権田酒造株式会社
埼玉県熊谷市三ケ尻1491
原材料/米(国産)・米麹(国産米)
原料米/さけ武蔵(熊谷産好適米)
精米歩合/60%
使用割合/100%
アルコール分/15%
内容量/180ml
(以上、ラベルより転記)
直実の上撰カップ(普通酒)、そして直実の特別本醸造カップに引きつづき、今日も権田酒造さんのお酒をいただきます。
きょういただくこのお酒は、特別純米酒です。
品質表示を見る限りでは、特別本醸造との差異は醸造アルコールの添加の有無のみでした。
それにこの特別純米酒にも、同じく埼玉県で育成された酒造好適米“さけ武蔵”が使われているようです。
特別純米酒には香りを特徴とするものもありましたので、まずは冷蔵庫でひやしたものをいただいてみたいと思います。
お酒の色は、少し黄色がかっておりました。
香りは感じませんでした。
うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
かもし出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみがあって、米のうまみもほんのりと感じます。
でも、その米のうまみが舌の上にうっすらと広がるみたいです。
熟成感もごくかすかにあるみたいです。
また苦みがあって、強くはないものの鋭さを感じます。
キレはそれほどでもないみたいです。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさがやや強めですが、角は感じません。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みは、うーん、ややひかえめかな。
かなりさらっとした甘みをちょっと感じる程度です。
旨やや辛口のお酒でした。
濃くはないものの、しっかりした味わいでした。
上撰ほど角がなく、飲みやすいと思います。
でも特別本醸造のような軽さは感じませんでした。
ここで、燗にしてみましたよ。
ああ、狐狸庵閑話!
じゃなくて、こりゃいかんわ。
苦みが際立って、強くなりました。
また酸味に鋭さがでてしまいました。
一方で、甘みが引いてキリッとひきしまるとともに、うまみも後退してやや淡めになりました。
キレはそれほどでもないので、最後に苦みと酸味とが口の中に残ってしつこく感じるかもしれません。
私としては、アル添の上撰や特別本醸造のほうが好みでした。
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