【お酒】1330.冨士正 特撰 カップ

藤本雅一醸 大阪府藤井寺市2丁目1番10号 原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール アルコール分15.0度以上16.0度未満 180ml詰 (以上、フタより転記) “富士正”は静岡県にありましたが、こちらの角(つの)のない“冨士正”は久々の大阪酒でした。 かつて秋鹿をいただいて以来、大阪府のお酒は4年ちょっとの間隔をあけてようやく2例目ですよ。 普通酒ですが、特撰の小印が付けられておりました。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は少し着いていることがわかる程度で、かつ透明感がありました。 あー、なるほど! アルコール香が少しはっきりしています。 意外にも、うまみはやや濃いめです。 酒臭さ(←ほめ言葉です)は少しだけですが、ウィスキーのような風味が豊かです。 それに軽い苦みが少しあるようです。 でもキレはよく、スッと引きます。 酸味はややはっきりしています。 すっぱさは強くはないものの、鋭さをちょっとだけ感じます。 それにちょいピリですね。 甘みははっきりしています。 べとついた感じはないものの、厚みを感じる甘みです。 独特の風味が豊かで、甘みに厚みを感じる、やや濃醇でちょい苦ちょいピリ甘口のお酒でした。 ウィスキーっぽい風味に甘みが豊かで、かなり独特な味わいでした。 この風味は、かつて山陰、それも島根県のお酒で何度か感じたことがあ…

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【お酒】34.秋鹿 純米酒 千秋 300ml

秋鹿酒造有限会社 大阪府豊能郡能勢町倉垣1007 原材料名 米(国産)、米麹(国産米) 精米歩合75% アルコール度数 十四度以上十五度未満 (以上、ラベルより転記) 秋鹿ですよ。 平成15酒造年度(H15.7.1~H16.6.30)から、生産するお酒のすべてを純米酒にした蔵元です(※1)。 しかも、蔵元自ら田んぼを所有し、夏は米作り、冬は酒造りをしているほどのこだわりよう。 自営田から収穫した米と、契約農家が栽培した米とで、使用する酒米の7割をまかなうとのこと(※2)。 実は、このお酒をこのブログで紹介してよいものか、かなり迷いました。 これほどこだわって造っていらっしゃるお酒を、ただの酒好きの私がどうのこうのと言ってよいものなのか。 秋鹿さんのお酒に対する想いとこだわりを十分に考慮しつつ、いただいてみたいとおもいます。 いただいたお酒は、300mlのほうです。 カップ酒のほうは、冷蔵庫の中でしばらく寝かせてみようとおもいます。 まずは、冷や(常温)でいただきます。 最初に、うまみを感じました。 けっこう濃いうまみです。 酸味もありますが、辛くはありません。 しかし、甘みはほとんど感じません。 うまみは濃いと思うのですが、甘みがないせいか、それほど濃醇には感じませんでした。 では、ここでぬる燗にしてみます。 すると、酸味が立ってきて、味がキリッと締まりました。 酸味でうまみが抑えられて、かなり辛口になったような気がします。…

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