅうきゅう”はどちらかというとアジやサバ、ハマチなどを使うことが多いと思いますけれど、それを安いびんちょう鮪でやってみましたよ。 それではいただいてみたいと思います。 生酒ですから、冷蔵庫出冷やしたものをいただきます…

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【お酒】1543.初雪盃 にごり酒 カップ

協和酒造株式会社 愛媛県伊予郡砥部町大南400番地 アルコール分16度以上17度未満 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール・糖類 180ml詰 (以上、ラベルより転記) “初雪盃(はつゆきはい)”という銘のにごり酒をいただきます。 残念ながら、糖類添加の三増酒でした(酸味料の添加はなし)。 アルコール度数が微妙に高めですね。 滓の量は、3割程度といったところでしょうか。 そのまま冷やで飲めと書いてありましたが、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、少し黄色がかっておりました。 見た目には、とろみはあまりないみたいですね。 とろみはたしかにちょっとだけ。 滓のざらつきは少し感じます。 うまみはもちろん濃いめです。 米のうまみは強くはないものの、口の中に広がります。 苦みがわずかにあって、かなり弱めであるものの重さを少し感じます。 酸味ははっきりしています。 すっぱさは強めですが、角がなくて爽やかです。 スースーもピリもありません。 甘みはやっぱりはっきりしています。 べとついた感じはしないものの、幅のある甘みです。 爽やかな酸味と幅のあるうまみとの、濃醇爽快甘口のにごり酒でした。 この酸味や甘みは、あたかも乳酸菌飲料のそれみたいですよ。 それ故に、食事と合わせるにはちょっと難しいのではないでしょうか。 これはいわゆるひとつ…

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【お酒】1542.古都 銀明水 からくち 300ml

佐々木酒造株式会社 原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール アルコール分:15度 内容量:300ml (以上、ラベルより転記) 俳優の佐々木蔵之介さんのご実家である佐々木酒造さんのお酒は、かつて聚楽第 純米吟醸 300mlをいただいております。 今日いただくこのお酒は、普通酒でした。 “古都 銀明水 からくち”という酒銘でした。 古都とからくちとはともかく、“銀明水”は、かつて豊臣秀吉が築いた聚楽第の域内に湧く名水のことなのだとか。 このことについて、文献には以下のような記述がありました。 「 佐々木酒造は、豊臣秀吉の私邸「聚楽第」の南端に位置する。この界隈は「出水(でみず)」という地名も残るほど良質の水で知られ、茶道が趣味の秀吉は、水に惹かれてこの地を選んだという。  今もここに湧き出る水は千利休ゆかりの「銀明水」という名で呼ばれる。同じ京都の地下水でも、伏見のそれとは一味違う水だという。」(※1) とまあ、誰でも触れられるようなことはこのくらいにしておきます。 あたしゃね、このお酒を紹介する際には、どうしても言っておこうと心に決めていたことがあったのです。 このお酒は、京都駅の在来線改札内にあった土産物店で入手したのでした。 陳列されていたこのお酒を手にしてレジへ向かい、店員さんにこのお酒を差し出したのです。 あたしゃ普段は、お酒を買うときには袋をくれと必ず言うことに決めているのです。 …

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