株式会社田中酒造店
宮城県加美郡加美町字西町88-1
原材料名/米(国産)・米麹(国産米)
アルコール分15度以上16度未満
精米歩合60%
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
こちらひさびさの田中酒造店さんのお酒。
数年前のことですが、かつて以下のものをいただいております。
573.真鶴 特別純米酒 カップ
585.真鶴 銀 カップ
586.真鶴 金紋 カップ
今日いただくこのお酒は、精米歩合60%の特別純米酒でした。
酒銘について解説されておりましたので、紹介しておきます。
このお酒は、仙台駅の改札外にあったみやげ物店にて入手したしました。
キャップにはプラスチックの猪口が付いておりましたが、これは列車内で飲んでもらうことを想定しているのではないでしょうか。
かつて清酒は、お店や食卓で徳利から盃に注いでいただくのが唯一の飲み方だったわけですよ。
それをどこでもお手軽に飲めるように工夫した結果として、ワンカップ大関を始祖とするカップ酒や、月桂冠キャップエースのように盃を付けた商品が発明されたわけです。
この商品は後者の流れを汲んでいるわけですが、これはもしかしたら、一度開けてしまうとフタができないカップ酒よりも、スクリューキャップの一合瓶のほうが揺れる列車内でこぼさずにちょっとずついただくには都合がよいという蔵元さんのご判断の結果なのでしょうか?
それではいただいてみたいと思います。
特別純米酒には香りを特徴とするものもございましたし、それに冷やして販売されておりましたので、今日は冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
上立ち香はないですね。
でも一口含むと、フルーティーな香りが口の中に少し広がります。
うまみは濃くはないものの、かなりしっかりしています。
米のうまみが鋭くて、それが舌の上を突く感じがします。
苦みが少しあって、弱めですがこれも鋭さを少し感じます。
熟成感や酒臭さはありません。
キレはそれほどでもないみたいです。
酸味ははっきりしています。
すっぱさが少し強めで、鋭いですね。
スースー感はないものの、かすかにピリッと感じます。
甘みはひかえめです。
ほとんど感じないくらいですぞ。
ちょい芳香のちょい苦ちょいすっぱ旨辛口のおいしいお酒でした。
濃くはないものの、鋭さのある米のうまみがしっかりしておりました。
それとともに苦みや酸味にも鋭さがあって、荒々しさを感じました。
しかも辛口で、キリッと引き締まっておりました。
香りはありましたが、前には出てこない程度でした。
かなり引き締まった味わいでしたが、雑味はなくてきれいでした。
この鋭い味わいは、食事と合いますね。
きっと濃いめに味付けられた駅弁との相性はバッチリではないでしょうか。
一方で、拙宅の粗末なエサはこちら。
昨日の残りの長芋。
細切りにして、塩昆布と和えてみましたよ。
そしてオムレツ。
中身は玉ねぎ、しいたけ、にんにくをバターで炒めたもの。
あたしゃオムレツを作る際には一点の焦げ目をも付けないことに命を懸けておりますよ。
今日は上出来でございましたとさ。
ごちそうさまでした。
この記事へのコメント
ロコときどきキナコ
よしころん
skekhtehuacso
skekhtehuacso
それ故に、具を炒めるときも、卵を焼くときも、細心の注意を払いつつ作っております。