製造者 千年一酒造株式会社
兵庫県淡路市久留麻2485-1
アルコール分 14度
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合 60%
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)
千年一酒造さんのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。
【お酒】2293.千年一 特別純米酒 300ml
【お酒】2294.千年一カップ
【お酒】2295.千年一 千どり 180ml
今日いただくこのお酒ですが、透明の箱に収納されておりました。
中にあったのはお酒と共に、
“伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)略誌”だってさ。
割愛。
酒銘は、“國生みの雫”。
“淡路幽宮御領酒”だってさ、
御料酒ってのは知っているけれど、御領酒ってのは初めてだなや。
品質表示はこちら。
精米歩合60%の特別純米酒。
話のネタもないことですので、いただきましょう。
特別純米酒には香りを特長とするものもございましたので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、少し茶色がかっておりました。
香りはなし。
うまみはやや濃いめ。
米のうまみに厚みを少し感じるとともに、穏やかな熟成感を少し感じます。
軽い苦みもあって、軽いけれども少し鋭いみたいです。
キレはまあまあかな。
酸味はややはっきり。
すっぱさが強くはないものの、少し鋭く感じます。
酸味の深みも少し感じます。
スーはなく、ピリもなし。
甘みはややひかえめ。
後味で少し感じます。
やや濃醇でちょい枯ちょい苦ちょいすっぱちょい深旨やや辛口のおいしいお酒でした。
味の要素は複雑であったものの、それぞれが突出することなくうまくまとまっているようでした。
なかなか行けると思いました。
次に、残りを燗で試して見ました。
アルコール香が少し立ちました。
キレが良くなって、初めに甘みがぼんやりとちょっとだけ現れてスッと姿を消しました。
米のうまみは厚みが引きました。
苦みは完全に消えました。
でも、穏やかな熟成感はそのまま。
すっぱさと酸味の深みとも、ちゃんと残っておりましたよ。
燗にすると、やや淡麗でちょい枯ちょいすっぱちょい深スッキリ旨やや辛口のおいしいお酒になりました。
燗のほうが、うまみの厚みが引くとともに、キレが良くてスッキリしておりました。
それ故に、こちらはやや淡麗でしょう。
でもちょい枯やちょいすっぱちょい深は残っており、飲み応えがありました。
しかも苦みが引いて、飲みやすくなりました。
面白いかったのは甘みで、冷たいときには後味で感じたのに、燗にすると最初に出てきて一瞬で消えたことでした。
“國生みの雫”は、冷やしても燗でもおいしいお酒でした。
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