【お酒】591.賀茂鶴 生囲い純米酒 生貯蔵酒 300ml

賀茂鶴酒造株式会社ト 広島県東広島市西条本町4番31号 アルコール分/14度以上15度未満 原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合/65% 日本酒度/+4 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 賀茂鶴酒造さんのお酒は、かつて上等酒カップと純米酒、本醸造辛口カップを、さらにオバマさんも飲んだ大吟醸の特製ゴールド賀茂鶴をいただいております。 今日いただくこのお酒は、純米の生貯蔵酒です。 ラベルを読むと、「未開栓ならば製造年月から1年を過ぎても熟成した味わいをお楽しみ頂けます。」と書いてありました。 生貯蔵酒って、フレッシュな風味を残していることが売りのはずですよね。 その生貯蔵酒を熟成させると、いったいどんな味になるのでしょうか。 とても面白そうですが、私は一年も待てませんので、さっさといただいてみたいと思います。 生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 このお酒ですが、色が少し着いているのがわかります。 生貯蔵酒だけあって、一口含むと、フレッシュな風味が口の中に広がります。 うまみは淡めですが、しっかりしています。 やわらかいうまみで、酒臭さはないみたいです。 苦みが少しはっきりしていますが、いやな苦みではないですね。 酸味はひかえめです。 少しさわやかさを感じる程度です。 甘みもひかえめですが、その存在はわかります。 フレッシュな風味に苦みが味を引き締める…

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【お酒】558.宝寿 生一本 純米酒 300ml

藤井酒造株式会社 広島県竹原市竹原本町三丁目4-14 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合 65% アルコール分 15度 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 今日は、銀座にある広島県のアンテナショップ“TAU”で入手したこの純米酒をいただきます。 このお酒には、“生一本”の名称がつけられています。 生一本という名称は、お酒が「単一の製造場のみで醸造した純米酒」である場合にだけ、使用することができます(※1)。 この生一本については、簡単にではありますがかつてこちらで紹介しておりますので、ご覧いただければと思います。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 このお酒ですが、おいしそうな色が少し着いています。 口に含むと、お酒の香りが鼻へと抜けていきます。 吟醸香ではなくて、お酒の甘い香りです。 うまみは濃くて、しっかりしています。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみが豊かです。 香ばしい風味も少しするようです。 それでいて、苦みや雑味はありませんね。 酸味はかなりはっきりしています。 すっぱさが豊かで、しかも酸味自体に深みを伴っています。 ですが、刺激やピリピリ感はありません。 甘みは少し感じます。 さらっとした、ベトつかない感じの甘みです。 濃くてしっかりしたうまみと、深みのある酸味との、濃醇旨口のおいしいお酒でした。 この深みのある…

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【お酒】486.醉心 純吟カップ

株式会社醉心山根本店 広島県三原市東町1-5-58 アルコール分15度 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合 60% 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 醉心山根本店さんのお酒は、かつて普通酒の上撰醉心カップと、醉心の純米吟醸醉心稲穂とをいただいております。 今日いただくこのお酒は、純米吟醸酒のカップ酒です。 品質表示から判断するに、このお酒って、中身はもしかしたら純米吟醸醉心稲穂と同じかもしれません。 同じなのか否か、はたしてそれを私の舌で判断することができるのでしょうか。 (ムリだな) 純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 うまみはやや淡めですが、しっかりしています。 お米のうまみを感じることができます。 吟醸酒らしい苦みも少しはっきりしています。 酸味はひかえめです。 少しすっぱさを感じる程度です。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みはひかえめですが、その存在はわかります。 お酒の味にコクを添えています。 お米のうまみに、ひかえめの酸味と苦みとが気持ちよい、やや淡麗でやや辛口のおいしいお酒でした。 たぶんこれは、純米吟醸醉心稲穂と同じお酒でしょう。 (まちがっていたら責任取れよ!) ところで、今週末は聖地へ巡礼に行ってまいります。 次の更新は、週明けになる予定です。

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【お酒】462.醉心 純米吟醸 醉心稲穂 180ml

株式会社醉心山根本店 広島県三原市東町1-5-58 アルコール分15度 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合 60% 仕込水 広島県中央部の鷹ノ巣山山麓の伏流水 180ml詰 (以上、ラベルより転記) “横山大観愛飲の酒”と言われている醉心山根本店さんのお酒は、かつて普通酒の上撰醉心カップをいただいております。 今日いただくこのお酒は、純米吟醸酒です。 このお酒には、キャップのところにプラスチック製の小さいカップがついています。 このお酒は京都駅の売店で入手しました。 それ故、おそらくこれは列車の中で飲んでもらうためのサービスではないかと思います。 しかし、誰が付けたのか(蔵元さんが付けたのか、あるいは販売店によるものなのか)はわかりません。 カップ酒を片手に車窓を眺めるのもよいですが、こういうお酒をチビチビとやりながらの旅もなかなかよいかもしれません。 ですが私は、自分の部屋で一人静かにいただきます。 純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 うまみはやや淡めですが、しっかりしています。 お米のうまみそのものです。 それに、吟醸酒らしい苦みを少し感じます。 酸味はひかえめです。 ちょっとだけさわやかさを感じる程度です。 すっぱさはなく、刺激やピリピリ感もありません。 甘みはひかえめで、少しだけ感じます。 お酒の味にコクを添えています。 凝縮された…

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【お酒】426.誠鏡 180ml

中尾醸造株式会社 広島県竹原市中央五丁目9番14号 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール アルコール分 15度以上16度未満 精米歩合 65% 180ml詰 (以上、瓶の印刷事項より転記) 中尾醸造さんのお酒は、かつて誠鏡の吟醸 幻をいただいております。 今日いただくこのお酒ですが、店頭では本醸造として販売されておりました。 しかし、このお酒のどこを見ても、本醸造である旨の表示はありません。 精米歩合は65%ですので、このことから本醸造の規格に該当していると判断したのかもしれません。 しかし、本醸造を名乗るための要件は、精米歩合だけではありません。 それに、蔵元さんのWebsiteを見ても、今日いただくこのお酒の紹介はされておりませんので、本当に本醸造なのかどうかはわかりません。 この件については、ここでは判断を避けておきたいと思います。 普通酒であろうと本醸造であろうと、今日もぬる燗でいただきます。 その前に、瓶に入っているときはわかりませんでしたが、このお酒はけっこうよい色をしています。 うまみは濃くて、しっかりしています。 でも、酒臭さはひかえめで、どちらかというとやわらかいうまみです。 酸味もけっこうはっきりしています。 やや強めのすっぱさと、それにさわやかさとを感じました。 でも、刺激やピリピリ感はありませんでした。 甘みもかなりはっきりしています。 濃いめのや…

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【お酒】375.賀茂泉 朱泉 イズミカップ

賀茂泉酒造株式会社 広島県東広島市西条上市町2-4 原材料名 米・米こうじ(国産米100%)・醸造アルコール アルコール分 15度 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 賀茂泉酒造さんは、純米酒の製造に力を入れているそうです。 そのことについて、ある文献では以下のように紹介しています。 「銘柄を代表する「本仕込」は、一度口にすると忘れ難い。ほんのりとした山吹色、そして独特のコク。純米酒の持ち味を、100%出しているのが特徴だ。それは炭素濾過をしないことによる。」 「社長は「スミは悪いものを取るが、いい色や味も取ってしまう」。純米酒の個性を殺さないために、あえて濾過をしない。」 「個性を「日本酒本来の純米」に求め、試験醸造に着手したのは昭和四十年。まだ三増酒が当たり前の時代、他メーカーに先駆けてである。」(※1) 一方、今日いただくこのお酒は純米酒ではなくて、醸造アルコールを添加してある普通酒です。 はたしてこの普通酒には、賀茂泉酒造さんの純米酒製造に対する考え方がどれほど反映されているのでしょうか。 このお酒ですが、色はけっこうはっきりしています。 純米酒と同じように、もしかしてこのお酒もろ過をしていないのでしょうか。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 燗にすると、お酒の香りがフヮーッと漂ってきます。 うまみは濃いめで、かなりしっかりしています。 醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみが口…

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【お酒】369.千福 上撰 純米Vパック

株式会社三宅本店 広島県呉市本通七丁目9番10号 日本酒度/+5 仕込水/灰ヶ峰伏流水 アルコール分/15.5度 原材料名/米・米こうじ 国内産米100%使用 精米歩合/65% 180ml (以上、カップの印刷事項より転記) 三宅本店さんの千福は、かつて糖類・酸味料添加の精撰Vパック 赤、そして糖添でない普通酒の上撰Vパック 青をいただいております。 今日いただくこのお酒は純米酒です。 純米酒だからなのでしょうか、普通酒よりも品質表示が詳しくなっています。 しかし、これを読んだだけでは、お酒の味はわかりません。 おいしいお酒であることを願いつつ、今日もぬる燗でいただきます。 うまみはやや淡めです。 酒臭さはひかえめで、むしろやわらかいうまみです。 ほんのわずかに苦みを感じます。 酸味は強めで、はっきりしています。 ちょっとピリッと感じます すっぱさは、かなり豊かです。 甘みはひかえめです。 すっぱさが豊かな、やや淡麗で辛口のお酒でした。 うまみは普通酒の上撰Vパック 青とそれほど変わらないと思います。 しかし、すっぱさが豊かで、しかも甘みがひかえめなので、上撰Vパック 青よりも辛口に感じると思います。 飲み比べてみたほうがよかったかもしれません。 私は、上撰Vパック 青のほうがおいしいように思いました。

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【お酒】367.千福 上撰Vパック青

株式会社三宅本店 広島県呉市本通七丁目9番10号 アルコール分15.5度 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 180ml (以上、カップの印刷事項より転記) 三宅本店さんの千福は、かつて精撰Vパック 赤をいただいております。 精撰Vパック 赤は、糖類・酸味料添加の三増酒でした。 一方、今日いただくこのお酒は、上撰(かつての一級酒相当か)を名乗るだけあって、糖類や酸味料を添加せずに造ってあるようです。 このことが、はたしてお酒の味にどのように影響するのでしょうか。 今日もぬる燗でいただきます。 うまみは淡めですが、はっきりしています。 やわらかいうまみですが、わずかに酒臭さ(←ほめ言葉です)を感じます。 少し苦みを感じますが、それがうまみと合っているようです。 酸味は少し強めで、これもはっきりしています。 少しピリッと感じます すっぱさも感じます。 甘みはややはっきりしています。 べとつかないさらっとしたうまみで、クドさを感じません。 強めの酸味と甘みとがよく合っていて、しかもうまみも感じとることができる、やや淡麗で甘辛口のおいしいお酒でした。 うまみは、精撰Vパック 赤よりもはっきりしていると感じました。 これは、糖類を使わずにお米で造ってあるからでしょうか。 酸味については、精撰Vパック赤よりも強めで、少しピリッとしていました。 酸味の出かたについて、かつて私は、“液化仕込…

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【お酒】359.竹鶴 純米カップ

竹鶴酒造株式会社 広島県竹原市本町三丁目10番29号 アルコール分15度以上16度未満 原料米はすべて国産 原材料名 米・米こうじ 精米歩合70% 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 竹鶴酒造さんについて、ある文献では以下のように紹介していました。 「創業は江戸時代中期にさかのぼる。当時が製塩業が中心だった。酒づくりは享保十八(1733:ブログ筆者追記)年からで、二百六十年の歴史がある。」 「ニックウヰスキー創業者竹鶴政孝の生家であることでも知られる。」(※1) はからずも、ある意味タイムリーなお酒に出会ってしまいました。 朝ドラのことよりも、大事なのはこのお酒の味です。 竹鶴酒造さんのお酒の味は、「一言で言えば、濃醇で小味のきいた、飲んだという実感のあるタイプの酒です。」とのこと(※2)。 この味には、どうやら竹鶴酒造さんの杜氏さんの経歴も影響しているのかもしれません。 ある文献では、その杜氏さんのことを以下のように紹介していました。 「杜氏の石川達也さんは、早稲田大学在学中に「神亀」に魅せられ、蔵人として4年間修行したあと、郷里の広島にあるこの蔵に入り、3年目には杜氏に就任。」(※3) また、別の文献では、石川杜氏さんが神亀と出会ったときの心境を以下のように紹介していました。 「それまでは酒は構えて飲むものという感じだったが、神亀を味わうと、体も精神も解放される気分だった。自分には純米のひこ孫だけあれば、もう他の酒はい…

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【お酒】357.大吟醸 特製ゴールド賀茂鶴 角瓶&丸瓶

賀茂鶴酒造株式会社ト 広島県東広島市西条本町4番31号 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 精米歩合 50% アルコール分 16.0度以上17.0度未満 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 賀茂鶴酒造さんのお酒は、かなり前に上等酒カップと純米酒とを、そして最近になって本醸造辛口カップをいただいております。 今日いただくこのお酒は、大吟醸です。 このお酒には、角瓶と丸瓶との二種類があるようです。 丸瓶のほうは、ハクション大魔王(←音が出ます)か、あるいはジニー(←音が出ます)が中から出てきそうなデザインですね。 (歳がばれるぞ歳が!) しかし、表示事項は同一のため、中身は同じお酒のようです。 今年の4月に、アメリカのオバマ大統領が来日しました。 日本の安倍内閣総理大臣は、オバマさんと銀座の寿司屋で会食しましたね。 その際に酌み交わしたお酒が、賀茂鶴さんのこのお酒だと言われています。 賀茂鶴さんのWebsiteではこのことが紹介されていますので、まちがいないと思います。 このお寿司屋さんは、席に座って出てきたものをひととおり食べれば数万円が飛んでいくという超高級店です。 当然ながら、大貧民の私がこのお店の敷居をまたぐなんて到底できません。 しかし、そんな超高級寿司店で出され、国を代表する人たちの間で酌み交わされたお酒を味わうことは、こんな大貧民の私にも可能なのです。 洋酒と…

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