【お酒】2267.甲子(きのえね) 純米 やわらか 缶(ICHI-GO-CAN)

製造所:株式会社飯沼本家 千葉県印旛郡酒々井町馬橋106 販売者:株式会社Agnavi 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目2番18号 加工所:埼玉県比企郡小川町大字青山字木ノ下1581-1 品目:日本酒 ●原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米) ●精米歩合:68% ●アルコール分:15度 ●内容量:180mL (以上、ラベルより転記) 飯沼本家さんのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。 【お酒】26.ちばの地酒 通酒 カップ 【お酒】243.甲子正宗(きのえねまさむね) 純米酒 300ml 【お酒】500.ツーカップ200 【お酒】1322.甲子チーバくんカップ 【お酒】1328.ちばの地酒 通酒 本醸造 房総発見伝 カップ 今日いただくこのお酒は、“甲子 純米 やわらか”。 造っているのは飯沼本家さんですが、この缶入り清酒も製造者と充填者とが異なる“ICHI-GO-CAN”なる商品でした。 この“ICHI-GO-CAN”も、これまでに紹介した磐城壽と奥の松と同じく、製造年月がどこにも表示されておりませんでしたよ。 ルール(清酒の製法品質表示基準(平成元年11月22日国税庁告示第8号))を確認したところ、製造年月の表示は任意的記載事項(同5(10))とされていました。 どうやら令和4年の改正で、同5年から任意になったみたいでした。 なーんだ、オイラが勝手に表示が義務だと…

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【お酒】2215.のこぎりやま 本醸造 カップ

発売元:フェリー興業株式会社 千葉県富津市金谷4303 製造者:和蔵酒造株式会社 千葉県富津市竹岡1 日本酒 本醸造 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール 精米歩合 70% アルコール分 15度 内容量180ml (以上、ラベルより転記) 千葉県の浜金谷(富津市)と神奈川県の久里浜(横須賀市)とを結ぶ、東京湾フェリー。 その千葉県側の乗り場にあった売店で入手したカップ酒を、昨日に引きつづきいただきます。 今日いただくのは、“のこぎりやま”。 千葉の名峰“鋸山”(標高329m)をその名にいただくお酒でした。 と言っても、きっと千葉県民以外は誰もその名を知らんことでしょうけれど。 中身は、精米歩合70%の本醸造でした。 本醸造ですから、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、かすかに金色でした。 香りは、鼻を近づけるとかすかに枯れていて、またかすかにアルコール香を感じます。 うまみはやや濃いめ。 やっぱり枯れておりますが、枯れ具合に角がないですね。 米のうまみもふんわりと感じ、アルコール香もあります。 軽い苦みをちょっと感じますが、冷めるにつれて目立つようです。 キレはよいですね。 酸味はひかえめ。 すっぱさはほとんど感じません。 ちょいスーですが、ピリはなし。 甘みは、うーん、ややひかえめかな。 存在はわかるもののかなり弱めで、かつ前に出てきません。…

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【お酒】2214.かなや丸 純米酒 カップ

発売元:フェリー興業株式会社 千葉県富津市金谷4303 製造者:和蔵酒造株式会社 千葉県富津市竹岡1 日本酒 純米酒 原材料名 米(国産)米こうじ(国産米) アルコール分 15度 内容量180ml 精米歩合/62% (以上、ラベルより転記) 千葉県の浜金谷(富津市)と神奈川県の久里浜(横須賀市)とを結ぶ、東京湾フェリー。 その千葉県側の乗り場にあった売店で入手したカップ酒をいただきます。 今日いただくのは、“かなや丸”。 造っているのは、和蔵酒造さん。 富津市竹岡に蔵を置く蔵元さんです。 和蔵酒造さんのお酒は、かなり前に以下のものをいただいております。 【お酒】52.聖泉(セイセン) 純米 カップ 【お酒】659.鹿野山(かのうざん) カップ 今日いただくこの“かなや丸”は、純米酒。 品質表示から察するに、このブログの草創期にいただいた聖泉カップと同じ中身なのかも。 まあでも10年前のことですから、その味は完全に忘れてしまっております。 それ故、新規のお酒だと思っていただいてみたいと思います。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、きれいな金色でした。 香りは少し枯れていて、少しアルコール香を伴います。 うまみは濃いめ。 枯れているものの、米のうまみもしっかりわかります。 熟成感に角はないものの、かすかに苦みがあるようです。 キレはまあまあか…

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【お酒】2006.福祝 夏の吟醸 カップ

製造者 藤平酒造合資会社 千葉県君津市久留里市場35 原材料 米(国産)・米麹(国産米) 精米歩合 55% アルコール度数 16度以上17度未満 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 「主要銘柄の「福祝」(ふくいわい)は、古来から、先代社長がおめでたい行事には清酒が愛飲されてきたことから、七福神の「福」をとり、めでたさが重なるという意味で命名された。」(※1)という福祝。 蔵元の藤平(とうへい)酒造さんは、「先代社長のご遺志を受けて、藤平恵子社長が3人の男の子と共に美酒を醸造されている。その味は、南部杜氏の伝承する熟成感と、まろ味の芳しさが特徴。」(※2)なのだとか。 一方で、味ノマチダヤにて入手したこのカップ酒は、“夏の純吟”なんだってさ。 それではいただきます。 純米吟醸酒ですし、夏酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は・・・、 わかるわけないか。 かすかに黄色がかっているようでした。 上立ち香はないですね。 含んでもわかりません。 でも、フレッシュな風味を少し感じます。 うまみはやや濃いめでしょう。 米のうまみに厚みを少し感じます。 カラメルのような風味もちょっとだけ感じます。 苦みがあって、強くはないものの鋭さを少し感じます。 キレはまあまあかな。 酸味はややはっきりでしょう。 すっぱさが少し強めで、鋭さも少し感じます。 でも、酸味自体の…

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【お酒】1811.吉壽 カップ

吉崎酒造株式会社 千葉県君津市久留里市場102 (カップの印刷事項より転記) 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類 アルコール分 15度以上16度未満 内容量 180ml (フタより転記) 「久留里盆地の真ん中を、小櫃川が南から北へ流れ、川床や川岸に湧水が噴き出し、民家のすぐそばには“上総掘り”の井戸があって、年中冷たい清水があふれ出ている。」(※1)という、房総半島のほぼ中心に位置する街、久留里(くるり)。 なんでも「房総で一番雨の多い房総丘陵・三石山系の山林に降った雨が大地にしみこみます。それが湧水となって、水の町・久留里に、そして酒蔵へとよみがえるのです。」(※2)とあるとおり、久留里は清水に恵まれた街なのだそうです。 今日は、そんな「城下町久留里で寛永元年(1624年:ブログ筆者追記)に創業した老舗で」(※3)であって、「千葉県の酒蔵で最も古い」(※4)という吉崎酒造さんのカップ酒をいただきます。 しかし残念ながら、糖類添加の三増酒(酸味料の表示なし)でした。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は少し茶色がかっていていて、透き通っておりました。 うまみはわかりにくいですね。 熟成感と似て非なる画一的な風味、クドさが最初に来ます。 渋みがあって、強くはないものの鋭さを感じます。 それでいて透明感がバッチリで、キレがよいですね。 酸味はひかえめです。 …

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【お酒】1796.旭鶴 佳撰 カップ

製造者 株式会社旭鶴 千葉県佐倉市馬渡918 アルコール分15度 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール・糖類 内容量 180ml (以上、ラベルより転記) 一昨日いただいた1794.旭鶴 上撰 300ml、そして昨日いただいた1795.旭鶴 特別本醸造 冷酒 300mlに引きつづき、今日も旭鶴さんのお酒をいただきます。 今日いただくのは、佳撰の小印(かつての級別制度下における二級酒相当か?)が付された、糖類添加(酸味料添加なし)の三増酒でした。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、少し着いておりましたよ。 あれ? うまみはやや濃いめですぞ。 最初に熟成感が来ますね。 枯れた感じが出ておりますが、角や荒さは感じません。 酒臭さ(ほめ言葉です)もじんわりと感じます。 苦みや雑味はないですね。 キレはよく、透明感を少し感じます。 酸味はややひかえめかな。 すっぱさは弱めで、鋭さをちょっとだけ感じます。 スースー感は少しはっきりしておりますが、ピリピリ感はありません。 甘みはややはっきりでしょうか。 幅は少し感じるものの、意外にもべとついた感じやクドさはありませんよ。 やや濃醇でちょい枯ちょいスー旨やや甘口のおいしいお酒でした。 枯れているものの、荒さや角がなくて穏やかでした。 それに酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)も感じて、けっしてペラペラ…

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【お酒】1795.旭鶴 特別本醸造 冷酒 300ml

製造者:株式会社旭鶴 千葉県佐倉市馬渡918 アルコール分14度以上15度未満 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 精米歩合 60% 内容量 300ml (以上、ラベルより転記) 昨日いただいた1794.旭鶴 上撰 300mlに引き続き、今日も旭鶴さんのお酒をいただきます。 今日いただくこのお酒は、特別本醸造の冷酒なんだってさ。 “要冷蔵”の表示がありましたが、蔵元さんのWebsiteによれば生酒ではなくて生貯蔵酒なんだってさ。 旭鶴の手印には、“壽”の文字が付されておりましたよ。 “冷酒”と銘打たれておりましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。 上立ち香はないですね。 一口含むとフレッシュな風味をほんのりと感じます。 うまみは“ちょい濃いめ”といったところでしょうか。 米のうまみに厚みを感じますが、同時に軽さもありますね。 苦みがあって、弱めではあるものの重さを少し感じます。 キレはとてもよく、スッと引いて行きます。 酸味はややひかえめでしょうか。 すっぱさは弱めで、鋭さはそれほど感じません。 スースー感はなく、ピリピリ感もありません。 甘みはややはっきりでしょう。 けっしてべとつかず、クドさもありませんが、甘み自体に幅を感じます。 ちょい濃醇で爽快ちょい苦旨やや甘口のおいしい…

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【お酒】1794.旭鶴 上撰 300ml

製造者 株式会社旭鶴 千葉県佐倉市馬渡918 アルコール分15度 原材料名 米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール 内容量 300ml (以上、ラベルより転記) 今日は、千葉県佐倉市に蔵を構える旭鶴さんのお酒をいただきます。 今日いただくこのお酒は、上撰の小印が付された普通酒でした。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。 燗をつけると、酒臭い(ほめ言葉です)香りがほんのりと立ってまいりました。 うまみはやや濃いめです。 米のうまみが最初に来て、じんわりと感じます。 酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)がそれに続きますが、香りほど目立ってはいないみたいです。 苦みや雑味はまったくありません。 キレはよく、スッと引いていきますよ。 酸味はややはっきりでしょう。 すっぱさが強くはないものの、鋭さをはっきりと感じます。 スースー感が少しはっきりしておりますが、ピリピリ感はありません。 甘みはややはっきりだね。 べとついた感じはないものの、甘み自体に幅を感じます。 やや濃醇でちょいすっぱちょいスー旨やや甘口のおいしいお酒でした。 うまみは米のうまみがメインで、それを酒臭さ(くどいようですが、ほめ言葉です)が追うことで味わいに厚みが増しているように感じました。 さらに幅のある甘みがコクを添えておりました。 それでいてキレがよく、…

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【お酒】1727.仁勇 生貯蔵酒 180ml

製造者 鍋店株式会社 千葉県成田市本町338番地 製造所 神崎酒造蔵 千葉県香取郡神崎町神崎本宿1916番地 内容量 180ml アルコール分 14度 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)醸造アルコール (以上、ラベルより転記) 鍋店(なべだな)さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。 仁勇 山廃純米 カップ 仁勇カップ 浮世絵ラベル 仁勇 ロッテマリーンズ 純米吟醸パック升付き 180ml 仁勇 本醸造 樽酒 300ml 仁勇 うなりくんカップ 今日いただくこのお酒は生貯蔵酒ですが、どうやら普通酒のようでした。 この瓶には、かつて北鹿 本醸造 生貯蔵酒 雪オーロラ 180mlと、小粋な奴 180mlとで出会っておりましたよ。 生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、ほぼ透明でした。 生貯特有のフレッシュさは弱めです。 うまみは淡めですが、淡めなりによくわかります。 米のうまみが淡めなりに少し厚めで、それが舌の上に乗っかる感じがします。 苦みがあるものの、弱めでそれほど鋭くはないみたいです。 酒臭さや熟成感は感じません。 キレはよいですね。 酸味はややひかえめでしょう。 すっぱさは弱めですが、鋭さを少し感じます。 スースー感はないものの、かすかにピリッとくるみたいです。 甘みは意外にもひかえめですぞ。 かなり弱めです…

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【お酒】1677.木戸泉 本醸造 生 300ml

木戸泉酒造株式会社 千葉県いすみ市大原7635-1 生酒 要冷蔵 原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール 精米歩合65% アルコール分14度以上15度未満 内容量300ml (以上、ラベルより転記) 千葉県の外房(東岸)にある、JR外房線の大原駅(いすみ市)。 大原駅の正面から駅前通りを200mほど北上したところにあるのが、木戸泉酒造さんです。 木戸泉酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。 【お酒】1.木戸泉 醍醐 特別純米酒 【お酒】655.木戸泉 特別純米 山田錦 カップ(二回目はこちら) 【お酒】656.木戸泉 本醸造 大原はだか祭り カップ 今日いただくこのお酒は、本醸造の生酒でした。 その木戸泉酒造さんでは「高温山廃酛」という酒母を用いているそうです。 このことについてはかつてこちらで触れておりますが、高温山廃酛は「五五度の高温で仕込み、培養した乳酸菌を添加する。速醸モトは直接乳酸を投与する。乳酸を使用しないので、高温山廃酛と呼んで現在に至るが、正確には高温乳酸菌利用酒母という名が正しいように思う。」(※1)という記述を見つけましたので、ここに追加しておきます。 それではいただいてみたいと思います。 生酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、よくわかる程度に黄色がかっておりました。 上立ち香はないですね。…

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