【お酒】1611.歩々清風 300ml

合資会社杉勇蕨岡酒造場 山形県飽海郡遊佐町上蕨岡字御備田47の1 アルコール分 15度以上16度未満 原材料名 米・米麹・醸造アルコール 精米歩合 65% 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 日本海と秋田県とに面する山形県最北の町、遊佐町。 そこに蔵を置く杉勇蕨岡酒造場さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。 杉勇 カップ(普通酒)(二回目はこちら) 杉勇(すぎいさみ) 純米酒 出羽の里 300ml 杉勇(すぎいさみ) 本醸造 出羽きらり 300ml 杉勇(すぎいさみ) 300ml(普通酒) 遊佐来(ゆざこい) 純米 300ml このお酒は、山形県遊佐町にある道の駅鳥海にて入手しました。 ラベルには“歩々清風”と書かれておりました。 しかもこれは、“金子智一(かねこともかず)”なる人物の自筆なのだとか。 どうやら山形県遊佐町には金子智一氏の記念碑があるそうですが、察するにこのラベルの文字はその記念碑に刻まれているものと同一のものみたいですね。 この“歩々清風”の意味を解説した記述にあたることはできませんでした。 しかし、 「 そして、二〇〇二年十二月二十四日、十五時一分、金子智一は逝きました。享年、八十八歳。  戒名は「亜州院智行悠歩清風大居士」。  智一は生前、ウォーキング運動の同志である比叡山延暦寺大僧正小林隆彰に、自分が死んだらこれを参考にして戒名を作ってくれと原案を渡…

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東京都区内での酒集め

300ml瓶の在庫が僅少となってしまいました。 というのも、富山県での酒集めで入手してくる予定だったのですが、その際に琴線に触れるものに出会うことがかなわず、わずか1本の入手にとどまっていたためでした。 そこで今日は、300ml瓶をいくつか入手しようと思い、雨の中を東京都区内へ出かけてまいりましたよ。 まずは、西船橋駅から。 ああそうだよ! どうせオレは千葉県民なんだよ!! なんか文句あるか!!! 今日は、東京メトロの24時間券を使って移動します。 西船橋駅からは、東京メトロの東西線の快速に乗車。 日本橋駅まで乗って、銀座線の浅草行に乗り換え。 下りたのは、田原町駅。 終点浅草駅の一駅手前です。 かつての仁丹塔の前より。 晴れていればここからスカイツリーを拝めるのですが、今日はダメでした。 ちなみに、こんな感じ。 西友で、多満自慢(たまじまん)の純米大吟醸をGET! た~ま~し~ま~、タマシマン♪(それちがうだろ!) 困ったときの、まるごとにっぽん! そのまるごとにっぽんで、京都の富士千歳にごり酒をGET! 雷門は大混雑! 雨だってのにさ、よくもまあ出かけてくるもんだぜ! (オマエもだろ。) 腹が減ってきたところで、富士そばを発見。 冷やしおろしそばをいただきましたよ。 浅草駅まで歩いてきて、再び銀座線(渋谷行)に乗車。 …

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【お酒】1610.加賀雪梅 純米酒 カップ

製造者/中村酒造株式会社 本社/金沢市長土塀三丁目2-15 製造場/石川県野々市市清金二丁目1 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米) 精米歩合 こうじ米60% 掛米65% アルコール分14度 内容量200ml (以上、ラベルより転記) 中村酒造さんのお酒は、かつて冷用の加賀の雪酒 純米酒 180mlをいただいております。 今日いただくこのお酒も純米酒ですが、こちらには冷用である旨の表示はございませんでした。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。 燗をつけると、酒臭い(ほめ言葉です)香りがフワッと漂ってまいりましたよ。 うまみはやや淡めです。 酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)を淡めながらにじんわりと感じます。 それに米のうまみも、厚みはないもののふんわりと感じますよ。 苦みがかすかにあって、軽めです。 純米酒ですがキレはよいですね。 酸味はややはっきりしています。 すっぱさが少しはっきりしていて、鋭さも少し感じます。 純米ですが、スースー感も少し感じます。 ピリピリ感はありません。 甘みはひかえめです。 ゼロではないものの、かなり弱めです。 淡めではあるもののしっかりしている、やや淡麗でちょいすっぱ旨辛口のおいしいお酒でした。 淡めで後味がスッキリしているものの、じんわりとしたうまみと酸味とで淡めなりに飲み応えを感じ…

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【お酒】1609.本醸造 おわら娘 カップ

玉旭酒造有限会社 富山市八尾町東町2111 内容量 180ml 原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール アルコール分 15度 精米歩合 65% (以上、カップの印刷事項より転記) 「神通川支流、井田川のそばに古い街並みが広がる八尾町。この町で二〇〇年以上にわたり、造り酒屋を営む」(※1)という玉旭酒造さん。 そのお酒の取り揃えには、どうやら毎年9月に執り行われる祭礼“風の盆”と、そこで歌われる“おわら節”とにちなんだ銘をそれぞれ付けていらっしゃるようですね。 その味わいは「酒の味わいは淡麗辛口が基本。富山湾の新鮮な魚介類、そして地元で採れる山菜、手打ちそばなど、どんな料理にも合う癖のない味わいだ。」(※1)とのこと。 果たして本当にそういった味わいなのでしょうか? 話のネタが尽きたところで、そろそろいただいてみたいと思います。 本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。 ああ。 たしかにうまみは淡めです。 というか、酒臭さもこめのうまみもよくわからないくらいです。 一方で、熟成感が少しはっきりしていて、角も少し感じます。 苦みがあって、弱めではあるものの少し鋭いですね。 キレはよく、透明感を感じます。 酸味はややひかえめでしょうか。 すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭いことがわかります。 スースー感も少しはっきりしています。 ピリ…

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【お酒】1608.三笑楽 カップ

三笑楽酒造株式会社 富山県南砺市上梨678番地 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール アルコール分 15度 容量 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 「合掌造り集落が世界遺産に指定され、俄に脚光を浴びている五箇山。その山また山に囲まれた平村(のちに合併により南砺市:ブログ筆者追記)に三笑楽酒造を訪れた。」(※1) 「平村に到る道路が整備され一連のトンネルができたのはわずか一二、三年前。それ以前の平村は、冬期になれば全く外部と遮断される秘境であった。そういう土地柄にある三笑楽が村人のためだけに造り続けられた酒であったことはいうまでもない。」(※1) この記述からわかるとおり、今日いただくこの“三笑楽(さんしょうらく)”は、五箇山の酒としてそこに住む人たちに愛飲されてきたようでした。 その五箇山(ごかやま)は、平家の落人が隠れ住んだ“隠田集落(おんでんしゅうらく)”で、合掌造りの建物で養蚕(ようさん)が盛んに行われていたと、水曜どうでしょうで覚えましたね。 このことは “雄三が、5人おんでん、5加山雄三  でもあなたは、洋さんでがしょ?” という、大泉洋さんが造った語呂合わせで容易に覚えることができます。 (丁寧に書くと、面白くないね。) その五箇山で愛され続けている三笑楽の酒銘には、「その昔、平家の落人が謡ったと伝えられる謡曲「三笑」に「酒は楽しく飲むもの」という、蔵の思いが「三笑楽」に込められている。…

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【お酒】1607.加賀鳶 極寒純米 辛口 アルミ缶

株式会社福光屋 金沢市石引二丁目8-3 原材料名/米、米麹 精米歩合/65% アルコール分/16度 原料米/全量契約栽培米・酒造好適米使用(国産米100%使用) 製造法/純米 飲み方/冷やす◎ 常温◎ お燗◎ 180ml (以上、缶の印刷事項より転記) 福光屋さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。 加賀鳶(かがとび) 純米&純米吟醸 飲み比べ 福正宗 純米 黒ラベル フクカップ 加賀鳶 山廃純米 超辛口 黒帯 悠々 特別純米 福正宗 純米 ひゃくまんカップ 辛口&旨口 飲み比べ 福正宗 純米にごり酒 しろき 300ml 駅弁屋 純米吟醸 夢の旅 アルミ缶 福正宗 特別純米 銀ラベル 180ml また、お酒ではございませんが、“零の雫(ゼロのしずく)”なるノンアルコール飲料もいただいております。 “極寒純米 辛口”のアルミ缶は、スーパーやデパートなどでも見かけます。 でもそれは今日いただくこれとは異なり、白色のものです。 一方でこの金色のアルミ缶は、北陸新幹線の車内販売にて入手したものでした。 もしかしたら、限定商品なのかもしれませんね。 今更ではございますが、加賀鳶(かがとび)という銘のお酒です。 「江戸時代、加賀藩が江戸本郷の藩邸に抱えておいた火消し人夫。特権意識をもち、一般町火消しとの対立が絶えなかった。」(※1)とありましたが、要するに大名火消の人足のことでしょうね。 缶に印刷さ…

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【お酒】1606.加賀の雪酒 純米酒 180ml

中村酒造株式会社 本社/金沢市長土塀三丁目2-15 製造場/石川県野々市市清金二丁目1 アルコール分13度 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合 こうじ米60%・掛米70% 180ml詰 (以上、ラベルより転記) “日榮”の手印で酒を世に送り出してくださっている中村酒造さん。 その詳細は、後日これとは別のカップ酒をいただく際に紹介することにいたします。 アルコール度数は13度台とやや低めのようでした。 このお酒ですが、冷酒のみならず凍らせて“氷酒”としてもおいしいみたいですね。 あたしゃこのブログを始める以前に、灘の蔵元さんが造った凍結酒なるものをいただいたことがあったのでしたが、それはそれはもうアルコールの香りがプンプンでけっこうきつかったことを思い出しましたよ。 食事と合わせるには凍らせるよりも冷酒としていただいたほうが合うと思いますので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、少し着いていることがわかりました。 上立ち香はないですね。 一口含むと、フレッシュな風味が口の中にフワッと広がります。 うまみはやや濃いめでしょうか。 米のうまみに幅を少し感じます。 酒臭さ(ほめ言葉です)とともに、熟成感もちょっとだけあるかな。 苦みがあって、弱めではあるものの少しはっきりしています。 純米酒ですが、キレはよいですね。 酸味はややはっきりしています。 すっぱ…

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【お酒】1605.金瓢白駒 本醸造 能登上撰 300ml

日吉酒造店 製造者名 日吉謙一 石川県輪島市河井町二部27-1 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 精米歩合 65% アルコール分15度 内容量300ml (以上、ラベルより転記) 輪島の朝市通りに蔵を構える日吉酒造店さんのお酒は、これまでに普通酒の能登の酒 波のはな カップと、同じく普通酒の能登上撰 輪島朝市 カップとをいただいております。 今日いただくこのお酒にも“能登上撰”なる小印が付されておりましたが、こちらは本醸造でした。 本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、少しはっきりしておりました。 燗をつけると、甘い香りが少し立ってまいりました。 うまみはやや濃いめかな。 米のうまみがじんわりと来て、厚みを少し感じます。 酒臭さ(←ほめ言葉です)もちょっとあるみたいです。 熟成感もかなり弱めながらにありますね。 軽い苦みもかすかですが感じます。 キレはよく、スッと引きます。 酸味はややひかえめでしょう。 すっぱさは、最初は弱めでしたが、冷めるについて少し目立ってくるみたいです。 スースーは少しだけ。 ピリピリ感はありません。 甘みはひかえめです。 ゼロではないものの、かなり弱めです。 やや濃醇で旨辛口のおいしいお酒でした。 味の基本は米のうまみでしたが、いろいろな味の要素が弱めながらにもうまく働いて、味わいに厚みを出しているようで…

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【お酒】1604.遊佐来(ゆざこい) 純米 300ml

合資会社杉勇蕨岡酒造場 山形県飽海郡遊佐町上蕨岡字御備田47の1 アルコール分15.0度以上16.0度未満 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合60% 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 杉勇蕨岡酒造場さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。 杉勇 カップ(普通酒)(二回目はこちら) 杉勇(すぎいさみ) 純米酒 出羽の里 300ml 杉勇(すぎいさみ) 本醸造 出羽きらり 300ml 杉勇(すぎいさみ) 300ml(普通酒) 今日いただくこのお酒は、“遊佐来(ゆざこい)”と銘打たれた純米酒でした。 あたしゃこのお酒を道の駅鳥海にて入手しましたが、どうやらこのお酒は某生協(非共産系のほう)の企画商品みたいですね。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。 これはすっぱいね! 最初に酸味が来ますよ。 すっぱさが強めで、鋭さを感じます。 それになかなかのピリですね。 うまみはやや濃いめかな。 米のうまみらしきものが来て、酒臭さは少しだけ。 苦みや雑味はなく、キレはよいですね。 甘みはひかえめです。 ゼロではないものの、かなり弱めです。 やや濃醇ですっぱピリ旨辛口のお酒でした。 これかなりすっぱくて、かなりピリだぜ。 でもこれはきっと、日本海で採れた海産物と合うのでしょう。 おそらく…

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【お酒】1603.貴娘 からくち 本醸造 180ml

貴娘酒造株式会社 群馬県吾妻郡中之条町大字大塚1768の2 アルコール分15度 原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール 精米歩合65% 180ml詰 (以上、ラベルより転記) (米の産地表示なし) 貴娘酒造さんのお酒は、これまでに普通酒の貴娘カップと、小雪 生貯蔵酒 300mlとをいただいております。 今日いただくこのお酒は、“からくち”と銘打たれた本醸造でした。 本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。 燗をつけると、酒臭い(←ほめ言葉です)香りがフワッと漂ってまいりましたよ。 うまみはやや濃いめです。 酒臭さ(←あくまでもほめ言葉です)がしっかりしておりますね。 苦みがあって、弱めですが鋭さを感じます。 キレはよいですね。 酸味はややはっきりでしょう。 すっぱさは弱めながらに鋭くて、しかも深みも感じます。 スースーはありません。 ただ、ちょいピリですね。 甘みはひかえめです。 でもゼロではなく、かなり弱めながらにも幅があることがわかります。 しっかりしているのにキレがよい、やや濃醇でちょい苦ちょいピリ旨辛口のおいしいお酒でした。 たしかに辛口でキリッとしておりましたが、わずかな甘みに幅を感じたためかドライな口当たりではありませんでした。 味わいの中心は酒臭さ(←くどいようですが、ほめ言葉です)でしたが、弱めの酸…

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