千代の光酒造株式会社
新潟県妙高市窪松原656
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15度
180ml詰
(以上、フタより転記)
このカップ酒を検索してみたところ、糖類・酸味料が添加されていると紹介しているサイトがいくつかありました。
しかし、私がいただいたこのお酒には、糖類・酸味料を使用している旨の表示はありませんでした。
蔵元さんのWebsiteでは普通酒は紹介されていませんでしたので正確なところは確認しておりませんが、もしかしたら、おそらくここ数年の間に糖類添加を廃止したのかもしれませんね。
糖類添加を廃止することは、一般消費者にとっては喜ばしいことだと思います。
しかし、添加を廃止すれば多少なりとも味が変わってしまうことになるわけですから、千代の光を飲み続けてきた地元の人たちにとっては、親しみのある味を失ってしまうことになるのです。
これは私の予想ですが、蔵元さんとしては、味が変わることを考慮した上で、それでも酒質の向上を目指して糖類添加を廃止する決断をなさったわけでしょうから、その決断はきっと一大決心だったと思います。
それでも、以前よりもおいしいお酒になっていれば、きっと地元の人たちにとっても喜ばしいことでしょう。
そんなことを想像しながら、きっとおいしいお酒が詰められているであろうと期待しつつ、今日もぬる燗でいただきます。
口に含むと、お酒のよい風味がします。
酒臭さとはちょっとちがう、甘くて香ばしい風味です。
この風味は、賀茂緑や加茂五葉のそれに似ているように思います。
これって、麹由来のものなのでしょうか?
うまみは淡めですが、しっかりしています。
酒臭さはひかえめで、むしろやわらかいうまみだと思います。
少し苦みを感じます。
酸味はやや強めです。
スーッとしていて、ちょっとピリッと感じます。
甘みは強くはないですが、かなりはっきりしています。
やや強めの酸味と、はっきりした甘みとがよく合っている、やや淡麗で甘辛口のおいしいお酒でした。
白牡丹をいただいたときもそうでしたが、酸味が甘みのクドさを抑えてくれるのではないかと感じました。
この記事へのコメント
yoshida
当時とは少なからず酒質が変わっているでしょうから、また飲んでみたくなりました。
skekhtehuacso
20年前の味を思い出しながら、再び味わってみるのもおもしろいですね。
このお酒は、十日町の酒屋で入手しました。