2024年5月:宮城県と岩手県と秋田県とでの酒集め

2024年5月24日(金)から26日(日)にかけて、 2泊3日で宮城県と岩手県と秋田県とを徘徊し、酒集めをしてまいりました。 その顛末を、300枚を超える写真を用いつつ、ここに報告させていただきます。 ★☆2024年5月24日(金)★☆ はじめの一歩は、東京駅から。 6:04発やまびこ51号盛岡行の自由席に乗車。 ワタクシがいくらアル中ハイマー型ダメ人間でも、朝6時から飲む気にはなれません罠。 安達太良山を拝みつつ、 吾妻小富士が見えれば、 そこはもう、福島駅。 環状線とちゃいまっせ、東北新幹線でっせ! 福島駅からは、阿武隈急行(あぶ急)に乗車。 それは小田急だろ! ↓↓↓音量にご注意!↓↓↓ 4両編成で、先頭の撮影は不可能。 福島駅からは、8:02発阿武急907M槻木行に乗車。 はじめのうちは街中を走っておりましたが、 宮城県との県境に近づくと、山深くなってまいりました。 県境のトンネルへ突入し、 トンネルを出てすぐのところにあるのが、 あぶくま駅(宮城県伊具郡丸森町)。 駅前にはなにもなし。 熊は出ませんでしたが・・・、 蛇だ! アオダイショウだね。 それは青大将(田中邦衛)。 それもちがうし、色ちがい。 (鉄道ピクトリアル第24巻第11号…

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【お酒】2297.淡路人形浄瑠璃 玉織姫 カップ

製造者 都美人酒造株式会社 兵庫県南あわじ市榎列西川247 品目 日本酒 アルコール分 16度 内容量180ml 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール (以上、ラベルより転記) 都美人酒造さんのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。 【お酒】1301.淡路人形浄瑠璃 平敦盛 カップ 【お酒】2265.都美人 冷酒 生麗(きれい) 300ml 【お酒】2280.都美人 からくち 鳴門の渦酒 300ml 【お酒】2281.都美人 山廃純米 300ml 【お酒】2286.都美人 カップ 今日いただくこのカップ酒は、“淡路人形浄瑠璃 玉織姫”だってさ。 品質表示はこちら。 同じく普通酒の【お酒】2286.都美人 カップよりも、アルコール度数が1度高めですね。 話のネタもないどころか、玉織姫の何たるかも知りませんので、さっさといただきましょう。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、少し濃いめ。 香りはかすかに酒臭い(ほめ言葉;以下同じ)香りを感じる程度。 うまみは濃いめ。 酒臭さがしっかりどっしり! 熟成感も少し感じます。 米のうまみはわかりにくいですが、じっくり味わうとかすかにわかります。 軽い苦みが少しありますね。 キレはよいと思います。 酸味はややはっきり。 すっぱさは弱く、鋭さもそれほどでもない。 でも酸味自体の深みを少し…

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【お酒】2296.出羽ノ雪 生酛純米 カップ

製造者 株式会社渡會本店 山形縣鶴岡市大山二丁目二番八号 日本酒 内容量180ml 原材料名 米(国産)・米麹(国産米) 精米歩合65% アルコール分14度以上15度未満 (以上、ラベルより転記) 江戸時代中期より、東北随一の銘醸地として発展した“大山”(山形県鶴岡市)。 現在の羽前大山駅(羽越本線)の周辺には、最盛期には30件を超える蔵元さんが存在したのだとか。 大山で造られたお酒は新潟や松前をはじめとして各地へ広く出荷されていたのみならず、秋田などの他所の蔵へ大山から杜氏を派遣していたほどでしたから、その醸造技術の高さたるや、三陸両羽に存在したどの醸造地をも凌駕していたことでしょう。 一例を挙げれば、秋田県はいまでこそ銘醸地湯沢をはじめとして多くの蔵元さんが存在し、多くの良酒を世に送り出しておりますが、独自の酒造技術を確立できたのは明治末期から昭和初期にかけてのことですから。 今日では、大山で酒を造る蔵元さんは四軒に減少してしまいましたが、そのうちの一軒が、今日いただく“出羽ノ雪”を造る渡會本店さん。 渡會本店さんのお酒は、かつて以下の物をいただいております。 【お酒】264.出羽ノ雪 カップ(糖類が添加されていたときのもの) 【お酒】572.出羽ノ雪 カップ〔再〕(糖類添加廃止後のもの) 【お酒】2218.出羽ノ雪 カップ(ラベル変更後のもの) 今日いただくこのお酒は、生酛造りの純米酒なんだってさ。 …

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【お酒】2295.千年一 千どり 180ml

製造者 千年一酒造株式会社 兵庫県淡路市久留麻2485-1 品目 清酒 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール アルコール分 15度 内容量 180ml (以上、ラベルより転記) 千年一酒造さんのお酒は、昨日までに以下の物をいただいております。 【お酒】2293.千年一 特別純米酒 300ml  【お酒】2294.千年一カップ 今日いただくこのお酒も“千年一”シリーズのようですが、 こちらは、“千どり”だってさ。 百人一首のうちの一つ? こちとらそういう雅な教養は、持ち合わせちゃあおりませんぜ。 このお酒も、【お酒】2294.千年一カップと同じく、普通酒でした。 千年一カップとのちがいを確かめるべく、いただいてみたいと思います。 普通酒ですが、まずはひや(常温)で試します。 お酒の色は、ごくかすか。 ほとんどわからないくらいでした。 香りはなし。 含むと、フレッシュさとはちがう爽やかな風味を少し感じます。 うまみは意外にも淡め! 米のうまみがふんわりと舌の上に乗っかる程度。 軽い苦みがあるものの、弱めです。 酒臭さはなく、熟成感もなし。 キレはとてもよく、スッと引きますが、透明感はないですね。 酸味はひかえめ。 すっぱさはゼロ。 スーかすかですが、ピリはなし。 甘みは、ややはっきりでしょう。 前には出てこないものの、後味として感じ、少し幅…

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【お酒】2294.千年一カップ

製造者 千年一酒造株式会社 兵庫県淡路市久留麻二四八五-一 品目 清酒 アルコール分15度 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール 内容量 180ml (以上、ラベルより転記) おとといいただいた【お酒】2293.千年一 特別純米酒 300mlにひきつづき、今日も千年一酒造さんのお酒をいただきます。 今日いただくこのお酒は、千年一のカップ酒。 ラベルは特別純米酒と同じでしたが、フタは昔ながらの手印でしょう。 品質表示はこちら。 フタの記載とアルコール度数が異なりますが、こちらに従いました。 それではいただきます。 普通酒ですから、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、少し着いていることがわかりました。 カップに鼻を近づけると、アルコールの香りと共に、枯れた香りを少し感じます。 うまみは・・・、 あー、うー、 まあこのー、 やや濃いめ! 酒臭さ(ほめ言葉:以下同じ)が最初にじんわりと来て、熟成感を少し伴います。 米のうまみもあって、厚みを少し感じます。 軽い渋みもありますね。 でもこのお酒、とてもキレがよく、それらがスッと引いて、透明感を少し感じます。 酸味はひかえめ。 すっぱさはゼロ。 ちょいスーですが、ピリはなし。 甘みは、これはややはっきりでしょう。 最初は感じないものの、後味としてわかります。 やや濃醇でちょい枯ちょい渋ちょいスー…

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【お酒】2293.千年一 特別純米酒 300ml

製造者 千年一酒造株式会社 兵庫県淡路市久留麻二四八五-一 品目 清酒 アルコール分14度 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米) 精米歩合 60% 内容量 300ml (以上、ラベルより転記) 蔵元さんのWebsiteでは 「淡路島の地に根差してきた当蔵は2025年で、創立150年を控えています。」とありました。 ラベル(後掲)には、1875(明治8)年創業とありましたよ。 ということは、ご多分に漏れず、阪神淡路大震災(1995(平成7)年1月17日)で被災なさったわけですよ。 被災後に消えていった多くの灘の中小蔵元と同様に、一時は廃業をも考えたとのこと。 それでも幾多の困難を乗り越えて酒造りを再開してくださったおかげで、今日、こうしてくだらない酒ブログのネタとして使わせていただくことができた次第でございました。 今日いただくこのお酒は、特別純米酒。 清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)2(3)によれば、「純米酒又は本醸造酒のうち、香味及び色沢が特に良好であり、かつ、その旨を使用原材料、製造方法その他の客観的事項をもって当該清酒の容器又は包装に説明表示するもの(精米歩合をもって説明表示する場合は、精米歩合が60%以下の場合に限る。)に「特別純米酒」又は「特別本醸造酒」の名称を用いること。」ができる旨定められています。 また、ここで言う「客観的事項」については、酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達第86条の…

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【お酒】2292.大辛口純米 大虎 300ml

製造者 千代寿虎屋株式会社 山形県寒河江市南町2-1-16 品目:日本酒 内容量300ml 原材料名 米(山形県産)、米麹(山形県産米) アルコール分15度 精米歩合70% (以上、ラベルより転記) 山形県のほぼ中心部分に位置する寒河江(さがえ)市。 そこには、3つの蔵元さんが蔵を置いています。 “銀嶺月山”を造る月山酒造さん。 “澤正宗”を造る古澤酒造さん。 そしてこの、千代寿虎屋さん。 山形市内で“霞城壽”を造る寿虎屋酒造さんの分家筋とのこと。 千代寿虎屋さんのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。 【お酒】221.千代寿 カップ(2回目はこちら) 【お酒】269.千代寿 特別純米酒 カップ 【お酒】1311.大江錦 本醸造 カップ 【お酒】1500.千代壽 180ml 今日いただくこのお酒は、 “大虎”なる大辛口純米だってさ。 (友情出演) 品質表示はこちら。 蔵元さんのWebsiteによれば、山形県産米の品種は“はえぬき”(食用米)だってさ。 また同Websiteによれば、 この大辛口純米大虎の日本酒度は、 “+10”とのこと。 でもさぁ、 日本酒度のプラス側って、あんまり信用できないんだよなぁ・・・。 日本酒度がいくら辛口側へ振れていても、 糖分が少ないってだけで、 それでも甘みを感じるお酒もありますからね。 だから、 日本酒度が+1…

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【お酒】2291.しぜんしゅ 生酛 にごり 純米酒 酵母無添加(蔵つき酵母) 160ml

製造者 有限会社 仁井田本家 福島県郡山市田村町金沢字高屋敷139番地 品目 日本酒 内容量 160ml アルコール分 16度 精米歩合 85% 原材料名 米(国産)、米糀(国産米) 自然栽培米 表示義務のない加工助剤・酵素剤等も不使用 冷蔵推奨 放射性物質不検出確認済 (以上、ラベルより転記) 仁井田本家さんのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。 【お酒】163.穏(おだやか) 純米 180ml 【お酒】1149.穏(おだやか) 純米吟醸 180ml 【お酒】1948.おだやか 純米吟醸 160ml 【お酒】2226.しぜんしゅ 純米原酒 300ml 【お酒】2232.しぜんしゅ 生酛 燗誂 純米酒 160ml 今日いただくこのお酒は、 “しぜんしゅ”。 “しぜんしゅ(にいだしぜんしゅ)”の何たるかにつきましては、【お酒】2226.しぜんしゅ 純米原酒 300mlをいただいた際に気が済むまで書いておりますので、そちらをご参照下さい。 このお酒は、生酛造りの純米酒かつにごり酒。 しかも酵母も無添加で、酒蔵に住み着いている蔵つき酵母のみを使用しているんだってさ。 品質表示はこちら。 酵母のみならず、生酛ですから乳酸(表示義務なし:なお、発酵を助成促進し、又は製造上の不測の危険を防止する等専ら製造の健全を期する目的で、仕込水又は製造工程中に加える必要最低限の有機酸は、原材料に該当しないものとして…

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【お酒】2290.澤正宗 純米酒 米だけの酒 カップ

製造者 古澤酒造株式会社 山形県寒河江市丸内3丁目5-7 品目:日本酒 アルコール分:15度 原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米) 精米歩合:麹米60%掛米65% 内容量:200ml (以上、ラベルより転記) 山形県の真ん中あたりに位置する寒河江(さがえ)市。 JR左沢線(あてらざわせん)の寒河江駅から程近い場所に蔵を構えるのが、 天保7年(1836年)創業の古澤酒造さんです。 古澤酒造さんのお酒や焼酎は、これまでに以下のものをいただいておりますよ。 【お酒】260.澤正宗 純米カップ(二回目はこちら)(三回目はこちら) 【お酒】581.澤正宗 ヤングカップ 【お酒】1036.澤正宗 吟醸生酒 300ml  【お酒】1313.澤正宗 ヤングカップ 秋の山寺 【お酒】1316.紅花屋重兵衛 大吟醸 300ml 《焼酎》42.山形麦焼酎 雪原(せつげん) 25度 180ml【追記あり】 【お酒】2020.澤正宗 カップ(東北MONO) 今日いただくのは、純米酒のカップ酒。 実は、澤正宗の純米酒カップは、すでに3たびいただいておるのです。 【お酒】260.澤正宗 純米カップ(二回目はこちら)(三回目はこちら) ですが今回、ラベルのデザインが変更されていたことから、改めて入手し別カウントとして扱い、その味わいを確かめてみることにした次第でございます。 なお、かつてのデザインはこちら。 品質表…

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“初孫 マイカップ”をまた飲んでみましたよ~だ!

製造者 東北銘醸株式会社 山形県酒田市十里塚字村東山一二五番地の三 日本酒 原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール アルコール分 15度 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 《初回記事はこちら》 【お酒】261.初孫 マイカップ 今日は、およそ10年ぶりに“初孫マイカップ(MYCUP)”をいただきます。 山形県の日本海側、庄内地方の酒田市に蔵を置く東北銘醸さんのお酒です。 品質表示はこちら。 普通酒ですね。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、少し着いていることがわかりました。 上立ち香は、カップに鼻を近づけると、酒臭い(ほめ言葉:以下同じ)香りをフワリと感じ、同時に枯れた香りもかすかにわかります。 でも、含むと香りとしては現れないみたいです。 うまみはまちがいなくやや濃いめでしょうが、それほど濃くは感じません。 上立ち香と同じく酒臭さがしっかりで、熟成感少し。 米のうまみは前には出て来にくいみたいです。 苦みがあって、少し強めで少し鋭いですね。 キレがとてもよく、透明感がありました。 酸味はややはっきり。 すっぱさはゼロでしょう。 ですが、深みを少し感じます。 ちょいスーで、かつ冷めるにしたがってちょいピリになるみたいです。 甘みはややひかえめ。 少しだけ感じるものの、前には出て来ないみたいです。 やや濃醇でちょい…

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