Fランク(要医療/要治療)
と宣告されてしまったアラフィフ貧困中年男性(独身)のワタクシ。
要医療/要治療の原因は、逆流性食道炎なんだってさ。
処方された薬は、ネキシウム。
胃酸の分泌を抑制する薬ですが、これがまたよく効くこと!
胸焼けをしなくなりましたし、それに喉が焼けて咳が出る症状もピタッとおさまりましたよ。
私の場合は胃の入口にヘルニア(くぼみ)があって、それが原因で胃酸が逆流しやすくなっているそうです。
若い頃はそれほど気にはならなかったものの、歳をとるにつれてそのヘルニアの影響が増してしまい、胃酸がいっそう逆流しやすくなってしまったみたいでした。
あーあ。
歳はとりたくないですね。
さらにはピロリ菌(胃酸に耐えるためにアルカリ性の物質を分泌する)の除菌に成功したことで、かえって胃酸の分泌が促進されてしまったとのこと。
みなさま、
胃は大事ですよ。
お酒やおいしいものをたらふくいただくためには、胃に元気でいてもらわなけりゃいけませんからね。

みなさんも、胃をいたわりましょう!

んん?

そうだ!!
島原へ行こう!!!

こうしてワタクシは、このブログを書き始めてから初めての長崎県での徘徊を決意したのでした。

(友情出演)
でもね、一概にあほくさとは言い切れないのですよ。
島原半島は胃袋のかたちに似ており、かつ農業や漁業、畜産業が盛んなのです。
それ故に、“一億人の胃袋”と称する例もあるみたいですよ。
前置きが長くなってしまいました。
ここから先は、3日間にわたって徘徊した記録を紹介いたします。
じっくりとご覧いただいて、ときどき鼻でクスリと笑っていただければ幸甚です。
★☆2020年10月23日(金)★☆
普段、飛行機に乗るときは、成田空港を利用する千葉県民のワタクシ。
でも訳あって、この日は大都会東京にある羽田空港から乗りました。
私が乗ったのは、長崎空港行のJAL605便。
実はこの旅を計画した当初は、いつもどおり成田空港からJetstar★に乗る予定だったのです。
ところがそれが運休になってしまい、しかたがなく運賃の高いJALに変更したのでした。
その運賃の高いJALの座席。
Jetstar★とあまり変わらないな。
Jetstar★なら「ロッカーか椅子の下へ入れて下さい!」ってスチュワーデスさん、じゃなくてアテンダントさんに確実に怒られるであろうこの荷物。
運賃の高いJALは、そういうところはユルいのね。
飛びます、飛びます!(坂上二郎さんより)
いいえ、もう飛んでいます。
雲ばっかりで、な~んにも見えやしない。
飛行機の翼って、のこぎりの刃みたいにビョンビョンとしなるのね。
“オ~マ~エ~は~ア~ホ~か~♪”(横山ホットブラザーズより)
翼のこの部分、微妙にパカパカと開くのね。
キャン×キャンのパカパカする人を思い出しちゃった。
JAL605便は、向かい風の影響で定刻(9:25)より10分遅れで長崎空港に到着。
やばい!、乗り換えの時間が5分しかない!!
バスに乗り遅れるな!(新体制運動とは関係がありません。)
ギリギリセーフ!
長崎空港から9:40に発車する長崎県営バス諫早駅前行になんとか間に合いました。
長崎県営バス諫早駅前行は、空港島(箕島)から箕島大橋を渡って大村湾を越えて行きます。
大村(空港島の対岸)から諫早へは、山を越えるみたいですね。
終点まで乗って、諫早駅前バスセンターに到着。
諫早駅前バスセンターは、昭和の香り漂うこの雰囲気。
この時点で、午前10時半を回ったところ。
私が次に乗るのは、10:53発の長崎県営バス飯森団地行。
今朝は朝食を午前3時過ぎに摂ったことから、お腹が減ってしまいました。
そこでこの空き時間を利用して、持参したおむすびをいただいたのでした。
(マズソ。)
長崎県営バス飯森団地行は、5分遅れで入線。
シャッターのタイミングを誤ってしまいました。
飯森団地行バスは、建設中の長崎新幹線の高架に沿って進んで行きました。
12分ほど乗って、土師野尾ダム入口バス停(長崎県諫早市)にて下車。
土師野尾ダム入口バス停から、里山の中を5分ほど歩いて行きました。
やってきたのは、杵の川(きのかわ)さん。
カップ酒は本醸造。
300ml瓶の特別純米酒も買わせていただきました。
目的を果たせたところで、土師野尾ダム入口バス停へ逆戻り。
そこから長崎県営バスに乗って、諫早駅前バスターミナルへ引き返しました。
諫早駅前バスターミナルに到着。
信号を渡って、諫早駅へと向かいました。
諫早駅からは、島原鉄道に乗車。
私が乗ったのは、12:48発の島原港行普通119。
“赤パンツ車”(赤いパンツみたいな塗装の車輛)でしたよ。
前面展望を楽しみながら、赤パンツ車に乗って行きました。
島原鉄道線(北目線)って、四種(警報なし・遮断器なし)の踏切がけっこうあるのね。
通過しようとするたびに、「フォー!」と警笛を鳴らすのでした。
列車交換もあるでよ。
目の前には、雲仙普賢岳が見えてまいりましたよ。
諫早駅から赤パンツ車に8駅乗って、愛野駅(長崎県雲仙市)にて下車。
構内踏切の駅舎側はホーム切り欠き。
警報も遮断器もないのね。
メルヘンチックな愛野駅の駅舎。
かつてここ愛野駅からは、雲仙鉄道(温泉(うんぜん)軽便鉄道)が出ていたのでした。
愛野駅から歩いて行くと、石造りの鳥居と石段とを発見。
扁額は、読めんな。
まだ荷物が軽いので、意気揚々と石段を上がって行きました。
こんなん出ましたけど。(泉アツノさんより)
“十拳剱神社”(とつかつるぎじんじゃ?)だってさ。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
立ち寄った先で出会った地元の神様には、できるだけ参拝することにしておりますよ。
その宗教的寛容さこそが、信教の自由を保持する上で必要なことですからね。
(ウソだよ酒を見つけるための神頼みだろうが。)
千鳥川にかかる千鳥橋。
川風が気持ちいいね。
その千鳥橋の近くに蔵を構えるのが、あい娘酒造さん。
カップ酒の取扱は無し。
普通酒の一合瓶と、特別純米酒とをGET!
芋畑(奥:じゃがいも/手前:さつまいも)を愛でながら、あい娘酒造さんを後にしたのでした。
愛野駅へと戻ってまいりましたが、
駅名標はなぜか「愛の駅」?
“花王 愛の劇場”を思い出しちゃった。(古っ。)
愛野駅の駅舎内。
外側はメルヘンチックでも、内部は島原鉄道の駅舎としては標準的な造りのようでした。
14:13発の島原港行普通121に乗るべく、ホームで列車を待っていたのですが、
ここで、アクシデント発生!
ミツバチが攻撃してきやがった!
でも刺すわけではなく、腕や手にとまって皮膚をガシガシと噛んでいやがるの。
お花とちゃうで!、オッサンやで!(痛くなかったからいいか)
その愛野駅からは、14:13発の島原港行普通121に乗車。
2駅乗って、吾妻駅(長崎県雲仙市)にて下車。
吾妻駅から歩いてやってきたのは、伊藤酒造場さん。
ですが伊藤酒造場さんでの成果はゼロ!(でもないか。)
最小サイズが四合瓶だったので、“お酒”は買えませんでした。
失意のうちに吾妻駅へと戻って、
構内踏切で反対側のホームへ渡って、
ホームのベンチで、伊藤酒造場さんで買ってきたビールを飲みながら列車を待ったのでした。
吹いてきたのは、気持ちのよいそよかぜ。
そこへ諫早行の列車が入ってきましたよ。
いい感じのひとときでした。
その吾妻駅からは、15:20発の島原港行普通123に乗車。
有明海を眺めながら乗って行きました。
島原港行123に終点まで乗って、島原港駅(長崎県島原市)にて下車。
今では島原鉄道線の終点となってしまった島原港駅。
しかし、かつてはここから先へも線路が伸びておりました。
(島原鉄道南目線(みなんめせん):加津佐駅まで)
雲仙普賢岳の噴火で被災したものの、それを乗り越えて見事に復活した南目線。
しかし、2008年(平成20年)3月末日の最終営業を経て、翌4月1日に廃止されてしまったのでした。
その島原港駅の近くには、島原港のフェリーターミナルがあるのです。
こういうところには、土産物店があるのがお約束。
島原市内に蔵を置く山崎本店酒造場さんのカップ酒を無事GET!
さらにコンビニで、西の関(大分県国東市)の秋あがりを見つけてGET!
スーパーで、島原の地しょうゆをGET!
あたしゃ九州の甘いしょうゆを知ってから、すっかりその味の虜になってしまったのでした。
天孫降臨25度は既出ですが、ラベルが変わっとりゃあしたがね!
この日の徘徊はこれでおしまい。
ホテルにチェックインしたのでした。
このホテル、共用スペースからの眺めが絶景でした。
見ようによっては、松島や象潟みたい。
これはきっと、“島原大変肥後迷惑”で出現した泥流丘でしょうね。
腹が減ったので、店をさがしました。
私が選んだのは、“佐藤”さん。
まずはビール。
お通しはおばけ(さらしくじら)。
安物のおばけって味も素っ気もないものが少なからずありますが、これはちがいました。
味がしっかりしているおいしいおばけでした。
そして私が選んだのは、煮魚定食。
煮魚は、メバル。
ぷりっぷりでものすごくまいう~!
こんなにおいしい煮魚を食べたのって、初めてかも。
これはもう、酒でしょうよ!
なぜか吉乃川の特別純米酒でしたが、もちろん煮魚との相性はバッチリでした。
緑色のやつは、“しそわかめ”だってさ。
これはご飯に合う!
市内で普通に売っているらしく、買って帰ろうかと思ったのですが、その後買うことを完全に忘れてしまったのでした。
ごちそうさまでした。
佐藤さん、堪能させていただきましたよ。
こうして、島原での一日目の夜は更けていったのでした。
★☆2020年10月24日(土)★☆
翌朝。
この日もよい天気でした。
この日は島原港駅前バス停からバスに乗って、南へと進みましたよ。
この日からは“島原半島周遊パス2days”を使いましたよ。
島原港駅前バス停から、島原鉄道バス(以下“島鉄バス”と略す)に乗車。
6:47発の加津佐海水浴場前行でした。
島原湾を眺めつつ、
島原鉄道南目線の廃線跡と並行したり、
ここはかつて、海岸沿いを走る列車を海とともに撮影できた場所。
草が生えている場所が、廃線跡です。
島鉄バスに45分ほど乗って、原城前バス停(長崎県南島原市)にて下車。
原城前バス停のちかくには、もちろん“原城跡”があるのです。
島原の乱でキリシタンたちが立てこもった場所ですね。
この旅二日目の最初の徘徊は、その原城跡を見学してやろうという算段だったのでした。
ここは原城を攻撃する幕府軍が陣を構えた場所なんだってさ。
板倉重昌碑がありましたよ。
幕府軍の大将に任命されたものの、重責故に成果を出せなかった板倉さん。
その始末のために老中松平伊豆守信綱がやって来ると知り、到着前に鎮圧しようと勇んで突撃したものの、返り討ちに遭って死んじゃったのよね。
三の丸、二の丸、それに二の丸出丸は、農地になっておりましたよ。
本丸が見えてまいりました。
その本丸の手前には、空堀がありましたよ。
広い幅でした。
この石垣は、当時のものだとか。
石垣の多くは、乱鎮圧後に破却されたそうです。
この石垣の上が、本丸です。
池尻口門跡を登っていくと、
そこが本丸でした。
本丸からは、朝日が昇る島原湾を一望できました。
乱に参加したキリシタンたちは幕府軍によって皆殺しにされ、この城跡に埋められたのだとか。
その数たるや、3万7千人もと言われているみたいです。
それを思うと、掌を合わせずにはいられませんでしたよ。
本丸には、十字架が掲げられておりました。
“わ~た~し~だけのじゅう~じか~♪”(特捜最前線より)
その十字架の脇には、天草四郎の墓碑が安置されておりましたよ。
この墓碑は、民家の石垣の中から偶然に見つかったものだそうです。
かわいそうな天草四郎さん。
きっと聡明で美男であったが故に、一揆軍の象徴として祭り上げられたのでしょうね。
ちなみに、私にとっての天草四郎はジュリーです(魔界転生より)。
原城跡見学の念願叶って、大満足でした。
ですが私には、もう一つ、ぜひとも見学したい場所がこの近くにあったのでした。
そこへと向かうべく、原城跡を後にしたのでした。
やって来たのは、南有馬小学校前バス停(長崎県南島原市)。
その南有馬小学校前バス停の近くにあるのが、島原鉄道南目線の“原城駅跡”です。
線路ははがされておりますが、ホームや駅舎はそのまま。
こちらは加津佐駅方面へ続く廃線跡。
ああ、願わくは、列車に乗って原城へ来たかった。
原城跡も原城駅跡も“ハラショー(Хорошо)”でした。
満足した酔っぱらいは、南有馬小学校前バス停へ戻ってまいりました。
ここから島鉄バスの8:37発島原駅前行に乗って、今朝来た道を引き返したのでした。
20分ほど乗って、平野バス停(長崎県南島原市)にて下車。
平野バス停のすぐ近くにも、島原鉄道南目線の廃線跡がありました。
これは現役当時からここにあった標識でしょうか?
平野バス停がある辺りは、合併前の有家町(ありえちょう)の中心地。
ここにはかつて島原鉄道南目線の有家駅があったのでした。
これが有家駅の駅舎だった建物。
駅構内は、バスの駐車場として使われているみたいでした。
線路ははがされておりましたが、ホームは残っておりました。
踏切はもちろん撤去済。
踏切跡の反対側より、加津佐駅方面を望む。
その有家駅跡の近くにあったJAで、平戸の焼酎100ml瓶5本セットをGET!
ダイレックスではお約束の、“あなたにひとめぼれ(こめ/むぎ)”を再度購入。
さらに歩いて行くと、いい感じの酒屋さんを発見!
覗いてみたら、はからずも櫻正宗(兵庫県神戸市東灘区)の上撰カップをみつけてGET!
存在は知っておりましたが、なかなか出会うことが叶わなかった憧れのカップ酒。
灘魚崎郷にある蔵元へ行っても売っていないカップ酒に、まさか南島原で出会うとはね。
有家の街中には、蔵元さんが2軒あるのです。
まずは“一鶴(いっかく)”を作る浦川酒造さん。
大きな蔵でした。
入口は反対側でした。
一鶴のカップ酒と、“時代の酒”なる普通酒300ml瓶をGET!
もう一つの蔵は、“萬勝(ばんしょう)”を造る吉田屋さん。
カップ酒の取扱はなかったので、本醸造の300ml瓶を入手いたしました。
有家の街を1時間半ほど徘徊し、平野バス停へ戻ってまいりました。
その平野バス停からは、島鉄バスの8:37発島原駅前行10:59発島原駅前行に乗車。
起伏のある道を25分ほど乗って、
道の駅ふかえバス停(長崎県南島原市)にて下車。
道の駅ふかえバス停のすぐそばには、“道の駅みずなし本陣ふかえ”があるのです。
11:30を回り、腹が減ってまいりました。
そこでこの道の駅の食堂でGoToトラベルの地域共通クーポンを使って、食事をいただくことにいたしましたよ。
まずはビール。
私が選んだのは、ちゃんぽんそうめん。
テーブルに供されたとたん、和風だしのいい香りが立ちのぼりましたよ。
これはあごだし(トビウオ)でしょうね。
完全に和風だ!
しかも濃くておいしいわ。
ちゃんぽんだでよ、肉ややさぁがいっぴゃあ入ゃあとるでよ。
(オマエいつか名古屋の人に刺されるぞ。)
めんはもちろんそうめん。
このそうめん、コシがしっかりでまいう~!
南島原の手延べそうめんはコシが特徴なのだそうですので、温めて食べてものびにくいのでしょう。
あーおいしかった!
ごちそうさまでした。
道の駅みずなし本陣ふかえの北側には、雲仙普賢岳の溶岩ドーム(平成新山)が鎮座まします。
よく見ると、蒸気が出とるがね!
道の駅みずなし本陣ふかえがあるこの場所は、雲仙普賢岳の噴火で発生した土石流の直撃を受けた場所だったのだとか。
それ故にこの道の駅みずなし本陣ふかえは、その土石流が運んできた岩石や土砂の上に建っていたのでした。
道の駅の敷地内には、土石流に埋まってしまった家屋がそのままの状態で保存されておりましたよ。
こんなのが転がってきて当たっちゃったら、イチコロだな。
屋内展示の家屋では、土石流が入り込んだ様子を見ることができました。
朝日ソーラーじゃけん!(菅原文太より)
道の駅に1時間45分ほど滞在し、道の駅ふかえバス停に戻ってまいりました。
13:23発の島原駅前行バスに乗車。
アーチ形の橋の向こう側に見えるのが、かつての島原鉄道南目線の“安新大橋”。
水無川の導流堤に架けられたこの橋の建設には公費も使われたそうですが、一説によればこの橋を含めた高架化部分に課された固定資産税の負担が重すぎて南目線の赤字が増加し、廃止へとつながったとか。
今ならば上下分離策で廃止は回避できたでしょうけれど、当時はその制度自体がなかったのでしょうね。
道の駅ふかえバス停から15分ほど乗って、島鉄バスターミナル(長崎県島原市)に到着。
島原の街中を歩いていくと、
水路沿いに道が伸びておりました。
その水路の水はとてもきれいでしたよ。
それもそのはず。
その水路の水は、ここ白土湖(しらちこ)から湧いていたのでした。
白土湖は、眉山の山体崩壊(いわゆる“島原大変肥後迷惑”)で湧き出した湖なんだってさ。
↑上の写真に写っている山が眉山です。
そして先ほど沿って歩いてきた水路(音無川)は、白土湖の水を海へ流すための人工の水路だったのね。
その白土湖のほとりには、大きな教会がありましたよ。
その教会のとなりに蔵を置くのが、山崎本店酒造場さんです。
入口は反対側でした。
カップ酒は昨日島原港フェリーターミナルの土産物店で入手済み。
一合徳利(左)と米焼酎カップ(中)、そして禁断のわかめ酒ならぬわかめ焼酎カップ(右)をGET!
商店街へ戻ってまいりました。
島原の街中では、いたるところで水が湧き出しておりましたよ。
しかもその湧き出る水の音がどこでも聞こえて、とても涼しげでした。
ここは飲めるみたいでした。
でもワタクシは、水よりもアルコールがお好きなお年頃。
ビールのポスターに惹かれて入ったのは、カフェYAMATOさん。
もちろん、ビールをいただきましたよ。
あー、生き返った心地だわこりゃ。
ビールで回復してさらに歩き始めたところ、島原城跡を発見。
時間があったので、入ってみることにいたしましたよ。
4万石ちょっとしか知行がなかったくせに、こんなにどでかい城や石垣をこさえちゃった島原藩主の松倉重政さん。
その建設費を賄うべく領民に重税を強いたことが、島原の乱を招いた一因となったそうですね。
現代のワタクシといたしましても、どでかい石垣のせいでこんな急坂を酒を背負って登らなければならず、大迷惑なことこの上なかったのでした。
復元天守(模造天守?)に上がると550円をとられるので、入りませんでした。
(ドケチ。)
酒を担いで急坂を上がってヘトヘトになったワタクシは、反対側にある土産物店へ。
ビールを飲んで、疲れを癒しました。
(オマエさっき飲んだばっかりじゃないか!)
ノートがありました。
爪痕をしっかりと残しておきましたよ。
本日の徘徊はこれでおしまい。
ホテルにチェックインしましたが、ここもまた共用スペースからの眺めが絶佳でした。
まだ午後5時前でしたが、腹が減ってしまいました。
そこで夕暮れ時の島原の街へと繰り出したのでした。
私が選んだお店は、“ほうじゅう”さん。
ビールはすでにたくさん飲んでいたので、この日の夕餉は焼酎から。
壱岐焼酎の猿川(さるこう)のロックは、キリっと引き締まってスッキリしておりました。
おそらく減圧蒸留でしょうね。
お通しは、ひらす(ヒラマサか?)とサーモンとの山かけ。
九州の甘いしょうゆが合う!
そして私が選んだメニューは、ふぐ唐定食。
これはふぐのお寿司。
しょうゆをつけずにいただくんだってさ。
梅肉がふぐのあっさりした味とバッチリだね。
ふぐの唐揚げ。
ふわっふわでものすごくまいうー!
これは2個食べたかったな。
そしてこれは“具雑煮”。
島原の郷土料理なんだってさ。
お出しはすっきりしていてやさしいお味。
具だくさんのおいしいお雑煮でした。
猿川をさっさと空けて、二杯目は壱岐ゴールドをロックで。
これもキリリと引き締まっておりますが、熟成感がありました。
壱岐ゴールドをいただいたら、お肉も食べたくなっちゃいました。
そこで、雲仙ハム(2枚)をいただきました。
肉の味しっかりで、ほんのりスパイシー!
壱岐ゴールドとバッチリだわ!
ごちそうさまでした。
ほうじゅうさん、堪能させていただきました。
こうして、島原での二日目の夜は更けていったのでした。
★☆2020年10月25日(日)★☆
最終日は、未明の島原駅から。
5:49発の諫早行普通100に乗って、初日に来た道を戻って行きました。
島原駅から乗ったのはワタクシだけ。
黎明の大三東駅から、有明海を望む。
終点の諫早駅にて下車。
諫早駅では、赤パンツ車デザインのトートバッグをGET!
GoToトラベルの地域共通クーポンを利用いたしました。
諫早駅からは、JR九州の大村線に乗り換え。
7:22発の快速シーサイドライナー佐世保行3222Dに乗りました。
やって来たのは、ド派手な電飾のYC1系。
JR九州が誇るハイブリットカーです。
大村湾を眺めながら乗って行きます。
いささか暗いのは、デジカメの夜景モードを解除するのを忘れていたためです。
快速シーサイドライナーに終点まで乗って、佐世保駅で下車。
佐世保駅からは、松浦鉄道に乗り換え。
8:53発の快速佐々行1124Dに乗りましたよ。
20分ほど乗って、上相浦駅(長崎県佐世保市)にて下車。
駅舎はなく、自転車置き場がホーム上にありました。
上相浦駅から15分ほどかけて歩いて、やってきたのは“道の駅させぼっくす99”。
カップ酒の取扱は皆無。
でも、企画モノと思われる一合瓶の清酒と焼酎とをそれぞれ2本ずつGET!
道の駅を離れて、誰も歩いていない道を酒を背負った中年男性が一人静かに歩いて行きました。
目標としていたマックスバリュで、初見の長崎県産麦焼酎を見つけてGET!
これだから、マックスバリュはけっして見逃せないのですよ!
マックスバリュから歩いて、中里駅(長崎県佐世保市)へたどり着きました。
先ほど降りた上相浦駅から佐世保寄りに2駅戻ったことになります。
その中里駅のベンチで、マックスバリュで買ってきたビールを飲みながら休憩。
中里駅からは、10:46発の佐世保行普通331Dに乗りました。
20分ほど乗って、佐世保中央駅(長崎県佐世保市)にて下車。
終点の一つ手前です。
佐世保中央駅のすぐ近くには、長いアーケードの商店街がありましたよ。
この商店街、とても歩きやすい。
自転車乗りの人はみな、ちゃんと降りて歩いているからね。
戸尾市場(防空壕の跡地にある市場)は軒並みお休み。
日曜日だからでしょうね。
商店街のアーケードが終わりました。
させぼ五番街へとやってまいりました。
佐世保ベース(YouTube)で紹介されていた“エレナ五番街店”へ。
Yutaシェフのレモンステーキソースを買うつもりでやってきたエレナ五番街店。
ですがなんと、六十餘洲のにごり酒を見つけてGET!
普通酒は糖類酸味料フル添加でしたが、こちらのにごり酒は本醸造でした。
そして、九州へ来たら必ず買おうと心に決めていた麦味噌もGETいたしました。
この旅での酒集めはこれですべて終了。
というか、カバンがパンパンになってこれ以上入らなくなってしまいました。
諫早駅で買った赤パンツ車デザインのトートバッグが、さっそく役に立ったのでした。
させぼ5番街の2階テラスからは、佐世保港が一望できましたよ。
水がとてもきれいでした。
正午に近くなり、腹が減ってまいりました。
しかしこの旅の〆にふさわしい昼食を何にすべきか、思案のしどころでした。
佐世保と言えば、やっぱりレモンステーキ?
あるいは佐世保バーガーかもしれませんが、
私が一番心惹かれたのは、佐賀牛専門店の“佐が家”さん。
“長崎に来とりゃあすのに佐賀牛かね”な~んて野暮なことは言わないの!
(オマエ絶対に刺されるわ。)
まずはビールとカクテキ。
このカクテキ、ナッツの風味が満載でまいうー!
松の実かな?
セットメニューのサラダとスープ。
地方へ来ると、こういうちょっとした野菜がとてもおいしいんですよ。
私が選んだのは、“佐賀牛ステーキランチ(本日のおまかせ部位)150g”。
今日のおまかせ部位は、“クリ”。
ウデの一部で、赤身なんだってさ。
あっさりしたステーキソースに、わさびを合わせていただくのです。
クリ、ものすごくまいう~!
脂っぽくないのに、しっとりとしていてやわらかー!
ビールを空けて、壱岐ゴールドの水割りへと移行!
壱岐ゴールドの熟成感がお肉と合うわー!
そしてもちろん、On the Rice!
いやー、うまかったー!
アラフィフで逆流性食道炎のくせに、ご飯をおかわりしちゃいましたよ。
佐が家さん、堪能させていただきました。
心もお腹も満たされたところで、させぼ五番街から外へ出て、
佐世保駅へと向かい、
佐世保駅からは、14:37発の特急みどり20号博多行に乗って、
博多駅でのぞみに乗り換えて、苦界へ帰って行ったとさ。
以上、
カップ酒5個
一合瓶4本
300ml瓶5本
カップ焼酎6個(うち再度購入2個)
100ml瓶焼酎5本
一合瓶焼酎2本
しょうゆ1本
レモンステーキソース1本
麦味噌1kg
の旅でした。
あー!
なにもかもが楽しかったよ!!
やっぱり旅は、心の栄養補給だね。
それに旅は、一人に限るぜ!
連れなんかいたら、思いどおりに楽しめやしない。
一人でよかったと、つくづくそう思うわ。
この記事へのコメント
tommy88
九州の醤油、土産になると思います。
鹿児島のダイエーで醤油コーナーの豊富さに腰を抜かしました。
行けばお土産の筆頭であります。
甘い醤油。
pooh
島原観光は何度か行っていますが、知らないスポットがたくさん紹介されて楽しく拝見しました。ほうじゅうさんでは私も具雑煮をいただきました~!お店の中に湧水が流れていて、湧水を使った和スイーツ「かんざらし」は素朴な味わいでした(*^_^*)
ニッキー
美味しいご飯もいろいろ楽しめて
良い旅行でしたねぇ=(^.^)=
さる1号
佐賀牛のオンザライスに胃袋が鷲掴みにされました
のらん
治ったら、お酒も美食三昧もオールOK?!
島原の旅、たらふく楽しまれて、よろしゅうございました(^.^)
newton
長崎は行ったことがないので、お酒探しをしながら訪れてみたいです。
ライス
先月、九州方面へ旅して焼酎の味を覚えましたので、
ブログを拝見していてたまりません(笑)
(アルコール分+鉄分は最高ですね)
また、一人旅は自由で楽しくて、
会話しない(騒がない)から感染予防にもなりますから、
割引してほしいぐらいですね!
(西の方は2名以上の割引の切符があるとかないとか…)
タンタン
skekhtehuacso
これ使っちゃうと、大手のものは辛すぎて使えませんわ。
それ故に、九州へ出かけた際には必ず入手することに決めております。
skekhtehuacso
あたしゃ甘いものは苦手ですのでかんざらしは避けましたが、具雑煮はおいしかったです。
ほうじゅうではいったんカウンターに案内されたのですが、その後座敷が空いているとのことでそちらへ移るときに、間に流れていた水路にはまってしまわないように気を付けましたよ。
skekhtehuacso
雨男は、もしかしたら脱却できつつあるのかも。
いやいや、油断はできません罠。
skekhtehuacso
これは合わさずにはいられませんでしたよ。
skekhtehuacso
いい歳をしてご飯のおかわりをしてしまうほどでした。
それだけお肉がおいしかったからかもしれませんけれどね。
skekhtehuacso
市販の薬ではガスターが効くみたいです。
でも症状があるようでしたら、お医者さんに相談なさったほうが確実に治療できるのでお勧めいたします。
skekhtehuacso
一人旅は会話しないかもしれませんが、私の場合は天国で待っていてくれる猫のごんちゃんと(ひとり言みたいに)いつも会話しているので、もしかしたら周りには迷惑かもしれません罠。
skekhtehuacso
宿泊先の周辺で自分の好みに合いそうな店をあらかじめ何軒か挙げておいて、そのうちの一つに訪問しているのです。
それ故に、よい店に出くわすことがかなっているのだと思います。
エクスプロイダー
壱岐では無くて島原地方だから、焼酎より日本酒が多めでしたね。
原城行きたいな。
よしころん
今回もお天気に恵まれて☀ 今年の晴天率はすごかですね^^v
ネキシウム、私も服用したことがあります。
現在は1日1錠のタケキャブ錠と毎食前にストロカイン服用中。
私は年に数回なにかのきっかけで胃酸過多になり、そうなるととにかく痛みが続くのですよぉToT
こちらに越してきて1年近く症状が出ていなかったのですが、今回はやや長引いてます…
お酒がほぼ飲めなくなったのは胃の不調からなのですぅ。
一発で症状が現れるトウガラシ系は一生食べることはできなくなりました…
逆流性食道炎、早く回復されますようにー
リュカ
これに限っては、「ひとりで行かせろよ!」と言われても
ついていきたかった〜(笑)
なぜなら!!
20代の頃、一人で島原チャレンジして、方向音痴すぎてたどり着けなかったからww
skekhtehuacso
私といたしましては酒でも焼酎でも収穫はうれしいところですが、島原では主に酒を入手することができましたよ。
原城は、まさにハラショーな場所でした。
skekhtehuacso
お辛いことはお察し申し上げますが、お酒が飲めないのは私だったら堪えられませんぜよ。
私はおそらくネキシウムを一生服用し続けることになるでしょうけれど、よしころんさんにおかれましてはどうか改善の見通しが立つことを祈念いたします。
skekhtehuacso
一人で行ってこそ、楽しいんですよ~だ!!
でも、うみちゃんとだったら、いっしょでも楽しいかも。
かわいいうみちゃんにオイラのリュックに入っていただいて、それを担いでおしゃべりしながら回りたいわ!
よしころん
わたしはよい時は刺激物などを避けていればなんともなくなるのです。実際1年近くクスリなしでなんともなかったし。
ただ本当に何かの拍子でドン!と症状が出てしまうのが困ったもので…
症状が落ち着くまでしばらく食養生しますです。
山は歩きますが(笑)
skekhtehuacsoさんもお大事になさってくださいませ。
skekhtehuacso
よしころんさんの場合はどういう原因なのかはわかりませんが、タケキャブ服用とのことでしたからけっして軽症ではないとお察しいたしますので、どうかご自愛くださいませ。
丹醸
長崎に行かれたんですね。羨ましい~ 長崎は対馬には数年ごとに行ってましたが、本土の長崎の地には軍艦島に行った時の15年前が最後ですね。来年こそはバイクで長崎を攻めて酒蔵巡りをしたいと思います。
skekhtehuacso
長崎県は蔵元が少ないみたいですが。島原半島には散在していることがわかり、まずはそこから攻めてみようと思いつきました。
離島は行ったことがありませんが、いつか壱岐へ行って麦焼酎を集めてみたいと思っております。