〔泡盛〕14.松藤 25度 100ml

製造者 崎山酒造廠 代表者 崎山和章 沖縄県金武町字伊芸751番地 琉球泡盛 原材料名/米こうじ(タイ産米) 内容量/100ml アルコール分/25度 (以上、ラベルより転記) この蔵元さん、 “崎山酒造廠”だってさ。 なんか、海軍工廠みたい。 それもそのはず。 文献によれば、「明治38年に首里赤田で創業。戦争で酒造所は崩壊したが、昭和21年にアメリカ民政府の要請で、本島北部の金武町に官営の酒造所として伊芸酒造廠を設立。昭和24年に民営化され、今日の崎山酒造廠に至っている。」(※1)んだってさ。 手印の“松藤(マツフヂ)”は、「2代目崎山起松氏とその妻藤子氏の名から一字ずつ採って命名された」(※2)のだとか。 話のネタが尽きたところで、いただいてみたいと思います。 まずはストレートでちょっとだけ。 スースーでピリピリ! 上立ち香はないものの、含むと香木のような香りをほんのりと感じます。 米の風味は、厚みを少し感じるものの、広がらないみたいです。 黒麹の香ばしさもほとんどわからない程度です。 甘みは弱めです。 残りは水をちょい足しの水割りで。 香りが立つね。 香木のような香りをはっきりと感じるようになりました。 米の風味も立って、広がらないもののキリッとした感じがはっきりしてまいりました。 甘みはそれほど立たず、香ばしさも然りです。 ちょいスーですね。 キリッと引…

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“木挽BLUE 25度 200ml”をまた飲んでみましたよ~だ!

●製造者:雲海酒造株式会社 宮崎県宮崎市昭栄町45番地1 ●製造場:宮崎県東諸県郡綾町大字南俣字豆新開1800番地5 ●品目:本格焼酎 ●原材料名:さつまいも(九州産)、米こうじ(国産米) ●アルコール分:25度 ●内容量:200ml (以上、包装フィルムより転記) 《初回記事はこちら》 《焼酎》145.木挽BLUE 25度 200ml 今日は、3年ぶりに木挽ブルー25度を試してみようと思います。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 芋のふっくらした風味がふんわりで、厚みを少し感じます。 華やかさはかすかに感じる程度。 甘みはしっかりしています。 重さはゼロですね。 ただ、ちょいピリでした。 次に、ロックで。 甘みが前にでてきましたよ! 芋の風味もよくわかります。 ロックで出がちな苦みは出るものの、強くはないですね。 重さはやっぱりゼロでした。 最後は、水をちょい足しした水割りで。 当然ながら、芋の風味と甘みとは薄まりました。 でも、華やかな香りがフワッと立つようになりましたよ。 木挽ブルーは、ロックで甘みと芋の風味とを、水割りで華やかな香りを楽しめる、おいしい芋焼酎でした。 重さや飲みにくさがまったくなくて、とても飲みやすい芋焼酎でした。 でも風味がしっかりしていて、飲み応えがありました。 水割りで華やかな香りを楽しめたと…

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カップ酒は熟成するのか?:(1)菊正宗樽酒の場合

それは、2021年6月のこと。 菊正宗さんからいただいた、キクマサ樽酒55個。 あれから7カ月が経過して、 これが最後の1個となってしまいました。 2021年5月製造分。 製造時からすでに7カ月以上経過しております。 そこで今回は、 今年1月に菊正宗酒造記念館を訪問した際に買ってきたものと飲み比べてみたいと思います。 買ってきたものは、2021年12月製造分でした。 それでは試してみましょう。 まずは、ひや(常温)で。 色のちがいは、わずかにわかるかわからないかと言った程度でした。 新しいほう。 木香(樽の香り)がはっきりしています。 こめのうまみしっかりで、厚みを少し感じます。 甘みは弱めながらにもわかります。 古いほう。 木香は弱まっておりました。 米のうまみは厚みが引いて舌を突く感じ。 枯れた感じもわずかながらに効いております。 甘みは引いて、より辛口でした。 次に、燗で。 蛇の目より、こっちのほうが色のちがいがわかりやすいかも。 新しいほうは、木香がフワッと立つね。 酸味が少し出て、深みを感じます(生酛の乳酸の影響でしょうか?)。 甘みは引くものの、わずかに残っております。 古いほうは、枯れ具合が穏やかながらにも前に出て来ましたよ。 酸味は出ませんね。 うまみはよりキリッとして、かつさらに辛口になりました。 新しい…

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【お酒】2084.辛丹波 にごり 辛口 アルミ缶

製造者:大関株式会社 兵庫県西宮市今津出在家町4-9 原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール アルコール分:15度以上16度未満 180ml (以上、缶の印刷事項より転記) このお酒、 昨日、四街道駅の売店(NEWDAYS)にて入手いたしました。 さっそくいただいてみた次第でございます。 大関さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。 266.オダキュー 天下の険 上撰 カップ 386.大関 超特撰 大坂屋長兵衛 大吟醸 180ml 695.本醸造 上撰 辛丹波 300ml 1000.ワンカップ大関 上撰 1013.Vセレクト 淡麗辛口 灘の鬼ころし カップ 1303.上撰 ワンカップ大関 千葉仕立て 1336.ワンカップ大関 上撰 新米新酒 1342.大関 上撰 お燗瓶 180ml 1368.上撰ワンカップ大関 期間限定 せごどん 1401.ワンカップ大関 純米にごり酒 1439.上撰 ワンカップ大関 瀬戸内仕立て 1525.大関 純米大吟醸 150ml 1768.ワンカップ大関 純米生貯蔵 1932.ワンカップ大吟醸 志村けんの言葉ラベル だいじょうぶだぁ 今日いただくこの“辛丹波”は、辛口のにごり酒なんだってさ。 特定名称の表示はなし。 品質表示を見るに、普通酒ですね。 にごり酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、うっすらと白色。…

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【お酒】2083.日本盛 純米 180ml ボトル缶

製造者 日本盛株式会社 兵庫県西宮市用海町4番57号 アルコール分:14度以上15度未満 原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米) 精米歩合:75% 180ml (以上、ボトルの印刷事項より転記) 日本盛さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。 501.日本盛 生原酒 本醸造 200ml 504.日本盛 生原酒 大吟醸 200ml 1680.日本盛 上撰 サカリカップ 200ml 2003.日本盛 生酒 しぼりたて アルミボトル 今日いただくこのアルミボトル缶は、純米酒でした。 ふくよかな辛口だってさ。 14度台とやや低め。 精米歩合は75%。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。 (ケチャップかけ過ぎはどうかご愛嬌。) 燗をつけると、酒臭い(ほめ言葉です)香りがかすかに立ちました。 うまみは濃いめ! 米のうまみに厚みをしっかりと感じ、酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)もほんのりと感じます。 軽い苦みをかすかに感じます。 キレはよいですね。 酸味はややはっきり。 すっぱさは少し強めで少し鋭い程度。 でも酸味自体の深みを少し感じます。 スースー感はなく、ピリピリ感もありません。 甘みはひかえめ。 かなり弱めです。 濃醇ちょい深旨辛口のおいしいお酒でした。 米のうまみが…

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【お酒】2082.白鶴 大吟醸 180ml アルミボトル

白鶴酒造株式会社 神戸市東灘区住吉南町四丁目五番五号 アルコール分:13% 原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール 精米歩合:50% 180ml (以上、包装フィルムより転記) 白鶴酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。 1193.白鶴 上撰 淡麗純米 お燗瓶 1457.白鶴 上撰 金冠 200ml カップ 1499.白鶴 特撰 特別純米酒 山田錦 180ml 2050.白鶴 純米大吟醸 180ml 今日いただくこのお酒は、アル添大吟醸でした。 度数は13度と、やや低め。 冷やして飲めと書いてありましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、無色透明でした。 上立ち香はないですね。 含んでも、フレッシュな風味をかすかに感じる程度です。 うまみは淡めですが、しっかりしています。 米のうまみに淡めなりに幅を感じます。 酒臭さはごくかすか、熟成感はありません。 苦みや雑味もゼロでしょう。 キレはよいですね。 酸味はややはっきり。 すっぱさは弱め。 ただ、酸味自体に深みを少し感じますが、これは添加された乳酸に因るものかな? スースー感はなく、ピリピリ感もありません。 甘みははっきり。 しっかり甘めです。 淡麗ちょい深旨甘口のおいしいお酒でした。 甘口なのは、白鶴らしさでしょうか。 雑味がなくてきれいで、…

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〔泡盛〕13.残波 LIBERTY FORCE 20度 200ml

製造者 有限会社比嘉酒造 沖縄読谷村字長浜1061番地 品目 泡盛 原材料名:米こうじ(タイ産米) 内容量 200ml アルコール分 20度 (以上、ラベルより転記) 比嘉酒造さんの泡盛は、かつて〔泡盛〕9.残波 14度 200ml カップをいただいております。 今日いただくこの泡盛は、 “LIBERTY FORCE”だってさ。 泡盛で20度ってのは、低めですね。 まずはストレートでいただきます。 香りは華やかさをかすかに感じる程度です。 米の風味が鋭いね。 舌を突いてくる感じがします。 黒麹の香ばしさがそれに続きますが、弱めです。 甘みはかなり弱めです。 クセや重さはまったく感じません。 ストレートだと、さっぱりしていてキリッと引き締まっているおいしい泡盛でした。 次に、氷少なめのロックでいただきました。 甘みが引き立ちました。 米の風味にも、幅が出てまいりましたよ。 しかもさわやかさをちょっと感じるようになりました。 軽い苦みはちょっとだけ。 黒麹の香ばしさは引くみたいです。 ロックだと、風味ふんわりでちょっとさわやかなおいしい泡盛になりました。 ロックもいいね! ストレートでもロックでも、これは夏の暑い日にピッタリだと思いました。 その残波LIBERTY FORCEと合わせた今日のエサはこちら。 今日もじゃがいも…

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【お酒】2081.英勲 氷零貯蔵 本醸造 300ml

製造者:齊藤酒造株式会社 京都市伏見区横大路三栖山白屋敷町105番地 原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール アルコール分:14% 精米歩合:65% 内容量:300ml 保存方法:直射日光、高温、多湿を酒て保存 (以上、ラベルより転記) 「齊藤酒造の歴史は、元禄時代に初代井筒屋伊兵衛が伏見で始めた呉服商から。明治28年、九代目齊藤宗太郎によって酒造業に転じ」(※1)たという齋藤酒造さん。 “英勲(えいくん)”の手印は、「大正天皇の即位を記念して」(※1)つけられたものなのだとか。 今日いただくこのお酒は、 “氷零貯蔵”の本醸造でした。 精米歩合は65%。 お米は、“京の輝き”を使用しているんだってさ。 京の輝きは、もともとは掛米(麹カビを付けずに使用する米)用として育成された酒米なんだって。 「清酒生産量第2位の京都には、独自の酒米祝があるが,掛米には飯用一般米の日本晴や祭り晴を使用していたため,京都ブランドの掛米向き品種を目的に育成された。農研機構と京都府殿共同育成品種。」(※2) 話のネタが尽きたところで、いただいてみたいと思います。 本醸造ですが、冷やして飲めと書いてありましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、無色透明でした。 香りはないですね。 うまみはやや濃いめ。 米のうまみに厚みをしっかりと感じます。 酒臭さはなく、…

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〈芋酒〉2.IMUGE. 12度 200ml(請福イムゲー)

製造者 請福酒造有限会社 沖縄県石垣市宮良959 品目:スピリッツ 商品名:請福イムゲー 原材料名:甘藷(沖縄県産)、米こうじ(タイ産米)、粉黒糖 内容量:200ml アルコール分:12度 (以上、ラベルより転記) 今日はイムゲーをいただきます。 イムゲーの何たるかについては〈芋酒〉1.IMUGE. カップ(久米島の久米仙)にて紹介しておりますほか、このイムゲーのラベルにも記載がありました。 今日いただくこのイムゲーは、石垣島の請福酒造さんのもの。 度数は12度。前割りですね。 まずは冷やしたものをいただきます。 上立ち香はかすかに華やか。 含むとそれが口の中でふんわりと広がります。 芋の風味はこれもふんわりかな。 軽い苦みがかすかにあります。 甘みは弱め。 黒麹の香ばしさはわからず、黒糖の風味も感じませんでした。 さっぱりしているものの、風味ふんわりのおいしいイムゲーでした。 久米島の久米仙よりもさっぱりしていて、かつ風味は弱めでした。 それでも風味ふんわりでおいしくいただけました。 ここで、燗にしてみましたよ。 芋の風味が際立ちますね。 ふんわりではあるものの、幅が出てまいりました。 甘みも少しはっきりしてきましたよ。 香りは引くかな。 燗だと風味に幅が出て、甘みが少しはっきりしたおいしいイムゲーになりました。 燗のほうがいいね。 久米島の久米仙と逆…

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〔泡盛〕12.美しき古里 12度 カップ

製造者 有限会社今帰仁酒造 沖縄県今帰仁村字仲宗根500番地 琉球泡盛 原材料:米こうじ(タイ産米) アルコール分:12度 内容量:180ml (以上、カップの印刷事項より転記) 今帰仁村に蔵を置く今帰仁酒造さんの泡盛。 今帰仁村は、沖縄本島北部の西側の先っちょあたりみたいですね。 美しき(うるわしき)古里だってさ。 今日いただくこの泡盛は、12度。 いわゆる、“前割り”ってやつでしょうか。 話のネタが尽きたので、いただいてみたいと思います。 冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 色は無色透明でした。 上立ち香は、かすかに華やか。 含むとふんわりと広がって鼻へ抜けて行きます。 黒麹由来と思われる香ばしさを最初に感じます。 けっこうはっきりしています。 米の風味は弱めながらもわかります。 甘みも弱めですが、一応わかります。 香りほんのりで香ばしさが豊かな、おいしい泡盛でした。 12度だからか口当たりはさっぱりしているものの、それでも風味豊かで飲み応えがありました。 香りもふんわりで、米の風味と甘みとも続きました。 しかもクセがなくて飲みやすい。 これ、かなりうまいね! 12度なのに、薄さや水っぽさを感じませんでしたよ。 度数の高いやつも買っておけばよかったかも。 まあそれも、次に沖縄へ行く際の楽しみとしておきましょう!

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