【お酒】1646.越中懐古 純米酒 カップ

本江酒造株式会社 富山県魚津市本江新町6番1号 アルコール分 15度 原材料名 米(国産)・米麹(国産米) 精米歩合 60% 内容量 180ml (以上、ラベルより転記) 富山湾にほど近い魚津の街に蔵を置く本江酒造さん。 そのお酒について、文献では以下のように紹介されておりました。 「富山県屈指の急流河川・片貝川の伏流水と、地元産五百万石を原料に、四代続く越後杜氏が酒を醸す。淡麗辛口を得意とする越後杜氏らしく、主張する酒というよりもむしろ、新鮮な魚料理に合う“静かな酒”を目指している。」(※1) 「特に純米酒は、蔵の個性がよく表れており、滑らかな口当たりとシャープな切れ味が刺身や焼魚などの料理とよく合う。」(※1) 今日いただくこのカップ酒は純米酒ですが、果たして上記の如く魚と合うシャープな味わいなのでしょうか? それを確かめるべく、いただいてみたいと思います。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は濃くはないものの、きれいな金色でした。 うまみは濃くはないものの、しっかりしています。 米のうまみが広がらずに、舌の上をピンと突く感じがします。 熟成感もありますが、角がなくて穏やかです。 苦みや雑味はありません。 また純米酒なのにキレがよく、スッと引いて行きます。 酸味はややひかえめでしょうか。 すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さがありますよ。 またスースー感がかすかに…

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《焼酎》139.秋の露 樽 25度 100ml

常楽酒造株式会社 熊本県球磨郡錦町一武2577-13 本格焼酎 原材料/米(国産)・米麹(国産米) アルコール分25度 内容量/100ml (以上、ラベルより転記) 今日は、“秋の露 樽”という名の球磨焼酎をいただきますよ。 “樽”ということは、おそらく樽で長期熟成された焼酎なのでしょう。 熟成焼酎をお湯割りにするとスースー感が際立ってしまうことがございましたので、今日は全量をロックでいただきますよ。 一口含むと、最初に熟成感がわかります。 ウィスキーみたいな風味があることから、これは樫樽で貯蔵されいるのではないでしょうか。 それでも風味に重さやクセはなく、後味はさっぱりしています。 そこへ米のうまみが来て、これは厚みを感じます。 苦みや雑味はなく、酸味も感じません。 熟成感しっかりなのにクセのない、おいしい米焼酎でした。 熟成感があるのにしつこくないのがうれしいところでした。 これはうまいね。 これに合わせたのは、わかさぎの佃煮。 2週間ほど前に佃島で入手したものの最後の残りでした。 これさ、まちがいなくばっちりだぜ! 川魚の風味を焼酎が和らげて、魚のおいしさを引き出してくれましたよ。 佃煮だけをかじった時とでは佃煮の風味がぜんぜんちがうよ! 焼酎も佃煮もおいしかったし、それに楽しかった。 これだから、この趣味はやめられないのですよ! あ、そういえば、 飲んでいる間だけ…

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【お酒】1645.成政 カップ

成政酒造株式会社 富山県南砺市舘418 原材料名/米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール アルコール分/15度未満 200ml (以上、ラベルより転記) 「医王山の湧き水“槍の先の水”」(※1) 「成政が使う“槍の先の水”は、戦国時代の国主・佐々成政が槍で土を突いた折に湧き出たといわれるもので、これにちなみ銘柄にも「成政」の名を冠している。」(※1) という、成政酒造さん。 かつて@カップ女子 純米吟醸酒 青をいただいております。 今日いただくこの“成政”は、どうやら普通酒のようでした。 なお、カップの裏にはこんなラベルが貼られておりました。 この写真は後日のために敷いておく伏線です。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、濃くはないものの金色でした。 うまみはやや濃いめかな。 酒臭さ(←ほめ言葉です)とともに熟成感を少し感じます。 熟成感は強くはないものの、枯れた感じが少しあるみたいです。 苦みはかすかです。 キレはよく、透明感を少し感じます。 酸味はややひかえめかなと思いましたが、冷めると少しはっきりしてきました。 すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭くて、それが冷めるにつれて目立ってくるようです。 スースー感ははっきりしています。 ピリピリ感はありません。 甘みはややはっきりかと思いましたが、これは冷めるにつれてひかえめになりました。 べとつかないも…

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“剣菱 300ml詰”をひさしぶりに飲んでみましたよ~だ!

剣菱酒造株式会社 神戸市東灘区深江浜町53番地 原材料名:米(国産)・米麹(国産米)醸造アルコール アルコール分:16.5度 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 《初回記事はこちら》 【お酒】72.剣菱 300ml【補足あり】 今日は、石川島のリンコスで入手した、こちらひさびさの剣菱をいただきます。 剣菱酒造さんの酒造りに対するこだわりについてはかつていただいた際に触れておりますので、上記リンク先をご参照下さい。 ラベルには、“since 1505”と書かれておりました。 1505年(永正二年)と言えば応仁の乱が一段落したのちに明応の政変(1493年)が起き、室町幕府の箍が緩み始めていよいよ戦国時代に突入かといった時期ですね。 でもこの1505年ってのは、今の蔵元さんが剣菱を造り始めた年ではないのです。 今の蔵元さんが剣菱を造り始めたのは、1928年(昭和3年)なんだってさ。 灘五郷は御影郷に蔵を置く剣菱酒造さんが所有する手印(「メーカーの所有する商標(メーカー・ブランド)」(※1))、“剣菱”。 この“剣菱”はもともとは伊丹の酒で、蔵元が4度変わって現在に落ち着いているのだとか。 このことについて、文献には以下のような記述がありました。 「 「剣菱」は室町時代から続く銘柄だが、蔵元が4回替わり、現在の白樫家が当主となったのは昭和3年。」(※2) 「 剣菱は伊丹・大鹿の坂上家の創業。鴻池…

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