ほとんどビョーキの酒集め2019

              あー、いかんいかん! 病気だ、病気!! ほとんどビョーキ!!! (山本晋也監督より)                             あたしゃね、ときどき山形へ行っておいしいお酒やお料理をいただかないと、 “山形欠乏症”で死んでしまいそうになるのですよ。                             (友情出演) たとえあほくさくとも、猫より先に死んでしまっては猫と遊べなくなってしまいますので、それを回避すべく、先週末に山形へ出かけてまいりましたよ。 (だからそれが“あほくさ…”なんだよ。) なお今回は、JR東日本の“週末パス”を利用いたしました。 ☆★2019年11月23日(土祝)☆★ まずは、常磐線の我孫子駅から。 ああ、そうだよ! どうせオレは千葉県民なんだよ。 なんか文句あるか? その我孫子駅からは、常磐線の中電(中距離電車)に乗車。 6:26始発の高萩行323Mです。 “快速”とありますが実は普通で、通過するのは偕楽園駅(臨時駅)のみです。 323Mに2時間半ほど乗車(ほどんど寝ていました)。 終点の高萩駅で、9:06発のいわき行普通535Mに乗り換え。 535Mの終点であるいわき駅(福島県いわき市)に到着。 いわき駅からは、10…

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【お酒】1695.松尾 錦 純米酒 カップ

株式会社髙橋助作酒造店 長野県上水内郡信濃町大字古間856番地1 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米) アルコール分14度以上15度未満 精米歩合 麹・酛米59% 掛米65% 酒造好適米100%使用 酵素剤無添加 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 髙橋助作酒造店さんのお酒は、これまでに普通酒の松尾カップをいただいております。 今日いただくこのお酒は、純米酒でした。 このお酒、製造年月「当該清酒を販売する目的をもって容器に充填し密封した時期」(※1)とは別に、“出荷年月”が表示されておりましたよ。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色はわずかに茶色がかっていて、透き通っておりました。 燗をつけると、酒臭い(ほめ言葉です)香りがふわっと漂ってまいりました。 うまみは、どちらかというとやや濃いめでしょうか。 酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)が鋭く効いておりますね。 それととっもに熟成感もあって、これも鋭さを感じますが粗さや角はないですね。 米のうまみは酒臭さや熟成感の次に来て、これも広がらずに舌の上を突く感じがします。 苦みや雑味はまったく感じません。 また純米ですがキレがよく、透明感を少し感じます。 酸味はややはっきりしています。 すっぱさが強くはないものの鋭さを少し感じます。 また、酸味自体に深みも少し感じます。 それにスースー感も少しはっきりしています…

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【お酒】1694.生長 本醸造 お燗瓶

上田酒造株式会社 奈良県生駒市壱分町866-1 ●原材料名:米(国産)・米麹(国産米)醸造アルコール ●アルコール分:15% ●精米歩合:70% ●内容量:180ml (以上、瓶の印刷事項より転記) 上田酒造さんのお酒は、これまでに普通酒の万代生長 特撰 300mlと、同じく普通酒の嬉長カップとをいただいております。 今日いただくこのお酒は、精米歩合70%の本醸造でした。 本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、かすかに茶色がかっておりました。 うまみはやや濃いめです。 最初に熟成感かな、あるいは木香のようでもある風味が来ます。 けっこう鋭いですね。 苦みも少しあって、これも鋭さを感じます。 酒臭さや米の風味は、私にはわかりません。 キレはよいですね。 酸味はややひかえめです。 すっぱさは、最初はほとんど感じませんでしたが、冷めるにつれて目立ってくるようでした。 一方でスースー感は少しはっきりしています。 ピリピリ感はありません。 甘みはひかえめです。 ぜろではないものの、弱めです。 やや濃醇で枯ちょい苦ちょいスー辛口のお酒でした。 重くはないものの、枯れているようでした。 それに苦みや冷めたときの酸味、そしてスースー感が相俟って、ひどくはないものの味わいに角を感じました。

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【お酒】1693.金泉 カップ (にごり酒)

発売元 上田酒店 郡上市八幡町本町846-3 (ラベルより転記) 昨日の金泉カップに引き続き、今日も郡上八幡の街中に店を構える上田酒店さんで入手したカップ酒をいただきます。 郡上の水を使って、平和錦酒造さん(岐阜県川辺町)が造ったお酒なのだとか。 今日いただくこのカップ酒ですが、表示されていたのは酒銘と発売元(上田酒店さん)、それに清酒である旨と容量のみでした。 フタは汎用で、表示のないものでした。 いつもであればやれ違反だやれ消費者軽視だと騒ぎ立てるところですが、今日はいっさいいたしません。 ここまで潔いわけですから、これは飲み手に対する挑戦であろうと判断し、どんなお酒なのか自分の舌で確かめてやろうじゃあ~りませんか! にごり酒のようで、滓がありました。 全体の半分よりもちょっと多めでしょうか。 にごり酒でしょうから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色はかすかに象牙色がかっていて、見た目にもとろみを感じました。 おお! こりゃ濃いわ。 口当たりが、かなりドロッとしておりますぞ。 一方で滓のざらつきは少しあるものの、それほど気にはなりません。 うまみはもちろん濃いめ。 米のうまみそのものでしょうよ。 苦みがあるものの弱めで、鋭さもありません。 画一的な風味やクドさは感じません。 キレのよさは、もちろんぜんぜんございません。 酸味ははっきりしています。 す…

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【お酒】1692.金泉 カップ

発売元 上田酒店 郡上市八幡町本町846-3 (ラベルより転記) 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール アルコール分15.0度以上16度未満 180ml詰 (フタより転記) 郡上八幡の街中にお店を構える上田酒店さん。 そこで入手したこの“金泉”なるカップ酒には、発売元は表示されていたものの、製造元は示されておりませんでした。 上田酒店さんで伺ったところでは、なんでも郡上の水を使って、平和錦酒造さん(岐阜県川辺町)が造ったお酒なのだとか。 その平和錦酒造さんのお酒は、かつて普通酒の“ありがとう 感謝してま酒 180ml”をいただいております。 原材料名とアルコール度数とは、汎用と思われるフタの記載に従いました。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色はかすかに茶色がかっていて、透き通っておりました。 うまみはやや淡めですが、淡めなりにしっかりしています。 画一的な風味のようにも思いますが、酒臭さがじんわりと効いており、さらに熟成感もかすかに感じます。 苦みがちょっとあって、弱めながらに鋭さを感じます。 キレはとてもよく、透明感がバッチリでした。 酸味はややはっきりです。 すっぱさが強くはないものの、鋭さを感じます。 スースー感はとてもはっきりしています。 ピリピリ感はありません。 甘みはややはっきりしています。 厚みやクドさは感じないものの…

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病気で死んでしまいそうだ。

どうしても食べたかったので、今日はカレーライスの日。 レトルトですけれどね。 そしてレモンサワー。 カレーを食べちゃうとお酒の味がわからなくなってしまうものですから。 つまみも欲しいので、冷蔵庫の残り物野菜で作ります。 きゅうりには熱湯をサッとかけて、青臭さを抑えます。 (この方法は“きょうの料理”で覚えました) 種の部分をスプーンで取り除いたのち、こまかく刻みます。 (種があると水っぽくなってしまいます。) ネギとミョウガとは刻んだ後、水に晒して辛みを抜きます。 塩昆布も刻みます。 味付けは、“味マルジュウ”! 山形県民の皆様が愛してやまないだししょうゆです。 すべてを混ぜて味がなじんだら、“山形のだし”の出来上がり。 豆腐にかけていただきます。 んめ~! 今日は塩昆布を使いましたが、練り梅(桃屋の“梅ごのみ”がオススメ)でもおいしくできますよ。 もっとも、だしに練り梅なんて邪道だ!と、山形県民の皆様からお叱りを受けるかもしれませんけれどね。 でもきゅうりと梅とは、相性がよいのですよ。 あ~、いかんいかん! また山形へ行きたくなってきちゃったよ!! はやく行っておいしいものをいただかないと、 “山形欠乏症”で死んでしまいそうだなや~!!! …

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【お酒】1691.嬉長 カップ

上田酒造株式会社 奈良県生駒市一分町866-1 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)醸造アルコール アルコール分:15% 内容量180ml (以上、カップの印刷事項より転記) 上田酒造さんのお酒は、かつて万代生長 特撰 300mlをいただいております。 今日いただくこのお酒は、“嬉長”と名付けられた普通酒でした。 “嬉”の字は、正しくは“女”に“七”が3つのようでした。 しかしそんな字は私のPCでは出ませんでしたので、正字と思われる表記にいたしました。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色はかすかに着いている程度で、透き通っておりました。 うまみは濃くはないものの、しっかりしています。 酒臭さというよりも、ウィスキーのような風味をほんのりと感じます。 軽い苦みもちょっとだけあるみたいです。 キレはとてもよく、透明感がバッチリです。 酸味はひかえめです。 すっぱさはほとんど感じません。 スースー感はすこしはっきりしています。 ピリピリ感はありません。 甘みはややはっきりしています。 厚みやクドさはないものの、不思議とべとつきました。 しっかりすっきりやや重やや甘口のお酒でした。 独特な風味自体に重さを感じましたが、キレがよくて後味はスッキリしており軽さすら感じました。 透明感がバッチリでしたので、アル添多め&加水多めなのでしょうか? ただ、私としては、口当たりが…

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【お酒】1690.母情 にごり酒 原酒 白にごり 奥美濃カップ

平野醸造合資会社 岐阜県郡上市大和町徳永164 原材料名/米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類 アルコール分 18度以上19度未満 180ml (以上、ラベルより転記) 一昨日の母情 金印 奥美濃カップ、そして昨日の母情 上撰 奥美濃カップに引き続き、今日も平野醸造さんのお酒をいただきます。 今日いただくこのお酒は、“白にごり”なる原酒でした。 ですが残念ながら、糖類添加の三増酒でした。 三増酒のにごり酒ですからね、さぞや甘いのであろうと予想しつついただいてみたいと思います。 にごり酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 滓の量は范文雀、じゃなくて半分弱でした。 お酒の色は、 これじゃわかりにくいか。 かすかに象牙色がかっておりました。 滓のざらつきはほとんどないですね。 原酒ですが、アルコールの香りは立っていないみたいです。 うまみはもちろん濃いめです。 米のうまみがはっきりですが、にごり酒にしてはさらっとしています。 三増酒らしいクドさや画一的な風味は感じませんよ。 苦みが少しあって、弱めですが重さを感じます。 キレは、にごり酒にしてはよいと思います。 酸味はややはっきりでしょう。 すっぱさが少し強めで鋭さを感じますが、酸味自体に爽やかさもありますね。 原酒ですが、スースー感がないのみならず、ピリピリ感もありませんよ。 甘みは、意外…

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【お酒】1689.母情 上撰 奥美濃カップ

平野醸造合資会社 岐阜県郡上市大和町徳永164 原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール・糖類 アルコール分 15.0度以上16.0度未満 180ml詰 (以上、フタより転記) 昨日いただいた母情 金印 奥美濃カップに引き続き、今日も平野醸造さんのお酒をいただきます。 今日いただくこのお酒は、上撰の小印が付された普通酒でした。 ということは、かつての級別制度下における一級酒相当のお酒でしょうか? しかし残念ながら、この上撰も糖類添加の三増酒でした。 ただし、酸味料が添加されている旨の表示はありませんでした。 カップのデザインは、金印と同じでした。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、金印よりもやや薄めかな? うまみはやや濃いめです。 画一的な風味もかすかに感じるものの、米の風味が前に出てきていてじんわりと感じました。 金印と同様に香ばしさがありますが、こちらの方が穏やかです。 金印で感じた渋みはなく、苦みもありません。 キレはよいですね。 酸味はひかえめです。 すっぱさは弱めで、鋭さがありません。 スースー感はかすかです。 ピリピリ感はありません。 甘みははっきりしています。 ですが、べとついた感じはしませんね。 やや濃醇で旨甘口のお酒でした。 風味に三増酒っぽいものがありましたが、金印ほどのしつこさはありませんでした。 それでいて、米の…

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【お酒】1688.母情 金印 奥美濃カップ

平野醸造合資会社 岐阜県郡上郡大和町徳永164 原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール・糖類 アルコール分 15.0度以上16.0度未満 180ml詰 (以上、フタより転記) “飛山濃水”という言葉で形容される岐阜県の地勢。 その“濃水”のほう、すなわち木曽川・長良川・揖斐川によってもたらされる水の恵みが豊かな美濃地方。 今日はその美濃地方の最北端に位置する郡上市に蔵を置く平野醸造さんの“母情”をいただきます。 (郡上郡大和町は、平成の合併で郡上市に編入されているみたいです。) “金印(きんじるし)”の小印が付けられておりました。 かつての級別制度下における二級酒相当でしょうか? カップには、郡上踊りがデザインされておりました。 そんな“慕情”ですが、残念ながら糖類添加の三増酒でした。 しかし、酸味料の表示はありませんでした。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は淡い金色で、透明感がありました。 ああ、なるほどな。 上立ち香がかすかにありますね。 甘い香りです。 うまみはやや濃いめです。 あくまでも私の感想ですが、クドさというか、画一的な風味をちょっと感じますよ。 渋みがあってはっきりしており、鋭さも少し感じます。 また、妙な香ばしさも少し感じますよ。 キレはそれほどでもないみたいですが、透明感を少し感じます。 酸味はひかえめです。 す…

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