目が変だなと思いはじめたのは。
普段はまったく問題はないのですが、手元で本や書類を読むときになんとなく字がぼんやりと見えるようになってきたのです。
(イメージです。)
これはきっと疲れ目だろうと軽く思い、目薬をさしたり、冷やしたりしておりました。
でもね、いっこうに治る気配がなかったのですよ。
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ある日の郵便局でのできこと。
あたしゃ酒集めで使う資金を確保するために、普段から財布の中の小銭をインスタントコーヒーの空き瓶へ移して貯金しているのです。
それが貯まったことから、郵便局へ持っていって自分の口座へ入れてもらおうとしたのでした。
記載台で預入の伝票を書いていたときに、ふと脇を見ると、そこに老眼鏡が置いてあったのですよ。
「そういえば最近、字がぼんやりと見えるようになったな。」
「まさか老眼だなんて・・・、そんなはずはないだろ!」
「でも、もし老眼だったら、これを使えばはっきりと見えるようになるのかな?」
そう思って、これらのうち一番弱いやつをかけてみたのです。
すると、どうでしょう!
ものすごくはっきりと見えるじゃあ~りませんか!!
(イメージです。)
おいおい!
まさか老眼だなんて。
だってね、あたしゃ頭も顔も性格も精神も最悪なのですが、なぜか不思議なことに目だけはとてもよかったのですよ。
メガネをかけた経験は一度もございませんでしたし(サングラスは多用しております)、眼科のお世話になったことすらなかったのでした。
視力だって、毎年受けている健康診断では検査のたびに1.5以上を連発していたのですから。
それがまさか老眼だなんて、信じられませんでしたね。
これは一度眼科で診てもらって、お医者さんに引導を渡してもらわないと自分で自分を納得させることができないと判断いたしましたよ。
そこで意を決して、人生初の眼科受診を試みたのでした。
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眼科では、幼稚園児や小学生と思われる子どもたちが少なからず順番を待っておりました。
最近の子どもたちってのはこれほどまでに眼科を受診してメガネを処方してもらっているのだということを知って、いささか驚きましたね。
ワタクシが小学生だった頃は、メガネをかけている子は珍しかったからね。
だってメガネをかけているだけで、“メガネ”っていうあだ名をつけられていたくらいですから。
受付から40分ほど待って、ようやく自分の名前が呼ばれました。
気球の絵(本当は絵じゃなくて写真なんだってね。)を見させられたり、目に風をプシュッと吹きかけられたりしたあとで、レンズがたくさん並んでいる場所へと通されました。
レンズが入っていないごっついメガネのようなものをかけさせられたのち、細かい字が書いてあるボードを持たされて、それを読めと指示されたのです。
レンズが入っておりませんからね、当然のことながら字はぼんやりですよ。
(イメージです。)
そうしているうちに、そのごついメガネのようなものに横からサッとレンズを入れられたとたん、細かい字がパッと見えるようになったのでしたよ!
(イメージです。)
「見えますか?」
「ものすごくよく見えます!」
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「老眼ですね。」
♪ちゃらり~♪
♪鼻から牛~乳~♪(嘉門達夫『鼻から牛乳』より)
お医者さんに断定されたんじゃ、そりゃ受け容れるしかありません罠。
“初めてメガネ”の処方箋をもらって、おとなしく帰ったのでした。
こうして私は、残りの人生を老眼とともに生きていかなければならなくなったのでした。
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メガネをかけたことがなかったワタクシですが、メガネに対する憧れは抱いておりました。
メガネにもいろいろなかたちのものがございますが、ある種のメガネって、それをかけるだけでなんとなく知的な印象をもたらしてくれるじゃありませんか。
ワタクシが抱いていた理想のメガネのイメージってのは、断然丸メガネ!
ちょっと大きめで、しかもフレーム(ふち)やテンプル(つる)が金属製で細いやつです。
とくに白山眼鏡店の“純銀一山”に憧れていて、老眼になったらきっとかけてやろうと思っていたのでした。
でもね、近視用と異なって、どうやら老眼鏡ってのは手元を見ることだけのためにかけることから、かけたりはずしたりを頻繁に繰りかえすみたいですね。
一方、テンプルが細いとかけはずしにコツが必要だったり、あるいはテンプルの先端で誤って目を突いてしまうのではないかと思ったのです。
さらには取扱いに慣れていないことが原因で、メガネを破損させてしまう惧れすらあることでしょうよ。
そこでメガネ初心者のワタクシといたしましては、最初の一本はテンプルが太くてかけはずしの容易なものを入手して、それを使いながらメガネの取扱いに慣れておく必要があると判断した次第でした。
そのためには、たとえ取扱いを誤って破損させてしまっても“しかたがない”と思えるもの、すなわち再度の購入が経済的にも精神的にも容易なものを選ぶ必要があると考えて、まずは量販店で安価なものを入手することに決めましたよ。
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最近じゃ、メガネもネットで買えるんですね。
夜中にネットで調べていたところ、偶然にも気に入ったものを見つけてしまい、ポチってしまったのでした。
情報を送信すれば度付きのメガネが送られてきてすぐに使えるみたいですが、あたしゃあえて度の入っていないものを選びましたよ。
レンズはこの券を持参して、店舗へ出向いて付けてもらうのです。
眼科の処方箋を提示する必要がありますし、それに“はじめてのメガネ屋さん訪問”を経験してみたいと思ったものでね。
ということで、やってきたのは海浜幕張駅。
改札内にあるKALDI COFFEE FARMを攻めますよ。
まずクリア。
ake_iさんご提供の情報に基づいて、無事KALDI限定の花の舞カップをGET!
(オマエ何をしに来たんだよ!)
駅の外へ出て、
駅のすぐ隣にある三井アウトレットパーク幕張へ。
その中にあるZoffのお店へとやってまいりましたよ。
処方箋を持っていると、話が早いね。
すぐに引換券を渡していただけましたが、引渡しまで30分ちょっとかかるとのことでした。
しかたがないしかたがない!
まだ午前中ですけれども、一杯やって待つといたしましょーかね。
そんなこんなで、老眼のレンズを無事入れてもらうことができましたとさ。
当面はこのメガネを利用しつつ、メガネの取扱いに慣れていきたいと思っております。
また、メガネ初心者のワタクシといたしましては、こんな本を入手してみたりなんかしちゃったりして。
サッと読めて、それにけっこう面白いね。
この記事へのコメント
ちゅんちゅんちゅん
失礼ながら
クスクスと拝読しました(^^)
初の眼鏡の使い心地はいかがですか?
自分は近視で
小学生のころから眼鏡とともに
歩んでまいりました もうカラダの一部です(笑)
川鮎くん
johncomeback
電機メーカーに勤務して時、毎年「幕張メッセ」に
半導体関連機器のイベントに行っていました。
僕は10年前から「遠近両用」です。
よしころん
そろそろ遠近両用が必要かもれす…
ニッキー
近眼でコンタクト愛用の私は、今は微妙ですが
本当の老眼になったらどうしようかと悩み中です(⌒-⌒; )
ロコときどきキナコ
やなぼー
私は、仕事の現場で、線番が読めなくなり、気付きました。
今じゃ、絶対ならないぞ!と、言ってた・・・
口だけ動いて、手の動かない人間になっちゃいましたf^_^;)
タンタン
hanamura
でも、手書きで字が書けなくて、去年から使用中です。
でもってKALDIって私、入ったコト無かったのですがぁ・・・
そうか、ワインコーナーにカップ酒(イイ画だ!)あるんだ。
花の舞なんですね。チェックに向かいます。
あおたけ
なりやすいって聞きますよね。
私は子供のころからド近眼でメガネ歴も長いからか、
いまのところ老眼にはなっていません。
メガネをファッションのひとつとして、
これからのメガネライフを楽しんでください(^^)
あ、「めがねを買いに」の本、
この作者のトウさんとは、超なかよしです(笑)
skekhtehuacso
skekhtehuacso
わたしも目が気になり始めた端緒は本を読む位置でした。
skekhtehuacso
skekhtehuacso
遠くは見えなくてもいいものまで見えすぎちゃって困るの。
skekhtehuacso
遠近対応のコンタクトってのもあるのかな?
skekhtehuacso
skekhtehuacso
。
満員なので距離をとって読むことができず、それ以来これはやばいなと思った次第でした。
skekhtehuacso
私も気をつけたいところですわ。
skekhtehuacso
KALDIへは、カップ酒があるとの情報を提供していただいたことから、訪問してみました。
skekhtehuacso
藤さんとお知り合いなのですか!
すごいですね。
あたしゃ本を書いている知り合いなんておりませんよ。
さる1号
一番強いのでも頭がクラクラしないぐらい進行していて・・・--;)
skekhtehuacso
いったん老眼になると、安定するまで時間がかかるそうですからね。