小海線沿線での酒集め  ★ヒドさ満載★

今回は、青春18きっぷの1回目と2回目とを使用して、 JR小海線(小淵沢駅(山梨県北杜市)-小諸駅(長野県小諸市)) の沿線で酒集めをしてみましたよ。 “★ヒドさ満載★”と書きましたが、いったいなにがヒドかったのか? それはこの後のお楽しみ! それでは、とくとご覧あれ。 ★☆2020年7月23日(金祝)★☆ まずは、東京駅から。 6:03発の中央特快高尾行695Tに乗車。 終点の高尾駅で、7:06発の中央本線甲府行普通521Mに乗りかえ。 さらに甲府駅では、8:53発の松本行普通431Mに乗りかえ。 途中の韮崎駅では、ボインな観音様を拝んじゃったりなんかしちゃったりして。 (ボインは死語だわ。) 431Mは、小淵沢駅(山梨県北杜市)へ到着。 小淵沢駅からは、小海線に乗りかえ。 10:07発の小諸行普通225Dでした。 225Dは、小淵沢駅を出るとすぐに勾配をぐんぐんと登って行きました。 2、3分走っただけで、中央本線との高低差はこれほどまでに。 それにしても、雨がどしゃぶりだこと。 千曲川(新潟県では信濃川)なんか、濁っちゃってコーヒー牛乳みたい。 小淵沢駅から225Dに1時間25分乗って、臼田駅(長野県佐久市)に到着。 雨は小雨になっておりました。 その臼田駅の近くに蔵を構えるのが、佐久乃花酒造さん。 …

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【お酒】1841.蔵王 純米酒 180ml

蔵王酒造株式会社 宮城県白石市東小路120-1 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米) 精米歩合65% アルコール分15度 内容量 180ml (以上、ラベルより転記) 蔵王酒造さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。 268.蔵王 ミニザオー 本醸造 カップ 919.蔵王 本醸造 カップ 今日いただくこのお酒は、一合瓶詰の純米酒でした。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、少し茶色がかっておりました。 うまみはやや濃いめでしょう。 熟成感が最初に来ますが、枯れた感じが穏やかで角がありません。 米のうまみもじんわり感じますが、広がらずに舌の上を突くみたいです。 また渋みがちょっとだけあるみたいです。 キレはとてもよく、スッと引きます。 酸味はややひかえめでしょうか。 すっぱさは、温かいうちは弱めですが鋭さがあることがわかります。 ただ、冷めるにつれて少しはっきりしてくるみたいです。 スースー感はちょっと感じますが、ピリピリ感はありません。 甘みはややひかえめです。 弱めではあるものの、その存在はわかります。 やや濃醇でちょい枯スッキリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。 枯れ具合が穏やかでいい感じでした。 しっかりしているもののキレがよく、後味がスッキリしていてあたかもアル添酒のような軽さを感じました。 冷めるにつれてすっぱさが目立つようにな…

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【お酒】1840.菊の司 純米酒 吟ぎんが仕込 カップ

製造者 菊の司酒造株式会社 岩手県盛岡市紺屋町4番20号 アルコール分15度 原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合60% 内容量 180ml (以上、ラベルより転記) 盛岡市の中心地に蔵を構える菊の司酒造さん。 そのお酒は、かつて以下のものをいただいております。 90.菊の司 粋然 カップ 378.七福神 粋然 カップ 405.七福神 純米酒 カップ 1023.七福神 大吟醸 てづくり 300ml 今日いただくこのお酒は、“吟ぎんが”なる酒造好適米を使用した純米酒なんだってさ。 吟ぎんがは、「岩手県立農業試験場県南分場(現在の岩手県農業研究センター農産部銘柄米開発研究室)において1991年「山形酒49号(後の出羽燦々)」を母とし,「秋田酒49号」を父として人工交配をした雑種後代から選抜された品種で,1999年岩手県において奨励品種として採用された。」(※1)という酒造好適米でした。 母(出羽燦々)は花(めしべ)のことで、それに父(秋田酒49号)の花粉を受粉させて育成したということでしょうね。 岩手県では、他の東北各県と同様に酒造好適米として“美山錦”を奨励品種にしていたのだそうです。 しかし美山錦は「岩手県の栽培条件では心白発現率が悪く,収量も不安定」(※2)であって、また「県内酒造業界からも県産のオリジナル品種の開発が強く要請されていた。」(※1)そうです。 その要請を受けて育成された吟ぎん…

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【お酒】1839.浜千鳥 本醸造 カップ

製造者 株式会社浜千鳥 岩手県釜石市小川町3-8-7 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール 精米歩合 60% アルコール分 15度 内容量 180ml (以上、ラベルより転記) 浜千鳥さんのお酒は、このブログの草創期に普通酒の38.浜千鳥 上撰 カップをいただいております。 およそ7年ぶりの浜千鳥は、本醸造のカップ酒でした。 本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は少し茶色がかっていて、透き通っておりました。 うまみはやや淡めでしょう。 最初に熟成感が来て、枯れていて荒さも少し感じます。 米のうまみと酒臭さとはかすかに感じる程度です。 苦みがあって、弱めですが鋭いことがわかります。 キレはよく、透明感がありますね。 酸味はひかえめです。 すっぱさはほとんど感じません。 スースー感はすこしはっきりですが、ピリピリ感はありません。 甘みはややひかえめでしょうか。 かなり弱めですが、その存在はわかります。 やや淡麗で枯ちょい苦ちょいスーやや辛口のお酒でした。 味わいに荒さを少し感じるものの、キレがよくて後味はスッキリしておりました。 きっとこの枯れ具合やスースー感が、魚の脂や臭みをサッと流してくれるのでしょうね。

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【お酒】1838.東光 純米吟醸原酒 180ml

製造者 株式会社小嶋総本店 山形県米沢市本町二丁目2-3 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米) 原料米 山形県産米100%使用 精米歩合55% アルコール分16度 内容量 180ml (以上、ラベルより転記) こちらひさびさの東光。 かつて以下のものをいただいております。 246.東光 精撰カップ 278.東光 特別本醸造 なせば成る 180ml 302.東光 純米吟醸原酒 カップ 327.東光 上撰 本醸造 カップ 335.東光 純米 180ml 1243.東光 精撰 本醸造 カップ 今日いただくこのお酒は、純米吟醸原酒でした。 “原酒なのに16度台なのね!”って話は、かつて純米吟醸原酒カップをいただいた際にしておりました。 それではいただきます。 原酒ですし、吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、ほとんどわかりませんでした。 上立ち香はないですね。 含んでも、フルーティーさはごくかすかかな。 うまみはやや濃いめです。 米のうまみがしっかりで、厚みを感じます。 吟醸酒にありがちな苦みを感じるものの、わずかです。 酒臭さや熟成感はありません。 原酒ですが、キレはよいですね。 酸味はややはっきりでしょう。 すっぱさが少し強めで鋭さを感じます。 でも酸味自体に深みもちょっとあるみたいです。 スースー感はなく、ピリピリ感もありません。 …

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【お酒】1837.寒竹 特別純米酒 300ml

戸塚酒造株式会社 長野県佐久市岩村田七五二 アルコール分/16度 原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米) 内容量 180ml 分類 特別純米酒 原料米 長野県産米100% 精米歩合 59% 醸造地 長野県佐久市 採水地 長野県佐久市 (以上、ラベルより転記) 戸塚酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。 799.寒竹 寒造り カップ(2回目はこちら) 1834.寒竹 生貯蔵酒 300ml 今日いただくこのお酒は、特別純米酒でした。 特別純米酒には香りを特徴とするものもございましたので、今日は冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。 鼻を近づけると、お酒の甘い香りをかすかに感じます。 一口含むと、それが広がります。 うまみはちょい濃いめでしょう。 米のうまみに鋭さがあるものの、幅も感じます。 酒臭さ(ほめ言葉です)とともに、枯れた感じも少しあるみたいです。 苦みがありますが、それほど強くはないですね。 キレはよく、透明感を少し感じます。 酸味はややはっきりかな。 すっぱさが弱めではあるものの、鋭さがあることがわかります。 スースー感はなく、ピリピリ感もありません。 甘みはややひかえめでしょう。 弱めですが、その存在はわかります。 ちょい濃醇でちょい枯ちょい苦ちょいすっぱスッキリ旨やや辛口のおいしいお酒でした…

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“寒竹 寒造り カップ”をまた飲んでみましたよ~だ!

戸塚酒造株式会社 長野県佐久市岩村田752 アルコール分15度 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 内容量180ml (以上、ラベルより転記) 《初回記事はこちら》 799.寒竹 寒造り カップ 後述の事情により時間があまりございませんので、さっそくいただいてみます。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色はかすかに茶色がかっていて、透き通っておりました。 うまみはちょい濃いめかな? 酒臭さ(ほめ言葉です)も一応感じるし、米のうまみもあるみたいです。 でもね、苦みが強めで鋭いね。 キレはよいみたいです。 酸味はややひかえめ。 すっぱさは弱めですが、スースー感がはっきり。 ピリピリ感はないみたいです。 甘みはややはっきり。 べとつかないものの、厚みを感じます。 苦スー旨やや甘口のお酒でした。 うまみはしっかりしていると思いますよ。 でも、苦みとスースー感とがかなり目立ちました。 これはどんな食べ物に合うのかな? あくまでも私の想像ですが、熊や鹿の肉でしょうか。 でもさ、前に飲んだときには、こんなに苦みやスースーは感じなかったと思うんだけれどな。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆ いったいいつになったら、梅雨が明けるのでしょうね。 いつもだったら、とっくに明けていてもいいはずなのに。 あたしゃもう何か月も前か…

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“沢の鶴 本醸造 上撰 お燗瓶”をまた飲んでみましたよ~だ!

沢の鶴株式会社 神戸市灘区新在家南町五丁目一番二号 NET180ml (瓶の印刷事項より転記) 原材料名/米(日本産)・米麹(日本産米)・醸造アルコール アルコール分15.5度 精米歩合70% (フタより転記) 《初回記事はこちら》 526.沢の鶴 本醸造 上撰 お燗瓶 今日は、5年ぶりに沢の鶴本醸造上撰お燗瓶をいただいてみましたよ。 品質表示は、小さなフタにびっしりと書かれておりました。 本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、ごくかすかに着いていることがわかる程度でした。 うまみはやや淡めでしょうね。 酒臭さ(ほめ言葉です)がふんわりで、米のうまみも弱めながらにわかります。 苦みや雑味はありませんね。 それにキレがとてもよろしいようで。 ただ、アルコール香が少しはっきりしております。 酸味はややひかえめでしょう。 すっぱさは弱めですが、弱めながらに鋭さを感じます。 スースー感は少しはっきりしております。 ピリピリ感はありません。 甘みはちょいはっきりかな。 幅は感じるものの、かなり弱めで前に出てきません。 やや淡麗でちょいスー旨口のおいしいお酒でした。 うまみは淡めなりによくわかりました。 アルコールの香りが少しはっきりでちょいスーでしたが、それも私の好みとするところでした。 苦みや雑味がないのは、大手蔵らしさでしょうか? やっぱり…

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【お酒】1836.和田龍 純米酒 カップ

加工者 和田龍酒造株式会社 長野県上田市中央西1-14-14 原材料 米(国産)・米麹(国産米) アルコール分 15度 精米歩合 70% 内容量 180ml (以上、ラベルより転記) 和田龍酒造さんが普通酒だった佳撰クラスのお酒を2020年4月から純米化なさったことは、昨日いただいた1835.和田龍 300ml (普通酒)の記事で報告させていただきました。 今日いただくこのお酒の品質表示には、醸造アルコールの表示がないのみならず、“「このおさけは純米酒です。」”と表示されておりましたよ。 いくら純米酒の基準に適合していても、純米酒であることを積極的に表示しなければ、それは純米酒ではありませんからね。 ただ、製造者ではなくて“加工者”と表示されているところが、いささか気になるところでした。 もしかしたら、製造は他所へ委託なさっているのでしょうか? それでは、昨日いただいた普通酒とのちがいを探るべく、心していただいてみたいと思います。 純米酒ですから、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、無色透明だった普通酒とは異なって、かすかに茶色がかっておりました。 うまみはやや淡めです。 最初に熟成感が来ますね。 枯れておりますが、角や荒さは感じません。 米のうまみは熟成感よりも弱めで厚みがないものの、舌の上を鋭く突くようです。 酒臭さは感じません。 キレはよく、スッと引きますね。 酸味はひかえめです。…

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【お酒】1835.和田龍 300ml (普通酒)

和田龍酒造株式会社 長野県上田市中央西一丁目14-14 アルコール分15度以上16度未満 原材料名/米(国産)米こうじ(国産米)醸造アルコール 300ml (以上、ラベルより転記) 上田城の北側に蔵を構える和田龍酒造さん。 今日いただくこのお酒は、普通酒です。 製造年月日は去年の年末。 このお酒は2020年5月30日に入手したのですが、その時点で当方が独自に定めた入手基準(“考慮すべき特段の事由なき限り、当月または前月製造分のもののみ入手する”)にかすりもしませんでした。 では、なぜ入手したのか? 蔵元さんのお話によれば、和田龍酒造さんでは普通酒だった佳撰クラスのお酒を2020年4月から純米化なさったのだそうです(ただし本醸造は一部の商品で継続中とのこと)。 そしてこの普通酒300mlは、私が和田龍酒造さんを訪問した2020年5月30日に店頭に残っていた最後の一本だったのです。 それ故に、当方独自の入手基準中の“特段の事情”に合致するものとして、入手を決めたわけでした。 (右が純米化されたカップ酒です。) 文献によれば「「小さな蔵だからこそ、お酒を通じて皆様との繋がりをいつまでも大切に出来る、顔の見える会社でありたい」と和田社長。元来、日本酒はその土地の歴史、気候、風土、食生活と共に育って来た大切な食文化であるという考えに基づき、それぞれのお酒が目指す酒質に合わせて、米や酵母や製法を柔軟な発想で選…

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