《焼酎》266.あおちゅう 杜氏広江末博 30度 300ml

製造者 青ヶ島酒造合資会社 東京都青ヶ島村無番地 本格焼酎 青ヶ島焼酎 原材料名 さつま芋(国産)、麦麹(国産) 内容量 300ml アルコール分 30度 (以上、ラベルより転記) 伊豆諸島最南端の有人島である青ヶ島、 そこで造られている焼酎が、青酎(あおちゅう)。 これまでに、以下のものをいただいております。 《焼酎》242.青酎 池の沢 35度 300ml 《焼酎》251.あおちゅう 杜氏奥山直子 2022 30度 300ml 《焼酎》252.青酎GREEN 杜氏奥山晃 2021 20度 300ml 《焼酎》254.麦焼酎 恋ヶ奥 30度 300ml 《焼酎》264.あおちゅう 杜氏広江順子 30度 300ml 今日いただくのは、 “杜氏広江末博”。 青酎(あおちゅう)は、青ヶ島酒造に所属する杜氏がそれぞれ独自の製法で独立して製造していることから、杜氏の名前で分類するのだそうです。 その杜氏広江末博ですが、文献では以下のように評されておりました。 「青葉のような香りと酸味、苦みが強く、「あおちゅう」らしい飲み応えを存分に感じられる。」(※1) あたしゃこれまで青酎(あおちゅう)をいただいてきて思ったのは、“風味が洗練されていて飲みやすい。スッキリしている。”という感想でした。 しかし、文献の記載を見る限り、「苦みが強」いとあり、もしかしたら荒々しさを感じ取れるのでしょうか? そ…

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《焼酎》264.あおちゅう 杜氏広江順子 30度 300ml

製造者 青ヶ島酒造合資会社 東京都青ヶ島村無番地 本格焼酎 青ヶ島焼酎 原材料名 さつま芋(国産)、麦麹(国産) 内容量 300ml アルコール分 30度 (以上、ラベルより転記) 伊豆諸島最南端の有人島である、青ヶ島。 そこで造られている焼酎が、青酎(あおちゅう)。 青ヶ島酒造さんの青酎(あおちゅう)は、これまでに以下のものをいただいております。 《焼酎》242.青酎 池の沢 35度 300ml 《焼酎》251.あおちゅう 杜氏奥山直子 2022 30度 300ml 《焼酎》252.青酎GREEN 杜氏奥山晃 2021 20度 300ml 《焼酎》254.麦焼酎 恋ヶ奥 30度 300ml 今日いただくのは、 “杜氏広江順子”だってさ。 箱には大きめのシールが貼られておりましたが、 瓶のほうの識別手段はフタに貼られたこれだけ! 実際に杜氏として製造されているのは、広江清二さんとのこと。 《焼酎》251.あおちゅう 杜氏奥山直子 2022 30度 300mlの例と同じく、広江順子さんの造りを継承なさっているご親族の方なのかな? 品質表示はこちら。 なお、この“あおちゅう 杜氏広江順子”も、“自然麹”を使用しつつ、“どんぶり仕込み”で仕込んでいるのだとか。 “あおちゅう 杜氏広江順子”について、青ヶ島酒造さんのWebsiteでは、「毎年、古い酒に1年寝かせた新酒をブレンドして…

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《焼酎》259.八重椿 25度 180ml

製造者 八丈島酒造合名会社 東京都八丈島八丈町大賀郷1576 本格焼酎 原材料名 麦(国産)芋(国産)麦麹(国産米) アルコール分 25% 内容量 180ml (以上、ラベルより転記) 八丈島酒造さんの焼酎は、かつて以下の物をいただいております。 《焼酎》247.一本釣り 25度 300ml  《焼酎》255.一本釣り 25度 180ml 今日いただくこの“八重椿”は、麦と芋とを原料とした焼酎なんだってさ。 さつま芋の絵が描かれておりますが、 使用している原材料は、麦のほうが多いみたい。 この八重椿について、文献には以下の記述がありました。 「 創業は昭和二(一九三七)年。蔵元の奥山清満さんが杜氏を兼ね、いも焼酎と麦焼酎を造る。代表銘柄の「島流し」は、いも焼酎七〇%に麦焼酎をブレンドしたいも焼酎。「八重椿」はいも焼酎を約三〇%使用した麦焼酎である。」(※1) 麦と芋との双方を主原料として一度に仕込むのではなく、 麦焼酎と芋焼酎とを各別に製造し、出来た製品をブレンドしているのですね。 その焼酎は「蒸留後、約二年間、甕で貯蔵してから出荷する」(※1)とのことでした。 なお、気になる蒸留方法ですが、蔵元さんのWebsiteでは、「減圧・常圧蒸留ブレンド」と紹介されておりましたよ。 一方で八丈島酒造さんの麦焼酎「一本釣り」は減圧蒸留と紹介されておりました。 ということは、麦焼酎は減圧蒸留で、芋焼酎は常圧蒸留なのでし…

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《焼酎》255.一本釣り 25度 180ml

製造者 八丈島酒造株式会社 東京都八丈島八丈町大賀郷1576 本格焼酎 原材料名:麦(国産) 麦麹(国産) アルコール分25% 内容量180ml (以上、ラベルより転記) 八丈島酒造さんの焼酎は、これまでに以下のものをいただいております。 《焼酎》247.一本釣り 25度 300ml 今日いただくのも、一本釣り(麦焼酎)。 品質表示は、内容量を除いてもちろん同一。 それにしても、この手の容器(PETカップ?)で180mlってのは初めてかも。 これまでに出会ったもののほとんどは200mlのはずでした。 それにお値段は・・・。 観光地故か?、強気の価格でした。 今日はロックであおりたい気分なので、 ロックでいただきました。 トロリとした口当たりに、アルコール香。 ロックで出がちな苦みは少しだけ。 麦の風味が穏やかに効いていて、重さやクセなく、雑味も感じません。 麦の風味ふんわりで雑味なく上品な、おいしい麦焼酎でした。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ お読みいただいている皆様におかれましては、 昨日の記事に対してあたたかいコメントを頂戴いたしましたこと、 厚く御礼申し上げます。 <(_ _)> 昨日・今日ほど、SSブログを利用していてよかったと思った日はございません。 今回は、自分の配慮の無さが原因で、お世話をして…

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《焼酎》254.麦焼酎 恋ヶ奥 30度 300ml

製造元 青ヶ島酒造合資会社 東京都青ヶ島村無番地 本格焼酎 原材料 麦・麦麹 300ml詰 30度 (以上、ラベルと箱とから転記) 青ヶ島酒造さんの青酎(あおちゅう)は、これまでに以下のものをいただいております。 《焼酎》242.青酎 池の沢 35度 300ml 《焼酎》251.あおちゅう 杜氏奥山直子 2022 30度 300ml 《焼酎》252.青酎GREEN 杜氏奥山晃 2021 20度 300ml 今日いただくのは、 青酎(あおちゅう)の名が付されていない、 “恋ヶ奥(こいがおく)”。 恋ヶ奥というのは、青ヶ島の池之沢の南側にある、水源(大橋水源)を伴う森林地帯なのだとか。 なんでも、水を汲みに来た男女がついつい発展したりなんかしちゃったりしたんだってさ。 この図は右が北ですから、恋ヶ奥は左側のあたりでしょうか? ところで、 今までいただいた青酎(あおちゅう)は芋焼酎(主原料がさつまいも/麹は麦麹)でしたが、 この恋ヶ奥は、麦焼酎(主原料が麦)なのでした。 仕込み方法は、自然麹とどんぶり仕込み。 これは《焼酎》251.あおちゅう 杜氏奥山直子 2022 30度 300mlと同じですね。 自然麹を造る際には、このオオタニワタリの葉を用いるんでしたね。 しかもこの恋ヶ奥、酵母も自然酵母(蔵付酵母)を使用しているんだってさ。 度数がどこにも書いてない・・・。 と思った…

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《焼酎》252.青酎GREEN 杜氏奥山晃 2021 20度 300ml

製造者 青ヶ島酒造合資会社 東京都青ヶ島村無番地 本格焼酎 青ヶ島焼酎 原材料名 さつま芋(国産)、麦麹(国産) 内容量 300ml アルコール分 20度 (以上、ラベルより転記) 青ヶ島酒造さんの青酎(あおちゅう)は、これまでに以下のものをいただいております。 《焼酎》242.青酎 池の沢 35度 300ml 《焼酎》251.あおちゅう 杜氏奥山直子 2022 30度 300ml 今日いただくのは、“青酎GREEN”だってさ。 青酎で20度はめずらしい。 飲みやすくするためなのかな? そう言えば、20度は密造酒を追放するために設定された度数でしたね。 杜氏は、《焼酎》251.あおちゅう 杜氏奥山直子 2022 30度 300mlと同じ御仁。 ということは、製法も同じ(自然麹/どんぶり仕込)なのかな? それに“2021”とあるということは、少なくとも1年は熟成させているのかな? わからないことだらけですが、蔵元さんのWebsiteにも、そして手元にある文献(島へ 4月号(通巻110号) 2020.3 海風舎)にも、この青酎GREENに関する情報が掲載されておりますせんので、予想するしかないのです。 もしかしたら、新商品なのでしょうか?(これも予想) そんな素性のわからぬこの青酎GREEN。 いただいてみましょう。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 盃に注ぐ…

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《焼酎》251.あおちゅう 杜氏奥山直子 2022 30度 300ml

製造者:青ヶ島酒造合資会社 東京都青ヶ島村無番地 本格焼酎 青ヶ島焼酎 原材料名 さつま芋(国産)、麦麹(国産) 内容量 300ml アルコール分 30度 (以上、ラベルより転記) 今日は、 青酎(あおちゅう)をいただきます。 青ヶ島酒造さんの青酎は、《焼酎》242.青酎 池の沢 35度 300mlをいただいております。 「青酎って、なにい?」(←名古屋弁で)とお思いの御仁は、上記青酎池の沢へのリンク先記事をお読みいただきたく存じ奉ります。 “ 杜氏奥山直子”と表示されておりますが、 実際に造っていらっしゃるのは、息子さんである奥山晃さん。 なんでも、お母様の造りを受け継いでいらっしゃるのだとか。 その“ 杜氏奥山直子”のあおちゅうですが、文献には以下のような記述がありました。 「【アルコール度数】30度  【原材料】サツマイモ、麦麹  【麹菌】自然麹  【製法】どんぶり仕込み」(※1) まずは自然麹から、 自然麹については、青ヶ島独特の製麹法があるのだとか。 なんでも「奥山晃さんの場合は「自作した棚に1段ずつオオタニワタリをかぶせた麦を入れ、3日間ほど寝かせる。その間は温度が高くなりすぎないように温度や湿度を管理するようにしている」という。」(※2) オオタニワタリというのは、伊豆諸島に自生している大型のシダ植物です。 これを用いて、麹造りをしているのだとか。 酵母を植物から採取する…

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《焼酎》250.嶋自慢 25度 300ml

株式会社宮原 東京都新島村本村1-1-5 本格焼酎 アルコール分 25% 原材料 麦・麦麹 300ml (以上、ラベルより転記) 今日は、新島(伊豆諸島)で造られた焼酎“嶋自慢(しまじまん)”をいただきます。 麦麹使用の麦焼酎。 なんでも、「麦の香ばしい香りで、口あたりはやわらか。骨格はしっかりしている。全体的に甘みが強いが辛みもあり、全体のバランスはよい。」(※1)のだそうですよ。 ところで、 蔵元である宮原さんは、「伊豆諸島には珍しく、もともと清酒造りから出発した蔵」(※2)なのだそうです。 このことについて、文献には以下のような記述がありました。 「 新島で唯一の蔵である。前身の新島酒造は、大正一五(一九二六)年創業の清酒蔵だったそうだが、そのころのことはあまりよくわかっていない。清酒から焼酎に移行した時期も定かではない。確かなことは、先代が昭和五〇年代の半ばから麦焼酎の樽貯蔵を始めたということと、一〇年ほど前から樽貯蔵酒が島の人たちの愛飲酒になっているということだ。」(※3) 話のネタが尽きたところで、いただいてみたいと思います。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 香りはアルコール香のみ。 うわ! けっこうなスースーピリピリだこと! 麦の風味は弱めで、かすかに感じる程度。 軽い香ばしさをちょっとだけ感じます。 甘みはかなり弱め。 酸味のようなものもちょっとだ…

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《焼酎》247.一本釣り 25度 300ml

製造者 八丈島酒造株式会社 東京都八丈島八丈町大賀郷1576 本格焼酎 原材料名 麦(国産)麦麹(国産) アルコール分25% 内容量300ml (以上、ラベルより転記) 今日いただくのは、“一本釣り”。 八丈島酒造さんによって造られた麦焼酎です。 八丈島で焼酎と言えば、かつては芋焼酎でした。 しかし最近では、麦焼酎の生産量が芋焼酎のそれを凌駕しているのだとか。 そのことは、かつて八丈島を徘徊した際の報告記事で紹介しておりますので、適宜ご参照くださいな。 話のネタが尽きたところで、いただきたいと思います。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 香りはない。 含むとスース―ですが、ピリはそれほどでもないみたい。 麦の風味が穏やかでふんわりと効いています。 甘みは少し感じる程度。 重さや焦げ臭、その他雑味はゼロです。 次に、ロックで試してみました。 トロリとした口当たり。 ロックでありがちな苦みが少し出ました。 その他は、生と同じでしょう。 最後に、水割り(濃いめ)で試してみました。 スーは少し引きました。 そのせいか、麦の風味が前に出て来たように思います。 甘みはちょっと薄まるかな。 アルコールの風味の中に麦の風味が穏やかに効いている、おいしい麦焼酎でした。 減圧蒸留だけあって、雑味ゼロできれいな中に、麦の風味ふんわりでした。 …

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《焼酎》242.青酎 池の沢 35度 300ml

製造者 青ヶ島酒造合資会社 東京都青ヶ島無番地 品目名 本格焼酎 原材料名 サツマ芋(国産)麦麹(国産) 内容量 300ml アルコール分 35度 (以上、ラベルより転記) 今日は“青酎”をいただきます。 え? 青酎って何だって? “青酎”は、 青ヶ島で製造されている焼酎 です。 以上! いやいやいや、 それじゃわからんわ! では青酎のこと、そしてまずはその前提として青ヶ島のことについて、気が済むまで書いてやろうじゃあ~りませんか! 入手した順番に従えば、まず壱岐を徘徊して集めた壱岐焼酎の在庫を飲み尽くしてから八丈島の焼酎や青酎をいただくべきところ。 しかし、青酎に関する文献を読んでまとめてたり、島の絵を描いちゃったりしているうちに、とにかくはやく飲みたくなっちゃったのよね。 ま、そういうこともあります罠。 1.青ヶ島ってどこ? 青ヶ島は、八丈島のさらに南、東京都区部から358km南下した海上にある、伊豆諸島に属する島です。 面積は5.96平方キロメートル(青ヶ島村websiteより)で、 千代田区(11.66平方キロメートル)の約半分。 青ヶ島では、その島一つを村域として、“東京都青ヶ島村”と称する地方公共団体を形成しています。 人口は、およそ160人前後。 「青ヶ島村は人口が日本最少の自治体として…

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