【お酒】1942.旭興 辛口 カップ

製造者 渡邉酒造株式会社 栃木県大田原市須佐木797-1 アルコール分15度 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール 内容量180ml (以上、ラベルより転記) こちらひさびさの渡邉酒造さんのお酒。 かなり前のことになりますが、かつて以下のものをいただいております。 130.旭興 カップ 431.本醸造 那須逍遥 300ml 今日いただくこのお酒には“辛口”と銘打たれておりましたが、中身は普通酒でした。 ということは、かつていただいた旭興カップのラベルが変わっただけでしょうか? 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色はわずかに着いていることがわかる程度で、透き通った感じが少しありました。 鼻を近づけると、糠っぽい香りをかすかに感じます。 うまみはやや淡めでしょう。 まず最初に熟成感が来て、枯れた感じに角を少し感じます。 酒臭さ(ほめ言葉です)もありますが、弱めです。 渋みがあって、弱めながらに鋭さがありますね。 キレはよく、透明感を少し感じます。 酸味はひかえめです。 すっぱさはほとんど感じません。 スースー感は少しはっきりですが、ピリピリ感はありません。 甘みはひかえめです。 存在はわかるものの、弱めです。 やや淡麗でちょい枯ちょい渋ちょいスー辛口のお酒でした。 角のある枯れ具合とちょい渋とで、粗さを感じました。 でもそれらを…

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タンゴな酒集め

  ♪黒猫のタンゴ♪ (これ以上“♪タンゴ♪”を繰り返すと金がかかるおそれがあるのでやめておきます。) (友情出演)             あ、   そうだ!                     丹後へいこう!             (友情出演) いいえ! 冒頭での黒猫のダンナのご登場も、この旅の報告ではけっして“あほくさ!”とは言い切れないのです。 その訳は、お読みいただければわかりますよ。 なお、新型コロナウィルスを蔓延させないためにPCR検査を受け、“低リスク”の評価を受けていることは、出発前夜に書いた記事で紹介しております。 でもでもでも、 オイラが出かけていた間、天気予報は雨。 果たしてどうなったのか? その顛末を、報告させていただきます。 ★☆ 2021年3月11日(木) ★☆ 千葉から京葉線に乗ってやってきたのは、東京駅。 鍛冶橋バスターミナルへ徒歩で移動。 私が乗ったのは、JAMJAMライナー JX251便。 座席はど真ん中の5B! 眠れるか心配でしたが、休憩にもまったく気付くことなくぐっすりでした。 ★☆ 2021年3月12日(金) ★☆ JX251便は、6時過ぎに大阪…

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【お酒】1941.玉乃光 純米吟醸 酒魂 180ml

製造者:玉乃光酒造株式会社 京都市伏見区東堺町545-2 アルコール分:15度 原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米) 精米歩合:60% 180ml (以上、ラベルより転記) 叶美香さん、 じゃなかった。 玉乃光酒造さんのお酒は、かつて983.玉乃光 純米吟醸 紙パック(純米大吟醸酒2%ブレンド)をいただいております。 今日いただくこのお酒は、“酒魂”と銘打たれた純米吟醸酒でした。 純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、無色透明でした。 上立ち香はないですね。 含んでも香りは感じません。 うまみはやや濃いめでしょう。 米のうまみに厚みを少し感じ、それが舌の上に乗っかってくるみたいです。 吟醸酒にありがちな苦みがあって、少し強めで鋭さを感じます。 熟成感はなく、酒臭さもありません。 純米ですが、キレはよいですね。 酸味はややひかえめでしょう。 すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さをちょっとだけ感じます。 ただ、ちょいスーですね。 ピリピリ感はありません。 甘みはややひかえめでしょう。 甘みの存在はわかるものの、弱めでかなりさらりとしています。 やや濃醇でちょい苦ちょいスー旨やや辛口のおいしいお酒でした。 米のうまみがしっかりしていて、飲み応えを感じました。 それをちょい苦とちょいスーとが引き締めているようでした。 甘みもわずか…

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【お酒】1940.浦霞 特別純米酒 生一本 180ml

●製造者:株式会社佐浦 宮城県塩釜市本町2番19号 ●原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米) ●精米歩合:60% ●アルコール分:15度以上16度未満 ●内容量:180ml (以上、ラベルより転記) 「 奥州一宮・塩竈神社の御神酒屋として酒を造り続けて二百八十余年。銘柄の浦霞は、大正時代、東北で行なわれた大演習に際し摂政宮として当地を訪れた、後の昭和天皇に酒を献上した際、万葉時代からの歌枕だった“塩竈”を源実朝が詠んだ「塩がまの浦の松風霞むなり八十島かけて春やたつらむ」から命名された。」(※1)という、佐浦さんが作る“浦霞(うらかすみ)”。 その佐浦さんのお酒は、かなり前に631.本醸造 からくち 浦霞 300mlをいただいております。 今日いただくこのお酒は、ササニシキを100%使用したという特別純米酒でした。 “生一本”、 すなわち「単一の製造場のみで醸造した純米酒」(※2)なんだってさ。 特別純米酒には香りを特徴とするものもありましたので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、ごくかすかに着いていることがわかる程度でした。 上立ち香はないですね、 含んでもわかりません。 うまみはやや濃いめでしょう。 最初に酒臭さ(ほめ言葉です)が来て、その後で米のうまみが迫って来るみたいです。 米のうまみはどっしりとしておりますね。 一方で熟成感はなく、また苦みや雑味はまったく感…

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【お酒】1939.出羽桜 大吟醸酒 アマビエさま 300ml

製造者 出羽桜酒造株式会社 山形県天童市一日町一丁目4番6号 アルコール分 15度 精米歩合 50% 原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール 内容量 300ml (以上、ラベルより転記) 出羽桜酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。 152.出羽桜 桜花吟醸酒 本生 300ml 241.出羽桜 花宝 カップ 543.出羽桜 純米吟醸 深緑ラベル 300ml 740.出羽桜 花宝 300ml 1484.純米吟醸酒 稲露(いなつゆ) 300ml 1490.出羽桜 お燗瓶 180ml 1516.出羽桜 特別純米酒 一耕(いっこう) 300ml 今日いただくこのお酒は、疫病退散の祈りが込められたアル添大吟醸酒でした。 ラベルの絵は、山形県ご出身の画家さんが書いたものなんだってさ。 大吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、無色透明でした。 上立ち香はないですね。 含んでも香りはありません。 ただ、フレッシュな風味をわずかに感じます。 うまみは濃いめでしょう。 米のうまみがしっかりで、厚みがあって舌の上にどっしりと乗っかって来ますよ。 吟醸酒にありがちな苦みをちょっとだけ感じます。 熟成感はなく、酒臭さはゼロで、雑味も感じません。 キレはよく、スッと引いて行きますが、透明感はありません。 酸味はややひかえめでしょう。 …

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【お酒】1938.香住鶴 生酛純米 270ml

製造者:香住鶴株式会社 兵庫県美方郡香美町香住区小原600の2 内容量:270ml アルコール分:15度 精米歩合:68% 原材料名:米(日本産)、米こうじ(日本産米) (以上、ラベルより転記) 香住鶴さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。 164.香住鶴 但馬の誇りカップ 537.香住鶴 但馬の自信カップ 今日いただくこのお酒は、生酛造りの純米酒でした。 このお酒は、先週末にとある場所にて入手したものでした。 「おいおい!、  旅の報告がまだなのに、どうしてもう飲んじまうんだよ?」 そうお思いの御仁もいらっしゃるかと存じます。 もちろん、そう思われることもごもっともと理解いたしておりますよ。 でもね、ちゃんと理由があるのです。 実はワタクシ、 このお酒を入手するときに、大失敗をやらかしてしまったのでしよ。 それがこれ。 3月製造分とのことで新鮮だろうと思って買ったのですが、 実はこれ、一年前に製造されたものでした。 あたしゃね、ハクション大魔王並みに数字に弱いんですよ。 小学校中学校では、算数数学のテストはどんなにがんばっても70点が関の山。 高校に入ると、数学や物理は赤点ギリギリでなんとか通過。 大学はもちろん私立文系。 それ故に、数字の読みまちがえは日常茶飯事なのです。 その読みまちがえを、このお酒を入手する際にもやってしまったのでした。 …

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【お酒】1937.大日盛 お燗瓶 180ml

橋本酒造株式会社 石川県加賀市動橋町イ184 180ml詰 アルコール分 15度 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)醸造アルコール (以上、瓶の印刷事項より転記) 「 白山山系の霊峰・大日山を仰ぎ、米どころ加賀平野に位置する―それだけで良い酒蔵の条件をクリアしたようなものだ。大日山より源を発する動橋川のほとりで、酒造りを始めたのが宝暦年間、実に二三〇余年nの歳月が流れている。」(※1)という橋本酒造さん。 その橋本酒造さんの現在の主力銘柄は、現在のご当主が十代目を襲名なさったことを契機として特定名称酒に付している“十代目”だそうで、「先代までの「大日盛(だいにちざかり)」は普通酒の名に残しています。」(※2)とのことでした。 それ故に、この大日盛はやはり普通酒でした。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、わずかに茶色でした。 うまみは濃いめですぞ! 酒臭さ(ほめ言葉です)が満載だね。 それに米のうまみが続いて、厚みを少し感じます。 苦みや雑味はなく、熟成感もありません。 キレはよいですが、透明感はありません。 酸味はややはっきりかな。 すっぱさは弱めで、鋭さはわかりません。 でも、酸味自体に深みを少し感じます。 ちょいスーですが、ピリピリ感はありません。 甘みはひかえめです。 存在はわかるものの、かなり弱めです。 濃醇ちょい深ちょいスー旨辛口のおいしいお酒…

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【お酒】1936.夢醸 特醸 カップ

製造者/株式会社宮本酒造店 石川県能美市宮竹町イ74 原材料名:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール 精米歩合:75% アルコール分:15度 内容量:180ml (以上、ラベルより転記) 今日は、宮本酒造店さんの“夢醸(むじょう)”なるカップ酒をいただきます。 宮本酒造店さんは、もともとは“福の宮”という酒銘でお酒を世に送り出していらっしゃったそうです。 それを平成になって、今の“夢醸”に変えられたのだとか。 このことについて、文献には以下の記述がありました。 「 四代目蔵元の宮本長興氏は、町の躍進を担う助役の重職にもあり、東奔西走の毎日を送っている。「福の宮」の由来を尋ねると、楽しそうに「村の鎮守が日吉神社で、この辺は宮村とか宮川、宮田と宮の付く名字の家が多いんです。それで皆さんに福がある様にと名付けたそうです」と蔵の歴史が語られていく。」(※1) 「 もともと主銘柄は「福の宮」でしたが、平成10(1998)年、「酒を醸(かも)して夢を醸す 本物にこだわる小さな酒蔵の挑戦」をキャッチフレーズに、「夢醸(むじょう)」を前面に打ち出しました。」(※2) そんな夢醸には“特醸”の小印が付されておりましたが、特定名称は表示されておりませんでした。 もっとも、純米酒であればともかく、アル添酒で精米歩合が75%ならば、特定名称を名乗ることはできませんけれどね。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色はわ…

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【お酒】1935.加賀鶴 本醸造 カップ

やちや酒造株式会社 金沢市大樋町八番三十二号 原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 精米歩合/65% アルコール分/15度 180ml詰 (以上、ラベルより転記) やちや酒造さんのお酒は、かなり前に721.加賀鶴 特別純米酒 前田利家公 300mlをいただいております。 今日いただくこのお酒は、本醸造のカップ酒でした。 本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は淡い金色で、透き通っておりました。 うまみはやや濃いめでしょう。 最初に熟成感が来て、枯れていて粗さを少し感じます。 米のうまみがそれに続き、広がりを少し感じます。 渋みが少しあって、弱めではある者の鋭さを感じます。 キレはとてもよく、透明感を少し感じます。 酸味はひかえめでしょう。 すっぱさは、最初はまったく感じませんでしたが、冷めるにつれてちょっとだけ出てくるみたいです。 ちょいスーですが、ピリピリ感はありません。 甘みはややひかえめです。 かなり弱いですが、弱めなりに厚みがあることがわかります。 それにちょっとだけべとつくみたいです。 やや濃醇で枯れちょいスースッキリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。 枯れている感じが最初に来て、粗さも少し感じました。 でも米のうまみもあって、けっしてスカスカではありませんでした。 それでいてキレがよく、透明感があったのは、きっとアル添の効果でしょう…

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【お酒】1934.常きげん カップ

製造者 鹿野酒造株式会社 石川県加賀市八日市町イ6 アルコール分15度 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール 精米歩合65% 内容量180ml (以上、ラベルより転記) “常きげん”のカップ酒 酒銘の由来については、文献に以下の記述がありました。 「 銘柄は「常きげん」だが、創業の頃は「紅葉正宗」としていた。改名の経緯が、そのまま蔵元の家風を偲ばせ、現当主の人柄もうなずける。「文政二年(一八一九)に初代の重右衛門が始めたのですが、稲作や茶も栽培して裕福な地主でした。酒造りもその恩返しの気持ちだったようで、四代目の重作は俳句も作る風流人でした」  人望の厚い優雅な家系だったらしく、四代目の時に大豊作があり、鹿野家が唱えた豊作祝いの席上で重作宗匠は数句をひねり、披露した。  “八重菊や酒もほどよし常きげん”  “諸人の花見もどりや常きげん”  居合わせた人々が拍手喝采して誉めそやしたのがこの二句で、常きげんは上機嫌にも通ずる。以後、酒名は当然「常きげん」に変わり、今日に至っている。」(※1) そんな“常きげん”。 少人数での丁寧な造りとともに、水にもこだわっていらっしゃるのだそうです。 「鹿野酒造がある八日市町は昔から霊峰白山山系の伏流水に恵まれ、浄土真宗の蓮如上人が訪れて杖を地に突きさしたら水が湧き出たとの伝説に基づく名水「白水(はくすい)の井戸」から引く仕込み水を使っています。」(※2) そんなこの“常きげん…

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