クンチョウ酒造株式会社
大分県日田市豆田町6番31号
アルコール分 15.0度以上16.0度未満
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
180ml詰
(以上、瓶の印刷事項より転記)
古い街並みが保存されている、大分県日田市豆田町。
クンチョウ酒造さんは、その豆田町の街中に蔵を構える蔵元さんです。
“薫長(くんちょう)”の酒銘には、「香りが長く続くようにという蔵の思いが込められ」(※1)ているのだとか。
今日いただくこのお酒は、上撰の小印が付された普通酒でした。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
燗をつけると、お酒の甘い香りをかすかに感じます。
うまみはやや濃いめでしょう。
酒臭さ(ほめ言葉です)が穏やかにじんわりとしておりますよ。
米のうまみもしっかりです。
熟成感はわかりません。
軽い渋みがちょっとだけあるみたいです。
キレはよく、スッと引くものの、透明感はありません。
酸味はひかえめです。
すっぱさはほとんど感じません。
一方でスースー感は少しはっきりしています。
ピリピリ感はありません。
甘みはややはっきりでしょう。
べとつかないものの、幅があることがよくわかります。
やや濃醇でちょいスースッキリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)はっきりで飲み応えバッチリなのに、角や粗さを全く感じませんでした。
渋みがちょっとだけありましたが、それもいい感じに味わいを引き締めているようでした。
甘みもけっしてくどくはなく、味わいを和らげておりました。
それでいてキレがよく、ちょいスーがスッキリ感を添えているようでした。
これはうまいね!
やや甘口ですが、食事とバッチリでした。
今日はどうしてもから揚げでしたが、
薫長のしっかりしたうまみとスッキリ感とがよく合いましたとさ。
(※1)『九州十色シリーズ 大分の酒蔵』p.119(2005.2 おおいたインフォメーションハウス)
この記事へのコメント
pooh
日田のクンチョウ酒造にも寄られたのですね。
行ったことがあるので嬉しいです。町並みの様子を拝見して
また散策したくなりました。
skekhtehuacso
街並みを眺めるのも身の危険を感じながらでしたよ。
ひと休みしたお店で聞いたら、この道が日田の南北を貫く最短の道なんだってさ。