菊正宗樽酒を常温でいただきました。

ぼくはきくまさむねのたるざけをのみたかったので きょうはひや(じょうおん)でのみました この普通酒の樽酒は、ひや(常温)でいただいてこそ、うまみが際立ちますね。 やや淡めながらもうまみに厚みがあって、しかも押し味を感じますよ。 それに、甘みも弱めながらに出てまいりました。 それでいてキリッと引き締まっていて、飲んだ後の口の中がさっぱりしておりますよ。 そのキクマサ樽酒と合わせた今日のエサは、さんま蒲焼缶。 北野エースで買ったのですが、お値段はなんと321円(税込)! ワタクシが学生だった頃は、さんま蒲焼缶は100円くらいで買えたのにね。 当時は米不足で、苦労して入手したタイ米を炊飯器で炊いて、ちょっとクサいタイ米ご飯の上にさんま蒲焼缶を乗せて、うな丼のつもりでかき込んで空腹をしのいでおりましたよ。 それが令和の世の中では、高級缶詰と化してしまったのね。 その高級さんま蒲焼缶は、いつものとおり“さんまざく(うざくの代用食)”でいただきました。 キクマサもさんまざくも、おいしゅうございましたとさ。 めでたし、めでたし!

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〔泡盛〕2.久米島の久米仙 30度 100ml(喜屋武商店)

製造元 株式会社久米島の久米仙 沖縄県島尻郡久米島町字宇江城2157 琉球泡盛 アルコール分:30度 内容量:100ml 原材料:米こうじ(タイ産米) (以上、ラベルより転記) 泡盛のことをほとんど知らなかったワタクシでも、“久米島の久米仙”は見聞きしたことがございました。 それもそのはず。 「久米島の久米仙は、県内最大規模の仕込みを行う久米島の酒造所。近代的な設備の工場で年間460万リットルの泡盛を造り出している。」(※1)という、沖縄ではもっとも普及している泡盛の一つなのだそうです。 今日いただくこの“久米島の久米仙”は、こんな箱に詰められておりました。 箱の表には、“喜屋武商店”の文字が販売者として表示されておりました。 喜屋武商店さんは、沖縄で事業を展開なさっている酒類の卸問屋さんのようですね。 ということは、これは喜屋武商店さんが企画立案なさった商品なのでしょうか? 箱の中身は、あたかも栄養ドリンクのような瓶でした。 これだったら、仕事中に飲んでもバレないかも。 今だったらみんなマスクしているから、酒臭さもわからないかもね。 (試すなよ!) それでは、いただいてみたいと思います。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 上立ち香はかすかに甘い香りを感じる程度です。 含むとそれをほんのりと感じます。 黒麹由来と思われる香ばしさがありますが、かなり穏やかです…

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菊正宗樽酒カップを冷やしていただきましたよ~だ!

週に一度のキクマサ樽酒カップ。 今日は冷蔵庫で冷やしたものをいただきました。 つまみはレトルトのハンバーグと、昨日の残りの煮物。 中年独身男性のブログですから、こんな手抜きの日もあります罠。 冷やすと甘みが引いて、キリッと引き締まるね。 うまみはやや淡めですが、押し味がありますよ。 木香ほんのりで、鼻へ抜けて行きます。 やや淡麗で旨辛口のおいしいお酒でした。 冷酒もいいね。 暑いときの晩酌でさっぱりと飲みたいときは、キクマサ樽酒の冷酒は最適でしょう。 そういえば、ワタクシに清酒(いわゆる日本酒)の魅力を教えてくれたのは、菊正宗でした。 今を遡ることおよそ15年前。 関西に住んでいたワタクシ。 その当時から徘徊癖があったワタクシは、神戸の街を徘徊したのち、いい感じの立ち飲み店があるとあらかじめ下調べしておいた東海道本線の住吉駅(兵庫県神戸市東灘区)で下車。 そして駅前にあったお目当ての立ち飲み屋へ入ったのでした。 当時は清酒にはまったく興味がなかったのでビールを注文して飲んでいたのですが、カウンターの中をふと見ると、そこには「菊正宗 上撰 本醸造」の瓶が鎮座ましましていらっしゃったのでした。   「菊正宗か。」   「“やっぱり俺は、菊正宗”のキクマサか。」   「おいしいのかな?」 そう思って、興味本位で菊正宗の燗酒を注文したのでした。 一合のぐい呑みで供された燗酒は、出されるや否や、芳…

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【お酒】1996.桂月 金杯 300ml

製造者 土佐酒造株式会社 高知県土佐郡土佐町田井418 原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール/糖類 アルコール分:15度 内容量:300mL (以上、ラベルより転記) 土佐酒造さんのお酒は、昨日までに以下のものをいただいております。 1799.桂月 超辛口 特別純米酒 60 300ml 1994.桂月 銀盃 カップ 1995.桂月 銀杯(銀盃?) 300ml  今日いただくこのお酒は、“金杯”。 昨日の銀杯に対して今日は金杯の小印ですから、かつての級別制度下における一級酒相当のお酒でしょうか? キャップには、小印の記載はありませんでした。 銀杯と同じく、金杯も糖類添加の三増酒。 酸味料の表示はありませんでした。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、無色透明でした。 燗をつけると、甘い香りがちょっとだけ立つみたいです。 うまみは淡めです。 やわらかいうまみをふんわりと感じる程度です。 熟成感はなく、酒臭さもありません。 渋みがほんの少しだけあるみたいです。 キレはよく、後味スッキリで透明感を少し感じます。 酸味はひかえめです。 すっぱさはごくわずか。 ちょいスーですが、ピリピリ感はありません。 甘みはややひかえめ。 幅はすこしだけ。 かなりさらりとしております。 淡麗ちょいスースッキリやや甘口のお酒でした。 …

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【お酒】1995.桂月 銀杯(銀盃?) 300ml

製造者 土佐酒造株式会社 高知県土佐郡土佐町田井418 300mL詰 原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール/糖類 アルコール分:15度 (以上、ラベルより転記) 土佐酒造さんのお酒は、昨日までに以下のものをいただいております。 1799.桂月 超辛口 特別純米酒 60 300ml 1994.桂月 銀盃 カップ 昨日いただいたのは“銀盃”でしたが、 今日のは、“銀杯”??? でもキャップには、“銀盃”と書かれておりましたよ。 品質表示も、銀盃カップと同じで糖類添加の三増酒(酸味料の表示は無し)でした。 “銀盃”と“銀杯”とは、はたして同じお酒なのでしょうか? それとも似て非なるものでしょうか? それを確かめるべく、いただいてみたいと思います。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、アレレ??? 無色透明でしたよ。 燗をつけると、お酒の甘い香りが少し立ちました。 アレレ??? うまみはやや淡めですよ。 やわらかいうまみそのもので、熟成感も酒臭さも感じません。 軽い渋みが少しあるみたいです。 キレはよいですが、透明感はありません。 アレレ??? 酸味はややひかえめです。 すっぱさはかなり弱めですが、効いていることはわかります。 スースー感はなく、ピリピリ感もありません。 アレレ??? 甘みはややはっきりでしょう。 幅…

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【お酒】1994.桂月 銀盃 カップ

土佐酒造株式会社 高知県土佐郡土佐町田井418 180ml詰 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類 アルコール分15度 (以上、フタより転記) 土佐酒造さんのお酒は、かつて1799.桂月 超辛口 特別純米酒 60 300mlをいただいております。 今日いただくこのお酒は、“銀盃”の小印が付された普通酒でした。 糖類添加の三増酒。 でも酸味料の表示はありませんでした。 このカップ酒は、銀座にある高知県のアンテナショップ“まるごと高知”にて入手いたしました。 あたしゃ高知県では2度徘徊しておりますが、こんなカップ酒は影もかたちも見かけませんでしたよ。 1度目はこちら 2度目はこちら それが東京のどまん中で入手できちゃうだなんて、恐ろしい世の中になったものですわ。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は少し着いていて、透き通っておりました。 燗をつけると、甘い香りがちょっとだけ立ちました。 うまみは濃くはないものの、しっかりしています。 熟成感が先に来て、枯れているものの角や粗さはありません。 その次に、やわらかいうまみが続きます。 軽い渋みがちょっとだけあるみたいです。 キレはよく、透明感を少し感じます。 酸味はひかえめです。 すっぱさはほとんど感じません。 ちょいスーですが、ピリピリ感はありません。 甘みははっきりです。 甘みに…

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【お酒】1993.吉乃川 純米 雪中貯蔵[生詰] カップ

製造者 吉乃川株式会社 新潟県長岡市摂田屋4丁目8番12号 内容量 180ml 原材料名 米(新潟県産)、米こうじ(新潟県産米) 精米歩合 65% アルコール分 15度 (以上、カップの印刷事項より転記) どこかの駅のNEWDAYS(JR東日本系列の売店)で見つけた、こちらひさびさの吉乃川。 “ヨシノカワ”じゃないよ。 “ヨシノガワ”だよ! これまでに、以下のものをいただいております。 33.吉乃川 おけさカップ 125.吉乃川 越後カップ200 215.芳醇 吉乃川 300ml 451.極上吉乃川 特別純米 300ml 466.極上吉乃川 吟醸 300ml 527.吉乃川 北陸新幹線E7系カップ 純米酒 647.吉乃川 冷や生 300ml 1461.吉乃川 特別純米酒 ひやおろし アルミ缶 1557.吉乃川 春ふわり 本醸造酒 今日いただくこのお酒は、雪中貯蔵の生詰(なまづめ)なんだってさ。 純米酒ですが、冷やして販売されていたことから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、少し茶色がかっておりました。 上立ち香はないですね。 含むと、フレッシュな風味をちょっとだけ感じます。 うまみはやや濃いめでしょう。 米のうまみに厚みを感じます。 酒臭さ(ほめ言葉です)もしっかりで、さらに熟成感もあるみたいです。 苦みが少しあって、強くはないものの鋭さを少し感じます。 キ…

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【お酒】1992.金凰司牡丹 本醸造 ほろよいカップ

製造者 司牡丹酒造株式会社 高知県高岡郡佐川町甲1299番地 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール 精米歩合70% アルコール分15度以上16度未満 内容量180ml (以上、ラベルより転記) 司牡丹酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。 283.金凰司牡丹 ほろよいカップ(2回目はこちら) 482.純米 超辛口 船中八策 180ml 908.司牡丹 美稲(よしね) 純米酒 生貯蔵酒 300ml 1728.司牡丹 純米酒 AMAOTO 180ml 1792.土佐司牡丹 ほろよいカップ 1793.土佐司牡丹 180ml 1798.司牡丹 辛口本醸造 土佐のこうち 300ml 1990.司牡丹 吟醸酒 180ml 上記のとおり、283.金凰司牡丹 ほろよいカップは既出です。 ですが今回いただくこのカップには、新たに“本醸造”の文字が付されておりました。 金凰司牡丹は、瓶詰めのものには従来から本醸造の文字が表示されておりました。 ですがなぜか不思議なことに、ほろよいカップには長らくのあいだ、本醸造である旨の表示がなかったのでした。 ですが今回高知県を訪問した際に、ほろよいカップにも本醸造の文字が付されていることを発見し、入手することを決めたのでした。 品質表示が変われば別カウントとさせていただくのがこのブログのルールですので、新規のお酒として心していただきたいと思います。 本醸造…

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菊正宗樽酒カップを“冷や(常温)”でいただきました。

菊正宗さんからいただいた、樽酒カップ。 今日は冷や(常温)でいただきましたよ。 木香ふんわり。 うまみはやや淡めながらにしっかりで、厚みがあって押し味(「酒を飲込んだ後,(中略)あと味にごく味があってしっかりした感じの場合」(※1))を感じますよ。 酸味は、すっぱくはないものの深みを少し感じます。 またやや辛口ながらも、甘みの存在もわかります。 それでいてキレがよく、後味はスッキリしております。 やっぱり菊正宗樽酒(普通酒)は、冷や(常温)が一番うまいね! 冷酒よりも燗よりも、うまみが一番しっかりていているように思いますよ。 ただし、何度も言うようですが、かつて本醸造だった頃の、それも全量生酛化する以前の本醸造にあったうまみの幅や深み、それになんとも言えないよい香りが、あたしゃ懐かしいかぎりでございます。 なにせその時のキクマサ上撰本醸造こそが、ワタクシを清酒の世界へ誘った張本人なのですから。 その菊正宗樽酒カップと合わせた今日のエサはこちら。 みょうが、きゅうり、ねぎを使って、 “山形のだし”を作って、 豆腐にかけていただきました。 おいしい山形のだしの味を、キクマサがより一層引き立ててくれましたとさ。 (※1)灘酒研究会編『改訂 灘の酒 用語集』p.269(1997.10 灘酒研究会)

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〔泡盛〕1.菊之露 100ml

菊之露酒造株式会社 沖縄県宮古島市平良字西仲宗根392-2 琉球泡盛 アルコール分30% 内容量100ml 原材料 米こうじ(タイ産米) (以上、ラベルより転記) とうとう“泡盛”に手を出してしまいました。 はじめての泡盛は、菊之露酒造さんの“菊之露(きくのつゆ)”。 なんでも、「宮古島繁華街、平良市の真ん中西里大通りにある菊之露酒造は、県内シェア2位を誇る蔵元で、幅広い層に人気がある。」(※1)のだとか。 そして今日いただくこの30度の菊之露は、「適度な濃度とまろやかな風味のベストマッチがたまらない。泡盛初心者にもオススメ。」(※2)なのだそうです。 ところで・・・・・、 フッフッフッ。 ここからは、 ワタクシの自己満足の境地へ 皆さまをご案内いたしますよ。 泡盛は、沖縄県で造られているお酒です。 ではその泡盛は、いったいどんなお酒なのでしょうか? ここでは、法令上の定義とともに、泡盛の歴史について簡単に触れてみたいと思います。 1.法令上の定義 法令上は、下記要件に該当するお酒が泡盛であるとされております。 「単式蒸留焼酎」(酒税法3条5号ロ)のうち、「米こうじ(黒こうじ菌を用いたものに限る。)及び水を原料として発酵させたアルコール…

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