池島酒造株式会社
栃木県大田原市下石上1227
アルコール分15度
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)
精米歩合60%
300ml
(以上、ラベルより転記)
池錦は、“野州そばまえ”なる普通酒の樽酒を探していたのですが、はからずもそれより先に特別純米酒に出会ってしまいました。
普段であれば、生酒や生貯蔵酒でないかぎり、特別純米酒はぬる燗でいただいております。
しかし、蔵元さんのWebsiteでは、ロックまたは冷やしてが◎と紹介されていました。
かつて、冷やして飲むべきお酒を燗にしてひどい目にあったことがありましたので、今日はおとなしく、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
その前に、このお酒ですが、おいしそうな色がほんのりと着いています。
一口含むと、吟醸香のような華やかな香りをわずかに感じます。
それに、生酒のようなフレッシュな風味もします。
うまみは濃くはないですが、しっかりしています。
お米のうまみを感じ取ることができます。
それに、吟醸酒のような苦みがはっきりしています。
ほんのわずかですが、香ばしさもあるようです。
酸味はほどよく感じます。
さわやかでやわらかい酸味です。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みはかなりひかえめですが、その存在はわずかにわかります。
前に出てこないで、お酒の味を陰からまろやかにしているように思います。
お米のうまみとほどよい酸味とを、苦みが引き締めている、やや淡麗で爽快辛口のおいしいお酒でした。
フレッシュな風味を感じるので、もしかしたら生貯蔵酒なのかもしれません。
(生貯蔵酒である旨の表示は任意ですので(※1)、それを表示する必要は必ずしもありません。)
これは私の予想ですが、燗にすると苦みと酸味とが立ってしまって、味のバランスが崩れてしまうことでしょう。
夏の暑い日にいただけば、もっとおいしくいただけると思います。
(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)5(6)
この記事へのコメント
hatumi30331
skekhtehuacso
冷やしたり燗にしたり、あるいはひや(常温)だったりと、日本のお酒ほどいろいろな温度で楽しむことができる酒はないのではないでしょうか。