【お酒】2329.おいしい大吟醸 紙パック 17度 180ml

製造者 株式会社小山本家酒造 さいたま市西区大字指扇1798番地 品目;日本酒 内容量:180ml 原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール 精米歩合:50% アルコール分:17度 (以上、紙パックの印刷事項より転記) 小山本家酒造さんは、世界鷹小山家グループの総帥。 グループ構成員名の製品ではなくて、小山本家酒造さんの名で世に送りだされているお酒は、かつて以下の物をいただいております。 【お酒】95.浜福鶴 大吟醸 備前雄町(灘浜福鶴蔵) 【お酒】1372.がま伝説 鬼ころし カップ(賜杯桜より継承?;製造所は北鹿) 今日いただくこのお酒は、紙パック。 ストローでチューチュー吸って飲むやつ。 でも実際にストローで吸って飲んでいる人を、あたしゃ見たことがございませんよ。 それなのに、中身はなんと大吟醸なんだってさ。 品質表示はこちら。 精米歩合は大吟醸の要件を満たす50%。 アル添大吟醸で、かつアルコール度数が17度と少し高め。 でもでもでも! 驚くべきは、そのお値段。 ワンカップ大関(普通酒)よりも安いじゃないですか? 大吟醸って、精米歩合を50%にするだけでは、けっして名乗ることは出来ないのです。 大吟醸を含む特定名称酒には共通する要件(米の品質/麹米の使用割合/アルコールの添加制限量)があって、それらを満たさなければたとえ精米歩合50%でも大吟醸はおろかその他の特定名称も…

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【お酒】1705.神亀 純米酒 カップ

神亀酒造株式会社 埼玉県蓮田市馬込三丁目74番地 アルコール分 15度 原材料名 米(国産)、米麹(国産米) 全量酒造好適米 精米歩合60% 内容量 180ml (以上、カップの印刷事項より転記) 「一九八七(昭和六十二)醸造年度」(※1)に全国に先駆けて「清酒製造量のすべてを純米酒に切り替えた」(※1)という神亀酒造さん。 しかも一番安価な「「神亀 純米」は、新潟の五百万石や長野の美山錦、徳島の山田錦を原料米にして六〇パーセントまで磨き、九号酵母で醸した酒をブレンドしてから二年熟成させる。」(※2)というこだわりぶり。 私がここで指摘するまでもなく、酒好きの諸兄におかれましては十分にご存知のことでございましょう。 その“神亀”のカップ酒は、このブログの草創期に東急東横店の地下にある酒コーナーで入手したもの一度いただいております。 ですが今回、池尻大橋駅近くの山手通り沿いにある酒店“でぐちや”さんでラベルのデザインが異なるものを見つけましたので、再度入手してみた次第でした。 (ラベルのデザインが異なれば別物と扱うのがこのブログのルールですので、別カウントにしてあります。) 品質表示は、かつていただいた神亀カップと同じでした。 ということは、中身は同じ製法で造られたお酒なのでしょう。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は金色で、少し透き通っておりました。 濃いね。 熟成感がバッチリで…

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【お酒】1372.がま伝説 鬼ころし カップ

株式会社小山本家酒造HO さいたま市西区大字指扇1798番地 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール・糖類・酸味料 アルコール分13度以上14度未満 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 小山本家酒造さんは、灘の浜福鶴や大館の北鹿、それに伏見の京姫などを束ねる世界鷹小山家グループの要となる蔵元さんですね。 それにしても、茨城県の筑波や東京の麻布ならばともかく、埼玉県の蔵元さんなのにどうして“がま伝説”なのでしょうか? それとも私が知らないだけで、もしかしたら埼玉にもがま蛙に関する伝説が存在するのかな? このお酒を入手してからそんなことを考えていたところ、葛飾区役所の近くにあったスーパーでこのお酒と再会したのです。 スーパーの売場ですから勝手に写真を撮ることは憚られたのですが、その売場ではこのお酒のことを“賜杯桜 がま伝説”として販売されておりましたよ。 賜杯桜というのは、おそらくかつて世界鷹小山家グループに属していた賜杯桜酒造(茨城県取手市)のことでしょう。 賜杯桜酒造はその後小山本家酒造に吸収合併されて会社としては消滅しているようですが、この酒銘だけは小山本家酒造さんの下で残されたのでしょうね。 茨城県取手市の蔵元さんが用いていた酒銘ならば、“がま伝説”も当たらずも遠からずといったとろでしょうか? なお、“鬼ころし”についてはかつてこちらで触れておりますので、ご参照ください。 そんながま伝説…

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【お酒】1363.日本橋 ホームカップ【訂正あり】

横田酒造株式会社 埼玉県行田市桜町2-29-3 アルコール分15.0度以上16.0度未満 原材料名:米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類・酸味料 180ml詰 (以上、フタより転記) “ホームカップ”はともかく、埼玉県のお酒なのにどうして“日本橋”なの? 蔵元さんのWebsiteでは、「文化二年(1805年)創業。初代横田庄右衛門は、滋賀県出身。他の近江商人と同じく、江戸の商圏で一旗上げるため、関東近郊の水の良い土地を選び、酒蔵を建てる。 酒名「日本橋」の由来は、創業者が、日本橋の酒問屋で修行の後、独立する際、"初心忘るべからず"、との家訓をこめてつけられたものです。」と紹介されておりましたよ。 創業なさった時期から推察するに、日本橋の酒問屋ってのは、もしかしたら日本橋の近くにある“新川”にあった酒問屋のことでしょうか? 中央区新川、この地図の中央部分にある堀割りの両岸です。 【訂正】新川は、埋め立てられていて現存しないみたいです。 下の地図中、右端にある“新川の跡碑”あたりから左上のほうへ延びていたみたいでした。 お詫びして訂正させていただきます。 この新川の両岸は、江戸時代から関東大震災の頃まで多くの酒問屋が軒を連ねていた場所で、下り酒(灘や伊丹、池田などいった関西の銘醸地から運ばれる酒)や地廻りの酒(江戸の周辺で造られた酒や尾張の中国酒のように、関西の銘醸地以外で造られた酒)が集まる、江戸東京に…

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【お酒】1347.直実 特別純米酒 カップ

権田酒造株式会社 埼玉県熊谷市三ケ尻1491 原材料/米(国産)・米麹(国産米) 原料米/さけ武蔵(熊谷産好適米) 精米歩合/60% 使用割合/100% アルコール分/15% 内容量/180ml (以上、ラベルより転記) 直実の上撰カップ(普通酒)、そして直実の特別本醸造カップに引きつづき、今日も権田酒造さんのお酒をいただきます。 きょういただくこのお酒は、特別純米酒です。 品質表示を見る限りでは、特別本醸造との差異は醸造アルコールの添加の有無のみでした。 それにこの特別純米酒にも、同じく埼玉県で育成された酒造好適米“さけ武蔵”が使われているようです。 特別純米酒には香りを特徴とするものもありましたので、まずは冷蔵庫でひやしたものをいただいてみたいと思います。 お酒の色は、少し黄色がかっておりました。 香りは感じませんでした。 うまみは濃くはないものの、しっかりしています。 かもし出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみがあって、米のうまみもほんのりと感じます。 でも、その米のうまみが舌の上にうっすらと広がるみたいです。 熟成感もごくかすかにあるみたいです。 また苦みがあって、強くはないものの鋭さを感じます。 キレはそれほどでもないみたいです。 酸味はややはっきりしています。 すっぱさがやや強めですが、角は感じません。 刺激やピリピリ感はありません。 甘みは、うーん、ややひかえめかな…

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【お酒】1346.直実 特別本醸造 カップ

権田酒造株式会社 埼玉県熊谷市三ケ尻1491 原材料/米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール 原料米/さけ武蔵(熊谷産好適米) 精米歩合/60% 使用割合/100% アルコール分/15% 内容量/180ml (以上、ラベルより転記) おとといいただいた直実の上撰カップに引きつづき、今日も権田酒造さんのお酒をいただきます。 今日いただくこのお酒は、熊谷産の“さけ武蔵”なる酒造好適米を100%使用した特別本醸造です。 この“さけ武蔵”なる酒米は、2004年に“むさしの酒6号”という系統名で育成されたという、埼玉県独自の酒米なのだそうです なんでも埼玉県では、この“さけ武蔵”が育成されるまでは独自の酒米を持たなかったのだとか。 このことについて、文献では以下のように紹介されておりました。 「県内で栽培される酒造好適米は若水のみで、酒米の90%以上を他県に頼っていた埼玉県において、独自の品種作出をめざした。晩生、耐倒伏性はやや弱。若水より千粒重は大きいが心白の発現はやや少で小さくまん中にある。」(※1) 「 埼玉県内では平成元年頃から、酒米として若水を栽培し、純米酒等の高級酒を醸造してきた。しかし若水は他県で開発された品種で、割れ易い等の欠点もあり、県内酒造業界からは埼玉県で開発された新たな酒米を求める声が挙がっている。  平成13年度に行った総米60kgの小規模性種製造試験の結果、埼玉県農林総合研究センターで育成したむさしの酒6号が…

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【お酒】1345.直実 上撰 カップ

権田酒造株式会社 埼玉県熊谷市三ケ尻1491 原材料/米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール 酵母/埼玉E アルコール分/15% 内容量/180ml (以上、ラベルより転記) 今日はね、熊谷直実の名を酒銘にいただくこのお酒をいただきますよ。 品質表示から判断するに、普通酒でしょう。 でも使用している酵母も表示されておりますね。 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は少し黄色がかっておりましたが、透明感がありました。 うまみは濃くはないものの、けっこうしっかりしています。 やわらかいうまみに厚みを感じるとともに、かもし出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみもかすかに感じます。 苦みや雑味は暖かいうちはありませんでしたが、冷めると苦みがかすかに出てくるようです。 キレはよく、透明感を少し感じます。 酸味はひかえめです。 すっぱさが弱めで、角を感じません。 でもちょっとピリッと感じて、それが冷めるにつれて目だってくるようです。 甘みはややはっきりしています。 べとつかないものの、甘みに厚みを感じます。 キレがよくて雑味が少ないもののしっかりしており、ピリが引き締める、ちょいピリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。 アル添が効いていて透明感があるものの、それでいてうまみがに厚みを感じるのでけっこうしっかりしているように感じました。 ピリピリ感がありましたが、それほど気…

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【お酒】1340.東白菊 本醸造 深谷の地酒 300ml

有限会社藤橋藤三郎商店 埼玉県深谷市仲町4-10 アルコール分15度 精米歩合65% 原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)醸造アルコール 300ml詰 (以上、ラベルより転記) 東白菊という銘柄のようです。 どうやら深谷の中心地に蔵を構える蔵元さんのようですね。 深谷のお酒はこれまでに菊泉やら織星やらといったものをいただきましたが、この蔵元さんで三軒目です。 深谷って、ちょっとした銘醸地のようですね。 本醸造ですので、今日もぬる燗をいただきます。 お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。 燗をつけると、酒臭い(←ほめ言葉です)香りがふわっと漂ってきましたよ。 最初に酸味がきますね。 すっぱさがやや強めですが、鋭さはそれほどでもないみたいです。 それに酸味自体に深みを少し感じます。 かすかにピリッとくるみたいです。 うまみはどちらかというとやや淡めでしょうか。 醸し出された酒臭い(←あくまでもほめ言葉です)うまみをかすかに、そして米のうまみもかすかに感じて、それらが舌の上にうっすらと乗っかるようです。 熟成感と軽い苦みともごくかすかにですが存在するみたいです。 キレはよく、スッと引きます。 甘みはややひかえめです。 弱めでかなりさらっとした甘みを少しだけ感じますが、弱いながらも厚みを感じます。 ですが、燗が冷めるにつれて引いていくみたいです。 酸味が効いている、や…

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【お酒】1338.織星(おりほし) 純米 無濾過生原酒 かすみざけ 180ml

丸山酒造株式会社 埼玉県深谷市横瀬1323 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米) 精米歩合 60% アルコール分 17% 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 埼玉県は深谷市に蔵を置く蔵元さんが造ったお酒です。 この蔵元さんのこと、あたしゃまったく知りませんでしたよ。 このお酒は、無濾過の生原酒なのだとか。 濾過についてはこちらを、生酒についてはこちら、そして原酒についてはこちらをそれぞれご参照くださいな。 無濾過だからでしょうか、滓が少しありましたよ。 純米の原酒ですから、アルコール度数は17度とやや高めでした。 アル添の原酒だと20度くらいになるでしょうけれど、純米だとこのくらいでしょうか。 生酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は少しにごっていて、かすかに茶色がかっておりました。 生酒らしいフレッシュさはありますが、しつこくはないですね。 滓があるものの、ざらつきは感じません。 うまみはやや濃いめです。 米のうまみがしっかりしていますね。 苦みや雑味はまったくありません。 軽い熟成感がごくかすかにあるみたいですが、もしかしたらこれは瓶の中で生じたものでしょうか? 純米ですが、キレはよいみたいですよ。 酸味はややはっきりしています。 すっぱさは強くはなく、わずかに感じるていどです。 でもそのわずかな酸味に深みを感じます。 刺激やピリ…

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【お酒】1337.枡川 金印カップ

川端酒造株式会社 埼玉県行田市佐間2-9-8 アルコール分15度以上16度未満 原材料名 米、米麹、醸造アルコール、 国産米100%使用 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 忍城でおなじみの行田に蔵を置く川端酒造さんのお酒は、かつて枡川 上撰 本醸造 300mlと、枡川 本醸造 辛口 300mlとをいただいております。 今日いただくこのお酒は、普通酒のカップ酒です。 それにしても、おもいっきり“One Cup”って書いてありますね。 特許情報プラットフォーム(独立行政法人工業所有権情報・研修館)で検索すると、“One Cup”は大関さんが商標として登録していることがわかるんですけれどね。 品質表示を見ていて気づいたのですが、糖類、酸味料の表示を(修正テープみたいなもので)消してありまりましたよ。 最近になって糖添を廃止なさったのでしょうか? 普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。 うまみはやや淡めです。 酒臭さ(←ほめ言葉です)は弱めで、それにウィスキーっぽい風味をかすかに感じます。 苦みも弱めですが、鋭さを少し感じます。 キレはよく、透明感すら感じます。 酸味ははっきりしています。 すっぱさが強めで、それに鋭いですね。 またちょっとだけピリッと感じます。 甘みはややひかえめかな。 かなりさらっとした甘みですが、厚みを少しだ…

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