【お酒】363.黄桜 京のとくり 純米大吟醸 180ml

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黄桜株式会社M
京都市伏見区塩屋町223

アルコール分/16度
原材料名/米・米麹
※国産米100%使用
鳥取県産山田錦100%
精米歩合/50%
180ml詰
日本酒度±0
酸度1.5
(以上、ラベルより転記)


黄桜さんのお酒は、かつて本醸造 本造りかっぱカップと、京のとくり純米吟譲とをいただいております。
今日いただくこのお酒は、純米大吟醸です。


このお酒は、香りを重視して造られているようです。
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先日いただいた純米吟醸のほうは、ラベルに燗で飲めと書いてありました。
一方、今日のこのお酒のラベルには、冷やして飲めと書いてあります。
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ラベルに書かれた指示どおり、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。


吟醸香が豊かです。
口の中に広がって、鼻へと抜けていきます。

うまみはかなり淡めです。
やわらかいうまみです。
わずかに苦みを感じるものの、それ以外には雑味がなくてきれいな味わいです。

酸味はかなりひかえめです。
少しすっぱさを感じる程度です。
刺激やピリピリ感はまったくありません。

甘みもかなりひかえめです。


豊かな吟醸香と、やわらかいうまみとの、淡麗やや辛口のお酒でした。
雑味や酸味がほとんど出ていないのは、吟味して醸造した成果だと思います。
精米歩合を下げただけのなんちゃって大吟醸とはちがって、丁寧に造ってあることがわかるお酒です。
でもね、どちらかというとアル添大吟醸のような香りと味わいでした。
これが山田錦100%の成果なのかもしれませんが、せっかく純米で造られているのですから、もっと純米らしさがあってもよいのではないかと思いました。

この記事へのコメント

  • hanamura

    毎週金曜日は、栃木県酒造組合「酒々楽」で、蔵人との出会いを楽しむのですがぁ・・・。今日は、栃木県内第一ダントツの生産量の「北冠」北関酒造さんでした。コンビニでパック酒「下野鬼ごろし」が、全国的に売っているのに、栃木県内では売っていないアノ蔵です。
    下野杜氏の法被を着た方は、日本醸造協会でも合宿したそうです。
    ちなみに、野白喜久雄『酒造好適米 その過去、現在、将来』p.15-16(日本醸造協会誌第59巻第7号 1964) は、まだ発見できていません。オロロ~ン。
    2014年10月17日 23:00
  • skekhtehuacso

    hanamuraさん、国会図書館の雑誌記事検索で「酒造好適米」だけで検索するとひっかかりました。
    副題は検索ワードに登録されていないみたいです。
    2014年10月17日 23:16
  • ojioji

    いやあ、勉強になります。
    日本酒に惚れ込んでいらっしゃるのに、
    盲目的愛ではなくて、
    冷静な分析。
    深い。
    門外漢のぼくが引き込まないでください。
    引き込まれないぞ。
    2014年11月04日 08:12
  • skekhtehuacso

    ojiojiさん、私はただの酒好きでして、自分が飲んだくれているのを正当化するために理屈をこねているようなものですよ。
    自分でやっていることですからね、自分が一番よくわかっているのです。
    2014年11月05日 00:38

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