醸造元 冨田酒造有限会社
滋賀県長浜市木之本町木之本1107
アルコール分 18度以上19度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
300ml詰
(以上、ラベルより転記)
賤ケ岳の七本槍に由来する“七本槍”を造る冨田酒造さん。
これまでに、以下のものをいただいております。
1538.七本槍 300ml
1649.七本槍 純米 300ml
今日いただくこの“石田三成”なるお酒は普通酒ですが、アルコール度数18度台の原酒でした。
このお酒を入手した酒屋さんのお話によれば、このお酒の中身は七本槍の原酒なのだとか。
なんでも酒銘を“七本槍”よりも“石田三成”にしたほうが売れるからなんだってさ。
瓶には、石田三成の旗印が貼り付けてありましたよ。
製造年月(当該清酒を販売する目的をもって容器に充塡し密封した時期(※1))とは別に、出荷年月が表示されておりましたよ。
瓶詰のまま寝かせるのが、どうやら冨田酒造さんのこだわりみたいですね。
それではいただいてみたいと思います。
原酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、ごくかすかにわかる程度でした。
上立ち香として、かすかなフルーティーさを感じます。
でも含むと消えてしまいました。
うまみは、ちょい濃いめかな?
香ばしさが最初に来るみたいです。
枯れた感じはなく、荒さや角もないものの、深みがありますね。
酒臭さ(ほめ言葉です)はわずかで、米のうまみも弱めです。
苦みはごくわずかですが、鋭さがあることがわかります。
キレはとてもよいですね。
酸味はややはっきりかな。
すっぱさは弱めながらも、鋭さを感じます。
スースー感は、これも弱めながらによくわかります。
ピリピリ感はありません。
甘みはややはっきりでしょう。
弱めながらによくわかります。
ちょい濃醇でちょい深ちょいスーサッパリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
香りがありましたがさりげなく、食事に合わせるにはいい感じでした。
香ばしさがあって深みを少し感じましたが、とても穏やかでした。
アル添普通酒の原酒なのにアルコール感はそれほど際立っておらず、むしろキレのよさを添えてサッパリ感を出しているように感じました。
なかなかいけるんじゃないの?
ここで、燗にしてみましたよ。
アルコール香が立ちました。
スースーですが、ピリピリ感はありません。
酸味が少し立ちましたが、すっぱくはなく、むしろさわやかさが増しました。
深みは、熱いうちは少し引いて米のうまみを感じるようになったみたいでしたが、冷めるにつれて深みが目立つようでした。
甘みは維持されているようです。
燗にすると、爽快スースーさっぱり旨やや甘口のおいしいお酒になりました。
これはさわやかですね。
しかも温度によって米のうまみと深みとを交互に感じることができました。
さわやかで深みのある石田三成は、冷やしても燗でもおいしいお酒でした。
その石田三成に合わせた今日の粗末なエサはこちら。
今日もどうしてもナスを食べたかったので、
焼かなすを“ごま酢和え”にしてみましたよ。
ナス、やわらかっ!
口の中でとろけましたよ。
そしてこれもどうしても食べたかった“がんもどき”。
煮物にしてみましたよ。
ジューシーでまいう~!
ごちそうさまでした。
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ひなたぼっこをしていらっしゃる黒猫のダンナ。
もうそんな季節になっちゃったのね。
ついこの前までは日差しを避けて車の下に隠れていたのにさ。

それでも触らせてくださったのでした。

(友情出演)
(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年11月22日国税庁告示第8号)3(2)
この記事へのコメント
Boss365
「七本槍」も良い酒銘ですが・・・
酒銘「石田三成」の方が知名度高く売れるのに納得です。
焼かなす、作り方覚えたので試してみます。
黒猫のダンナ、気持ち良さそうなお顔です!?(=^・ェ・^=)
skekhtehuacso
でもあたしゃ判官贔屓なので、石田三成大好きです。
焼かなすはお手軽な調理方法ですので、ときどきやっておりますよ。
エクスプロイダー
石田三成は人気有るから、七本鎗より・・・なのか。
skekhtehuacso