種子島酒造株式会社
鹿児島県西之表市西之表13589番地3
本格焼酎
原材料:さつま芋・米麹(国産米)
アルコール分:25度
容量:200ml
(以上、包装フィルムより転記)
種子島酒造さんの“久耀(くよう)”は、かつて15度の前割りをいただいております。
今日いただくこの久耀は、25度でした。
“貯蔵熟成”の“かめ壺仕込み”とありますね。
なんでも久耀のレギュラー商品は「かめ壺で6年以上貯蔵・熟成させた原酒に、その年の新酒をブレンドすることで、深さとコクのある立体的な味を生み出している。」(※1)のだとか。
その“深さとコクのある立体的な味”とやらを、ワタクシはこの久耀から感じとることはできるのでしょうか?
それを確かめるべく、いただいてみたいと思います。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
盃に注いだだけで、芋のふっくらした香りがフワッと漂ってまいりましたよ。
含むと、それが鼻へ抜けて行きます。
甘みがありますね。
弱めですけれど、厚みを感じます。
軽い苦みもかすかに感じます。
ちょいピリのちょいスーですが、いい感じです。
次に、お湯割りで。
酸味が出ますね。
強くはないものの鋭くて、それが味わいを引き締めておりますよ。
芋の風味は少し引くみたいです。
でも、お湯割りにしたことで、風味に深みが出たみたいです。
これが熟成の成果なのでしょうか?
甘みと苦みとは引きました。
最後は残りをロックでいただきます。
ロックで出がちな苦みが出ますね。
これは強めで鋭いですよ。
苦いな!。芋の風味や甘みを凌駕しています。
でも、その苦みの奥に深みを感じます。
それに氷が溶けるにつれて苦みが和らいで、深みと甘みとを感じることができるようになりました。
久耀は深みが特徴で、たしかに“深さとコクのある立体的な味”でした。
ものすごく深いというわけではないものの、じっくりと味わうと深みを感じとることができましたよ。
この深みは、やっぱり熟成の成果なのでしょうか?
でも清酒とはちがって、枯れた感じはしなかったのよね。
ただ深い!、それだけだ!
これはきっと、刺身に合うんじゃないかな。
でも貧困中年男性(独身)は、今日も“もやし”しか買うことができませんでした。
もやしは流水でしっかりと洗っておきます。
冷蔵庫に残っていた、キャベツの芯とにんじん、
それになると巻も切っておきます。
フライパンに、ごま油。
もやしその他を炒めます。
調味料は、九州の甘いしょうゆとこしょう、中華のだし、それに刻みにんにく。
調味料を投入すると、どうしても水分が出てしまうので、
その水分を利用して、とろみをつけました。
こんなん出ましたけど!(泉アツノさんより)
九州のしょうゆの甘みがいい感じ。
おいしゅうございました。
ごちそうさまでした。
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雨はいやだね。

(友情出演)
(※1)『鹿児島の焼酎』p.099(2003.11 斯文堂株式会社出版事業部)
この記事へのコメント
ロコときどきキナコ
skekhtehuacso
人間なんか、誰も信用できませんわ。