黄桜株式会社M
京都市伏見区塩屋町223
アルコール分/16度
原材料名/米・米麹
※国産米100%使用
鳥取県産山田錦100%
精米歩合/50%
180ml詰
日本酒度±0
酸度1.5
(以上、ラベルより転記)
黄桜さんのお酒は、かつて本醸造 本造りかっぱカップと、京のとくり純米吟譲とをいただいております。
今日いただくこのお酒は、純米大吟醸です。
このお酒は、香りを重視して造られているようです。
先日いただいた純米吟醸のほうは、ラベルに燗で飲めと書いてありました。
一方、今日のこのお酒のラベルには、冷やして飲めと書いてあります。
ラベルに書かれた指示どおり、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
吟醸香が豊かです。
口の中に広がって、鼻へと抜けていきます。
うまみはかなり淡めです。
やわらかいうまみです。
わずかに苦みを感じるものの、それ以外には雑味がなくてきれいな味わいです。
酸味はかなりひかえめです。
少しすっぱさを感じる程度です。
刺激やピリピリ感はまったくありません。
甘みもかなりひかえめです。
豊かな吟醸香と、やわらかいうまみとの、淡麗やや辛口のお酒でした。
雑味や酸味がほとんど出ていないのは、吟味して醸造した成果だと思います。
精米歩合を下げただけのなんちゃって大吟醸とはちがって、丁寧に造ってあることがわかるお酒です。
でもね、どちらかというとアル添大吟醸のような香りと味わいでした。
これが山田錦100%の成果なのかもしれませんが、せっかく純米で造られているのですから、もっと純米らしさがあってもよいのではないかと思いました。
この記事へのコメント
hanamura
下野杜氏の法被を着た方は、日本醸造協会でも合宿したそうです。
ちなみに、野白喜久雄『酒造好適米 その過去、現在、将来』p.15-16(日本醸造協会誌第59巻第7号 1964) は、まだ発見できていません。オロロ~ン。
skekhtehuacso
副題は検索ワードに登録されていないみたいです。
ojioji
日本酒に惚れ込んでいらっしゃるのに、
盲目的愛ではなくて、
冷静な分析。
深い。
門外漢のぼくが引き込まないでください。
引き込まれないぞ。
skekhtehuacso
自分でやっていることですからね、自分が一番よくわかっているのです。